台風の日

今日は「防災の日」です。

と昨日申し上げました。

1923年の9月1日に関東大震災が起きたからですね。

とも。

しかし9月1日は地震の日だけではなく、台風の日でもあります。

元々、雑節の「二百十日」が9月1日ごろで、台風の多い日、風の強い日と言われています。

1923年9月1日も台風は来ていました。

台風がいたのは能登半島付近。そこへめがけて強風が吹いていたことで、東京の火災が広まったのでした。

火は40時間以上も燃えて、旧東京市の市街の43%が焼けました。浅草は浅草寺の本堂以外全部燃え、勿論「ちんや」も燃えました。火災による被害者は全犠牲者中、約9割に上ったと言います。

台風=風=火事

という江戸の常識が、1923年には未だ生きていたのでした。

ホント、日本は天災が多いですねえ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.205本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)