Itadakimasu!

 NHK world の「Itadakimasu!」という番組に出演することになり、収録がありました。

 この番組は料理研究家の、行正り香さんがメインです。

 行正さんは、若い頃のアメリカ留学中にホストファミリーの食事作りを見て料理に興味を持たれたそうです。

 帰国後、広告代理店に就職しCMプロデューサーとして活躍⇒広告代理店を退社⇒英語力を生かして、さまざまな国のおいしいものを紹介する御仕事をされています。

 テレビで結構、お見かけしますよね。

 著書が結構おありで、

「だれか来る日のメニュー」

「おうちに帰って、ごはんにしよう。」

「そうだ。お菓子を作ろう!」

「27個のおいしくてかわいいタルトとパイ―食べたいときに、すぐ作ろう!」

「ものがたりのある一皿 季節のおもてなしレシピ」

「19時から作るごはん」など・・・

 その行正さんが、今回はすき焼き専門店(=「ちんや」)を訪れ、日本ではどのようにすき焼きを楽しんでいるのか、その基本と言える食べ方のマナー、調理法や、すき焼きと歴史を紹介するのが、この番組です。

 と、いうことで局の方と打ちあわせしますと・・・

「お店の方に御出演いただき、お話しを伺いながら、進めて行きます。」⇒はい了解です。

「やりとりは英語です・・・」

⇒な、なんですって?

 日本人同士で、英語で話すんですか? 

 そんな馬鹿な!

と思いましたが、この番組は、そう、NHK world の海外向けの放送なのです。

 うーん。弱りました。

 でも「すきや連」旗振り役の私が、この話しを断るわけにも行きませんね。

 やりましたよ、結局。

 まあ、台本はあるので、覚えれば良いんですけどね。発音記号を調べ、ン十年ぶりに英語の一夜漬けをしました。

 カンペも用意していただきましたが、あからさまにカンペを読むと、行正さんとのアイコンタクトが無くなってしまい、目線が変ですからね。

 勿論、留学経験の無い私の英語が流暢であるはずはありません。でも相手のお国の言葉で、すき焼きを説明しようとする姿勢だけ、あちらの方に買っていただけたらと思います。

 そうそう、英語のsukiyakiは、yaにアクセントを付けて発音するそうです。

 知ってました?! 私は知りませんでした。

 それでは住吉さん、出番です、3・2・1、

 Please enjoy our sukiyaki with a 100-year history!

 

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

  PR動画を撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて736日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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アンコウ鍋

 茨城県の方から、冬のアンコウ鍋にお誘いいただきました。

 行かぬ手はありません。浅草の料理屋仲間と一緒に乗り込むことにしました。

 さて、つくばエクスプレス線の「研究学園駅」に着くと、「白菊酒造」さんのハイエースバンが待っていてくれました。これに乗車して、まずは、つくば市の「浦里酒造」さんを見学。

 さらに石岡市へ移動して「白菊酒造」さんを見学。

 この見学も勿論、大変勉強になり、「皆さん、大震災を乗り越えて頑張っておられるなあ」、と感心したのですが、書くと長いので、後日の号に譲って⇒いよいよ、アンコウへ。

 宴会場は水戸市の「魚誠」さんです。

 宴会には「浦里」の御主人、「白菊」の若旦那も参加して下さいま​した。

 このブログの読者には、西の方も結構おいでなので、念のため解説しますと、アンコウは「西のフグ、東のアンコウ」と並び称されている魚です。

 茨城県を境に「北のアンコウ」「南のアンコウ」と分けられ、北の海で獲れるアンコウの方が高値で取引されるそうです。特に親潮と黒潮が交わる鹿島灘は、餌のプランクトンが豊富だとかで、この辺りのアンコウは珍重されます。

 そう、アンコウ鍋は茨城県の冬を代表する料理なのです。

 アンコウ鍋には、

・味噌味、

・醤油味、

・どぶ汁

と3タイプがありますが、「魚誠」さんは「どぶ汁」です。

 その味に、地元の御酒「霧筑波」「白菊」が合うの、合わないのって!

 どの種類も合いますが、「どぶ汁」は濃いめの味なので純米酒がより合うように思いました。

 鍋の前に出てきた、蒸したてのアン肝も、スゴい迫力で、びっくりしました。

 いや、いや、最高でした、茨城の冬は。

 うーい、ひっく。

(浦里さん、白菊さん有り難うございました。特に白菊さんは、丸一日運転手にしてしまい、恐縮でした。)

追伸

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写メ

 世はスマフォ全盛、FB全盛です。

「ちんや」店内でも、そこら辺でも写メを撮っている方を見かけます。皆さん、楽しそうにしています。まあ、それは結構なことと思います。

 でも、人様の霊柩車を撮るっていうのは、どうなんでしょう?

 先日なんの気無しにTVを見ていたら、元祖アイドルグループ「フォーリーブス」のコーちゃんの、御葬式の様子を映していました。

 さらになんの気無しに見ていると、霊柩車が出発するところで、最前列に陣取った、長年のファンらしき女性が霊柩車を写メしていたのです。

 げ、げげー!

 普通、手を合わせませんかね。

 手を合わせれば両手がふさがるので、写メはできないはずです。ですから合掌していないわけです、その人は。

 心痛のあまり霊柩車にすがりつく、というのなら、ファンの心理として分からないでもないです。しかし、その方はファンはファンでも、かなり違う傾向の方のようです。

 ひょっとして、その方は「フォーリーブス」のファン・ブログでも書いておいでなのかもしれません。

 御葬式まで出かけて行き、霊柩車が出発するところで最前列に陣取ったことを、自慢げに書き、その証拠として画像をUPするんじゃないでしょうか。それ以外に人様の霊柩車を撮る理由が思い当たりません。

 そうした価値観の方が住む世の中で、私達は生きて、商売をしていかないといけません。

 末法の世ですな。

 南無観世音菩薩。

追伸

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奥山風景

 大浅草観光祭「江戸町奥山風景」という催事が開催されます。

 浅草寺の御本堂西側のスペースに、江戸の街並みを再現した、和風の仮設店舗を60店ほど建て、そこに物販や抽選、占いなどの店が入って、およそ2か月間営業するものです。

「ちんや」が加盟する「浅草うまいもの会」も、その内の1店を借りて、出店することになりました。

 その店でいたしますのは、「お楽しみ袋」と「福引」です。

「お楽しみ袋」の中身をご提供いただきますのは、

評判堂さん

常盤堂さん

西むらさん

海老屋さん

やげん堀さん

熊野屋さん

アンヂエラスさん

梅園さん

舟和さん

などなど。「うまいもの会」の店は、自分で言うのも僭越ですが有名店ばかりです。こうした御店の食べ物を、なんと、詰め合わせて「お楽しみ袋」にしてしまいます!

 こんなことをするのは「奥山風景」だけです。袋も「奥山風景」限定バージョンのレアものです。

 しかもオトク! 売価2.000円で、中身は2.500円相当なのです。

 そしてそして、さらに特典が! 

「お楽しみ袋」を買った方は、無料で「福引」に参加できるのです。 

 こちらの景品は「うまいもの会」の飲食店が提供します。お食事券1.000円などが当るのです。

川松さん

浅草今半さん

大黒家さん

尾張屋さん

駒形どぜうさん

どぜう飯田屋さん

ヨシカミさん

三角さん

中清さん

葵丸進さん

むぎとろさん

神谷バーさん

三定さん

つるやさん

あづまさん

小柳さん

浅草ベルさん

寿司初さん

そして、ちんや。

 これらの御店の食事券が当たるのです。

 どうです? 楽しそうでしょう。

 この出店の計画を、私が実行委員長として準備してきました。あと10日ほどで開幕ですが、商品・景品・備品の手配、人員の確保、マニュアル作成など、だいたい格好がついてきました。

 鳴り物も用意して、当たった場合は騒々しくイヤ賑やかに盛り上げますよ。

 会期は、3/10から5/7までです。

 是非是非お出かけを。浅草寺の御本堂に突き当たって、すぐ左です。

 追伸

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割り勘

 割り勘をするのは日本人だけだ、と聞いたことがあります。

 その日本人でも、ごくたまにですが、完全個別会計をなさることがあります。

 金銭負担を明瞭にするには、たしかに完全個別会計がベストです。しかし、それを大勢でやっていただくと大変なことに成ります。

 8名様のグループで、

A様は、すき焼きコースだけ

B様は、すき焼きコースと、アサヒビール

C様は、すき焼きコースと、エビスビール

D様は、すき焼きコースと、エビスビールと御飯のお替わり

E様は、すき焼きコースと、エビスビールと御飯のお替わりと肉のお替わり

F様は、すき焼きコースと、御飯のお替わりと肉のお替わりだが、その肉のお替わりを、G様と半分に分ける

G様は、すき焼きコースと、エビスビールと、肉のお替わりの残り半分

なんていうことを始めたら大変です。しかも、いったん〆た伝票を、このように解体し、さらに個別に釣銭の出納をするのは大仕事です。

 チトお尋ねしますけど、まあまあ、っていうのは無いんですかね。

 ひょっとして、仲悪いんですか?  

 皆さん、割り勘こそ、和の国・日本の偉大な食文化です。大切にしましょう。

 記念すべき3年目にしては、ショボい内容だった・・・かな?

追伸

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 二条彪先生の門下生約200m人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて732日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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住吉八策②

 どうも「八策」が流行ってますね。

 弊ブログの丸二年連続更新を記念して、昨日から私も「八策」を発表しています。長いので四策ずつ2日に渡って発表しています。

 その「八策」は私が、今やりたいと思っていることです。この活動を通じて、この国が少しでも良くなれば、と思っています。ご覧ください。

 <策之五>中小企業経営者同士が交流を深める場を作る。

 はっきり申して、私は宴会を主催するのが好きです。

 色々ある宴会の中でも、やはり同じような苦労や喜びを知っている人が集まる宴会が好きです。

 幸い、会場として自分の店が利用できて、しかもすき焼きという料理は、人と人を結びつける料理です。こんなに便利なことはないですね。

 すき焼き屋が天職とは申しませんが、すき焼き宴会を主催するのは天職、と心の底から思います。

 企画しますよ~宴会を。

 <策之六>商売の現場において利他主義を実践する。

 ボランテイアやNPOで活動している皆さんは、たしかに素晴らしいと思います。

 でも商売をする株式会社が利己主義のみで運営されていると思っていただくと困ります。

 自分、従業員、お客様、仕入れ先、業界、地域社会の「六方良し」でなくてはいけないと思います。商売を通じて人様に喜んでいただく、お助けする、それによって自分も生かされるのだ、と信じます。

<策之七>24時間完全実名主義、「顔出し」主義で活動する。

 数年前から、プライバシーというものを捨てています。

 実際問題として、日本に居る限りプライバシーを守るのが難しい立場にあるので仕方ない、ということもありますが、理由はそれだけではありません。今の世の中の、行き過ぎた匿名主義に反発を感じるからです。「個人情報」を保護し過ぎなのでは、と思うことが頻繁にあります。

 何か言う時は実名・顔出しで、と私は決めています。

 潔くない様は、好きになれません。潔くない人がたくさん住む社会も、好きになれませんからね、悪いですけど。

<策之八>人生の時間の95%を「ちんや」「すき焼き」「浅草・台東区」の為に使う。

 数年前から趣味の時間が欲しいと思わなくなりました。

 休息が欲しいとも思わなくなりました。休んでいると、むしろ逆にストレスを感じてしまいます。

 ですので当分の間は、休み無く走って行くことになろうかと思います。願わくば、ご声援を賜りたく、お願い申し上げます。

  嘘つけ!適当に夜遊びしてるじゃないか、って?

 とんでもない。すき焼きの話しをしてるんですよ、お姐さん達と。 

 

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

 これにて弊ブログは御蔭様にて丸二年連続更新を達成しました。皆様のご愛読・ご声援に心より御礼申し上げます。

 浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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住吉八策①

 どうも「八策」が流行ってますね。

 弊ブログの丸二年連続更新を記念して、私も「八策」を発表してみたいと思います。

 その「八策」は私が、今やりたいと思っていることです。この活動を通じて、この国がほんの少しでも良くなれば、と思っています。ご覧ください。

 長いので、四策ずつ2日間に渡って発表します。

<策之一>すき焼き文化を、このニッポンに再び広める。

 これは当然の仕事でありますが、問題は、その方法ですね。

 すき焼きは地方によって、また店によって結構な違いがありますので、まずその違いを発見します。そしてそれを自分自身が面白がり、皆さんにも面白がっていただこう、と思っています。

 「すきや連」は、まさにそのための活動です。各地のすき焼き屋さんを訪ね、その御店の御主人さんと話すほど、すき焼きというのは、その土地に根差した食文化であることを再認識させられます。

 誰か特定のシェフが発明した料理ではなく、人間と時間が作りあげてきたのが、すき焼きなのであって、そこが面白いところです。

 実は、そのことを見つけ、自分のメデイアで発信することが出来るようになって、私は初めて自分の仕事に面白みを感じることが出来るようになりました。それ以前は、正直仕事は限りなく「義務」「負担」に近いものでしかありませんでしたが、今は違います。仕事を面白がることが出来ます。

 今後も、ブログ・ツイッター・フェイスブックで、どんどん賑やかに発信していきますからね。

<策之二>東京下町の食文化を食べ、宣伝する。場合によっては売る。

 これも当然の仕事であります。自分の街・浅草に貢献する方法として、この方法がベストと思っています。

 しかも、この仕事は簡単です。私は鰻・どじょう・天麩羅・焼き鳥・もんじゃ焼といった、下町の食べ物がなにしろ好きなので、単純に食べて、いいね!旨いね!と言っていれば良いわけです。バンバンと発信します。

<策之三>東京下町の工芸品、地場産業の製品を買う。場合によっては売る。

 これまた当然の仕事でありますが、食に比べると難しい面があります。

 日本国内の物価や人件費が高いので、どうしても品物の値段が高くなりがちです。

 でも高いから買わない、では寂し過ぎますよね。

 そもそも浅草は、地場の職人さん達に支えられてきた街です。職人さん達の厳しい目をクリアした店だけが繁盛できる街が浅草でした。恩を忘れるのは良くないと思います。

 それに原価が高い中で苦闘している、地元の仲間のことを思えば、なんとかならないものかなあ、と思います。

 こちらが買えば、きっと逆にこちらを利用してくれます。顔の見える同士で、お金を使いあう消費=「絆消費」は、そんな名前が付く以前から、皆がやっていたと思います。

 それを、今復活させないといけません。

 <策之四>日本の農作物を使用する。特に東北・北関東の牛肉を使用する。

 農作物は、同じ作物でも世界中同じではありません。

 日本人と中国人が違うように、日本の牛と海外の牛は違っています。日本の葱も海外の葱と違います。

 それどころか日本の各地に、その地域社会が守って来た、種のDNAがあります。その土地と、人と時間が育ててきた固有のものです。

 それを一律に「コメ」とか「牛肉」とか、ひどく単純なカテゴリーに入れ込んでしまうのは乱暴過ぎますよ。

 多様である姿に敬意を持てる、そういう心の姿勢を保ちたい、と考えています。

 幸い、牛は全頭の放射線量を測っています。胸をはって東北の牛を売れるのが有り難いです。粘り強く、皆さんの御理解を求めていきます。

(策之五以降は、また明日)

 追伸

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浅草海苔

 「ちんや」精肉売店で海苔を売り始めました。

 勿論、浅草海苔です。

 育てているのは千葉県ですが、品種がアサクサノリです。

 ハッキリ申して肉と海苔は、あまり関係ないのですが、去年から弊店の売店は「肉屋発想」をやめることにしています。浅草らしくて、皆さんに是非おススメしたいものは、売ることにしています。

 弊店の売店には、おかげさまで、安からぬ単価の肉を買って下さるお客さまがおいでなので、その方々に肉だけでなく、こうした物を買っていただくのです。

 さて、その売り方ですが、海苔を炙って食べることをおススメしています。

 昔は「焼き海苔」という商品は、あまり流通しておらず、乾しただけの「乾し海苔」が主流でしたね。だから海苔は食べる直前に炙って食べるのが普通でした。その方がダンゼン美味しいからです。

 でも、世の中が忙しくなって、炙る行為が面倒になり、その一方で、炙るのに最も適した道具=炭が身の周りから姿を消しました。

 それを受けて、「乾し海苔」を見かけることは減り、「焼き海苔」にシフトしましたが、弊店が売り始めたのは、当然美味しい方の、「乾し海苔」です。

 パッケージには「必ず炙ってから、お召し上がり下さい」と念押しの一言が印刷されています。

 これが売りにくいことは百も二百も承知ですが、せっかく浅草で浅草海苔を売るのに、本当の美味しいものでなければ、売る意味がないですね。ここは、必ず炙る必要がある、海苔を売ろうと思います。

 是非、お求めを。

 あ、実はその他に、お手軽なもの=瓶詰の、海苔の佃煮もあります。

 こっちは、そりゃあ、もうお手軽です。

 白飯に載せて食べるだけで旨いですねえ。何杯も食えます。これも浅草海苔です。

 お気をつけ下さい、淡水化物いや炭水化物の摂り過ぎに。

 

 さて、弊ブログの連続更新が、後二日で「丸二年連続」と成ります。

後五日!後四日!後三日!

と書いていたら、

 去年みたいに、記念スペシャルはやらないの?

と聞かれました。

 やりますよ! 去年ほどではないですが。

 明日からは二夜連続記念スペシャル=「住吉八策」です。

 御期待下さい。

 追伸

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思い出二題

 「すき焼き思い出​ストーリー」投稿サイトに新しい御投稿が、2通ありました。

 このサイトは、弊店の創業130年を記念して、おととしからスタートさせましたが、だんだんと御投稿が集まってきまして、ちょっとした読み物に成ってきました。嬉しいことです。

 さて1通目は、千葉県のスイーツママさん(33歳 )からで、題は「すき焼き」

「私が子供の頃食べていた『すき焼き』は自宅の鉄鍋に割り下をはじめから入れて煮込んだもので、一般的なものとは随分とかけ離れていましたが、子供心ながらに家族みんなで鍋を囲めば何でもおいしく感じられたものです。

 そして社会人なり、外食で『すき焼き』の食べ方を知って大いにカルチャーショックを受けました。もっとも笑えるのは両親が一般的な『すき焼き』の食べ方を知っていたにも関わらず面倒なので煮込んでいたということです。

 結婚し家族を持つ身となた今、その気持ちが理解できることにも笑えます。しかし現在我が家では旦那様が関西圏出身のため『すき焼き』の作り方そのものから違ってしまい、今となっては懐かしい思い出です。」

 2通目は、埼玉県のせっかちばぁばさん(60歳 )からで、題は「ちんやの麩」

「今年、還暦を迎えるにあたり息子夫婦・娘夫婦がちんやで御祝いの席を用意してくれました。もう何十年ぶりでございます。私が幼い頃は浅草でご馳走といえば『ちんや』のすき焼きで祖母が浅草に出かけるときはいつもついて行ったのを覚えています。

 私の家ではすき焼きに「お麩」を入れる習慣がなかったのでちんやで味のしみたお麩を食べるのも楽しみのひとつでした。

 結婚し子供が生まれてからはすっかりご無沙汰になってしまいましたが変わらぬ味にほっと安心いたしました。」

 大事なお食事に弊店をお使いいただき有り難いことです。またそのことを投稿していただけて、店として何よりのやり甲斐を感じます。

 今後も、ストーリー募集を続けていきたいと思っています。

 * 「すき焼き思い出ストーリー」のサイトは、こちらです。

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イタリアン

 100%江戸東京味覚の私は、自分から進んでイタリアンに行ったりしません。

 でも、たまの定休日の昼時などはヨメが、

 最近回天した、イヤ最近開店した、コ洒落たイタリアンに行きたい!

などと申します。争う気力もないので、ついて行きますと、たいてい御決まりの、

 サラダ、ピザ、パスタ、コーヒーのランチ。

 サラダは良いとして、イタリア人って、本当にこんなに炭水化物ばっかり食べてるんですかねえ。

 そう言えば以前、国際観光日本レストラン協会の例会で、とある有名イタリアンに行きました。その御店は、イタリア本国に有名な本店があって、その日本支店なのですが、大層立派な御店でした。

 食べ終わった後、支配人さんに一言挨拶をと、マイクを渡しますと、最初は御礼でしたが、次第にボヤキが入ってきました。

 どうも、日本人がランチどきにイタリアンを食べる時の単価が安すぎます!

 立派な身なりの奥様方なのに、なんでランチとなると、こんなに単価が安いんでしょう。私もそれなりに努力しているのですが、この現状を打破できなくて、忸怩たる思いを持っています。単価が低いので、どうしても出せる料理が限られます。残念なことです・・・

 うーん、一流店でもそんなんだったら、街場の個店が、サラダ、ピザ、パスタ、コーヒーなのは仕方ないのかなあ、その時そう思いました。

・・・てなことを思い出しながら、先日の火曜の昼もイタリアンへ。

 サラダを食い終わって、メインを待っていると、出てきましたのは、

 巨大なピザ!

 げげ、そんなに炭水化物ばっかり食えないよ。

 いくら原価安いからって。

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