2021年9月9日
私のパパは
天才落語家・立川談志の娘である松岡ゆみこさんが「私のパパは立川談志」という連載をしていて、面白く読んでいましたら、
談志家の大晦日はすき焼きと決まっていたことが分かりました。
「私が子供の頃、毎年大晦日は大久保の狭い家ですき焼きパーティーをしていた。父の友人だった内藤陳さん、ジミー時田さん、松平直樹さん、お寺の住職、築地の鮪問屋の社長、金魚屋さんなど、色々なジャンルの大人達が大勢集まった。」
「メインのすき焼きは、ガス栓からホースを繋いで、小さな鉄の鍋で代わりばんこに食べていた。ジミーさんのギターで歌を歌い、賑やかすぎる宴会は夜明かし続いた。子供の私は眠くなっても、落語の「寝床」のように寝るスペースもなかった。」
小さな鉄の鍋で代わりばんこに食べる、となると鍋を囲むという感じからは遠いですねえ。
流石ユニークなすき焼きです。
「ある大晦日、いつもはうるさいすき焼きパーティーなのに、今でいう年末スペシャルだったのか? テレビでヒッチコックの「鳥」という映画を深夜にみんなで観た。30センチくらいのテレビ画面の、白黒の映画を私も観てしまった。すごーく怖かった。これが父と観た最初の映画だったと思う」
その後話しは「談志と映画」になって行き、すき焼きについて、これ以上の記述はありませんでした。残念。
どんな肉でどんな具材だったから知りたいものです。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.212本目の投稿でした。
Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM Comments (0)