日本をおかわり

アニメにもなって有名な、
『英国一家、日本を食べる』
の新バージョンが出版されました。題して、
『英国一家、日本をおかわり』。
今回もイギリスのフードライター、マイケル・ブースさんが日本を食べ尽くしています。
沖縄のハブ酒や豆腐よう、鮒寿司にも挑戦。お口に合わない日本食もあるようですね。
そして今回は私が面白いと思ったのは、横須賀海軍カレー。海自艦「きりしま」に乗り込んで海軍カレーを食べます。
ブースさんは、日本独自のカレーに対しては手厳しい批判者で、基本的に甘すぎると感じておられるのと、コショウの後味がお嫌いなようです。
日本海軍がカレーを導入したのは、1880年代のこと、イギリス海軍から導入しました。この時代は、まだまだ和風の甘辛味に人々が慣れていた時代ですから、甘く、そしてそれとバランスを取るように辛みも付けたことと思います。
日本には、あれが美味しく、懐かしいですけどねえ。
でも、きちんとメリハリをつけて書くことが、信頼される要因になっているようです。今回も御本は売れているようです。
弊ブログは、その点、甘い、なあ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.974連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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肉が食べられないので

<ある日の「浅草インバウンドあるある」>
予約時間から35分遅れてやってきて♡肉が食べられないのでキャンセル♡
日本語を話すガイドが付いていたけど♡

肉が食べられる体質に変身したら♡またよろしくお願い申し上げます♡

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戦争めし

魚乃目三太さんの漫画「戦争めし」が8月にNHK BSでドラマになるそうです。
「戦争めし」は魚乃目さんの代表作で、「食」の視点から戦争を見つめた作品ですが、今回は魚乃目さんが戦争体験者などへの取材を通じて、驚きの事実やエピソードを発掘し、作品として世に送り出していく姿、つまり漫画のメーキング譚もドラマになるとかです。
その魚乃目さんが「ちんや」へお越し下さったのは、昨年の師走でした。
BSフジの番組『極皿~食の因数分解』の、すき焼きの回の会場が「ちんや」で、その対談コーナーに登場されました。
魚乃目三太さんの対談相手は「かっこいいスキヤキ」、「孤独のグルメ」の原作者・久住昌之さん。二人で「ちんや」のすき焼きを食しながら対談しました。私も出演させていただきました。
思い出のすき焼き、すき焼きに欠かせない卵など、ほろ酔いで語りつくすという回でした。カレーたまご、ヨーグルトたまごもお採り上げいただき宣伝になりました。ありがとうございました。
ドラマ「戦争めし」、楽しみです。

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11年目

「台東区芸術文化支援制度」の11回目(平成30年度)の説明会に出席しました。区が今年も魅力的なアートプランを募集することになり、その説明会でした。
この制度は、平成20年以来、美術・音楽・演劇・映像・ダンス・パフォーマンス・写真など、台東区内で開催される、様々なアート企画を支援してきました。
私も制度設計の段階から参画させていただき、その後10年間企画の審査や、開催支援に関わらせていただきました。
昨年が10年目だったので、他のアートアドバイザーの皆さんと共に10年を振り返る座談会を開いたのですが、我ながら10年分の実績の積み上げに感慨ひとしおでした。
応募してくれたアーティストの皆さん、区役所文化振興課の皆さん、ありがとうございました。
今年も、この制度で引き続き募集を致します。申し込み期限は、4月4日(水曜)から5月9日(水曜)まで。詳しくは台東区役所文化振興課へ、是非。

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食肉産業展

第43回食肉産業展
が東京ビッグサイトで開催されましたので、観て来ました。
開催テーマは、
「未来へ進め! にっぽん力(りょく)」
うーん、肉がどう「にっぽん力」につながるのか不明ですが、今日はそれを論じたいわけではありません。観に行った主な目的は、私が推進検討委員とした関わった、
「牛肉のおいしさ総合評価指標開発事業」の展示を、家畜改良技術研究所さんが出していたからです。
この「総合評価指標」は肉の味を客観的に捉えられるもので、従来の格付だけの評価から大幅に進歩しているのですが、せっか創っても普及しないと意味がありません。
そして普及させるには、ユーザーになる方々に理解してもらわないといけません。反応が気になるところです。
で、会場に行きますと、これまでより、なんか、「食肉産業」っぽくない雰囲気です。
加工機械、冷蔵機械、パッケージ関連、衛生関連の出店がぐっと増え、肉そのものが減った感じがします。来客の顔ぶれも、なんか、あんまり肉っぽい感じでないですね。
指標の開発をすすめた皆さんがブースにいらしたので、立ち話ししますと、同じ反応でした。
普及方法は、いろいろ考えた方が良さそうです。

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墨田区

浅草は東京都墨田区に在ると思っている人は多い。
悲しいね。
いや、うけるね、かな・・・
とFBに投稿しましたら、墨田区の方から、
えー( ̄▽ ̄)それはないんじゃないですか!
そうですかあ?
と反応がありましたが、多いですよ、本当に。
地方の方で東京23区を覚えておられない方は結構います。我々も大阪の区は全部暗唱できてませんしね。でも隅田川は覚えておられて、その川に浅草は接しているのだから、墨田区なのだろうと思い込んでおられるわけです。
台東区という造語は70年経つというのに、全国には浸透していないようです。
「適サシ肉」という造語の方が、よほど浸透している、か、な?

なお、皆さん気になる、「すみだ」の漢字の件は、古くから隅田川のことを「墨堤」とも言ったので、戦後墨田区が発足する時に、そっちを採用したという説明なのですが、「隅」を嫌った説明は伝えられてないようです。

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9名様

<ある日の「浅草インバウンドあるある」>
9名様でご来店、ご注文は、
すき焼き2人前♡ その他に
刺身(魚の)だけ4♡

誠にありがとうございました♡

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コースター

「ちんや」の新しいコースターが出来ました。
「適サシ肉」の、色付きロゴ商標を使ったコースターで、もちろんロゴの色は小豆色です。
コースターの中央部に、そのロゴがあり、縁にローマ字で、
Asakusa sukiyaki Chin-ya since1880

Black wagyu Tekisashi-beef
🄬5980224
と書かれています。®商標登録の番号です。
ロゴはビア短グラスの下に入り、ローマ字がグラスの外周のように見えるデザインです。
一見して、
ロゴが小さいなあ・・・
と見えるかもしれませんが、その方がセンス良い感じに見えるというのが、デザインを担当して下さった渡辺稔さんのご意見で、私もそう思ったので、このデザインを採用しました。
なぜ小豆色なのかは、弊ブログの3月1日に書きましたので、読者の皆さんはご存じと思いますが、それが美味しい肉の色で、「ちんや」のシンボルカラーでもあるからです。
短期肥育の牛さんの肉の色はピンク色ですが、それは美味しくなく、長期肥育された「小豆色」の肉が美味しいのです。
ところが、ネットの画像でモノを売る時代を迎え、肉の業界でも「見栄え重視」「ピンク色重視」の傾向が見うけられます。ピンク色が美味しいと考えてしまうお客様も増えています。
しかし、その商法は真の「お客様志向」ではないと弊社は考えています。小豆色の「色付きロゴ商標」を活用することで、「見栄え重視」から「味重視」へ回帰したいと思います。
既に売店の装飾をこの色に変えましたが、次にノベルティーのマグネット、今回のコースター、そして次は箸袋の色も変えて行きます。お見知りおきを。
美味しい肉はピンク色ではないということを、今後どんどん普及させて行こうと思います。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.967連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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パクチーブーム

「ちんや」のサイトへどういうキーワード検索で入ってきている人が多いのか、継続的に観察しています。

そこで気づくことは「老舗」が多くはないことです。自店は老舗なりと自認している方も多かろうと思いますが、実は「老舗」は消費者にさほど訴求していないことが分かります。

相撲協会さんの影響かもしれません。ええ、冗談抜きに、「伝統!」「文化!」と声高に言う人に違和感を感じる人が多いのかもしれません。

実際、不可解な商慣行を説明するのに、「伝統なので」「昔からこうなので」と言ってしまう人は多いです。単にそうなった理由を良く分かっていないだけなのに、それを誤魔化すために「伝統なので」と言ってしまうのです。今後は、その伝統が確立された理由までちゃんと分かっていないと世間の理解は得られないと思います。

が、それはさて置きまして、今日は「老舗」があんまり検索されていない件です。

世間は「老舗」をあんまり検索していないというのに、店の側は「創業138年!」から入ろうといます。だから、そこにミスマッチが起きるのです、悲しいですけどね。

もちろん「老舗」が有効な時期もあります。

例えば、春休み。

この時期は、合格祝い、入学祝い、就職祝い、栄転祝いの時期で、今年も多くのお客様に、そういう理由で「ちんや」をお訪ねいただきました。学校の同期生が、そのような理由で3組、同じ日に来てくれたこともありましたが、そういう機会には「老舗」はかなり有効です。

だって、自分が入学祝いをしてもらった店が、次の年になくなっていたら悲しいですからね。継続しそうな店を選ぶのは自然な心理と言えましょう。

おりしも「パクチーブームを牽引した店」が閉店したと聞きます。

パクチーは香味野菜であって、モリモリ食べるものではないと私は思うのですが、そのお店さんは世界初のパクチー料理専門店でした。2007年にオープンして今年閉店ですから、まあ、10年です。

「ブームの店」としては長くおやりなった方だと思いますが、それでも10年です。合格祝い、就職祝いに使う人は少なかったろうと想像します。

だから「老舗」は、やはり有効ではあるのですが、それでも通年では、あまりインパクトがないようです。少し工夫が必要なのだろうな、と考える今日この頃です。

 

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日本橋の青森

「三冨魯久汁八」さんの、アワビとウニご飯弁当をいただきました。

お米は青森県産の「あさゆき」。炊きこむ時の出汁は、やはり青森県産のホタテの貝柱を使っているそうです。

その弁当は、三越本店地下1階「フードコレクション」のコーナーで期間限定で売っていたので、そこで入手しました。おいしゅうございました。「三冨魯久汁八」さんには未だうかがったことがないので、近い内うかがわねば!と誓いました。

「三冨魯久汁八」の御主人と初めてお目にかかったのは、先月の24日のことでした。私が三越本店の催事『江戸東京味・技めぐり』でトークショーをさせていただいたのですが、それを御主人が観に来てくれたのです。ありがとうございました。

御主人は青森県八戸市のご出身。「青森の素晴らしさを日本橋から発信したいんです」ということで「三冨魯久汁八(さぶろくじゅうはち)」を日本橋に開業されたとか。それで弁当の食材も青森なのです。

東京の青森の店は居酒屋的雰囲気の店が多いですが、こちらはHPなどを見たところでは、洗練された感じ。

今回の弁当も、パッケージが洒落ていて、「日本橋の青森」と思いました。

「三冨魯久汁八」さんに、是非うかがわねば。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.965連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

 

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