東京うど
先日弊ブログでご紹介した独活(=うど)が入荷しにくく、「困ったな」と思っていたら、朗報です。
「東京うど」が入ることになりました。
しかも、力強い御紹介付きです。
実は、今月開催した第14回「すきや連」に、「江戸東京・伝統野菜研究会」代表の大竹道茂さんにお越しいただき、講話をしていただいたのですが、その大竹さんが「東京うど」の生産者さんと親しく、早速うどを送っていただいた次第です。
その立川市の生産者さんは、うどを作り続けて約50年。東京うど生産組合連合会会長も務めておいでの方です。
地下数メールの真っ暗な穴ぐら(室=ムロ)の中でうどを育て、収穫時も光を当てないように気を遣うとか。
生産方法の珍しさもあって、たまにテレビに採り上げられたり、学校の社会科の見学が来たりするそうですが、なんと言っても手間と労力がかかるので、生産者は減る傾向にあって、立川市うど生産組合設立当時(=1976年)は、90戸以上あった市内のウド生産農家も、今は22戸に減少してしまったそうです。
うどは1~4月が旬です。
旬の「東京うど」は柔らかくて香りが良く、江戸東京野菜の代表格と申せましょう。
弊店では、すき焼きの「かわりザク」としてお出ししています。
皆さん、江戸東京の野菜にも応援を、よろしくお願い申し上げます。
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は336人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.081日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。