2022年7月26日
旨味
昨年のオリンピックにからんだ贈収賄疑惑の捜査が進行しているようです。
その記事の中で、
「スポーツ界の旨味」という言葉が使われていました。
旨味ねえ。
まあ、誤変換でしょうが、言い得て妙と申しますか。
「旨味」と私がこのブログで書く場合はアミノ酸か、細胞の核酸構成物質のヌクレオチドに限っております。アミノ酸の代表は昆布の旨味であるグルタミン酸、ヌクレオチドの代表は、鰹節の旨味のイノシン酸と、干し椎茸のグアニル酸ですね。
アミノ酸もヌクレオチドも、蛋白質に豊富にあるわけですから、それを探知すればタンパク質が豊富な食品に辿りつきます。
その為に人の舌には、旨味を探知する味蕾があるわけです。
オリンピックの場合は、タンパク質より金に辿り着く味蕾だったわけで、言い得て妙とはこのことですな。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.532本目の投稿でした。
Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 4:03 PM Comments (0)