入稿

『読み継ぎたい すき焼き思い出ストーリーの本』の原稿を全て入稿しました。

本年末には、「ちんや」創業百三十五年を記念して、この本を刊行することが出来そうです

ここに掲載されている70本ほどのストーリーは、一般の皆様から投稿していただいたものです。

思い起こしますと、すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。料理は他にいくつもありますが、人々の思い出と一番つながっている料理はすき焼きではないかと私は考えます。

でも残念ながら、そうした思い出話しを纏めて保存したことはなかったように思います。そこで私は皆様にストーリーを投稿していただき、それを本に纏めようと思い立った次第です。

ストーリーを読みますと、感動して落涙を禁じ得ないものから、クスっと笑ってしまうものまで、様々なものが集まりました。

時代背景も、激動の昭和を色濃く映したものから、現代の世相を映したものまで。

様々とり揃えることが出来まして、企画者としてこんなに嬉しいことはございません。今後この本を、店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

さらに、気鋭の琵琶奏者で私の同級生でもある友吉鶴心さんとの対談「浅草食べ物放談」も、この本に収めました。我ながら楽しくて含蓄の在る対談に成ったと思います。

この本の編集作業は株式会社IMCさんにお世話になり、イラストは寺坂安里さんに描いていただき、楽しい本に成ったと思います。

今回は自費出版で、儲けることが目的の刊行ではありませんので、図書館や学校などの教育機関、食文化の発展に資する施設に収蔵して頂ける場合は喜んで寄贈させていただきます。一般の皆様には実費でおわけしたいと存じます。

是非多くの方にお読みいただきたいと思います。

お楽しみに。

追伸

肉の情報ポータルサイト「肉メディア」で、私の連載が始まりました。

題して、「大人のすき焼き教科書」。

弊店でリアルなイベントも企画しています。

こちらから、どうぞ、ご覧下さい。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.086連続更新を達成しました。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)