戦役記念碑

渋沢資料館は飛鳥山公園の中にあります。
その渋沢資料館を先日訪ねたおり公園に、
「明治三十七八年戦役記念碑」
という、かなり大きい石碑を見つけました。王子駅南口から京浜東北線の線路を渡り、公園に入ってすぐの所にあります。
「明治三十七八年」とは日露戦争の年ですから、その石碑だろうとは思いましたが、資料館でもらった園内マップに、この石碑の説明がなかったので、帰ってから調べてみますると、
やはりこれは、日露戦争に際して北豊島郡(当時)内から出征した約2.000人の軍人に対し、明治 39 年に建立された記念碑だったようです。当時の政府は公式には「明治三十七八年戦役」という言葉を使っていて「日露戦争」は通称でした。
このような記念碑は、杉並区妙法寺、豊島区雑司が谷と都内に三か所あるそうですが、あれだけ大勢の犠牲者を出した戦争のわりには、少ないような気がしますね。
そのすぐ隣には、引退したSLや都電の車両が保存されていて、子供たちが猛暑の中走り回っていました。

Filed under: 憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)