すき焼きパラダイス

 「海外の人気ジャパニーズレストラン2013」というランキングを見て、屋号がおかしくて笑ってしまいました。

1 Jorudan Sushi(ジョルダン スシ)  ナポリ/イタリア

2 Sushic Fusao(スシキ フサオ)「鮨木房雄?」  アルマダ/ポルトガル 

3 Sake2Me Sushi(サケ トゥー ミー)酒 to me? ヘイズ/アメリカ

4 Sushi Rock(スシ ロック)  ハワイ島/ハワイ

5 Uchi(ウチ)家?  オースティン/アメリカ 

6 Kinji Japanese Restaurant(キンジ ジャパニーズ レストラン)欣司レストラン?  クライストチャーチ/ニュージーランド

7 Koi Sushi(コイ スシ)恋鮨?鯉鮨?  カボサンルーカス/メキシコ 

8 Kanpai Sushi(カンパイ スシ)乾杯鮨?  エジンバラ/イギリス

9 Wazaaabi(ワザービ) 山~葵 カンクン/メキシコ

10 Kotaro(コータロー)幸太郎?  イースター島/チリ

12 Ikuze(イクゼ)行くぜ?  ゲーツヘッド/イギリス

13 Raku(ラク)楽?  ラスベガス/アメリカ

16 The Tatami Room(ザ タタミ ルーム)畳部屋?  バルセロナ/スペイン

17 Kai Ika Restaurant(カイ イカ レストラン)貝烏賊?快烏賊? アロフィ/ニウエ

19 Ganbaranba(ガンバランバ)頑張らねば?  ケアンズ/オーストラリア

23 Tanoshii Lounge & Sushi Bar(タノシイ ラウンジ&スシ バー)楽しいラウンジ?  ボゴタ/コロンビア

24 cocoro(ココロ)心?  オークランド/ニュージーランド

25 Mode Sushi(モード スシ)  パドヴァ/イタリア

27 Samurai’s Paradise(サムライ パラダイス)侍パラダイス?  サーファーズパラダイス/オーストラリア

28 Takumi(タクミ)匠?  マルベーリャ/スペイン

29 Sticks n Sushi(スティックン スシ)  ロンドン/イギリス

30 Umami(ウマミ)旨み?  ラ グラン モット/フランス

日本人がフレンチやイタリアンの店を開業する場合は、もう少しフレンチらしい、イタリアンらしい屋号にしますけどねえ。

それにしても、ほとんどがスシをメインにしたレストランで、「日本食=スシ」というイメージが定着していることが分かります。チト悔しいですね。

「乾杯すき焼き」とか「焼くぜ!すき焼き」とか「サムライすき焼き」とか「すき焼きパラダイス」とかは無いんだろうか・・・

 追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は366人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.312日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
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震える牛

『震える牛』は、相場英雄さんによる社会派推理小説です。

今年6月からWOWOWでテレビドラマ化され、その際に技術的な監修を、知人で食肉卸売会社の吉澤畜産さんが担当なさった、ということで興味を持ちまして、原作を読んでみました。

食肉卸売会社さんが監修したわけは、この小説が肉加工会社の詐欺的な加工方法や偽装の実態を扱っているからです。

一人の、迷宮入り寸前の殺人事件を追っていた刑事が、事件の背景として日本の企業社会の暗部に気づきます。この小説が描くのは単なる悪徳企業ではありません。筆者の意図は勿論、その暗部全体に読者の注意を向けることです。「社会派」と評価される理由は、そこですね。

・デフレ経済の下で低価格だけを追い求め、正しい商品知識を求めない、そうした消費者の消費態度が、まず問題です。

・そんな消費者相手にモノを売っていくために、街の肉屋から身を起こした大手スーパーが、大きくなるにつれて原点を忘れて、安売りに走ってしまいます。

・安売りのため、非常に品質の悪い詐欺的な「成型肉」を製造し、さも本物であるかのように偽装する手法にまで手を染めます。

私の見るところ、現実はここまで酷くはなく、「膨らませているなあ」と思いましたが、読者を恐怖させる筆力は在ります。

筆者が「ネタ本」にしたのは、食品添加物の恐ろしさを訴えた『食品の裏側』という本ですが、その本には現代の食品加工の恐るべき実態が詳しく書いてありますので、以前から「ちんや」の全社員に読ませています。

・やがて薄利多売で競合者を破滅させることだけが、そのスーパーの経営手法に成ってしまい、巨大ショッピング・センターを全国展開する間に、日本の原風景=地方の商店街を壊し尽くしてしまいます。

・ついにスーパーの不祥事=今度はBSE問題が発覚しかかり、それを隠そうと関係者を殺したのは、二代目予定の御曹司でした。父の手を借りずに問題を解決しようとして焦り、殺人という、とんでもない手法を採ってしまいます。単なるボンボンと描かれていて、犯行に至る心理描写が今市弱い感じがして、そこは少し残念ですね。

・さて、それを知った会社は、従来から癒着していた政治家や警察官僚を使って、事件を追う刑事の妨害をし、刑事と組織の攻防が、小説をよりサスペンスに満ちたものにします。

我が国の構造的な問題に斬り込もうとする著者の志・熱い思いは、非常に共感できるものです。評価したいと思います。

筆者はジャーナリスト出身の小説家で、地道な取材の上で書いたのであろう、と感じます。多くのエピソードに、ノンフィクションのようなリアルさを感じます。いや、むしろ、ノンフィクションとしては書きにくいことを小説にしたようにも見えます。

この小説には、大手企業や警察官僚と対局にあるものとして、主人公の刑事と、彼が住む街で頑張っている肉屋さんが登場します。

地道な「聞き込み」を得意とする、この刑事の楽しみは、その肉屋の店主と会話しながら肉を買い求めて、捜査の着手時と解決時にすき焼きをすることです。

地道な刑事と、街の肉屋さん、「社会派」の小説家の方が、この二人を愛しているのが、嬉しいですね。

読みごたえがありました。

   追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は366人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.311日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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支配人さんの被災体験

「料飲三田会」の旅行で「スパリゾートハワイアンズ」に行ってきました。

フラガールがあまりに有名な「ハワイアンズ」ですが、そのショーを観る前に統括支配人さんの被災体験を拝聴しました。

大震災の発生時「ハワイアンズ」には1.000人以上の客がいたそうです。3.11宿泊予定の客はどんどん到着する最中でしたし、3.10に泊まってチェックアウトした後にプールなどで遊んでいる客もまだ居たからです。

あいにく東京出張中のオーナーからは、

とにかくお客様と従業員の安全を守れ!

と指示が来て、支配人は、そこに居た全員が帰れるまで宿泊させ、東京=いわきの道中の安全を確認しようとしました。

さいわい「ハワイアンズ」のライフラインは維持されていたので、とりあえず問題なかったものの、情報は大混乱。まったく状況が見えません。

そこで3.12なんと、支配人はスタッフに特命を与え、常磐道と郡山経由の東北道の2ルートを実際に東京まで走らせたそうです。

走ること12時間。東北道が比較的安全と判明。

これをうけて3.13、なんとか調達した計18台のバスの車列が、客を満載して東京へ出発しました。

道中の休憩地やトイレを精査。緊急事態に備えて車列の前後にはスタッフの乗り込んだ車を配置、非常食として土産物売り場の土産物をや山と積み込んで、一行は出発しました。

所要時間は13時間。

深夜に無事到着したとの報告が入った時、支配人さんは本当に「ほっとした」そうです。

さて、ここまででも大変なことなのに、その後も異常事態は続きます。

まずスタッフは自分自身が被災者なのに、自身の家は放置して客の対応に当たっていましたから、この後皆さん、ようやくそちらの対応にまわります。

ところが原発の事故があって、ホテルは避難民の避難所に。

その間4.11にはホテルのすぐ近くで非常に大きい余震=活断層のズレが起こり、ホテルの被害はむしろ、この4.11の方が大きかったそうです。

ホテルが営業を全面的に再開したのは、震災の翌年の2月でした。

そして今、2011.3.11から2年半がたちましたが、「ハワイアンズ」は満員の盛況です。

当日ホテルで震災に遭った客からは後日感謝と復興を願う手紙、メールが多数届き、従業員達を感激させ、奮い立たせているそうです。

あの日、ここにも英雄的な日本人がいたのだと知りました。

  追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は366人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.310日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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ハワイ

「料飲三田会」の旅行で「スパリゾートハワイアンズ」に行ってきました。

フラガールがあまりに有名な「ハワイアンズ」ですが、私は実は初めてです。

いわき市役所が手配して下さったバスで被災地訪問。「語りべ」さんの津波体験を拝聴した後、「ハワイアンズ」統括支配人さんお話しをうかがって⇒フラのショーという流れでした。

さて、そもそもこの地が「ハワイ」なのは、何の根拠も無いわけではなく温泉が湧いているからで、湧きますのは、この地の地下深くでユーラシア大陸プレートと太平洋プレートがぶつかっているからです。

そう言えば、先日、有馬温泉に行きました時、何故こんな所に温泉が在るんですかね?

と「御所坊」の御主人に尋ねましたら、その答えは「ハワイ」と同じでした。

有馬の地下深くで、ユーラシア大陸プレートとフィリピン海プレートがぶつかっているからでした。

「いわきは古代、海の中にあり、地盤や地殻の変動により海と陸を繰り返していました。そのため、水陸の生き物の化石が多数出土しています。そのころの海水が地中に閉じ込められ、現在、太平洋の海水や雨水などの循環水と混合され、ユーラシア大陸プレートと太平洋プレートのプレート運動の摩擦を熱源として温泉となり、湧出しています。」

なのだとか。

最近開発された温泉は人間が掘り出したものですが、古代から知られている温泉は、自然に湧き出ていたもので、有馬は「日本書紀」に、いわき湯本は平安時代の「延喜式神名帳」に載っているそうです。この二箇所に道後温泉を加えて「日本三古泉」と称するそうです。

なるほど、有り難や。

プレートは震災を引き起こす一方、温泉という形で人に恵みも与えるのですね。

「ハワイアンズ」は「現代版湯治体験」というプログラムを勧めていて、温泉利用方法について安全で適切な指導ができる「バルネオセラピスト[温泉保養士]」(日本温泉保養士協会認定)の資格を有しているスタッフが多数いるのだそうです。

ふむふむ、で、ここの温泉の適応症は何なのですかね・・・

神経痛

筋肉痛

関節痛

五十肩

運動麻痺

関節のこわばり

うちみ

くじき

慢性消化器病

痔疾

冷え症

病後回復期

疲労回復

健康増進

なーんだ! 気管支炎は治らないのか! ちぇ。

  追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は366人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.309日連続更新を達成しました。

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半沢メニュー

学士会館さんが賑わっているそうです。あの御地味な学士会館さんが、です。

このブログの6/10号に書きました通り、学士会館はそもそも旧帝国大学の出身者の為の社交場で、バカ田大学とかテイノウ義塾大学とかの出身者などは本来「お呼びでない」場所なのですが、そんなことはツユ知らない方々が学士会館を訪れて、土下座を楽しんでいるそうです。

そう、学士会館は『半沢直樹』が大和田常務の不正を暴いて土下座させた取締役会のロケ地なのです。

学士会館の建物は昭和3年の建造で国の登録有形文化財。時代の風雪を乗り越えて来た、立派なものです。豪華なシャンデリアと重厚な絨毯は、約50%以上の視聴者の皆さんが6チャンネルで視た通りです。

この部屋を訪れて土下座画像を撮って⇒ネットにUPするのが今時の流行りなのだそうです。

会館側も悪ノリして「半沢メニュー」を企画中とか。

そのメニューは、半沢が出向先から東京中央銀行に戻れることを祈念して、「戻り鰹」をメインにしたコースに成るらしいです。今は勿論、帝国大学を出てなくても食べられます。

しかし、

「戻り鰹」で「戻る」んですかあ。

テイノウだなあ。

なおバカ田大学はバカボンのパパの出身校、テイノウ義塾はイワンのバカの出身校です。

 追伸①

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この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

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マッカーサー道路

最近、港区に行くのが、どうも苦痛です。

歯医者さんが新橋なので行かないといけないのですが、その道中で新橋から虎ノ門へ至る所謂「マッカーサー道路」、正確には「東京都市計画道路幹線街路環状第2号線」の建設現場を通ってしまうからです。

実際はマッカーサーは、そうした計画にはむしろ反対だったとかで、完全な誤表現らしいのですが、街を潰して建設が進む様を見ると、どうにも破壊的な力をイメージしてしまいます。だから「マッカーサー」という表現にあまり違和感が無いのです。

その道路の真上に立つ立体超高層ビル「虎ノ門ヒルズ」を、新橋の赤提灯街から見上げると、なんだか、空中の要塞のようです。

実際には街を潰しているのは軍ではなく、資本ですね。不景気と言われている、この国に、よくまあ、こんなに金があるものだ、とつくづく思います。

いや、不景気だからこそ、リスクを取って地方に投資する人は少なく、金も人も都心へ都心へと向かっているかもしれません。

おなじ都心でも中央区の銀座・日本橋には、まだまだ旦那衆や職人さんが居ますが、港区は相当開発されてしまいました。古地図を見ますと、港区は元々武家屋敷が多いですからね。

例えば「六本木ヒルズ」は長府毛利家の屋敷でした。乃木将軍もここで生まれたとか。それが整理されて、今は近未来的な都市に化けています。

たしかに店がたくさん在って、品物が売り買いされていますが、私の頭の中では空想の街みたいです。どうも、帰りたくなってしまうんですよね。

港区で、そういう感じがしない街は麻布十番くらいでしょうか。

最近、港区に行くのが、どうも苦痛です。

 追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

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この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は366人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.307日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

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改修工事

雷門に改修工事が入っています。

ご観光に見えた方が、

ああっ、なんだよ、工事中かよお! ついてないなあ!

と言っておいでなのが聞こえてきますが、逆ですよ、逆。

普通の雷門は、ここに来ればいつでも見れますが、工事中なんて滅多に見られません。むしろラッキーと思いますよ。どうぞお出かけ下さい。

さて、雷門の工事とは何の関係もありませんが、私が住んでいるマンションにも修繕工事が入ることになりました。築15年を越したので外壁の亀裂を直したりするそうです。

鉄筋コンクリートの建物と申しますのは、文字通り鉄筋をコンクリートが覆っていますが、そのコンクリートに地震や風雪の力で亀裂が生じますと、そこから中へ水が浸透してしまいます。水が鉄筋に接触するといけませんので、修繕するわけです。私も店のビルのオーナーですので、その辺りの事情は分かります。

しかし、困りましたのは、ベランダを空にするよう、管理組合から命じられたことです。

す、すっかり空に、ですかあ。

困りました。ベランダは第二の物置と化していますから、色んなモノを撤去しないといけませんし、それ以上に困りましたのは、スノコも取り外すようにと命じられたことです。

そのスノコは、新築の時にオプションで付けてもらったものですから、15年以上付いたままでして、外し方も知りませんし、それにスノコと床本体の間には、長年の間に堆積した土砂があります。

8月から気管支炎を患っていますので、取り外し作業にかかるのを避けておりましたが、ついに「明け渡し日」が来てしまいました。

それが、この前の定休日の日でした。

仕方ないので、その日は朝からモノの撤去とスノコの解体に従事しました。

スノコの外し方を会得するのには時間はかかりませんでした。

スノコはちょうどエクセルの表のような形をしていて、6センチ角のピースが組み合わせられています。1×1ピースだったり、1×3ピースだったり、3×3ピースだったり、パターンが色々ありまして、それをベランダの形に合せて繋げてありました。

組み合わせ方の見当をつけて外して行けば、気持ち良くパキパキと外れて造作もないことでした。

ただし、この作業は腰を落として床を睨みながら進めるわけですから、腰を炒めるイヤ腰を痛めないように注意して進めます。結局120ピースほどのスノコをとり外すことに成功しました。

難儀しましたのは、やはり土砂でした。

鼻の穴にチリ紙を詰め、勿論マスクをして完全防備で臨みましたが、この土砂を取るのは実に重労働でした。

途中から家庭用の箒では埒があかないと思い、店に行って、雷門横丁一斉清掃用の箒を借りて来ました。よく公園で落ち葉を掃いている、あの大きい箒です。

その大きい箒を使って、土砂を掃きます。掃いても、掃いても粉塵が舞って、しばらくするとまた床に落ちますから、また掃きます。

解体工事の現場みたいに粉塵が舞いますが、これしきのことに負けてはいられません。

調子に乗って興奮してくると、徹底的にやらずにはおられない性格なのです、私は。

掃いても、掃いても粉塵が舞って、しばらくすると床に落ちますから、また掃きます。

ゼッタイ気管支炎が再発すると思いますが、また掃きます。

この作業に従事すること3時間半。

ベランダは、まったく何も無い、まさにすっかり空の状態になりました。

目出度し、目出度し。

いやあ、筋肉痛一直線だなあ。

体力回復に、すき焼きでも食うか!

なお、雷門の改修工事は11月末日まで、我がマンションの改修工事は26年1月末日まで続きますので、ご承知おき下さいませ。

 追伸①

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すき焼き三昧

変なニュースを見つけました。

「医師は粥すすり、薬剤師はすき焼き三昧」

というニュースです。

「医療経済社」によりますと、

「日医・鈴木常任理事 “敵陣”日薬学術大会で分業批判の大立ち回り」

「日本医師会の鈴木邦彦常任理事は22日、大阪市で開催された日本薬剤師会学術大会で「医薬分業のあり方」をテーマに講演。“敵陣”に乗り込んで、分業、調剤報酬、薬剤師会をばっさばっさと切り捨てた。」

「鈴木氏は、突出した伸びを示す調剤報酬について、総医療費、1日当たり医療費、受診日数、1施設当たり医療費などを挙げて糾弾」

ということがあったそうです。

以前に「塩じい」こと塩川正十郎・財務大臣が、日本の特別会計のムダづかいについて、

「母屋でおかゆをすすっているときに、離れですき焼きを食べている」と表現したことがありましたが、久しぶりの、すき焼き=贅沢論ですね。

この発言ですき焼きが目立って良い半面、

すき焼きは、過剰に値が高いという印象が流布されるので、マイナス面もありますねえ。

私個人も、一度も「ちんや」に来たことがない、学校の先輩から直接に、

すき焼きというものは、とにかく高すぎると思う、というメールを貰って、憤慨したことがありました。

だからと言って、安くする気は毛頭なく、適切な価格で営業するだけですけどね。

高いという先入観から入っていただくと、チト困ります。

それに、だいたいですよ、薬剤師さんに、そんなに御利用いただいている、っていう実感はないんですけどねえ。

どこの店で、すき焼き三昧なんだろう?

 追伸①

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ビールかけ

親会社のネットの「楽天」社の手法は、正直、あまり好きになれないのですが、野球の「東北楽天ゴールデンイーグルス」の優勝は、心からお祝いしたいと思います。

選手の活躍は勿論スゴかったですが、そもそも、

・球団をゼロから創ったこと

・本拠地を仙台に置いて「東北楽天」と名乗ったこと

・キャンプ地として離島の久米島を選んだこと

・初年度97敗もして「史上最弱」「むこう10年間は毎年最下位だろう」と言われても諦めなかったこと

こうしたことも皆、素晴らしかったと思います。

さて、優勝と言えば「ビールかけ」です。

「ビールかけ」は食品のムダ使いですから、その中継をテレビで視るのはチト複雑な気分ですが、この日は嬉しくて、つい視てしまいました。

すぐに目に入りましたのは、5.000本のアサヒビール。

選手宿舎のホテルはアサヒさんの取引先だったんですね。祝勝会はホテルの地下駐車場で行われたのですが、その会場の端から端まで、ビールがズラっと陳列してありました。担当の営業さんは、並べる作業が大変だったでしょうね。

しかし、久米島の酒もありました。泡盛「久米島の久米仙」が2樽。

沖縄本島の那覇市にも久米仙酒造という泡盛の蔵がありますので、区別するため「久米島の久米仙」と呼びます。

嶋・選手会長が「魂込めて乾杯しましょう」と声を上げて、ビールかけがスタート。ベテラン選手が悲鳴をあげるほどの大はしゃぎだったとか。

関係者の皆さん、おめでとうございました。

そして、負けても負けても応援して来たファンの皆さんにも、本当に感心しました。おめでとうございました。

 追伸①

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皆様も、是非御参加下さい!

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ネコババ=おもてなし論

なんでもかんでも「お・も・て・な・し」につなげるのは、いかがなものだろう?!

「おもてなし」という言葉を拡大解釈し過ぎじゃないの?!

と思っておりましたら、私と似た意見が出て来ました。

しかし、それは中国から。

報道によりますと、

「中国の「新浪網」は20日、2020年夏季五輪招致のための最終プレゼンテーションで、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんが「東京では財布を落としてもそのまま戻ってくる」と「おもてなし」精神をアピールしたことに対して、「日本人が拾った財布を届けるのは民度の高さもあるが、容赦のない法律のおかげでもある」と指摘する記事を掲載した。」

「日本の刑法には「遺失物等横領罪」が規定され、拾ったものを7日以内に警察に届けなければ1年以下の懲役、または10万円以下の罰金となる可能性がある。もしも落し物をネコババして犯罪を指摘されれば、住宅ローンや就職、結婚などで信用がないために苦しむことになるのだ。」

「日本はまた、「遺失物法」で落し物を届けた人が報労金を求めた場合には、その物の価格の5~20%に相当する額の支払わなければならないと規定している。」

「こうしたアメとムチの、容赦のない法律があるため、日本人は財布を拾っても届ける習慣がついたと言える。」

だから一概に日本の民度が高いと言うことはできない、という内容のようです。

まあ、そういうことはあるかもしれませんね。

しかしですよ、同じ法律を中国で施行したら、どうなりましょう。

違反者を警察がキチンと確実に逮捕できますかね。

逮捕できたとして、その違反者の親族に共産党員がいたら、釈放しちゃうんじゃないでしょうかね。

民度には為政者も含めて考えるべきなのであって、そう考えるとやはり日本の方が高いと言わざるを得ないでしょう。

と書くとなんか、私も「ネコババ=おもてなし論」に加担しているようですが、クドイですが、それは私は言葉の拡大解釈だと思うんですよ。

このままだと治安強化=おもてなしってことに成りそうです・・・

・・・てなことを言っていると、世の中に乗り遅れますかねえ。

そもそも言葉はうつろうものですから、これを機会に変えちまえば!ってことですかねえ。

 追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.303日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)