新語・流行語大賞2018
皆様、新年あけましてお芽出とうございます。今年もご愛読下さいまし。
さて弊ブログは昨年末中断し、昨日再開したものですから、調子がいささか狂っております。まず中断の間に書きたかった、昨年の「新語・流行語大賞」の件です。
この賞は過去に、
「忖度」
「保育園落ちた日本死ね」
といった政権批判語を入選させてきましたので、昨年もそういう傾向を期待なさった方が多かったと思いますが、結果は「まさか」の
「そだねー」
でした。
私個人の大賞は、
「外国人材活用法」ですか、ね。
後世から2018年の日本を顧みた場合、
女子カーリングチームがオリンピックで銅メダルを獲った年
と評価する人は少ないと思いますよ。後世から2018年の日本を顧みた場合、人手不足が行く所まで行って→移民の受け入れへ向けて舵を切った年
と評価されるでしょう。
だから、2018年の大賞は、
「外国人材活用法」だと思います。
ついでに申せば、言葉を発する時の感覚が、
「そだねー」
は軽すぎませんか、ね?
カーリングチームが拠点とする地方の方言が、そのまま中継の電波にのってしまって面白かった、というのが「そだねー」の実情だと思いますが、「外国人材活用法」の「活用」は、そんなことはなく、深謀があります。
そもそもこの法律を起案した人に、本気で外国人材を活用したい!という気持ちは、たぶん、無いです。ブラックで低賃金な日本の現場に日本人が就職しようとしないので、代わりに外国人を入れようと思っているだけです。
でも、その企図がバレると困るので、「活用」と表現しているのです。
本気で外国人材を活用したいなら、医師国家試験や弁護士国家試験に外国人枠を創ったらどうでしょう?上場企業の役員に外国人枠を創ったらどうでしょう?そうすれば、優秀な外国人材を日本社会のために活用できると思いますよ。
ところが「外国人材活用法」を起案した人に、そういう気持ちは、さらさら無いです。ブラックで低賃金な日本の現場に日本人が就職しようとしないので、代わりに外国人を入れようと思っているだけです。
んで、その意図がバレると困るので、「活用」と表現しているのです。この言語感覚が、今の政権のノリを如実に表しているので、私は新語・流行語大賞に推したいと思います。
「政治がらみ」の言葉は楽しくないし、どうしてもオリンピック・ネタが欲しいというのであれば、
「マサル」はどうでしょう?
そう、ザギトワさんが飼っている秋田犬の名前です。
海外の一流アスリートが日本の犬をペットにするというニュースは新鮮でしたし、さらに申せば、メス犬に「マサル」とつけるのは、かなり凄いことです(笑)
2018年の新語・流行語大賞は遡って、
「マサル」
にしましょう。
追伸、「ちんや」は、年始は2日から営業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。