ゴボウ

いつの頃からか、将棋の重要な対局の際には、昼メシのメニューが公表されるようになり、肉料理が食べられていることが多いです。

棋士には肉好きな方が多いのか、あるいは受け入れ施設の側が地元の肉を食べてもらおうとプッシュしているのか、実態は分かりませんが、

「名人戦」第5局2日目の、渡辺明名人の“勝負メシ”は「岡山県産和牛すき焼き丼」でした。

今回の会場は岡山県倉敷市の「倉敷芸文館」で、料理は地元の老舗旅館「鶴形」さんが提供したものでした。

そのすき焼きの画像を見て私が「!」と思ったのは、

ゴボウと三つ葉がたくさん入っていたことです。

ゴ、ゴボウって岡山の名産だっけ、な?

私は不勉強で存じませんでしたが、倉敷市連島(つらじま)地域には「連島ごぼう」というのがあるそうです。

その歴史は、まあまあ古く、昭和22年(1947年)頃から栽培が始まり、肌が白くて肉質が柔らかいゴボウが獲れるようになったそうです。「地理的表示(GI)保護制度」では岡山県で初めて登録されたそうです。

東京でお目にかからないのは、生産者数がそれほど多くないからと思われます。

ゴボウを特徴にしたすき焼きは他にあまりないので、頑張っていただければと思います。

ただ、私は大根も入れて欲しかったなあ。

大根は、瀬戸内の名産ではないですが、何故か、岡山、広島、香川では、すき焼きに大根入れる習慣があります。

地産地消にこだわり過ぎず、古き面白き伝統も継いで欲しいなあと思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.475本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)