住吉八策①
どうも「八策」が流行ってますね。
弊ブログの丸二年連続更新を記念して、私も「八策」を発表してみたいと思います。
その「八策」は私が、今やりたいと思っていることです。この活動を通じて、この国がほんの少しでも良くなれば、と思っています。ご覧ください。
長いので、四策ずつ2日間に渡って発表します。
<策之一>すき焼き文化を、このニッポンに再び広める。
これは当然の仕事でありますが、問題は、その方法ですね。
すき焼きは地方によって、また店によって結構な違いがありますので、まずその違いを発見します。そしてそれを自分自身が面白がり、皆さんにも面白がっていただこう、と思っています。
「すきや連」は、まさにそのための活動です。各地のすき焼き屋さんを訪ね、その御店の御主人さんと話すほど、すき焼きというのは、その土地に根差した食文化であることを再認識させられます。
誰か特定のシェフが発明した料理ではなく、人間と時間が作りあげてきたのが、すき焼きなのであって、そこが面白いところです。
実は、そのことを見つけ、自分のメデイアで発信することが出来るようになって、私は初めて自分の仕事に面白みを感じることが出来るようになりました。それ以前は、正直仕事は限りなく「義務」「負担」に近いものでしかありませんでしたが、今は違います。仕事を面白がることが出来ます。
今後も、ブログ・ツイッター・フェイスブックで、どんどん賑やかに発信していきますからね。
<策之二>東京下町の食文化を食べ、宣伝する。場合によっては売る。
これも当然の仕事であります。自分の街・浅草に貢献する方法として、この方法がベストと思っています。
しかも、この仕事は簡単です。私は鰻・どじょう・天麩羅・焼き鳥・もんじゃ焼といった、下町の食べ物がなにしろ好きなので、単純に食べて、いいね!旨いね!と言っていれば良いわけです。バンバンと発信します。
<策之三>東京下町の工芸品、地場産業の製品を買う。場合によっては売る。
これまた当然の仕事でありますが、食に比べると難しい面があります。
日本国内の物価や人件費が高いので、どうしても品物の値段が高くなりがちです。
でも高いから買わない、では寂し過ぎますよね。
そもそも浅草は、地場の職人さん達に支えられてきた街です。職人さん達の厳しい目をクリアした店だけが繁盛できる街が浅草でした。恩を忘れるのは良くないと思います。
それに原価が高い中で苦闘している、地元の仲間のことを思えば、なんとかならないものかなあ、と思います。
こちらが買えば、きっと逆にこちらを利用してくれます。顔の見える同士で、お金を使いあう消費=「絆消費」は、そんな名前が付く以前から、皆がやっていたと思います。
それを、今復活させないといけません。
<策之四>日本の農作物を使用する。特に東北・北関東の牛肉を使用する。
農作物は、同じ作物でも世界中同じではありません。
日本人と中国人が違うように、日本の牛と海外の牛は違っています。日本の葱も海外の葱と違います。
それどころか日本の各地に、その地域社会が守って来た、種のDNAがあります。その土地と、人と時間が育ててきた固有のものです。
それを一律に「コメ」とか「牛肉」とか、ひどく単純なカテゴリーに入れ込んでしまうのは乱暴過ぎますよ。
多様である姿に敬意を持てる、そういう心の姿勢を保ちたい、と考えています。
幸い、牛は全頭の放射線量を測っています。胸をはって東北の牛を売れるのが有り難いです。粘り強く、皆さんの御理解を求めていきます。
(策之五以降は、また明日)
追伸
「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。
二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。
2012.4.20(金) 浅草が燃えます。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて丸二年連続更新まで残り一日です。
浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。
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