江戸野菜天麩羅
日本橋の名店「てん茂」さんで、江戸野菜の天麩羅を食べました。
御主人のOK田さんとは業界内の交流で旧知だったのですが、江戸野菜に大変力を入れておいでとは存じませんでした。
たまたま「すきや連」に講師としてお招きした「江戸東京・伝統野菜研究会」代表の大竹さんから、「てん茂」さんの江戸野菜天麩羅のことを聞きまして、それでは!ということでお訪ねしました。
「すきや連」旗振り役代表の向笠千恵子先生も、OK田さんとは旧知で、大竹さんと3人で、雑誌「味覚春秋」で、江戸野菜対談をなさっています。これは行かないといけません。
「夜の浅草バー・ツアー」の幹事の皆さんを誘って出かけました。
さてOK田さんは、店の前で種をまいて江戸東京野菜の栽培をしている、と言いますから、随分ご熱心です。
今週「ちんや」ですき焼きに入れている「東京うど」の「うど室」にも、大竹さんの案内で訪問なさったことがあるそうです。
勿論、江戸前天麩羅なので、あくまで魚がメインですが、野菜も入って楽しい天麩羅です。
東京ウド、寺島ナスの天麩羅。
お新香に三河島菜、馬込三寸人参。
クギは刺されました。
OK田さんの御父上が元気に店に出ておられて、
魚は「天麩羅」、
野菜は「精進揚げ」、
と繰り返しクギをさされながら食べましたが、実に旨かったです。
そう、江戸野菜天麩羅というのは大間違いで、「江戸野菜の精進揚げ」なのです、あくまでも。
それにしても、こうした固有種が巨大都市・東京の巷に護られて来た、という歴史に胸が熱くなりました。
有り難う、江戸・東京。
追伸①
日本橋三越本店の催事「味と技の大江戸展」に出店します。是非御来店下さい。
2月27日(水)から3月4日(月)まで。イートインではなく精肉販売の出店です。
くわしくは⇒http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/event10.html
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は336人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.087日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。