「法事」って

ある暑い日、

予約の電話で

ご法事の御席ですか?

と伺うと、

いや、オヤジを焼いたばっかりで、その帰り道に、焼き場までつきあってくれた人と食事するんだよね。それって「法事」って言うのかなあ?

そう言われるとドキっといますが、たまにこういう御席をお引き受けします。おそらく故人がすき焼きをお好きだったのでしょう。

「法事」と表現するのか、正確には存じませんが、仕事はしっかりしたいと思いました。

・・・この件をFBに投稿しますと

 

「精進落とし」ですね、と知人からコメントが。

 

はい、たしかにそう言うことも多いようです。

 

しかしですね、「精進落とし」って、本来なら肉食の忌明けの意味です。だから、焼き場の後ですぐ「落とす」ってことは、肉食を避ける気が最初からゼロっていうことになっちゃいます。

 

まあ、肉屋としては在り難いのだけれど、そういう次第で、こちらから「精進落とし」とは言いにくいんですよね。

 

困ったなあ。

 

 

追伸1

雑誌「dancyu」2017年8月号の「美味東京」特集に、「ちんや亭」の「適サシ肉」の「ちょい食べ」が採り上げられました。

ありがとうございます。

 

追伸2

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.721日連続更新を達成しました。

 

Filed under: 今日のお客様 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)