気象庁批判
「最近の天気予報はズルい」と思っていたのは、私だけではないようです。
どうも大げさに予報する傾向があり、気象庁の自己保身に見えてしまうのですが、ブログでそう書くことは、流石に私は控えておりました。
予報のせいで、お客様のキャンセルが入るのが悔しい、と解釈されたらつまらないですからね。まあ、実際、そうなんですけど。
それで気象庁批判を控えておりましたら、私よりよほど歌劇に、イヤよほど過激に批判している人がいました。
それは、東京都のイノセ知事。
しかもツイッターで批判を展開します。
「天気予報は科学なのに責任に対する心理に支配され歪んでいる。成人の日に外れたので過剰に積雪量を2度も見積もった。多めに先読みすれば責任逃れができるとする姿勢がもし3度目にあったら責任を追及します。狼少年は許さない。気象庁の自己保身のためにどれだけの組織、人が迷惑を与えられたか」
このコメントは勿論、2/6の降雪量予想が、大げさ方向で外れた件についてのコメントです。
成人の日の大雪を予想できずに、大して積もらないと言ってしまい、それで混乱が起きたので、気象庁は一転2/6は「降るぞ!降るぞ!」と大騒ぎしました。それが結局外れたことを東京人ならほぼ全員がご存知でしょう。
実は、私はその前夜25時位まで飲んでいたのですが、店を出ると、ポツポツと雨が降り出しました。
で、その時の気温は9℃。一緒に居酒屋を出た仲間と、
これから朝までに0℃以下に下がるとは思えないよねえ。今回予報は外れるよね、ゼッタイ!と言い合っていました。
果たして予報は外れ、しかし2/6の弊店の営業成績は、予報の線に沿ってガタガタでした。朝方以外は、普通の雨だったんですけどね。トホホです。
こんな様子では、雪国の人に笑われますよね。
新発田の金升酒造の御主人は「雪が降ると夜の街に出たくなる」と言っておいででしたが、東京人も、そう成ったら良いですね。
そう成ったら、やめますよ、気象庁批判なんて野暮なことは。
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は336人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.075日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。