国民の祝日

浅草の皆さん、気づいてましたか?

今年は祝日が、例年より4日も少ないですよ!!

4日も少ないと、売上に響きそうです。トホホです。

例年より4日少ないのは、以下の4日が土曜日だからです。

211日「建国記念の日」

429日「昭和の日」

923日「秋分の日」

1223日「天皇誕生日」

国民の祝日は現在、一年に16日。

単純計算で今年の休みは四分の一も減ってしまうことになります。

こうした点に気付いた人からは、17年に入ってツイッターやネット掲示板に、

「今年祝日少ないの本当に辛い心折れそう、もうすでに

「去年から4日も祝日少ないんだね、ふざけんな」

「今年は頑張れそうにない」

といった悲鳴が噴出しているそうな。

この事態を浅草側から見ると、それだけ商売の機会が少ないということです。

一方、銀座のクラブの姐さん方から見れば、それだけ商売の機会が多いということです。

困ったな。

姐さん方、稼いだ分だけウチに食べに来てよ。

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.526日連続更新を達成しました。

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

好きなだけ旨いものを

ある日ツイッターですき焼きに関するツイートを見つけました。

佐藤龍一さん@RyuichiSatoとおっしゃるシンガーソングライターさんのツイートで、

「父の好物は和牛のすき焼き、特上の寿司、鰻、鰹の刺身、金目鯛や銀鱈の煮付け。この半年、ほとんど毎日、好きな物を食べて暮らしてきた。極貧の家庭に生まれ、子供時代はいつも腹を減らし、戦争にも行った。戦後も質素な食生活だった。だから最後ぐらい、好きなだけ旨いものを食っていって欲しい。」

ツイ主さんは、私は存じ上げない方ですが、1952年生まれ。1972年エレックよりデビュー。竜とかおる/龍名義でアルバム2枚シングル4枚発表のち失踪。世界放浪30ヶ国、ゲーム音楽制作、専門学校講師などを経て2008年アルバムLOST&FOUNDリリース。俺の職業はブルース。

・・・という方。

他のツイートを読みますと、どうやら、お父上は入院中で肺炎を患っておいでの模様。

すき焼きとは、まさに、この文にあるような食べ物だから、私も心して提供したいと思ったのでした。

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.525日連続更新を達成しました。

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

NEXTOKYO

NEXTOKYOというプロジェクトが在るそうです。

2020年以降の東京を構想しよう!ということで、

A.T.カーニー会長の梅澤高明さんを中心に、敬称略しますが、

森俊子(建築家/ハーバード大学大学院教授)、藤村龍至(建築家/東京芸術大学准教授)、為末大(元陸上競技選手)、楠本修二郎(カフェ・カンパニー)、Sputniko!(アーティスト・MITメディアラボ助教)、林千晶(ロフトワーク)、田川欣哉(takram design engineering)、小笠原治(ABBALabDMM.make AKIBA)、伏谷博之(タイムアウト東京)、齋藤貴弘(弁護士)・・・

といった方々が集まっているそうです。

既に2014年にスタートしていたのだそうですが、不勉強で私は知りませんでした。2020に夢中で先のことは考えない人が多い中で、大変結構なことと思います。

さてNEXTOKYO構想は3つのテーマを掲げているそうです。

「フィットネスシティ」(健康的なライフスタイルを実現する都市)

「クリエイティブシティ」(それぞれの街のユニークな特徴を先鋭化した文化創造都市)

「インフォメーションシティ」(情報武装を通じて都市の利便性を高め、IoTの実験場となる都市)

この中で料理屋に関係ありそうなのは、「クリエイティブシティ」。

「デザインや建築、アート、食、ファッション、メディア・コンテンツなどの分野が候補となる。これらの分野における日本の大学や専門学校は、専門技術を持つ職人を養成する場という色彩が強い。クリエイティブ産業の成長を促進するには、マネジメントや海外展開に関しても人材を養成できるプラットフォームを作ることが必要だ」(梅澤氏)

はい、私もまったくそうだと思います。

食の大学院を創って欲しいな、と思います。現行の、1年で調理師免許が獲れる制度と、求められていることの間に開きが在り過ぎる感じがしてますので。

ともあれ、「2020以降」にも、まずは期待したいと思います。

2020いらっしゃいませ!!!」みたいな方々より、こちらの方が余程私はシンパシーを感じます。

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.524日連続更新を達成しました。

 

Filed under: ぼやき部屋,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

駅伝の宿

「それが私たちの新年の仕事始めなんです。それを大変だなんて思いません。むしろとってもありがたいことだと思っています」

むしろとってもありがたい~その考え方、素晴らしいです。

正月働くことを「ありがたい」と言うのは、

箱根駅伝・平塚中継所に近い場所にある『やまいち旅館』さん。

毎年、往路24区、復路89区の56校の選手たちが宿泊する宿です。今年は、青山学院大、明治大、中央学院大、国士舘大、大東文化大、関東学生連合チームが泊まったとか。

「宿泊するといっても、滞在時間は短く、元日の午後2時過ぎにチェックインして、12日の朝56時には出発する」

調整方法が選手によって違うため、

「当日の朝食時間は選手によって違う。“走る何時間前に食事をしたい”という選手もいて、『朝3時に食べたい』ということもあった。「そのときは、調理スタッフもみんな、午前2時に起きるんです(笑い)」

「ですから私たち旅館の者も、とにかく寝る間もない。でも、選手のみなさんは箱根に向けてずっとがんばってきているから、私たちも彼らを支えたいという思いが強いんです」

思えば、正月浅草で働いて、人様のお幸せの手伝いを出来ることは、実に在り難い話しです。

キツいんですけどね、毎年。全く「捉え方次第」ですね。

&伊勢丹さんに聞かせたいものです(笑い)

 

ちなみに、この話しのネタ元は『女性セブン』さん。最近はネットで『女性セブン』を読めるので、たまに拝見しますけど、G.J.と思います。

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.523日連続更新を達成しました。

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

営業

日本の社長さん・営業本部長さんに申し上げますが、
日本の会社の営業力がホントに低下してると思いますよ。
年始の浅草にヒマな人なんかいないんだから、名刺と手ぬぐい出して、
「住吉社長によろしくお伝えください」
とだけ言ってすぐ脱出するのがスマートなのでは?
名刺に手書きで「今年もよろしくお願いします」と書いておけばベター。
忙しい仕事の手を止めて、何事かと応対に出て行けば、
用件は「お芽出とうございます」だけって、勘弁して下さいよ。ここは浅草なんだから。
相手の状況を観て仕事ぶりは変えようよ、営業マンなんだから。
ついでに申しますけど、
「キーマンに会わねば・・・」という意識ばかりが強い人は上手く行きませんよ。
現場にいる人間に、精一杯よろしくと言うことの方が大事かもよ。実際に御社の商品を売っているのは彼らなんだから。
現場の人間だって忙しいのに、社長を引っ張り出しに行くとか、とてもメンド臭いんだという所をお忘れなく。
結局薬局、キミは仕事しているつもりかもしれないけど、本当の意味では仕事に成ってないと思いますよ。
日本の社長さん・営業本部長さんに申し上げますが、
日本の会社の営業力がホントに低下してると思います。
最近毎年年始にそう思います。

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.522日連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

大寒卵2017

好評につき、「大寒卵」が戻って来ました。

今年の「大寒」は1/20でした。

風水は、大寒の日に産まれた卵を食べることを勧めているとかで、それを「大寒卵」と言うそうです。

これを、あながち迷信と片づけない方が良いと思います。

寒い時期に産まれた卵は栄養価が高いからです。

大寒は一年で最も寒さが厳しくなる頃です。鶏はその寒さで本能的に産卵数が少なくなりますので、その中でも産まれた卵は、必然的に栄養価が高まります。

風水が面白いのは、それを金運と結びつけたところです。

「大寒の日に産まれた卵を食べると金運が上昇する」と言うのだそうです。

ただ「健康に良い」と言うより、そちらの方がそそられますね。上手いことを考えたもんです。

会社の社員さんに一個ずつ配るとかしたら面白いと思います。

さて今年も「ちんや」精肉売店で、この大寒卵を販売しています。

寒い所の卵が良いわけですから、特に寒い所=日本海の風雪を浴びるような所で鶏を育てている養鶏場から卵を取り寄せることにしました。

その養鶏場は、新潟県村上市の「オークリッチ」さん。

今年は、新潟県で鶏インフルエンザが出て、大変心配されましたが、無事「大寒卵」が採れて安心しました。

既に販売していますので、「今年は一旗・・・」と心に決めておいでの方は、どうぞお急ぎ下さい。

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.521日連続更新を達成しました。

 

Filed under: 色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

寅さんの口上

テレビ朝日「継ぐ女神」の「お宝鑑定」の場面が、どうも私は嫌いだという件は、旧臘12/6の弊ブログに書きましたが、それは局側の興味本位なノリが嫌いなのであって、登場する老舗さんの考え方は参考になることが多いので、実はよく拝見しています。

あ、念のためおさらいしますと、「継ぐ女神」は朝の番組「モーニングショー」の中の日替わりコーナーで、「伝統を守り、次の世代へ引き継ぐべく奮闘する輝く女性に密着」という企画です。

さて先日登場していたのは、国民的映画「フーテンの寅さん」の実家として有名な、柴又「高木屋老舗」の六代目でした。

このお店の「お宝」は、高額な美術品ではなく、渥美清さんがお店の宣伝の為に吹き込んだというテープ。

さすがにこの品は「鑑定」できなかったようで、この回は嫌いな鑑定場面を視ずに済みましたが、その件はさて置きまして、「高木屋」さんが、この宣伝テープを三日間しか使わなかったという話しに私は、とても感心してしまいました。

映画の「寅さん」はテキ屋稼業ですが、その見事な口上で「高木屋」さんの宣伝をしているのです。渥美さんは映画撮影で世話になった御礼として、このテープを作ったのですが、あまりに見事なテキ屋ぶりなので、店先で放送したところ、人が集まって来て、大変な混雑になってしまったそうです。

放送すること三日間。

「高木屋」さんは、この口上テープを二度と使わないと決めました。

効果があり過ぎ、そして国民的存在である「寅さん」を一店舗のために使うのは、ずるい・良くないと考えて封印したのです。

渥美さんが亡くなって、1998年に『男はつらいよ』シリーズが終わると、柴又の街は一時寂れましたが、その時も使わなかったそうです。

「売れれば良い」「利益極大化」とは対極の姿勢が、この老舗さんにも在りました。多くの方に知って欲しいエピソードだと思いましたので、ここでご紹介しました。

 

ところで少し話しは逸れますが、渥美さんは「高木屋」さんだけのものでは勿論なく、柴又だけのものでもありません。

渥美さんは、浅草六区で長年活躍して芸を磨き、映画・テレビの世界に移って行った方ですから、渥美さんと言えば=浅草なのです。「寅さん」は戦後浅草に大勢いたテキ屋の再現です。

が、「寅さん」が遺作になったため、渥美さん=柴又と思っている人が多いようです。

この件は、「浅草演芸ホール」を運営する「東洋興業」の松倉久幸会長が書いた本『歌った、踊った、喋った、泣いた、笑われた』に詳しいので、是非お読みいただきたいと思います。

 

追伸①

CSフジテレビONEの

『寺門ジモンの肉専門チャンネル』に出演させていただきます。

芸能界一肉に詳しい男」寺門ジモンさんが送る肉料理に特化した待望の肉専門番組が、これです。出られて光栄です。

放送は、1/21(土) 9:00~9:30    です。

追伸②

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸③

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.520日連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

入院

昨年末のこと、予約の電話が鳴ったので取りますと、

「俺さあ、年始の4日から入院して抗癌剤を入れるんだよ。うまいもの食えなくなるから、その前にオタクに寄らせてよ」とお客様。

語彙貧困につき咄嗟に返す言葉が見当たりませんでした。

この件をFBに投稿しますと、

浅草のおでん「大多福」の若旦那が、

「ありますよねこの会話。出来るだけ笑顔で「具合がよろしくなりましたらどうぞまたいらして下さい。お待ちしておりますので。」と、言えるように心掛けております。でも、この会話をしてからまたお会いできる確率は5割強ですね。この会話が年々切なくなってきています。」

とコメントを入れてくれました。

弊店でも、退院後すき焼きに直行というパターンもありまして、そちらなら手放しで嬉しいんですけどね。

また鰻「いづもや」の若旦那は、

「三越でパタパタ焼いてる頃の話、厨房の暖簾をくぐってご婦人のお客様が涙ながらに「先日主人が亡くなりまして、今日は仏壇に好きだった鰻を上げるために参りました」と。私も焼きながらということもあり、言葉が咄嗟に出てこなかった記憶があります。でもよく最後の晩餐はお宅の鰻だ、とか仰っていただくことも多く、誰しも必ず最期は来ますからある意味これは有難いことと受け止めております。」

まったく在り難いことですね。美味しいお店さんには、どこも絶大に支持して下さるお客様がいるのですね。

そして、これが和食の大前提あるいは支持基盤だと私は思っています。最近一口に「和食文化」と言いつつ、それを支えて下さるお客様のことがあまり語られないような気がしますが、こういう機会に投稿などして行こうと考えています。

追伸①

CSフジテレビONEの

『寺門ジモンの肉専門チャンネル』に出演させていただきます。

芸能界一肉に詳しい男」寺門ジモンさんが送る肉料理に特化した待望の肉専門番組が、これです。出られて光栄です。

放送は、1/21(土) 9:00~9:30    です。

追伸②

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸③

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.519日連続更新を達成しました。

 

Filed under: 今日のお客様 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

気分の問題

<ネットで見つけた、とある肉屋さんのボヤキです>

明けましておめでとうございます。

旧年中は、公私ともに大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、なぜか今年に限ってお肉の変色や匂いに関する、はなからクレームの様な問い合わせが増えました。皆さん普段どんなお肉を食べてらっしゃるんでしょうか。

変色しない、匂い(香り)もない若齢の牛の肉を食べてるんでしょうね。

切り立ての肉、しばらく時間を置いた肉、包んで重なった部分や包装当りの部分、色は変わりますよ!匂いもしますよ!

肉に対するおかしな知識が広まってるのか、知らなさすぎるのか。手元に届いて、包装したままご自宅の冷蔵庫で23日経ったお肉が食べれるかどうかは、自分で判断して下さい。ナマモノですから!!

熟成肉ありますか?なんて聞かれると、全部熟成です!と答えます。そもそも熟成してない様な肉は普通、販売してませんから・・・

こちらの肉屋さんは「ちんや」と似た仕入れ方針を採っているお店さんですが、さて、これに対する私のコメントは、

「この投稿にコメント殺到してますね(笑い) ウチにも、ほぼ同じ趣旨の電話が大晦日に1件ありました。おそらくスーパーの肉しか知らない人が、年末年始だけ我々の所に来るのでしょう。年末年始はデンジャラスとみなして防御線を張るしかないと思います。嘆かわしいですけどね。」

この件を解説いたしますと、そもそも熟成させた肉は、生鮮食品ではありませんから、濃い色をしています。一方スーパーの肉は、屠畜後数日で販売してしまうので、浅い色をしています。

それ以前に、若齢の牛は色が浅いですが、しっかり肥育すると色が濃くなります。しっかり肥育した牛を熟成させれば、ダブルで濃くなります。

綺麗な色がお好きな方は、スーパーでお求めになれば結構毛だらけなのですが、熟成させていませんから、旨くないですよ。それに若齢だと脂肪の融点が高いからモタレますよ。

この傾向は、牛の性別で違いがあります、メス牛の方が濃い色になるのです。理由は分かりません。

「メス牛の方が濃い色」というよりは、熟成を重視する肉屋さんがメス牛を好む傾向にあるので、結果的にメス牛の方が色が濃いように感じているような気がします。今時のオス牛は肥育月齢の短い牛が多く、熟成させ甲斐がないので、熟成を重視する肉屋さんは仕入れず、メスを熟成させるのだと思います。

それから、肉の部位でも違いがあります。モモなどと保水率の高い部分が、濃い色になる傾向があります。

そうした部位が折り重なると、空気に触れないわけですから、濃い色です。それが不潔だ!と言われてしまうのですが、食べても問題ないです。気分の問題です。

さて、この程度のことで文句をたれている方には、我が福澤先生の『肉食之説』(明治3年)を捧げたいと存じます。(原文のママだと読みにくいので、少し読みくだして引用しますと)

「よく事物の始末を詮索すれば世の食物に穢き物こそ多からん。」(中略)

「或は牛肉牛乳に臭気あるといはん乎。松魚の塩辛くさからざるにあらず、くさやの干物最も甚し。先祖伝来の糠味噌樽へ むかでうじと一処にかきまぜたる茄子大根の新漬は如何。」

「皆是人の耳目鼻口に慣るると慣れざるとに由て然るのみ。慣れたる物を善といひ、慣れざる物を悪しといふ。自分勝手の手前味噌だになめる其口へ、肉の「ソップ」が通らぬとは、あまり不通の論ならずや。」

そういう不通の論者は、

「必ず身心虚弱に陥り、不意の病に罹りて倒れるか、又は短命ならざるも生きて甲斐なき病身にて、生涯の楽なかるべし。」

流石は先生、この「言い切り感」が私は好きです。

この文では肉食を勧めるために、伝統的醗酵食品と比較しているのですが、私は、現代の濃い色の肉に慣れていない人にも、このセリフを申し上げたいと思います。

肉の色なんかでビクビクしていると、生涯の楽なかるべし、ですぞ。

 

追伸①

CSフジテレビONEの

『寺門ジモンの肉専門チャンネル』に出演させていただきます。

芸能界一肉に詳しい男」寺門ジモンさんが送る肉料理に特化した待望の肉専門番組が、これです。出られて光栄です。

放送は、1/21(土) 9:00~9:30    です。

追伸②

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸③

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.518日連続更新を達成しました。

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

大晦日

大晦日に、30年以上前から毎年「ちんや」へ見えているお客様がおいでです。

今年は、そのお客様の予約の人数が減ったので、

もしかして、お婆ちゃまが・・・

と案じておりましたが、

見えました、90ん歳。

杖はついているものの、お元気。芽出たいです。

肉を召し上がっていただいて、良い年をお迎えいただきたい、来年もお越しいただきたいと願うのでした。

 

追伸①

CSフジテレビONEの

『寺門ジモンの肉専門チャンネル』に出演させていただきます。

芸能界一肉に詳しい男」寺門ジモンさんが送る肉料理に特化した待望の肉専門番組が、これです。出られて光栄です。

放送は、1/18(水) 8:30~9:00

1/21(土) 9:00~9:30    です。

追伸②

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸③

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.517日連続更新を達成しました。

Filed under: 今日のお客様 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)