Itadakimasu!

 NHK world の「Itadakimasu!」という番組に出演することになり、収録がありました。

 この番組は料理研究家の、行正り香さんがメインです。

 行正さんは、若い頃のアメリカ留学中にホストファミリーの食事作りを見て料理に興味を持たれたそうです。

 帰国後、広告代理店に就職しCMプロデューサーとして活躍⇒広告代理店を退社⇒英語力を生かして、さまざまな国のおいしいものを紹介する御仕事をされています。

 テレビで結構、お見かけしますよね。

 著書が結構おありで、

「だれか来る日のメニュー」

「おうちに帰って、ごはんにしよう。」

「そうだ。お菓子を作ろう!」

「27個のおいしくてかわいいタルトとパイ―食べたいときに、すぐ作ろう!」

「ものがたりのある一皿 季節のおもてなしレシピ」

「19時から作るごはん」など・・・

 その行正さんが、今回はすき焼き専門店(=「ちんや」)を訪れ、日本ではどのようにすき焼きを楽しんでいるのか、その基本と言える食べ方のマナー、調理法や、すき焼きと歴史を紹介するのが、この番組です。

 と、いうことで局の方と打ちあわせしますと・・・

「お店の方に御出演いただき、お話しを伺いながら、進めて行きます。」⇒はい了解です。

「やりとりは英語です・・・」

⇒な、なんですって?

 日本人同士で、英語で話すんですか? 

 そんな馬鹿な!

と思いましたが、この番組は、そう、NHK world の海外向けの放送なのです。

 うーん。弱りました。

 でも「すきや連」旗振り役の私が、この話しを断るわけにも行きませんね。

 やりましたよ、結局。

 まあ、台本はあるので、覚えれば良いんですけどね。発音記号を調べ、ン十年ぶりに英語の一夜漬けをしました。

 カンペも用意していただきましたが、あからさまにカンペを読むと、行正さんとのアイコンタクトが無くなってしまい、目線が変ですからね。

 勿論、留学経験の無い私の英語が流暢であるはずはありません。でも相手のお国の言葉で、すき焼きを説明しようとする姿勢だけ、あちらの方に買っていただけたらと思います。

 そうそう、英語のsukiyakiは、yaにアクセントを付けて発音するそうです。

 知ってました?! 私は知りませんでした。

 それでは住吉さん、出番です、3・2・1、

 Please enjoy our sukiyaki with a 100-year history!

 

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

  PR動画を撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて736日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています

住吉八策②

 どうも「八策」が流行ってますね。

 弊ブログの丸二年連続更新を記念して、昨日から私も「八策」を発表しています。長いので四策ずつ2日に渡って発表しています。

 その「八策」は私が、今やりたいと思っていることです。この活動を通じて、この国が少しでも良くなれば、と思っています。ご覧ください。

 <策之五>中小企業経営者同士が交流を深める場を作る。

 はっきり申して、私は宴会を主催するのが好きです。

 色々ある宴会の中でも、やはり同じような苦労や喜びを知っている人が集まる宴会が好きです。

 幸い、会場として自分の店が利用できて、しかもすき焼きという料理は、人と人を結びつける料理です。こんなに便利なことはないですね。

 すき焼き屋が天職とは申しませんが、すき焼き宴会を主催するのは天職、と心の底から思います。

 企画しますよ~宴会を。

 <策之六>商売の現場において利他主義を実践する。

 ボランテイアやNPOで活動している皆さんは、たしかに素晴らしいと思います。

 でも商売をする株式会社が利己主義のみで運営されていると思っていただくと困ります。

 自分、従業員、お客様、仕入れ先、業界、地域社会の「六方良し」でなくてはいけないと思います。商売を通じて人様に喜んでいただく、お助けする、それによって自分も生かされるのだ、と信じます。

<策之七>24時間完全実名主義、「顔出し」主義で活動する。

 数年前から、プライバシーというものを捨てています。

 実際問題として、日本に居る限りプライバシーを守るのが難しい立場にあるので仕方ない、ということもありますが、理由はそれだけではありません。今の世の中の、行き過ぎた匿名主義に反発を感じるからです。「個人情報」を保護し過ぎなのでは、と思うことが頻繁にあります。

 何か言う時は実名・顔出しで、と私は決めています。

 潔くない様は、好きになれません。潔くない人がたくさん住む社会も、好きになれませんからね、悪いですけど。

<策之八>人生の時間の95%を「ちんや」「すき焼き」「浅草・台東区」の為に使う。

 数年前から趣味の時間が欲しいと思わなくなりました。

 休息が欲しいとも思わなくなりました。休んでいると、むしろ逆にストレスを感じてしまいます。

 ですので当分の間は、休み無く走って行くことになろうかと思います。願わくば、ご声援を賜りたく、お願い申し上げます。

  嘘つけ!適当に夜遊びしてるじゃないか、って?

 とんでもない。すき焼きの話しをしてるんですよ、お姐さん達と。 

 

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

 これにて弊ブログは御蔭様にて丸二年連続更新を達成しました。皆様のご愛読・ご声援に心より御礼申し上げます。

 浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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住吉八策①

 どうも「八策」が流行ってますね。

 弊ブログの丸二年連続更新を記念して、私も「八策」を発表してみたいと思います。

 その「八策」は私が、今やりたいと思っていることです。この活動を通じて、この国がほんの少しでも良くなれば、と思っています。ご覧ください。

 長いので、四策ずつ2日間に渡って発表します。

<策之一>すき焼き文化を、このニッポンに再び広める。

 これは当然の仕事でありますが、問題は、その方法ですね。

 すき焼きは地方によって、また店によって結構な違いがありますので、まずその違いを発見します。そしてそれを自分自身が面白がり、皆さんにも面白がっていただこう、と思っています。

 「すきや連」は、まさにそのための活動です。各地のすき焼き屋さんを訪ね、その御店の御主人さんと話すほど、すき焼きというのは、その土地に根差した食文化であることを再認識させられます。

 誰か特定のシェフが発明した料理ではなく、人間と時間が作りあげてきたのが、すき焼きなのであって、そこが面白いところです。

 実は、そのことを見つけ、自分のメデイアで発信することが出来るようになって、私は初めて自分の仕事に面白みを感じることが出来るようになりました。それ以前は、正直仕事は限りなく「義務」「負担」に近いものでしかありませんでしたが、今は違います。仕事を面白がることが出来ます。

 今後も、ブログ・ツイッター・フェイスブックで、どんどん賑やかに発信していきますからね。

<策之二>東京下町の食文化を食べ、宣伝する。場合によっては売る。

 これも当然の仕事であります。自分の街・浅草に貢献する方法として、この方法がベストと思っています。

 しかも、この仕事は簡単です。私は鰻・どじょう・天麩羅・焼き鳥・もんじゃ焼といった、下町の食べ物がなにしろ好きなので、単純に食べて、いいね!旨いね!と言っていれば良いわけです。バンバンと発信します。

<策之三>東京下町の工芸品、地場産業の製品を買う。場合によっては売る。

 これまた当然の仕事でありますが、食に比べると難しい面があります。

 日本国内の物価や人件費が高いので、どうしても品物の値段が高くなりがちです。

 でも高いから買わない、では寂し過ぎますよね。

 そもそも浅草は、地場の職人さん達に支えられてきた街です。職人さん達の厳しい目をクリアした店だけが繁盛できる街が浅草でした。恩を忘れるのは良くないと思います。

 それに原価が高い中で苦闘している、地元の仲間のことを思えば、なんとかならないものかなあ、と思います。

 こちらが買えば、きっと逆にこちらを利用してくれます。顔の見える同士で、お金を使いあう消費=「絆消費」は、そんな名前が付く以前から、皆がやっていたと思います。

 それを、今復活させないといけません。

 <策之四>日本の農作物を使用する。特に東北・北関東の牛肉を使用する。

 農作物は、同じ作物でも世界中同じではありません。

 日本人と中国人が違うように、日本の牛と海外の牛は違っています。日本の葱も海外の葱と違います。

 それどころか日本の各地に、その地域社会が守って来た、種のDNAがあります。その土地と、人と時間が育ててきた固有のものです。

 それを一律に「コメ」とか「牛肉」とか、ひどく単純なカテゴリーに入れ込んでしまうのは乱暴過ぎますよ。

 多様である姿に敬意を持てる、そういう心の姿勢を保ちたい、と考えています。

 幸い、牛は全頭の放射線量を測っています。胸をはって東北の牛を売れるのが有り難いです。粘り強く、皆さんの御理解を求めていきます。

(策之五以降は、また明日)

 追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

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 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて丸二年連続更新まで残り一日です。

 浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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浅草海苔

 「ちんや」精肉売店で海苔を売り始めました。

 勿論、浅草海苔です。

 育てているのは千葉県ですが、品種がアサクサノリです。

 ハッキリ申して肉と海苔は、あまり関係ないのですが、去年から弊店の売店は「肉屋発想」をやめることにしています。浅草らしくて、皆さんに是非おススメしたいものは、売ることにしています。

 弊店の売店には、おかげさまで、安からぬ単価の肉を買って下さるお客さまがおいでなので、その方々に肉だけでなく、こうした物を買っていただくのです。

 さて、その売り方ですが、海苔を炙って食べることをおススメしています。

 昔は「焼き海苔」という商品は、あまり流通しておらず、乾しただけの「乾し海苔」が主流でしたね。だから海苔は食べる直前に炙って食べるのが普通でした。その方がダンゼン美味しいからです。

 でも、世の中が忙しくなって、炙る行為が面倒になり、その一方で、炙るのに最も適した道具=炭が身の周りから姿を消しました。

 それを受けて、「乾し海苔」を見かけることは減り、「焼き海苔」にシフトしましたが、弊店が売り始めたのは、当然美味しい方の、「乾し海苔」です。

 パッケージには「必ず炙ってから、お召し上がり下さい」と念押しの一言が印刷されています。

 これが売りにくいことは百も二百も承知ですが、せっかく浅草で浅草海苔を売るのに、本当の美味しいものでなければ、売る意味がないですね。ここは、必ず炙る必要がある、海苔を売ろうと思います。

 是非、お求めを。

 あ、実はその他に、お手軽なもの=瓶詰の、海苔の佃煮もあります。

 こっちは、そりゃあ、もうお手軽です。

 白飯に載せて食べるだけで旨いですねえ。何杯も食えます。これも浅草海苔です。

 お気をつけ下さい、淡水化物いや炭水化物の摂り過ぎに。

 

 さて、弊ブログの連続更新が、後二日で「丸二年連続」と成ります。

後五日!後四日!後三日!

と書いていたら、

 去年みたいに、記念スペシャルはやらないの?

と聞かれました。

 やりますよ! 去年ほどではないですが。

 明日からは二夜連続記念スペシャル=「住吉八策」です。

 御期待下さい。

 追伸

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 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

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 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて丸二年連続更新まで残り二日です。

 浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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思い出二題

 「すき焼き思い出​ストーリー」投稿サイトに新しい御投稿が、2通ありました。

 このサイトは、弊店の創業130年を記念して、おととしからスタートさせましたが、だんだんと御投稿が集まってきまして、ちょっとした読み物に成ってきました。嬉しいことです。

 さて1通目は、千葉県のスイーツママさん(33歳 )からで、題は「すき焼き」

「私が子供の頃食べていた『すき焼き』は自宅の鉄鍋に割り下をはじめから入れて煮込んだもので、一般的なものとは随分とかけ離れていましたが、子供心ながらに家族みんなで鍋を囲めば何でもおいしく感じられたものです。

 そして社会人なり、外食で『すき焼き』の食べ方を知って大いにカルチャーショックを受けました。もっとも笑えるのは両親が一般的な『すき焼き』の食べ方を知っていたにも関わらず面倒なので煮込んでいたということです。

 結婚し家族を持つ身となた今、その気持ちが理解できることにも笑えます。しかし現在我が家では旦那様が関西圏出身のため『すき焼き』の作り方そのものから違ってしまい、今となっては懐かしい思い出です。」

 2通目は、埼玉県のせっかちばぁばさん(60歳 )からで、題は「ちんやの麩」

「今年、還暦を迎えるにあたり息子夫婦・娘夫婦がちんやで御祝いの席を用意してくれました。もう何十年ぶりでございます。私が幼い頃は浅草でご馳走といえば『ちんや』のすき焼きで祖母が浅草に出かけるときはいつもついて行ったのを覚えています。

 私の家ではすき焼きに「お麩」を入れる習慣がなかったのでちんやで味のしみたお麩を食べるのも楽しみのひとつでした。

 結婚し子供が生まれてからはすっかりご無沙汰になってしまいましたが変わらぬ味にほっと安心いたしました。」

 大事なお食事に弊店をお使いいただき有り難いことです。またそのことを投稿していただけて、店として何よりのやり甲斐を感じます。

 今後も、ストーリー募集を続けていきたいと思っています。

 * 「すき焼き思い出ストーリー」のサイトは、こちらです。

追伸

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 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて丸二年連続更新まで残り三日です。

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無愛想

 店の玄関に立って、お客様のお見送りをしていると、

「美味しかったです!」

などと言って下さる方が結構な数おいでです。有り難いことです。

 でも外人さんに比べると何か言って下さる頻度は低いですね。外人さん(と言っても白人の方ですが)は、ほとんど

Delicious!

などとコメントを言ってお帰りになります。

 それに比べると、シャイな日本人の方は、まだまだ相当数が、無言で帰っていかれます。これは、やはり私達としては残念なのですが、お客様に「何か言え」と要求するわけにも行きませんね。

 日本人の方が無言で帰っていかれる理由として、店の側の送り出し方に、芸が無いこと・工夫がないことも、理由の一つかもしれません。

 コンビニとか外食産業みたいに、マニュアル的な応対をしているから、お客様の方も店の人間と交流する気になれないのかもしれません。「総コンビニ化」の暗い一面ですね。

 で、「ちんや」では、「二言挨拶」を、心がけています。

 「ありがとうございました」だけでなく「今日は、寒い中、ありがとうございました」と言うわけです。

 先日「すきや連」で訪れた松阪の「和田金」さんでも、店の方が、そうやっておいででした。

 「和田金」さんでは客の人数が多い時は、

「今日は、大勢様で、ありがとうございます。」と言うことに決まっているらしく、私は店の方と行き違うたびに「大勢様で・・・」と言われました。

 それでも「総コンビニ化」の傾向は、今後も強まるでしょうから、それに慣れきった日本人のお客様は、私達に愛想良くしてはくれないかもしれません。

 だから、私は自分が消費者の立場の時には、なるべくコメントを言うようにしています。

 無愛想社会はイヤですからね。

 料理を食べて、それが美味しかった時は勿論です。

 夜の巷で遊んで帰る時は「楽しかったよ~」と言うようにしています。「また来るね~」も使います。

 銀行で振り込み手続きが滞りなく完了した時は、

「有り難う。御世話様!」

と言いたいのですが、残念ながら言えません。

そう、相手はなにしろキャッシュ・デイスペンサーですからね・・・

 追伸

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 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて丸二年連続更新まで残り五日です。

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 「すき焼き思い出ストーリー」のサイトは、こちらです。

 

 

 

ビバ松阪牛②

 2/14に「第11回すきや連」を、松阪市の老舗「和田金」さんで開催しました。

 以下は、その時会場で皆さんに書いていただいた、寄せ書きです。お読みいただくと、会場の雰囲気がわかります。

 60名様と大勢なので、昨日から2日に渡ってUPしています。どうぞ、ご覧下さい。

・肉の芸術品・松阪牛にならい、野菜の芸術品・下仁田葱と呼ばれるようがんばります

(小金沢章文)

・あこがれが腑に落ちたり冬ぼたん(伊藤祐嗣)

・世界中にビールを飲む牛ですき焼き文化を広めていただき、ありがとうございます。すき焼き最高です!!(尾崎仁)

・本日1年ぶりのすきや連!!それも名門の和田金さん、いっぱい楽しみたいと思います。(中川晶成)

・ファーム見学感動でした。おいしいお肉にまた感動(坂本敬子)

・いつもありがとうございます。(梅田雄一)

・あこがれの和田金さんのすきやき心から楽しみにやって参りました。(相沢二郎)

・初めての会合参加と和田金さんのすばらしいおもてなしにキンチョーしております!ありがとうございました。(相沢ヒロミ)

・初めて「すきや連」に参加させていただいてから4回目。今日も楽しみに新幹線に飛び乗りました。今回は牧場でお話しをうかがい「勉強会に出張だ」という言い訳ができそうです。次回のお誘いをお待ちしています。(清水祐子)

・流石但馬牛素晴らしい(市村郁夫)

・世界に誇れる和牛文化!松阪肉世界一!(吉澤直樹)

・松阪牛のルーツに触れ、改めて松阪牛の素晴らしさを感じました。(吉澤裕介)

・松阪牛は日本一です。(新田剣人)

・文明開化の味がするスキヤキ。この格式のある和田金さんで皆様と共にすきやきを頂戴でき嬉しく思います。(西村委代)

・松阪牛そして和田金最高です。これからも日本の文化として残していかねばなりませんね!よろしくお願い致します。(鈴木拓将)

・牛に負担のない牧場の広さ、場長の優しさと誇り、すき焼に至るまでの苦労を感じました。和田金さん、最高です(藤森朗)

・松阪牛の歴史をたどると「伊勢牛」にたどりつきます。平成25年第62回式年遷宮が神宮にて行われます。伊勢へお越しの際は是非お立ち寄り下さい。(森大亮)

・世界の松阪牛、皆さんにもっと松阪肉すき焼きのすばらしさを知っていただきたいです。(小林央児)

<寄せ書き終わり>

追伸

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激太り

 ツイッター検索をしていたら、お笑いの「オセロ」中島知子さんとすき焼きについての話題を見つけましたので、そのネタをFBに投稿してみました。

「オセロ・中島さんは、心酔する霊能者A子さんの洗脳で、1​か月に20回すき焼きを食べていたそうです。朝から食べることも​あったとか。どうせなら、全国民を洗脳してくれると有り難いんで​すけどね、A子さん。」

と、遊び半分で投稿しましたら、皆さんからたくさんのコメントが寄せられて⇒焦ってしまいました。

・本当ですか?だとしたら面白すぎる霊能者A子さん(御酒の蔵元ISOさん)

・でも、よくよく考えてみると、では残りの10日間は、な​にを食べたんだろう。ビッグマックかな?(高校時代のH先輩)

・‎20回!?だからあんなにブクブクと??(鰻屋Nさん)

・そのすき焼きは関西風なのか関東風なのか。(大学時代のI先輩)

・一緒に食べていたんですよね?(大学時代の後輩Y乃さん)

 も、申し訳ございません、このネタについて大して詳しくないのに、遊び半分で投稿して申し訳ございません。色々質問されても困るんです。

 一方、これを機会にすき焼きを食べたくなった人も。

・間もなく娘の大学受験が終わるので、家族でいこうかな。​初ちんや。(大学時代のK先輩)

・食べられるものなら20回食べたいですよ、真剣に。あん​なステキな食べものないですよ!サッと火を通した甘みあ​るお肉と甘辛い割り下のハーモニー。溶いた卵につけて頬​張った時の至福!考えただけでたまりません!!(別の鰻屋Iさん)

 対する、私も鰻大好き人間なので、

・Iさん、どうもです。私も鰻20回食えますけど。(住吉史彦)と返したら、(焼き鳥屋H先輩が)、

・私は月に30回 焼鳥を食べています。

 ひええ、恐れ入りました。

 そう言えば大正時代の歌謡曲に、

♪今日もコロッケ 明日もコロッケ これじゃ年がら年中(ウイー)コロッケ♪

というのがありましたね。

 この問題を真面目に考えて下さった方もいました。

・韓国焼肉よりすき焼食べてくれても、霊能者の洗脳では、​後で嫌いになりそうですよ。(すき焼き屋Fさん)

・これって、いい風評?悪い風評?(木札屋Gさん)

・全国民がスキヤキを月に20回食べれるようになるには、​叩かれるのを覚悟で言えば、一つの案は、スキヤキの守備​範囲を広げれば良いんじゃないか、と。バリエーションを​増やして、これもスキヤキ、あれもスキヤキとなれば良い​。ピラフを固めておむすびにして、カテゴリをおむすびに​してしまうようなもので。トマトスープスキヤキを赤坂​紙音で食べたことがありますが、スキヤキの種類を増やす​のも良いのでは?ダメかな?(工学修士で弁理士のTさん)

 ス、スミマセン、皆さん、このネタは忘れましょう、即刻。

追伸

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天下に知れた「和田金」さん

 第11回「すきや連」を、松阪市の「和田金」さんで開催しました。

 天下に知れた「和田金」さんですが、今回もたしかに素晴らしく、そして有り難いことに、その素晴らしい理由・プロセスに直に接することが出来ました。得難い経験だったと思います。有り難いことです。

 さて、その詳細をここに書くと、やたらと長くなるので、私が注目した点だけを書くことにします。

 「和田金」さんの特徴は、何と言っても、肉の全量を自社牧場から供給していることです。昭和40年代から牧場経営に取り組まれ、御苦労の末に、次第に体制を築かれたそうです。

 まず牛の血統の件。現在の「松阪牛」は各地から仔牛を導入していますので、血統がバラバラですが、「和田金」さんは、但馬の仔牛の血統にコダワり続けています。但馬の血統で、しかも長期間育てた牛だけが、「特産松阪牛」を名乗ることができますが、驚くべきことに、一般に流通している「特産松阪牛」の3倍の頭数を、「和田金」さんが単独で育て、消費しているのです。

 ひええ、です。

 育て方も「和田金」流で、「理想肥育」を自称しています。肥育30か月前に出荷される牛が多い中、36か月以上育てておられます。「すきや連」当日に頂戴した牛は、40か月でした。その分、当然味わいが濃くなります。

 これだけ長期に育てますと、その途中に病気・事故をゼロにするのが、大変難しいわけで、それで普通の農家さんは、早く出荷したがるわけですが、「和田金」さんは違います。

 ベテランの牧場スタッフと獣医さんが、人力で牛の様子を丹念に見て回り、育て上げます。2.000頭もの牛が居ますが、自動給餌機の導入は、あえて見送っておられます。スゴイことです。

 昭和40年代の牧場開設に関わった方が、今も牧場長として在勤されており、この方の解説は、実に勉強になりました。肥育の詳細のことより、働き方・生き方についての御発言が耳に痛く、見学者一同粛然と成りました。

 技術的なことを1点だけ申しますと、「和田金」さんは、牛脂の融点を下げることをテーマにしておられます。世間では脂の入り方だけが話題になり、見た目でA5だのB4だのと言いますが、本当の味わいや食後の胃腸の感覚は、等級の上下とかなり異なります。

 そのようにパッと見より、実質にフォーカスできるのも、自社牧場で全量を生産しているからです。マネができない所ですね。

 以上概略だけを書いてみました。

 どうです?

 主催する自分が言うのもなんですが、勉強になりますね、「すきや連」。

 その勉強の機会を下さった、「和田金」のM専務には、本当に感謝の一言です。

 え? 本当に勉強だけして来たのか って?

 そ、そりゃあ、そうですよ。そうに決まってます。勿論。ゼッタイ。

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ふぐクイズ

 国会では、田中ナオキ防衛相を攻撃するため、自民党が「クイズまがい」の質問を連発しているそうです。

 これには身内の自民党からも苦情が出て、

 「クイズはやめた方が良いと思う」(マチムラ元外相)

 ありゃあ。やっちゃいましたけど、「ふぐクイズ」。

 2/10に「浅草うまいもの会」の新年会がふぐの「三浦屋」さんでありまして、その余興で、「ふぐクイズ」をやりました。

 「うまいもの会」のKM子会長は、新年会では「勉強になって、なおかつ楽しい余興をしたい」というお考えで、こうした余興は4回目=4年目です。

 一昨年、そういう余興を企画するように命じられた私が、考え出しましたのが、「すき焼きクイズ」でした。続いて昨年が「どぜうクイズ」。第3弾が「地域ブランドクイズ」です。で、今年が第4弾で「ふぐクイズ」です。

 それでは、皆さんも、どうぞ。

<「ふぐクイズ」>

〇か×かでお答え下さい。10問あります。

①明治時代、日本初のふぐ料理免許を取得した御店は、下関市の「しゅんぱんろう」でしたが、その「しゅん」は春秋の春、「ぱん」は長州藩の藩、「ろう」はシルクロードの楼蘭の楼である。〇か×か。お答え下さい。せいの、どん。(正解:×。「春帆楼])

②ふぐ毒で死んだ有名人と言えば、歌舞伎の八代目坂東三津五郎ですが、この時調理人に下された判決は業務上過失致死罪で禁固刑ただし執行猶予付き、という内容であった。〇か×か。(正解:〇)

③ふぐを食べることを禁止した人と言えば、豊臣秀吉ですが、その後も明治時代まで、ふぐ食は禁止されておりました。さて、その禁止令を解いたのは、明治の元勲・木戸孝允侯であった。(正解:×。伊藤博文公)

④ふぐ毒を乳酸菌で漬物にすることで分解し、おいしく食べる珍味と言えば、「ふぐの卵巣の糠漬け」ですが、その漬物が全国で最も盛んなのは、石川県である。(正解:〇)

⑤天然ふぐの水揚げ高第一位は福岡県、第二位は山口県ですが、養殖ふぐの水揚げ高第一位は佐賀県である。(正解:×。長崎県である。)

⑥関西では、ふぐ鍋のことを「てっちり」と言うことがありますが、「てつ」の語源は、ふぐが哲学者のような風貌をしているからである。(正解:×。鉄砲のように当たると死ぬからである。)

⑦肉の旨味成分と言えばアミノ酸ですが、フグ肉の場合、そのアミノ酸が最大となるのは、フグの死後24時間から36時間が経過した頃である。(正解:〇)

⑧ふぐ料理はふぐ調理師でないと取り扱うことができませんが、その免許制度は都道府県によって、資格取得の条件や難易度が異なっている。(正解:〇)

⑨ふぐと言えばヒレ酒ですが、おいしいヒレ酒をつくるコツは、ヒレを水に漬けておき、決して乾燥させないことである。(正解:×。漬けた後、天日干しをする)

⑩当・三浦屋さんには「ふぐの五箇条」が制定されていますが、その五箇条の内、第三条は「ふぐ料理は、好きなものを好きなだけ食べるべし」である。(正解:〇)

 優勝者には景品があり、一方、点数の低い方には罰ゲームとして「ふぐの顔」をしていただき、その画像をFBにUPすることにしました。

 なかなか傑作でしたよ、「ふぐの顔」。

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200m人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて712日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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