ワンピース

スーパー歌舞伎II(セカンド)『ワンピース』を観て来ました。

『ワンピース』の原作は尾田栄一郎の人気漫画。その壮大な世界を四代目・市川猿之助さんが歌舞伎化した舞台です。

四代目は若い頃「新春浅草歌舞伎」に長いこと出ておられましたが、四代目を襲名なさってからは先代(現・猿翁さん)が創始したスーパー歌舞伎に、新展開を加えておられます。

今回も、スーパー歌舞伎オハコのド派手な演出が満載、さらに新演出もプラスして、やりたい放題。満腹感のある観劇でした。スーパー歌舞伎ツーと言わず、II(セカンド)と言う辺りも、猿之助さんらしくてニヤリとしてしまいます。

さて、今回のドラマの主題のひとつは、リーダーシップの在り方についてでした。それも海賊の親分のリーダーシップについて。

この話しは海賊と世界政府海軍が血みどろの戦いを繰り広げる話しなのですが、そんな中、一時休戦の交渉の為海賊の若頭が海軍本部に赴きます。

その若頭に対し海軍元帥は、親分は貴様を裏切っていると讒言を言って巧妙に信じ込ませ、怒った若頭は親分を刺します。

で、ここからがリーダーシップなのですが、親分は自分を刺した若頭に、

馬鹿なヤツほど可愛い。お前は可愛い家族だ。こんな可愛いヤツを騙した海軍を倒せ!

と命じます。

親分はやがて死にますが、この命令に発奮した一味が大暴れしたことは当然です。

全国の社長さん、考えさせられる話しですねえ。

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Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)