カルヴァドスの会

西荻窪駅前のフランス料理店「こけし屋」さんから、「カルヴァドスの会」の本が贈られてきました。

「カルヴァドスの会」とは、昭和24年から58年まで、「こけし屋」さんを会場として、中央線沿線の文化人が集まって交遊を楽しんだ会のことで、先代社長の故・大石総一郎さんがライフワークとして関わった会でした。

メンバーは、評論家の古谷綱武、ドイツ文学の高橋健二、仏文学の小松清、作家では細田源吉、福田清人、上林暁に横尾泥海男、元スペイン公使須磨弥吉郎氏など。ほかに会社重役、商店主など自称文化人(?)も加わり、大盛況だったそうです。

その様子を撮った約800枚の写真が遺されていて、それを今回、故・総一郎さんの奥様(=現社長のお母様)が整理して本に纏めたそうです。

この会がスタートした頃は未だ戦後間もなく、なんとカルヴァドスがなくて、粕取り焼酎に色をつけていたそうですが、戦後の自由な空気の中で、飲食を謳歌する熱気が伝わってきます。

たくさんの写真やメンバーからの寄稿文を拝見しまして、これは一つの飲食店の理想形だなあと羨ましく思いました。

そして、なんと奥様は、この本を纏める為、79才からパソコンを習い始めたとか。ご主人の情熱が乗り移ってそうさせたのでしょう。これもまた羨ましいことでした。

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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.115連続更新を達成しました。

Filed under: 飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)