芸者コーヒー

「浅草おどり」の会場で「浅草芸者コーヒー」なるコーヒーを買い求め、飲んでみました。結構なコーヒーでした。
「浅草芸者コーヒー」は今回の催事に合わせて発売された浅草花街グッズの1点です。意欲的な試みと思います。
が、コーヒーに詳しい方にとっては、このネーミングは「鉄板の笑える」ネーミングのようです。
皆さん、ここで試しに「ゲイシャ」「コーヒー」と検索してみて下さい。Wikipediaに
ゲイシャ(コーヒー)
という項目が出て来ます。何故わざわざ(コーヒー)が付けられているのでしょう?引用しますと、
「ゲイシャ(英: Geisha)は、コーヒーの最高級品種(スペシャルティ・コーヒー)のひとつであり、市場に現れたのは21世紀になってからと歴史は浅いが、世界で最も高価なコーヒー種と言われる。“ゲイシャ”という名は、エチオピアにある原産地の村名(ゲシャ村)に由来し、日本の芸者とは関係ない。」
つまりコーヒーに詳しい人にとって、
浅草ゲイシャ・コーヒーは
浅草マツザカ・ビーフ
浅草ウオヌマ・ライス
のような感じに聞こえるという次第です。面白いですね。
もっとも完全に同じではないです。
ゲイシャは特定のコーヒー豆の種類の名前でもあります。その種が発見されたのがゲシャ村だというので、そういう名前になっているのですが、マツザカ種、ウオヌマ種という特定の種があるわけではないので、完全に同じではないですね。土地の名前が種の名前にもなっている九条葱の方が近いかもです。
「浅草芸者コーヒー」どうぞ、ご贔屓に。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.538本目の投稿でした。

Filed under: 浅草インサイダー情報,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)