宗和流本膳料理

飛騨高山に行ってきました。

国際観光日本レストラン協会の研修会が高山市の料亭「洲さき」さんで開催されたからです。

高山の中心市街地には江戸時代の町屋が良く保全されており、その景観から「飛騨の小京都」などと呼ばれます。私が訪ねた時も、多くの外国人の姿が見られました。

さて、その「洲さき」さんは寛政6年(1794年)のご創業。江戸時代に編み出された宗和流本膳料理を現在に伝える唯一の店であります。建物自体も高山市有形文化財。

「宗和流」とは、申すまでもなく、お茶の「宗和流」の祖・金森宗和が好んだ料理のこと。宗和は高山の城主だったのです。

本来は「三汁二十菜」と言って、食べるのに10時間かかる(!)とかで、実際「洲さき」の当代の結婚披露宴は、その位の時間がかかったそうです。

うーん、そんなに長時間飲んだら、肝臓に悪いですなあ・・・

ということで、現代では限られた時間に対応したものになっていますが、それで勿論技術の多彩さ、丁寧さは感じることが出来ました。

メインは、子持ち鮎。

「良く焼いてあるので、頭も食べられます」という説明でしたので、骨もいただきました(笑い)

二次会は地元の芸者さんが経営する御店へ。

ご馳走様でした。楽しかったです。

 

追伸

9月30日(土) 午前10時放送のBS-TBS『サタデードキュメント』に出演させていただきます。どうぞ、ご覧ください。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.769日連続更新を達成しました。

すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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カレーと年次総会

100年経営研究機構さんの年次総会が開催され、6月に「100年経営アカデミー」で講演をさせていただいた私にも、ゲストとして参加して欲しいという連絡がありました。もちろん誠に光栄なことでしたので参加させていただきました。

実は私には重要な「ついで」もあったのです。会場のSYDホールが、弊ブログの819で採り上げた、代々木のカレー店「野菜を食べるカレーcamp」さんの、すぐ近所だったのです。そう、「長ねぎと牛肉のすき焼き風カレー」をやっているカレー屋さんです。

店のレシピ本を購入して、それをブログに採り上げたというのに、その店にまだ行ったことがないのでは、なんとも片手落ちと申すものです。それで是が非でも代々木に向かう必要があったのです。

さて、総会は2時からなので12時半にcampさんに着けばちょうど良いです、地図を頼りに駅から歩くこと4~5分。

こ、ここなの?!

きょ、共産党中央委員会ビルの真ん前だねえ。

なんでまた、この場所?!と思いましたが、ドイツ発祥のマルキシズムとインド発祥のカレーに関係があるはずはなかろうと、私は思い直して突入しました。

店が地下なので階段を降りて行きますと、ダンボールに満載の野菜が積んであります。流石、「野菜を食べるカレー店」。

レシピ本に載っていた「長ねぎと牛肉のすき焼き風カレー」がメニューにあるかと探しましたが、無かったので、「牛すじと野菜のカレー」を注文しました。

やがてカレーがアツアツで登場。

さて、ルーのお味は?と喫食しますと、甘めです、すき焼き風です。

具はたっぷりで、ナス、ズッキーニ、タマネギ、カボチャなど。こんにゃくが入っているのも、すき焼き風ですな。

付け合わせとして、福神漬けの代わりにサルサが付くのですが、あれはやはり甘めのものが良いですなあ、私は。悪しからず。

そして、一番インパクトがあったのは、ルーに中央に鎮座する生卵です。

これは、私のやっているカレーオイル入り溶き卵の逆バージョンですねえ。ウマくて当然です。

いや、満腹、満腹。

総会で寝落ちしないように気をつけなきゃ。

 

追伸①

ネットTV番組『Story 〜長寿企業の知恵〜』に出演させていただきました。こちらのURLで視聴可能です。

この番組は、創業100年を超える老舗企業の経営者をゲストに招き、長寿企業の経営者が持つ知恵や理念、思いを語る、というものです。どうぞ、ご覧くださいませ。

 

追伸②

雑誌「だいごみ」2017年秋号(925日「地方創生支援協会」刊行)にお採り上げいただきました。

誠にありがとうございます。

<これにて「適サシ肉宣言」関連の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りでした>

「文春オンライン」28日より掲載

日本テレビ「スッキリ!!」29日放送済み

TBSテレビ「白熱ライブビビット」210日放送済み

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2101650分放送済み

東京新聞(特報面)212日掲載済み 

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」21210時放送済み

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2151544分放送済み

「肉メディア.com(インターネット)215日掲載済み、文:松浦達也様

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」216735分放送済み

産経新聞(生活面)221日掲載済み

日刊ゲンダイ224日掲載済み

「おとなの週末」(雑誌、講談社)20173月号掲載済み

FMえどがわ(84.3MHz32日放送済み

読売テレビ「そこまで言って委員会」312日放送済み

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」325日朝6時放送済み

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3311956分放送済み

「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)20175月号掲載済み

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4132015分放送

ブーストマガジン(インターネット)512日(前編)、19日(後編)掲載中

テレビ東京「和風総本家」518日放送済み

「婦人画報」(雑誌)20177月号「世界が恋するWASHOKU」特集

「健康保険」(健康保険組合連合会発行)20176月号、文:山本謙治様

dancyu20178月号、「美味東京」特集

「文芸春秋」20178月号、「この人の月間日記」、文:中野信子様

TBSテレビ「テッペン!『友だち+プラス』」8123:56放送

単行本『くらべる値段』、2017818日刊行、東京書籍、著者:おかべたかし様

雑誌「だいごみ」、2017年秋号、「地方創生支援協会」刊行

 

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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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お姑さん

常連のお客様が、秋篠宮眞子さまの、将来のお姑さんが働いておいでの店のお菓子を買って来て下さいました。

この話しは、私は不勉強で存じませんでしたので、最初は話しが見えず、ちんぷんかんぷんでした。が、ネットで確認したら、事実のようです。

東急線・学芸大学駅から徒歩3分の洋菓子店『マッターホーン』さんは、報道によりますれば、

「実はこの店、秋篠宮家の長女・眞子さま(25才)の将来の“お姑さん”、婚約者・小室圭さん(25才)の母親が働いているのだ。創業以来の熱視線を集めている。記者が訪れた日も、混雑する店内を、多くの報道陣が取り囲んでいた。」

『マッターホーン』さんは一店舗主義でデパ地下や駅ビルに出ないので、全国的に知名度はありませんが、スイーツ好きには、良く知られた店のようです。私は堂々「スイーツ音痴」なので、もちろん存じませんでした(笑い)

食しますと、たしかに美味しいです。

そして、先の報道を読んでいて、おや!と思ったのは、

拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』の披露会に来て下さった作家さんが、この記事の中に出て来て、『マッターホーン』さんの解説をしていたのです。

「手土産事情にくわしく、著書に『乙女の東京』(中央公論新社)などがある甲斐みのりさんは(中略)最近の洋菓子には華美なものが多いですが、マッターホーンのお菓子は、言ってみれば“品のいいお嬢様”。シンプルな見た目なんですが、卵やバターなど素材の味がしっかり感じられて、ちゃんと甘い。スイーツを褒めるときに『甘くなくておいしい』ってよく言いますが、私は、お菓子はやっぱり甘いことがいちばんだと思ってるんです。そういう古風な奥ゆかしさがしみじみと感じられます。」

うん、たしかに奥ゆかしさが感じられると私も思います。

個人的には「チーズサブレ」が推しかな。

ご馳走様でした。

追伸

ネットTV番組『Story 〜長寿企業の知恵〜』に出演させていただきました。こちらのURLで視聴可能です。

この番組は、創業100年を超える老舗企業の経営者をゲストに招き、長寿企業の経営者が持つ知恵や理念、思いを語る、というものです。どうぞ、ご覧くださいませ。

 

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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

 

 

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古民家レストラン

嬉しいニュースに接しました。

「野村醸造」さんが古民家レストランを開業されるとか。

「野村醸造」さんと聞いてもピンと来ないかもしれませんが、

銘酒『紬美人』を醸しておられる蔵で、2年前の鬼怒川の氾濫で被災した、茨城県常総市の蔵と聞けば思い出す方も多いと思います。

「2年前の9月10日朝、北西約2キロの地点で鬼怒川が越水。野村さんの胸まで水が迫り、酒蔵も冠水した。水が引くと室内は泥まみれで、瓶詰めした日本酒1万5000本のほか、酒造りの機械類も使えなくなり、損害は約7000万円に上った。」と申します。

その翌年の6月、野村さんは私のイベントに出店して下さいました。

私と浅草の旦那衆との対談本『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』の刊行を記念した「すき焼きを食い、カクテルを飲み、著者・関係者と語る会」です。

この会はタイトルの通り、「ちんや」のすき焼きを会場のホテルに持ち込んで食い、また対談場所である浅草のバー「ORANGE ROOM」さん・「FOS」さんのカクテルも持ち込んで飲み、関係者と語る、という会でした。

そしてさらに、日本酒は「野村醸造」さんの『紬美人』をお飲みいただくことにいたしました。

野村さんは、それまで全く面識がありませんでしたが、出品依頼の手紙を出しますと、ご快諾下さり、会場の浅草ビューホテル4階までいらして、自ら来客に酒をふるまって下さいました。恐縮なことでした。

それから1年強。

「単なる復旧ではなく、一歩前に出よう。マイナスをプラスに転化しなければいけない」ということで、11月に古民家レストランを開業されるとか。

ご繁盛を心より祈念致します。

 

 

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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

 

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ギネス認定!世界一高い米

テレビで「ギネス認定!世界一高い米とはどんなものなのか」というのを、放送していました。

おかべたかしさんの単行本『くらべる値段』に出していただいたばかりなので、当然値段のことが気になって視ました。

たしかに、

栽培だけでなく、

選別、

熟成、

特殊な精米

と価値を高める努力がなされていました。

が、私には根本的な疑問が。

値段って、ギネスが認定するもんなの?

そもそも値段は市場つまりお客様が付けるものですよね。

その品物の価値を認めて、高くても買いたいという人が大勢いれば、その値段に成るというのが自然な展開です。

まずギネスに認定させて→それをPR材料にして→アジア富裕層に売り込もう!

という展開を辿った商品なら、それを「世界一高い米」と報道して良いものなのか、私は、うーん・・・と思ってしまいます。

どうやら、調べましたら、この値段で売られたのは1年間のようです。

3年間とか5年とか、この値段が維持されたのなら、「高い」と認定しても良いかもしれませんけど。

お米に詳しい方、どうなんでしょう、この件?

 

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加古川ギュッとメシ

弊社登録商標のハート型牛脂の名前『牛ゅっとハート』(登録第5599742号)をパクったネーミング、いや、インスパイアされたネーミングだと思いますが、まあ、文句を言うほどではないのかなあと思います。

「パクった」とは「加古川ギュッとメシ」のことです。

「加古川ギュッとメシ」は「食による観光振興を目指し、加古川市などがかつめしに続くご当地グルメとして研究し、2月に完成。みそベースのたれに漬け込んだ牛肉を使い、各店舗が独自のメニューを作り上げた。「地元愛やおもてなしの心をギュッ(牛)と詰めた」との思いから名付けられた。」そうです。

みそベースのたれに漬け込んだ牛肉を使うことが「決まり」なんだとか。

神戸新聞さんが伝えるところでは、

「新たに加わった日本酒バル「馬馬家」(加古川町寺家町)の「ギュッと味噌すき丼」(1620円)は、牛肉を煮込んですき焼きにし、ご飯にのせた丼。根本健一店長は「肉は(地元で作られた)『高松味噌』に一晩漬け込む。みそ味のすき焼きは珍しく、喜んでもらえるはず」と語った。」

「ポレポレカフェ(加古川町友沢)の「牛すじギュッとピラフ」(950円)は、志方牛のすじ肉を使ったピラフ。しのべクラブ(別府町新野辺)の「牛っと彩り丼」(500円)は、ご飯に牛肉や錦糸卵、刻みノリをのせた三色丼。加古川プラザホテル・リヴィエール(加古川町溝之口)の「ギュッとライス 辛味噌マヨネーズ添え」(1080円)は、炒めた牛肉をご飯にのせ、韓国の調味料などから作る特製たれを掛けた。」

私は行けるかどうか分かりませんので、お近くの方、情報下さったら嬉しいです。

 

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ポテサラのリンゴはアリかナシか?

ネットで「ポテサラのリンゴはアリかナシか?」

という記事を発見しました。

この論争のきっかけは、20157月にカルビーから期間限定で発売された商品

“サッポロポテトつぶつぶベジタブルポテトサラダ味リンゴ入り”だったそうです。

この商品が生まれた経緯をカルビーに尋ねたところ「この案を応募した京都の小学校の給食のポテサラには、リンゴが入っているそうです」と回答したとか。

この文のライターの澁川祐子さんが調査したところでは、リンゴ入りは洋食店でなく、給食や家庭料理として広まったと思われ、洋食店の代表「資生堂パーラー」さんは「ずっとレシピは変えていませんが、リンゴは昔から入れてないですね」と。

この記事で面白かったのは、

「大好き」という肯定派と「許せない」という否定派で意見が二極化したという点です。

否定派は、

「甘いのとしょっぱいのとで混乱する」(24歳・女性)

「食感」でも意見が割れていて、ホクホクのじゃがいもにシャリシャリのリンゴが混ざっているのを「アクセント」ととる人もいれば、「違和感」ととる人もいるとか。

うーん、勝手なことを言うもんですな。

私が注目したのは、年齢との関係。

「ある頃から、甘味と酸味が共存するのも悪くないかもと思うようになった」(52歳・女性)

「年を重ねて味覚が変化したり、許容範囲が広がったりしておいしく感じるようになった」との声も。

では、すき焼きの溶き卵にヨーグルトはアリかナシか?

追伸1

雑誌「dancyu」2017年8月号の「美味東京」特集に、「ちんや亭」の「適サシ肉」の「ちょい食べ」が採り上げられました。

ありがとうございます。

 

追伸2

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

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夏例会

東都のれん会「東若会」の夏例会を開催しました。

会場は「駒形どぜう」さん。

そう、今年一年=私が幹事長の間、例会場は浅草と決まっているのです。

会員で「駒形どぜう」七代目・渡辺隆史さんのミニ講話「どぜうの七不思議」を拝聴したのち、江戸の名物・どぜう鍋を、心ゆくまでご堪能致しました。ついでに申しますと、どぜう汁に使う味噌は東都のれん会会員「ちくま味噌」さんのもの。またお酒はやはり会員「豊島屋」さんの「金婚」でした。合わせて皆さんにお楽しみいただきました。

この「東若会」の例会は、これまでスーツ・ネクタイ姿で開催して来ましたが、今回は暑中の会合ですから、「カジュアル例会」と銘打って開催しました。

「カジュアルと言われても、仕事の日だからスーツを着ていて、着替えるヒマがないよ!」という方には、もちろんその格好でお越しいただき、お店に着いたら、スーツを脱ぎ、ネクタイを外して、どぜう鍋を楽しみました。

そして、二次会は向島♡

楽しかったですね。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

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分け目

「文化分け目の関ケ原」!

関ケ原町の新しいキャッチフレーズです。

東西の文化、特に食文化がここで混じり合っていることを強調し、「いいとこどりグルメ」を売りものとして押し出して行こうという作戦のようです。

食文化がここで混じり合っている証拠を集めようと、町は昨年「東西文化の調査報告書」というアンケート調査を行ったそうですが、その中に

「すき焼きに入れるネギ」の調査がありました。

中学校の学区ごとに調査したそうなのですが、

「一番東よりの関ケ原中で青ネギを入れる割合が 5.3%なのに対し、一番西よりの河南中の割合は 30.3%になっており、西に行くにしたがって青ネギ使用が高くなっている。」

これを証拠に、町は、

関ケ原付近が、青ネギと白ネギの境界線と考えられる!!!

と結論づけました。

その理由として、町が掲げたのは以下の通りです。

A.青ネギが西日本に好まれる理由

①葉ネギともよばれ発祥の一つは京都の九条ネギであった。葉ネギは先端部まで食べることができる柔らかいもの。

②耐暑性があり暑い地域(西日本)でも傷みにくかった

③風味(香り)がよく、炒めものや薬味として活躍(香り重視)

④ビタミン・ミネラルが豊富で栄養価が高い。

⑤青くて彩りが良い。

 B.白ネギが東日本で好まれる理由

①加熱するとやわらかくなって甘味が出る(味わい重視)。

②温かい鍋物や煮込み料理に合う(寒い地域で好まれる)。  

③日光に当てずに深いところまで土寄せをして栽培することで、太くて白い部分を多くする。 

うーん、ここは、もう少し議論した方が良いかもしれません。

関東の蕎麦やどじょう鍋には、刻みネギを入れますが、あれは「味わい重視」というより薬味という感じですよね。どじょうは、一度下茹でしてあるので、すぐ煮えます。その「すぐ」の間では葱に火が通らないので、鍋で煮ているのに薬味感覚=「香り重視」なのです。「味わい重視」とは言い難いと思いますけどねえ。

ともあれ、葱の東西が面白いテーマだと、もう一度認識するのは良いことだと思いま

 

雑誌「dancyu」2017年8月号の「美味東京」特集に、「ちんや亭」の「適サシ肉」の「ちょい食べ」が採り上げられました。ありがとうございます。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.735日連続更新を達成しました。

 

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緑竹

今年の夏の「変わりザク」は「緑竹」をご用意しております。

これを、すき焼きに入れて召し上がっていただきます。

台湾原産のタケノコで、春ではなく夏に旬を迎える珍しいタケノコです。

大変柔らかく、えぐみや苦みが少なくて、生で食べられるほど。近年に高級食材として知られつつあります。

タケノコと言えば、山中の竹林をイメージしますが、「緑竹」は平地の畑で生産可能で、いち早く導入した鹿児島県では、高齢の農家さんが取り組み易い作物だと喜ばれているとか。

食べても美味しいですから、どうぞお試しあれ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.733日連続更新を達成しました。

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