客層

浅草の飲食店主の人達が、コロナ中にどう考え、行動したかを聞き取る事業をしています。

週に一人のペースでお目にかかり、毎回2時間ほどの聞き取りをさせていただいています。

基本的には、衛生面や資金繰りなどの苦労話なのですが、2時間も話していると、不思議なもので、いつの間にか「良い話し」「勉強になる話し」に変わっていることが多いです。

そんな中で、

今年に入って、浅草の客層が随分変わったねえ。

という話しが出て来ます。それは、

若者が増えたということです。

今年というのは、つまりオミクロン株のことです。

若者はオミクロン株に感染しても死亡に至ることが少ないので、若者だけが来てくれています。

若い方は浅草のことをあまりご存じないので、浅草サイドから見ると「観光客」が増えたと見えます。昔から浅草のことを知っている年配の方つまり「常連さん」は、今も外出を控えているので、

若い観光客ばっかりになったねえ。

というのが今の実態です。

これに伴って時間帯も変わりました。

今の若い方は、あまりお酒を飲まれません。午前中にやって来て、夜は早く帰ってしまいます。

それからマナーも変わります。「歩き食い」は、私などから見るとマナーが悪くて、感染リスクもあると思ってしまうのですが、それは年配者の考えのようです。

同じ料理を提供していても、今の動向に合わせて行く必要はあるのだろうと思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.556目の投稿でした。

Filed under: 浅草インサイダー情報,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 3:17 PM  Comments (0)