万病の元
食事中に弊ブログを読んでいる方には恐縮ですが、今日は便通の話しです。これから暴飲暴食のシーズンに入りますのでね。
さて健康志向の高まりで便通を気にする方が増え、中には「便秘は万病の元」「便秘が続くと大腸ガンになる」と、便秘に対して随分恐怖心をお持ちの方が多いようです。
そして、すき焼きが便秘対策の悪者として登場することもあります。先日ネットで見つけた、便秘専門医の方の文章でも、
「ヘルシーな響きの「和食」だが、実は、お寿司やすき焼き、てんぷらなどは食物繊維があまり期待できない」「外食は和食よりもイタリアンが〇」
とありました。
便秘対策には食物繊維を摂ることが大切ですが、たしかに寿司、天婦羅には食物繊維が少ないです。
寿司を食べると魚肉と飯ばかりを食べることになってしまいますので、私は「追加料金払いますから、ガリをたくさん下さい」と言っています。
最近は魚以外を揚げる天婦羅屋さんも多いですが、「天婦羅=魚のみ」を崩さずにやっておられる店も多いですから、そういう天婦羅を食べると魚肉と天婦羅粉ばかりを食べることになってしまいます。それで私は「追加料金払いますから、大根おろしをたくさん下さい」と言っています。
では、すき焼きはどうでしょう?
葱があります。春菊があります。椎茸があります。シラタキがあります。これらは結構強力な食物繊維ですね。にも関わらず、「すき焼きは食物繊維があまり期待できない」と書かれるのは、すき焼き=肉というイメージが強過ぎるからでしょうか。
すき焼きは味付けが濃いといった問題点がありますが、こと食物繊維に関しては、そんなに悪者ではないと思います。むしろ、すき焼きを創造した人は、そういう点まで配慮が及んでいてスゴかったと考えた方が良いように私は思っています。
暴飲暴食のシーズンにこそ、すき焼きを。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.552本目の投稿でした。