市立中学校

久住昌之先生がインターネットのグルメ情報サイトに連載している『途中めし』の第10回にお採り上げ下さった件は、昨日のこのブログに書きました。

「遠くて近くて羨ましい街・浅草。平成30年の出発は高級すき焼きでシアワセに…!」

久住先生は『孤独のグルメ』や『かっこいいスキヤキ』で有名な方ですから、嬉しいことでした。ありがとうございます。

で、その久住先生ですが、実は私の嫁と同じ東京都三鷹市立第N中学校の出身です。つまり先輩・後輩ということです。小学校は三鷹市立第(N+3)小学校です。

地元の人は「N中かあ!」「(N-1)小ね!」と言い合っているようですが、私のような下町の人間には、学校の名前が数値だということに、ひどく違和感があります。この辺りにそういう名前の学校は無いからです。

だいたい私は、嫁の中学校のナンバーを今でもハッキリ記憶していません。うーん、三鷹市立の何番目かの学校だったよなあ、という感じです。数値は覚えにくいです。

第一はカッコ良いし、覚え易いです。

第三、第五も良いでしょう。ベートーヴェンなら「英雄」と「運命」ですからね。

でも第二十九、四十二、四十九は気の毒。

学校の名前が数値だということには、ひどく違和感があります。今回先生の文のタイトルは今回「遠くて近くて羨ましい街」でしたが、「遠くて」の一因は、こういうところにもあると思います。

では遠いばかりかと申しますと、そうでもないと思います。

事実、私は若い頃、1960-70年代の中央線沿線カルチャー(あるいはサブカル)を「羨まし」く思い、また近寄りがたいなあーと距離感も感じていたからです。

縁遠い世界に飛び込む勇気が結局なかったのです。左翼のイメージもありましたしね。

そして、最近思うのですが、

中央線沿線カルチャーって、戦前の浅草と似てるよね。

戦前の浅草も多くの文化人を集め、そこで多くの作品が創られました。戦後浅草が衰退してしまった頃に、空白を埋めたのが中央線沿線だったように思います。新宿も、渋谷も、東横線沿線も、中央線のようではなかったですよね。

表面的な違和感に囚われず、飛び込んだら楽しいのだろうなーと今は思います。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.906日連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

 

 

 

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途中めし

久住昌之先生がインターネットのグルメ情報サイトに連載している『途中めし』の第10回にお採り上げ下さいました。

「遠くて近くて羨ましい街・浅草。平成30年の出発は高級すき焼きでシアワセに…!」

久住先生は『孤独のグルメ』や『かっこいいスキヤキ』で有名な方ですから、嬉しいことでした。ありがとうございます。

全文は、こちらを読んでいただくとして、ここでは、その補足です。

「ちんや」の後の二次会で行かれたバーの屋号が文中に載ってないのです。

そのバーに行かれることになったくだりを『途中めし』から引用しますと、

・・・当然店主(=私のこと)は浅草に詳しいので、このあと行くのに、おすすめのバーはどこにありますか?とに聞いてみた。

そしたら店主はちょっと、戸惑った顔をしたあと、「実はこういう本を書いているんです」と、著書を出してくれた。

それは『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』(晶文社・2016年刊)という本だった。著者はすきやき「ちんや」六代目住吉史彦とある。

店主、なんと六代目だったのか。

本の内容は、住吉さんが、浅草のいろいろな老舗の主人に話を聞いたもので、その話を聞く場所が、これまた浅草のいろいろなバーなのだった。

この本は面白そうだ。ぜひ読みたい。

それで、住吉さんに、本にも出てくる一軒のバーを教えてもらい、3人で出かけた。

その店は、店構えも店名も、知らないで行ったら、多分通り過ぎるタイプの店だった。

ところがそのバーがなかなかよかった。

いかにもバーって感じじゃなくて、居心地がすごくいい・・・

個人的にも、

住吉さん、あのバー良かったですよ!

と連絡をくださったのに載せておられないのは、影響力のある人がヘタに紹介して、客が殺到し、お店に迷惑がかかるのを心配なさったのでしょうか。

私は、そんなに影響力ないので、ここでご紹介しますが、久住先生が行かれたのは、

「オレンジルーム」さん(台東区浅草1丁目41-8)でした。

皆様、お見知りおきを。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.905日連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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開会ノ辞

浅草料理飲食業組合の新年会が開催され、私は「開会ノ辞」を頼まれました。

皆様、新年明けまして新年お芽出とうございます。「ちんや」でございます。

開会ノ辞を言えと仰せつかりましたので、謹んで申し上げたいと思います。ただ今より浅草料理飲食業組合、平成30年の新年会を開催させていただきます。

世間では史上最強寒波でありますとか、史上最悪のインフルエンザの流行でありますとか報じられておりますが、本日ご来会下さいました皆様は、そんな中をサバイバルなさってきた方々なのだろうなと大変嬉しく・心強く思う次第でございます。ひとときですが、ゆっくりとお楽しみいただきまして、ゆめゆめ、この場でB型に感染なさらないように、ご祈念申し上げますって、我ながら何を言ってんだろう、酷い開会ノ辞だなと思いますが、私としてはこれで今日は御役目が終わったなと清々しております。

この後は、お料理・福引など、お後がよろしいようですので、この辺りで私は失礼しようと思います。

皆様、どうぞお楽しみくださいませ。本日はご来会、誠に誠にありがとうございました。

 

追伸

インターネットのぐるめ情報サイト「途中めし」にお採り上げいただきました。文は『孤独のグルメ』で有名な久住昌之先生です。ありがとうございました。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.904日連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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個人情報

慶應連合三田会の名簿が送られてきて驚きました。

一冊ごとに通し番号が印刷されているのです。

受領書をFAXしなさいとも書いてあります。

そしてそして、これはあくまで「貸与」なので、一年後に返して欲しいとか。

今年からそういう制度になったそうな。

戻した後はおそらく「妖怪」でしょう、いや、「溶解」でしょう。

うーむ。

個人情報管理も、ここまで来たか・・・

と暗澹たる気分になりましたが、まあ、考えてみえれば、元首相の方とか、元議長の方の自宅住所が載っているので、これを入手すればテロが実行できちゃいます。

ビシビシ管理も当然と言えば当然ですね。

事務局の御負担はいかばかりと心よりご同情申し上げます。

 

追伸

インターネットのぐるめ情報サイト「途中めし」にお採り上げいただきました。文は『孤独のグルメ』で有名な久住昌之先生です。ありがとうございました。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.903日連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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五段

将棋の藤井聡太四段が五段に成ったというニュースを視ていて、

おっ!

と思いました。

史上初の「中学生五段」を決めた対局は、持ち時間各6時間という長丁場ですから、当然昼食休憩がありますが、その昼食に藤井四段が選んだメニューが、

生たまご付きのカツカレーでした。

生たまご+カレー+肉は、弊店のカレーオイル卵と同じ構成ではないですか。

素晴らしい。

この組み合わせは旨いのです。

今後も勝ち続けること間違い無しと思います(笑い)

ちなみにですが、このカレーはカレー屋さんのカレーではなかったようです。報道によりますれば、

「藤井四段は東京・千駄ヶ谷にあり「将棋めし」として有名な蕎麦店「ほそ島や」に、ボリューム満点のを注文した。AbemaTVで食リポした藤田綾女流二段は、「お蕎麦やさんのカレーということで、お出汁がきいています。すごく甘みがあっておいしいです。カツはすごく大きくて、サクサクしていてすごくおいしいです。ボリュームがあるので長時間の持ち時間にはピッタリですね」とにこやかだった。」

「藤井四段はこのカツカレーを休憩から約17分の間に完食。対局場に戻る“早指し”で、五段昇段への臨戦態勢を整えていた。」とかですが、

うーむ。

早食いは、あんまり良くないかもですよ。

追伸

インターネットのぐるめ情報サイト「途中めし」にお採り上げいただきました。文は『孤独のグルメ』で有名な久住昌之先生です。ありがとうございました。

 

<これにて「適サシ肉宣言」関連の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りとなりました>

「文春オンライン」201728日より掲載

日本テレビ「スッキリ!!」29日放送

TBSテレビ「白熱ライブビビット」210日放送

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2101650分放送

東京新聞(特報面)212

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」21210時放送

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2151544分放送

「肉メディア.com(インターネット)215日、文:松浦達也様

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」216735分放送

産経新聞(生活面)221

日刊ゲンダイ224日掲載

「おとなの週末」(雑誌、講談社)20173月号掲載

FMえどがわ(84.3MHz32日放送

読売テレビ「そこまで言って委員会」312日放送

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」325日朝6時放送

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3311956分放送

「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)20175月号掲載

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4132015分放送

ブーストマガジン(インターネット)512日(前編)、19日(後編)

テレビ東京「和風総本家」518日放送

「婦人画報」(雑誌)20177月号「世界が恋するWASHOKU」特集

「健康保険」(健康保険組合連合会発行)20176月号、文:山本謙治様

dancyu20178月号、「美味東京」特集

「文芸春秋」20178月号、「この人の月間日記」、文:中野信子様

TBSテレビ「テッペン!『友だち+プラス』」8123:56放送

単行本『くらべる値段』、2017818日刊行、東京書籍、著者:おかべたかし様

雑誌「だいごみ」、2017年秋号、「地方創生支援協会」刊行

インターネット「食べたり買ったり作ったり~レストランガイド編集長の日常」(扶桑社、筆者:大木淳夫さま)

BS-TBSテレビ「サタデードキュメント」930日午前1000分放送

雑誌「Hanako1144号(20171019日刊行)

BSフジテレビ『極皿~食の因数分解』129日午後600分放送(ご出演:久住昌之さま)

雑誌「MetroWalker2017年冬号(東京メトロ)

朝日新聞1220日夕刊「(あのとき・それから)1944年 和牛の誕生 サシ重視、偏る種牛に危機感も」(文:向笠千恵子様)

インターネット『NEWS ポストセブン』「ブランドや等級に縛られない肉の多様化が定着 好みで選択可」(文:松浦達也さま)1230日配信

インターネット『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」(文:山口祐加さま)201815日配信

読売新聞2018116日夕刊社会面「和牛「脱霜降り」…脂肪抑えた「適サシ」人気 農家赤身多め「健康牛」

夕刊フジ【肉道場入門!】2018116

雑誌『東京ウォーカー』20182月号

フジテレビ「発見!ニッポンの肉2018 ~最新&最強の激ウマ大捜査SP~」20181211900分放送

dancyu20183月号、「プロが認めた味」(広告企画)

インターネット「途中めし」(文:久住昌之さま)

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.902日連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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食の絶滅危惧種

dancyu」3月号に載せていただきました。

広告企画「プロが認めた味」の中ではありますが、「dancyu」の社員さんが取材に見えたので、うまい店と思ってくれてはいるのでしょう。ありがとうございました。

で、その号の記事本体のメインは「日本酒 いまさらですが、何を飲めばいいんですか?」

いやいや、全部飲みたいですな。

もう一つの、私が気になった記事は、

連載「食の絶滅危惧種」第七回 アサクサ種の海苔

でした。

戦前広く食べられていたアサクサ種の海苔が衰えて、全収穫量の1%程度になり、今はスサビ種は主流であることは、以前弊ブログの2012531日号に書きました。アサクサは病気に弱く、成長速度が今一つだったからです。

ブログに書いた時点では弊店の売店で、東京湾のアサクサ種の海苔を売っていたのですが、今は仕入れが途絶え欠品が続いています。残念なことです。

今回の記事は、そのアサクサ種の養殖に有明海で取り組んでおられる島内啓次さんを特集したものです。

品種の正式な学名に「浅草」と付いている食べものは、他に在りませんし、かつては上方の神社にも奉納されていた由緒あるものです。頑張っていただきたいものだと思います。

dancyu」は本日6日発売です。

 

<これにて「適サシ肉宣言」関連の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りとなりました>

「文春オンライン」201728日より掲載

日本テレビ「スッキリ!!」29日放送

TBSテレビ「白熱ライブビビット」210日放送

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2101650分放送

東京新聞(特報面)212

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」21210時放送

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2151544分放送

「肉メディア.com(インターネット)215日、文:松浦達也様

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」216735分放送

産経新聞(生活面)221

日刊ゲンダイ224日掲載

「おとなの週末」(雑誌、講談社)20173月号掲載

FMえどがわ(84.3MHz32日放送

読売テレビ「そこまで言って委員会」312日放送

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」325日朝6時放送

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3311956分放送

「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)20175月号掲載

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4132015分放送

ブーストマガジン(インターネット)512日(前編)、19日(後編)

テレビ東京「和風総本家」518日放送

「婦人画報」(雑誌)20177月号「世界が恋するWASHOKU」特集

「健康保険」(健康保険組合連合会発行)20176月号、文:山本謙治様

dancyu20178月号、「美味東京」特集

「文芸春秋」20178月号、「この人の月間日記」、文:中野信子様

TBSテレビ「テッペン!『友だち+プラス』」8123:56放送

単行本『くらべる値段』、2017818日刊行、東京書籍、著者:おかべたかし様

雑誌「だいごみ」、2017年秋号、「地方創生支援協会」刊行

インターネット「食べたり買ったり作ったり~レストランガイド編集長の日常」(扶桑社、筆者:大木淳夫さま)

BS-TBSテレビ「サタデードキュメント」930日午前1000分放送

雑誌「Hanako1144号(20171019日刊行)

BSフジテレビ『極皿~食の因数分解』129日午後600分放送(ご出演:久住昌之さま)

雑誌「MetroWalker2017年冬号(東京メトロ)

朝日新聞1220日夕刊「(あのとき・それから)1944年 和牛の誕生 サシ重視、偏る種牛に危機感も」(文:向笠千恵子様)

インターネット『NEWS ポストセブン』「ブランドや等級に縛られない肉の多様化が定着 好みで選択可」(文:松浦達也さま)1230日配信

インターネット『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」(文:山口祐加さま)201815日配信

読売新聞2018116日夕刊社会面「和牛「脱霜降り」…脂肪抑えた「適サシ」人気 農家赤身多め「健康牛」

夕刊フジ【肉道場入門!】2018116

雑誌『東京ウォーカー』20182月号

フジテレビ「発見!ニッポンの肉2018 ~最新&最強の激ウマ大捜査SP~」20181211900分放送

dancyu20183月号、「プロが認めた味」(広告企画)

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.901日連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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春菊卵②

昨日に続いて「春菊卵」の件です。

新たな「変わり卵」として開発中の「春菊卵」を、先日開催しました「この辺りでもう一度肉のことを考えてみる会」に出してみました。

だいたい好評で安心しました。

保存性が悪いので、すぐに営業に使うことは考えないといけないのですが、可能性は確認できました。

ところで今日は何でまた、こんなことを考えたのか、です。

春菊の苦みで味にアクセントを付けるというのが第一の趣旨ですが、もう一つの趣旨もありまして、それは、今時の春菊を活かす方策でもあるからです。

最近の品種改良で春菊は、やわらかく+苦くなくなりました。迫力が無いのです。

私などは苦みも足りなく感じますし、鍋に入れるとすぐ縮んでしまって、存在感が希薄です。

NPO法人野菜と文化のフォーラムさんが取りまとめた「野菜のおいしさ検討委員会」というサイトでも、

「最近の野菜は概して本来の野菜らしさがなくなった」という声が多数寄せられています。

・苦味が評価されにくくなっている。

・本来野菜が持っている苦味や辛みや甘味が薄れ、ただ単に甘味の強い野菜が増えて来ている。

・臭いや苦味、辛さが減少し、甘さが増している。

・かたいものが嫌われている。

・総じて軟化し煮えやすくもなったがしっかりした歯ごたえ、噛みごたえのあるものがなくなった。

・煮えやすくなったのは時間的には助かるが、組織の結着力が脆弱で、野菜の力強さがなくなり、栄養成分にも影響があるのではないかと気になる。

・食べやすさを追求することが野菜らしさを失わせていると思う。

まったく、そうだと私も思います。

春菊にはホウレン草ほどではないものの、アクの成分であるシュウ酸が含まれていて、これを嫌う人がいるため、万人ウケするよう改良されてきたのです。

でも、それって、「らしさ」を失わせることでもありますよね。

A5等級にするために血道をあげ、肉らしさを失わせてしまった畜産業と酷似しています。

「らしさ」というキーワードで「適サシ肉宣言」と「春菊卵」はつながっています。

この食べ方を普及させたいものだと思います。

 

追伸、「適サシ肉の日」

日本記念日協会さん公認の記念日に成りました。

昨年私が「適サシ肉宣言」をした1月15日です。お見知りおきを。

「記念日制定の由来」は以下の通りです。

「2017年1 月15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.900日連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

春菊卵

新たな「変わり卵」を開発しようと思っています。

カレーオイル卵では辛味を、

ヨーグルト卵では酸味を卵に食わえてみましたが、

今回は、苦みを。

天婦羅屋さんに行きますと、抹茶を混ぜた塩が用意されていて、それを付けて食べたりしますが、あれのパクリです。

あるいは焼肉屋さんで、肉をサンチュで巻いて食べたりしますが、あれのパクリだと思っていただいてもOKです。

先日出席した、家畜改良事業団の「牛肉のおいしさ総合評価指標開発事業」事業推進検討会議でも、野菜と肉を一緒に食べると、肉の味の感じ方が変わる。という議論がありました。肉の脂っぽさをサッパリさせる 効果があるからですね。

弊店では、抹茶では面白くないので、春菊の苦みを卵に加えてみようと思い、試しています。

はじめ、春菊を粉末にして→それをオイルに溶かして→卵に入れようと思いましたが、やってみた結果、その方法ではインパクトが小さいことが分かりました。

ぜんぜん味に影響がなく、色素にしかならないですねと板長が申します。それではつまりません。

それほどまでに、今時の春菊の苦みは少ないようです。苦みが減るよう、改良に改良を重ねた結果ですね。

で、春菊をそのままミキサーで砕き、「みぞれ」の状態で加えることにしました。

美味しいです、普通に。何の違和感もありません。

が、保存性がないのが問題です。生ですから、つくったその日しか使えません。

ご注文が入ってから作るとなると、時間がかかってしまいます。

このように営業で使うとなると、冷凍するとか工夫が必要と思いますが、とりあえず美味しいことは分かりました。ご報告まで。

あ、それから問題点がもう一つ。

「春菊卵」と表現した場合、どのようなモノか、言葉だけでは、まったくチンプンカンプン・・・

追伸、「適サシ肉の日」

日本記念日協会さん公認の記念日に成りました。

昨年私が「適サシ肉宣言」をした1月15日です。お見知りおきを。

「記念日制定の由来」は以下の通りです。

「2017年1 月15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.899連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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地名+料理名

「浅草♡♡」という屋号の店が増えています。

♡♡には食品名や料理名が入ります。

そういう屋号を付ける目的は、もちろん「大昔からやっていた感」を醸すためです。

「駒形どぜう」さんは1801年のご創業ですが、地名+料理名で出来た屋号ですね。それを真似ているわけです。

そういう名付け方ではなくて、「山本海苔店」を真似て「裕三メンチ店」にすれば、裕三さんという人がやっているのだな、とハッキリして良いと思うのですが、そういう名付け方を今時はしないようです。

それにしても、策略に乗ってしまう客も客ですよ。

浅草の街を歩いていると、通行人から、

この「浅草♡♡」って、有名そう~♡

という声が聞こえてきますが、

いえいえ、去年開店した店ですよ。

なお創業年不詳の「狆屋(ちんや)」は地名を割愛して商品名だけという、はなはだ不遜な屋号ですが、やがて商品を変え、しかしそれでも「ちんや」のままで営業しています。お見識り置きを(笑)

追伸、「適サシ肉の日」

日本記念日協会さん公認の記念日に成りました。

昨年私が「適サシ肉宣言」をした1月15日です。お見知りおきを。

「記念日制定の由来」は以下の通りです。

「2017年1 月15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.898連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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不便な店

「働き方改革」

「時短」

とは要するに、不便な店に成るということです。

多少不便でも是非行きたい魅力のある店に成ることで、お客様のご理解を得たいと考えておりまして、それは可能だろうと私は思っています。「時短」の必要性を、世間のほとんどの方が理解なさっているからですね。

しかし、どうも100%とは行かないようで、ごくたまに苦情が入ることがあるのですが、これまでの経験では、苦情の主は年配の方が多いように思います。

電通過労死事件でも、昭和でブラックなクライアントがブラックな企業を造っていると指摘されましたが、そうした風潮は簡単に払拭できないのかもしれません。

自分達のころはしっかりやっていたのに、今時の連中は・・・

という気分なのでしょうが、人口半減という大前提には思いが及ばないようです。

ガチで議論した方が良いのでしょうが、どうもそれも能率的でないように思えて、ご意見ありがとうございます!と言っておいて、受け流しているのが実情ですかねえ。

昭和は遠く、ならないですな、ゼンゼン。

 

追伸、「適サシ肉の日」

日本記念日協会さん公認の記念日に成りました。

昨年私が「適サシ肉宣言」をした1月15日です。お見知りおきを。

「記念日制定の由来」は以下の通りです。

「2017年1 月15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.897連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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