くらべる値段

『くらべる値段』に出していただきました。

 『くらべる値段』というのは、『目でみることば』『似ていることば』『似ている英語』『目でみる漢字』といった本のシリーズでして、シリーズ累計「10万部に迫る勢い!!」と言いますから、人気なのですねえ。

で、今回くらべるのは、モノの値段。

一見同じモノなのに値段が全然違う!ということが世間でよくありますが、その、誰もが不思議な謎の答えが「写真で一目瞭然!」という御本です。

表紙は、5.000円の盆栽と500.000円の盆栽。

弊店の肉は、本文と表紙2とコラムの中の3回載せていただきました。恐縮です。

拝読して、

値段には、こんなに深い意味が込められていたのか!皆さん考え抜いているんだなあ、と思います。

ポイントなのは、同じ店(会社)の中で最安と最高を比較しているところです。それで責任をもって値段設定の根拠を語れるのです。テレビでもよく激安と激高比較をやっていますが、あれは違いを強調してネタにしているだけで、視ても勉強にはなりません。

この御本は違います。含蓄の塊のような御本です。

そして、色々の値段を比べた後、著者のおかべさんは言います・・・

「多くの人は消費者でありながら生産者でもあるはずです。手間暇かけたものが、「高い!」という一要素だけで見向きもされない状況は、社会を重苦しくしないでしょうか。社会の幅を狭めないでしょうか。少しでも多くの人が、適性な価格のものを買う社会になればと思うのです」

同感です、まったく。

私の旧知の方=「いづもや」さん(鰻)、合羽橋「飯田」さん(おろしがね)、「鈴廣」さん(かまぼこ)が出ているのも嬉しいことでした。

皆さんも、是非ご購読を。

刊行:東京書籍

著者:おかべたかし

ISBN978-4-487-81058-1

追伸1

明日15日は火曜日ですが、お盆ですので「ちんや」は臨時営業致します。どうぞ、ご利用下さいまし。

追伸2

雑誌「dancyu」2017年8月号の「美味東京」特集に、「ちんや亭」の「適サシ肉」の「ちょい食べ」が採り上げられました。ありがとうございます。

追伸3

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.725日連続更新を達成しました。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)