色白でスタイルの良い方

香川県が県のオリジナル米「おいでまい」PRのためにイメージガールを募集した際、要項に「色白でスタイルの良い方」と記載して猛批判を受け、撤回するハメに陥ったそうです。

「おいでまい」は香川県が開発して、平成25年にデビューさせた食味の良い(「特A」)米だということです。最近各県で、こういった米のPR合戦が盛んですね。

でも、私はなんだかなあと~思っています。

先日も、とある県の米のキャンペーン用シンボルマークをデザインした人と、例の2020オリンピックのエンブレムをデザインした人が同じ人だったとかで問題になりましたが、今回はそれに続いて、米のPR方法でコケた形です。

「おいでまい」にもシンボルマークがあります。いや、それどころか県が作っているホームページを開けると目に飛び込んで来るのはシンボルマークです。曰く、

「輝く太陽のもとで育った様を外円、その中に丸みを帯びた米の様を描いており、その笑顔から、皆様に親しまれ、食することで元気になる様を表現しています。」

「おいでまい」シンボルマークはJA香川県の登録商標です。使用にあたってはJA香川県への申請と承認が必要です。」

はああ。

それに比べるとグッと目立たない形で、

「詳しい紹介はこちら」という欄も在りましたので、開けてみますと、

詳しくな、い、ですな。

どうやら、米自体が「粒ぞろい」だということと、

「選ばれた生産者」が生産しているというのがポイントらしいのですが、

具体的に粒をそろえる為、どういうことをしているのでしょう。規格外はどうするんでしょう。

「選ばれた」と言っておいでのようですが、どうやって選ぶのか、選ばれた人がズルをしたらどうなるのか。

ちなみに、ですが、私は規格外に成ってしまった品物をいかにキビしく除外するかが、そのブランドの価値を決めると考えています。

さて、このように「おいでまい」の「詳しい紹介」は詳しくないです。

そんな中「色白でスタイルの良い方!」と公言してしまった時点で、

女で釣ろうという作戦か!

と言われてしまい、品質の話しは吹っ飛ぶと思いますよ。それがコミュニケーションの怖いところです。

おそらくは、県庁の中で予算の分捕り合戦をして、他の部局の予算を減らさせて、こういうPR予算を組んだんでしょうけど、台無しですね。

米に詳しい女性とか、米を愛してやまない女性とか香川にはいらっしゃらないんですかね。

キャンギャルなら他にいくらでもいますよ。どうせキャンギャルならゴージャスな方が良いんじゃないですかね。車のキャンギャルとかタバコのキャンギャルとか。

「色白でスタイルの良い方」 なんだかかあ、です。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.075連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)