膾を吹く
「羮に懲りて膾を吹く」とは、前の失敗に懲りて、度を越して用心深くなることの例えですが、
香川県庁さんは「おいでまい」に懲りて「うどんかるた」を吹いてしまったようです。
香川県が県のオリジナル米「おいでまい」PRのためにイメージガールを募集した際、要項に「色白でスタイルの良い方」と記載して猛批判を受け、撤回するハメに陥った件は、弊ブログの11/3号に書きました。
「色白でスタイルの良い方!」と公言してしまった時点で、女で釣ろうという作戦か!
と言われてしまい、品質の話しは吹っ飛んだと思います。コミュニケーションの怖さを実感させる一件でした。
その香川県さんが、今回は「うどんかるた」を作り、その中の、
「つ」=「強いコシ 色白太目 まるで妻」を、
「良いイメージで受け取らない人もいるのでは」と批判されて、
撤回するかどうか検討して、結局撤回を撤回したようです。トホホ。
これは最初からOKだったんじゃないですかねえ。
そういう妻と離婚したと言うなら洒落になりませんが、強くて太目でも一緒に居るのだから、結局夫婦仲は悪くないわけですよね。良いんじゃないですかねえ。
この句は公募で集めた約2.900句の内の1句だそうですが、撤回にしたら投稿者はさぞ悲しんだろうと思います。
それに作戦としても、イメージガールよりかるたの方が余程良いと思います。すき焼きかるたも作ってみたいものです。
今回は「おいでまい」に懲りて「うどんかるた」を吹いたと言わざるを得ません。
残念。
追伸
肉の情報ポータルサイト「肉メディア」で、私の連載が始まりました。
題して、「大人のすき焼き教科書」。
弊店でリアルなイベントも企画しています。
こちらから、どうぞ、ご覧下さい。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.130連続更新を達成しました。