暴走老人
今この国に、「慎太郎的気分」と申しますか、「暴走老人的気分」が、存在するような感じがします。
つまり、人生のベテラン世代の皆さんから見て、国や会社の現役執行役世代の仕事ぶりが不満足に見えて仕方なく、そういう意見を表明する場が欲しくて欲しくて悶々としている気分、そのことをそう言っています。
私の造語ですから、私が言っているだけですけどね。
ところで所謂老舗店においても、当然のことながら、世代交代がおきます。
その際には老練の先代から30歳近く年下の人物にリーダーが代わるわけですから、多少の悶着が起きるのは、仕方ないことと申せましょう。
それによって新陳代謝が起きて、長い目で見れば、企業として存続することが可能になります。
従来の営業方針より大衆化する場合もありましょうし、逆に所謂「純化路線」に成る場合もありましょう。いずれにせよ、一部のお客様の御不興を買う場合がありますが、それも最終的には必要悪と言えます。
しかしながら、そう割り切れないのは客の側です。特に年配の客ですね。
何しろ、自分達は高度成長とバブル経済の栄光を担った人間ですから、意見したくて仕方ありません。
偶然かもしれませんが、過去一か月の間に二度、私が存じ上げている現当主さんや、そのお店について、激しい言葉が吐かれるを聞いてしまい、何とも言えない気分に成りました。
たまたまかもしれませんが、そのひどい言葉は・・・
・私が現当主と交友関係があることを知って、それにも関わらず発言された。(つまり自分の不満・意見を伝えて貰いたい、という気持ちで発言されている。)
・その前の話題と脈絡が無く、突然発言された。
・酒席でなく、シラフなのに発言された。
・口を極めた罵詈雑言であった。
という共通項がありました。たまたまかもしれませんが。
その昔なら、「老いては子に従え」という金言がありましたが、今時は、そんな言葉はどこかへ吹き飛ばされているようです。
何しろ、アベさん、アソウさん、ハトヤマさん、カンさん、ノダさんとたて続けにコケましたから、ベテランの皆さんから見れば、不満足で仕方ないのでしょう。
皆さん、「暴走老人的気分」にご注意ください。
追伸①
日本橋三越本店の催事「味と技の大江戸展」に出店します。是非御来店下さい。
2月27日(水)から3月4日(月)まで。イートインではなく精肉販売の出店です。
くわしくは⇒http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/event10.html
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は336人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.089日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。