ネットでも「気」は伝わる

浅草の飲食店主の人達が、コロナ中にどう考え、行動したかを聞き取る事業をしています。

週に一人のペースでお目にかかり、毎回2時間ほどの聞き取りをさせていただいています。

基本的には、衛生面や資金繰りなどの苦労話なのですが、2時間も話していると、不思議なもので、いつの間にか「良い話し」「勉強になる話し」に変わっていることが多いです。

最近聞いた良き話しと言えば、

ネットでも「気」は伝わる

でした。逆に申しますと、

ネットは、映(ば)えなくても良い

ということでした。

コロナの緊急事態で始めたテイクアウトに関する話しの中で、この件は出ました。

思いおこしますと、2020年4月、日本人は初めて「緊急事態」というものを経験しました。

飲食店は、店内で料理を提供することが憚られるようになり、急にテイクアウトにシフトした店が多くありました。

急に取り組んだわけですので、用意できた製品は体裁の良くない=映えないものでした。

この時既に、ネット(特にSNS)=映えが至上命題

と皆が思っておりましたから、映えないテイクアウト製品をネットに投稿することを恥ずかしく思った店もありました。

でも、慣れないことに取り組んでいる、一生懸命やっていること自体が、実は大事で、それをネットで受け取ってくれるお客様もいらしたようです。

自然と拡散が始まり、浅草へテイクアウトを買いに来て下さる方もいらしたようです。それで助かったというお店がありましたから、

ネットは、映(ば)えなくても良い

ネットでも「気」は伝わる

良き話しと私は思いました。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.567目の投稿でした。

Filed under: 浅草インサイダー情報,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)