ネコババ=おもてなし論

なんでもかんでも「お・も・て・な・し」につなげるのは、いかがなものだろう?!

「おもてなし」という言葉を拡大解釈し過ぎじゃないの?!

と思っておりましたら、私と似た意見が出て来ました。

しかし、それは中国から。

報道によりますと、

「中国の「新浪網」は20日、2020年夏季五輪招致のための最終プレゼンテーションで、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんが「東京では財布を落としてもそのまま戻ってくる」と「おもてなし」精神をアピールしたことに対して、「日本人が拾った財布を届けるのは民度の高さもあるが、容赦のない法律のおかげでもある」と指摘する記事を掲載した。」

「日本の刑法には「遺失物等横領罪」が規定され、拾ったものを7日以内に警察に届けなければ1年以下の懲役、または10万円以下の罰金となる可能性がある。もしも落し物をネコババして犯罪を指摘されれば、住宅ローンや就職、結婚などで信用がないために苦しむことになるのだ。」

「日本はまた、「遺失物法」で落し物を届けた人が報労金を求めた場合には、その物の価格の5~20%に相当する額の支払わなければならないと規定している。」

「こうしたアメとムチの、容赦のない法律があるため、日本人は財布を拾っても届ける習慣がついたと言える。」

だから一概に日本の民度が高いと言うことはできない、という内容のようです。

まあ、そういうことはあるかもしれませんね。

しかしですよ、同じ法律を中国で施行したら、どうなりましょう。

違反者を警察がキチンと確実に逮捕できますかね。

逮捕できたとして、その違反者の親族に共産党員がいたら、釈放しちゃうんじゃないでしょうかね。

民度には為政者も含めて考えるべきなのであって、そう考えるとやはり日本の方が高いと言わざるを得ないでしょう。

と書くとなんか、私も「ネコババ=おもてなし論」に加担しているようですが、クドイですが、それは私は言葉の拡大解釈だと思うんですよ。

このままだと治安強化=おもてなしってことに成りそうです・・・

・・・てなことを言っていると、世の中に乗り遅れますかねえ。

そもそも言葉はうつろうものですから、これを機会に変えちまえば!ってことですかねえ。

 追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.303日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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