とりあえず出来ること

 先日、美容院に行ったところ、結構な賑わいでした。

 「地震は関係ないんですか」

 「最初はね、それは影響ありましたけど、髪の毛は伸びますからね、地震があっても」

 そうだったのか! 負けた、美容院に・・・さて、

 一方今、飲食店の状況はサイアクです。既にサイアクで当たり前の状態ですね。

 そんな中「ちんや」のスタッフに話しました。

 暗い顔してる人は、誰も助けてくれませんよ。みんながサイアクな中で、助けてもらえる人がいるとしたら、それは、こんな中でも前向きな人だけです。

 生きてるだけで丸儲け!人生の修行をさせていただいて嬉しいです!

〜この位の発想がないと、今はいけません。今までの暮らしと比べたら暗くなりますから、比べてはダメですね。

 それから、自分のことだけを考えてる人も、助けてもらえません。生活は厳しくなるでしょうが、こういう時こそ、むしろ人様のことを考えないといけません。みんなが厳しい中ですから、そんな中で助けてもらえる人は、こういう中でも「人様の御役に立とう」という気持ちのある人だけですよね。

 でも、みんながボランテイアに出かけるべきだ、という意味ではありません。

 今、自分が出きること=身のまわりのことで良いんです。まず店の前後の道路を綺麗にしよう。今までより綺麗にしよう、ということに取り組みます。綺麗にして、こんな時でも浅草へ来て下さる方々を感心させたい、と思います。

 勿論、スタッフの人数を減らしている中で、そういうことはキツいですね。掃除より休憩したいのはわかります。でも、休憩が好きな人なんか、誰も助けてはくれません。自分のことだけを考えてる人に見えるからです。それに、店の中でドンヨリしていているとロクなことになりませんしね。

 もちろん、今までもやって来たことですが、一層頑張らないといけません。

「ちんや」の衛生・社会貢献委員会で、毎日の掃除スケジュール作ることにしました。

 今、とりあえず出来ること

 掃除するぞ、ニッポン!

 今までより綺麗なニッポン!

と、いうことでショボい顔をして客待ちをしていても暗くなる一方なので、スタッフとともに道に出て路面の清掃をしています。でもゴミが少ないです。

  ゴミが少ないことが悲しいなんて・・・

追伸①

 雑誌「ノジュール」2011年4月号に載せていただきました。「50代からの自分ライフを格好よく!」というコンセプトの雑誌です。

 その「ザ・東京めし これぞ江戸の味!」というコーナーに載せていただきました。

 JTBパブリッシング社より発行。定価750円だとか。

追伸②

 仙台牛メニューの提供を開始しました。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号は03686-13232。

 美味しく食べて被災地支援を!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて395日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。  

 震災不景気でヒマなのでTwitterのリストを作りました。リアルに面識のある方々だけが載っているリストです。覗いてやって下さい。

ぼやく日々

 都知事選に出ているワタミ候補がまわって来ました。

 震災不景気で浅草も困っていますのでヨロシク、と申し上げておきました。何かしてくれるでしょうかね、受かったら。さて、

 このところ、弊ブログはすき焼きブログというより、ぼやきブログと化していますが、今日もぼやきの続篇です。

 地震のせいで、私の身の回りでも既に経営がピンチになる会社が出てきました。

 浮世では、苦しい時に助けてもらえる人と、切られる人がいるのだなあ、厳しいなあ、と感じます。平静だとわかりませんが、こういう時だとわかります。

 今のところ、私の店へは知人やら同業者が食べに来てくれていますので、切られる口には入っていないようです。勿論それでも状況はサイアクですが、暖かい気持ちになれるのだけが救いですね。

 その、切られるか・助けてもらえるかの境目ですが、実際に危機が来てから対応していたのでは遅いと思います。危機は突然やってくるからです。

 日頃から善行を施していないといけません。地域に対して、業界に対して、仲間に対して。

 しかも、そのことを日頃からPRしておかないといけません。でも「日頃からPR」は難しいですよね。自分の善行をPRするのは気持ち悪いです。またブログなどの手段を使いこなせないと、技術的にもPRが難しいですよね。書き方によっては反感を買うこともあります。

 それから我慢強いのは逆効果と思います。苦しい時に苦しさを顔に出さない、というのは美徳ではありますが、意外と平気そうだね、と思われて助けてもらえません。

 だから!

 当分、ぼやきます。

 改題が必要かもしれませんね。

 「住吉史彦の、ぼやきフルな日々」

追伸

 仙台牛メニューの提供を開始しました。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

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 美味しく食べて被災地支援を!

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こんな時のジョーク

 このところ、日の丸文様の、扇面の箸置を使っています。この箸置を、普段はお目出たい時に使いますが、今は意味が違います、復興へ向け、日本人の団結をアピールするためです。

 負けるな、ニッポン!さて、

 地震から2週間ですね。こんな時でも、いや、こんな時だからこそ笑えるジョークを作ろうと思っていますが、やはり難しいです。

 と思っていたら、こんな電話が・・・

「住吉さんですか?漫画『天才バカボン』について語り合うTV番組に出演していただけませんか!」

 その、TV局の方は、弊ブログを読んで、私がバカボン通であることを知ったようですが、これはジョークではありません、実話です、念のため。

 しかも放送予定日は、中止になった三社祭の前日。

 さすがにそのタイミングで「これでいいのだ!」とは言えません。

「かなり出てみたいんですけどねえ、本当にその時期に放送するんですか?出演者集まってるんですか?」

「いやあ、そうですねえ、やはり難航してますけど・・・」

 今回は、ヤバいのでご辞退申し上げました。ジョークになりません、これでは。

 替わりに、その電話と同じ頃、ツイッターで見つけたジョークを一つご紹介します。これもヤバさが限界ギリギリですが・・・

 香川県の水道水から基準値を上回る、めんつゆを検出!

@handstandhippoさんという方の御作品でした。笑えなかったかもしれません。

 最後にもう一つ。これは自作です。

 東京電力が2兆円増資!メガバンク全行が協調引き受けへ。

 うーむ、対抗してウチも増資しようかなあ、20万円くらい・・・

 

追伸

 仙台牛メニューの提供を開始しました。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

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 美味しく食べて被災地支援を!

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暗中模索

 今週末弊店で、結婚式の後の御食事を予定しておられる方から連絡がありました。

 決行!とのこと、目出度いです!

 でも地震で参加人数が少し減ったのは、お気の毒なことでした。御二人に幸多からんことを祈ります。さて、

 月刊「百味」4月号が届きました。

 「百味」には、向笠千恵子先生の『続すき焼き ものがたり』が連載されています。この連載は、昨年の5月号より始まったもので、もう今回で第12回です。この連載を、私が早速読むだけでなく、「ちんや」では全従業員が読んでいます。

 今回向笠先生は、地震前の入稿ですが、昨年7/12に「ちんや」で開催した「すきや連 日本短角牛の、すき焼きを食す会」のことを書いて下さいました。

 これだけ大勢の、すき焼き関係者が集合して、短角牛のすき焼きを食べるのは、たぶんこの時が初めてだったのではないか、と思います。このような会を開催することができたのは、短角牛生産者の、「北十勝ファーム」さん(北海道足寄町)のご協力によるものでした。

 もちろん、ご本人にもご出席いただきました。開宴に先立って、「北十勝」のファームマネージャー・上田金穂さんによる卓話を、皆さんにお聞きいただきました。大変参考になりました。

 日本短角牛は、おりからの「健康志向」「国産食材見直し」で再評価されています。しかし肉に霜は降らないので、すき焼きにした場合、甘辛の醤油味がストレートに味に響いてしまいます。そこをなんとかマイルドにするよう、いろいろ思案したのが思い出されます。

 あれからまだ9ヶ月ですが、地震の後では、すごく大昔のことのように感じます。あの時話題にしていた、「健康志向」「国産食材見直し」はこれからどうなるでしょう。

 暗中模索とはこのことですね。

追伸

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 宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号は03686-13232。

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草の香り

 「明後日に予約していた○○(お客様の御芳名)ですが・・・」という電話がかかってきました。

 「していた、とは過去形だなあ、またキャンセルかなあ」と思いきや・・・

 「1週間延期して下さい、その頃には道路が復旧するらしいので。」

 嬉しいじゃありませんか。復興するぞ、ニッポン! さて、

 3/23に開催を予定しておりました、

 「すきや連」分科会 日本の牛肉研究会 その第二弾

 「中国山地の完全自然放牧牛を もりもり食す会」

が地震のため、大変残念ながら中止になりました。

 この会で使うつもりだった肉は、島根県大田市「小山地区放牧の会」から届きました。

 この牛は、とても珍しい牛です。5年余に渡って、夏山冬里方式ではなく、周年(=完全)放牧された黒毛和牛です。夏山冬里方式の場合は、冬は牛舎に入れますが、この牛の場合は冬も放牧のままです。

 放牧ですから、エサは草です。本来牛のエサは草ですから、当然と言えば当然ですが、他の和牛は、ほとんど穀物飼料与えています。草を食べた肉牛は、少数派です。

 で、その草がどういう草かと言いますと、栗畑や梨畑、それに里山の土地に生えている草を食べて生きてきたそうです。

 そういう珍しい牛なので、すき焼き関係者や報道関係の方にご案内して、皆で試食する予定にしていたのですが、中止です。これでは牛も浮かばれません。

 生産者の方から「御店で召し上がって下さい」と連絡があったので、一部を向笠千恵子先生(「すきや連」旗振り役代表)に送り、後は、私と「ちんや」スタッフで食べました。

 食して、やはり中国山地の、草の香りがただよいました。

 震災の最中、命をいただくことの重みが、平静にも増して感じられました。

 合掌。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて389日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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リツイート

 今年の三社祭の中止については残念と申す他ありません。しかし祭の実施には警察・消防当局の多大なご協力が不可欠で、今年については、それが叶わないのが現実です。Shikata-naiとはこのことです。

 神輿は無しでも「例大祭式典」(神社境内でのセレモニー)だけは斉行されます。5/21(土)午前10時から斉行されます。

 式典は、震災早期復興祈願の趣旨も加えて行われますので、皆様も是非同時刻に、場所はご自宅で結構ですので、御手を休めて、祈願にご参加下さい。さて、

 ツイッターのリツイート機能が有り難いです。

 私のような小心者は、あれこれ自己主張をするのが不得意ですが、他人の主張をリツイートすることが、自己主張の代わりになります。この時節で、人心が殺気だっている中で、自分の考えを、そっと皆さんに伝える方法の一つとして有効と思います。

 今、外食産業は直接被災していなくても、営業上の甚大なダメージを受けていて、このまま放置すると、景気後退の引き金に成ります。いや、もう成っていると言って良いでしょう。

 特に農業・漁業にダメージがまわって行きます。築地に売れない在庫が積みあがっていることを見れば、すぐおわかりと思います。

 でも、直接被災した方のことを思えば、自分の商売のことを嘆くなど憚られます。だから、私のような小心者は、あれこれ自己主張できません。

 だからと言って、このまま放置すれば日本経済が縮み、被災地を支援したくても経済的にできなくなってしまいます。それに節電のことを考えた場合、人間が営業している店にかたまっている方が、分散しているより節電になります。

 だから、そうしたことをツイートしておられる方を発見したら、リツイートさせていただいています。

 それにしても、この非常時に、弊ブログをお読みになる方がさほど減らないのは、どういうことでしょう。皆様の参考になるようなことは、とても書けません。ぼやいているだけなんですけどね。

 まあ、私は有り難いですけどね、ぼやく場があることが。

 皆さんも、ブログをお始めになるのが良いかもしれませんね。

 

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて388日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

善行の遺伝子

 震災以来、このブログやツイッターで「キャンセルで大変だ」ボヤキ続けていたら、憐れに思った知人たちが食べに来てくれています。有り難いことです。昨日も雑誌の取材で知り合った食文化ライターさんが来てくれました。

 またネット世論も「自粛ムードで経済を縮めるな!」という主張が大半で、勇気づけられます。

 今回のキャンセルは、それは壊滅的なものですので、そこから回復することは、到底不可能ですが、暖かい気持ちにはなれました。心の糧にしたいと思っています。

 それと今回、キャンセルを連絡してくる方に、腹を立てずに、親切に接することが出来たのは、我ながら上出来と思います。平静な時ですと、身勝手な都合や、見え見えのウソの理由でキャンセルしてくる人に腹が立つのですが、不思議と、こういう時はそう思いません。

 震災を受けた日本人の態度・ふるまいが世界中から称賛されていますが、それも、こういう時だからでしょう。天災が人の善行の遺伝子を刺激しているとは皮肉なことですが、これもまた現実ですよね。

 逆に、こういう時なのに自分の都合で行動している人は、よほどの人物あるいはよほどの組織ですよね。

 私がどうしても不快なのは、一部のTV局。

 被災者直撃インタビューはいい加減にしてもらいたいと思います。惨状を当人の口から訴えさせれば物資や資金が集まるだろう、という考えなら、それは単純過ぎますよね。

 感情的な映像を垂れ流すのをやめて、必要な情報を知らせること、あるいは救命や復興に取り組んでいる人の姿を見せることに取り組んでほしいと、心から念願します。

 このブログは、すき焼きブログであって、世の中のことを評論する所ではないのですが、どうも今日も地震のことを書いてしまいました。非常時ということで、ご理解賜りたいです。

 それにしても、こんな時なのに「ちんやメンバーズ・カード」に入会なさった方が、昨日は2名様。

 カードの有効期限は5年間です。

 うーむ、その間に店が潰れないようにしないとな!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて386日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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自然体

   ちんや「すき焼き思い出ストーリー」投稿サイト http://www.sukiomo.com/category/memory/

に、ご投稿がありました。お爺ちゃんと一緒にすき焼きを食べた時のことを描いた、お孫さんからのご投稿で、心あたたまる思い出話しでした。

  早速ホームページに掲載させていただこうとして、

待てよ、と思いました。

  今は日本中が喪中です。震災の被災者の中には、お爺ちゃんを亡くしたお孫さんや、お孫さんを亡くしたお爺ちゃんもおいででしょう。その状況で、ご家族が揃っている話しをUPして良いものでしょうか。

  まず思いついたのは、

・UPするのを、震災の四十九日まで延期しようか。

 ということでした。続いて、考え付いたのは、

・日付を遡って、3/10付でUPしようか。

 という案でした。二番目の案は実に妙案です。でも、良く考えたら、投稿された方は、10歳代の、思春期のお若い方です。大人が、こうした姑息な手を使うのを許してくれないかもしれません。それはマズいですよね。

 それで、そういう手は使わず、今この文章をUPすることが本当に良くないことか、再度考えてみました・・・

・この文に接することで、被災者の方の悲しみがより深まるものか。

・その悲しみが今後の復興の妨げになるか。

の2点を考えてみました。

  わかりませんでした。私は、病気以外の理由で肉親を亡くしたことがないからです。

  わからないので、結局、自然体でUPしました。もちろん、UPしたことをツイートしたりはせず、ご本人にだけ知らせて、静かにUPしました。

  たぶん、ご異論もあろうかと思います。東京の大学まで卒業式をやめている時節に、これで良かったかわかりません。

  被災者の方の中でも、卒業式中止に賛成の方と反対の方と、たぶん両方おいででしょう。

  今回の投稿の件も判断がつきかねたので、

判断つきかねる⇒自然体で。という方針に従いました。ご支持もご叱責も承ります。

 それにしても、こんな時なのに「ちんやメンバーズ・カード」に入会なさった方がおいででした。その「記念日割引」の対象になる記念日は、誕生日とか結婚記念日とかじゃなくて、

 「ひ・み・つ」だって。

 いやらしいわ!!

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気仙沼の中学生、日本のヒーロー

 停電の影響と、自粛気分で東京の飲食店も甚大なダメージを受けています。3/18は、お彼岸の入りの日なのに、営業はサッパリでした。こんな時こそ御先祖の墓に参ったら良いのにと思いますが、そうはいかないようです。

 しかも復旧の目途が示されないのが、さらに辛いところです。心が折れかかる日が続いています。

 発想を変えて、気持ちを立て直さないといけません。そのやり方ですが、

・被災地に比べれば、こちらは大したことではない。生きてるだけで丸儲け!

・自分だけではない、みんなダメージを受けている。苦しい者どうし励まし合おう!

 一般的には、こんなところでしょう。

  でも、これではもの足りないですよね。物足りないのは、希望が足りないからです。

  そんな中、テレビで被災中学生の姿を見て、こんな想像をしました・・・

  今回の被災した子の中から、将来の日本のヒーローが出てくるかもしれない。いや、出るに違いない・・・

 まず10年後には、スポーツの世界に現れるに違いない。被災の悲しみをエネルギーに変えて、スポーツに打ち込み、這い上がってくれる子がきっと現れるに違いありません。

 聞けば、テニスのシャラポワ選手はチェルノブイリの被災難民で、今回の日本の震災のことを聞きつけるやいなや、寄付を申し出てくれたとか。日本の被災地からも、きっと、そういう選手が出てくるに違いありません。

 勉強に打ち込んでくれる子もいるでしょう。そういう子は20年後に、選挙に立候補するかもしれません。

 日本人として、その時は、そういう選手を応援し、選挙権があれば1票を投じたいですよね。

 たしかに、今週・来週に希望はあまりありません。でも、先のことでも希望があれば進んでいけます。

 弊店では4月に気仙沼の中学校の生徒さんの、見学を受け入れる予定にしていますが、予定通り実行できるか案じています。

  頑張れ、被災した子供たち!

 頑張れ、ニッポン!

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涙腺ツイッター

  震災以来、店の営業がヒマなので、ツイッターばかり見ています。

  どうも今回、テレビ=悲惨さを強調、なのに対し、ツイッター=勇気をもらえる、と好対照なので、そうなった次第です。

  テレビに映る「これでもか」という津波の映像や、被災した人が泣く映像はツラいですよね。一方ツイッターには、この事態をどうにかしたい、と願う方々のさまざまな知恵が書き込まれました。

  「阪神淡路」の経験者の方、医療関係の方、原子力関係の方も、もともとは立場を隠してツイートしていた方も、今回は明かして書き込んでおられました。そして、そういう方々が、必死に拡散を希望されると、瞬く間にそのツイートは拡散していきました。

  震災初日の夜、まだ電力不足が国民全体に注目されていなかった時も、ツイッター内の、節電のよびかけは早かったですね。

  それに応じて、私は浅草雷門通り商店街のアーケードを夜間消灯するよう話しをまとめ、そのことを報告ツイートしたのですが、その時も、瞬く間にその話しは拡散していき、まったく存じ上げぬ方からお褒めをいただきました。たかが節電で恐縮なことでした。

  勿論、前向きでない、批判のツイートや未確認情報も混じってはいましたが、割合的には少数だったように思います。

  私のタイムラインにヘンなツイートが少なかったのは、私がフォローしている方々が皆さん見識がおありで、ヘンなのを除外して下さっていたからかもしれません。

  ともあれ、善意のツイートを見ていたら、泣ける話しが多くて、涙腺が緩んで仕方ありませんでした。

  こういう時にわかる、日本人も捨てた物でない

  地震多発という厳しい自然環境が、この国民を偉大な国民にしてきたのではないか、とすら思えます。

  再建しましょう、ニッポン!

  一人一人が出来ることから。

追伸

 心配だった、仙台市「かとう精肉店」ご夫妻の無事が確認されました。3/8の京都での「すきや連」の後、「旧婚旅行」で関西に5泊⇒難を免れたそうです。

 善行はするものです。店舗も大きな破損なしとか。良かったです。

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