100年経営アカデミー②

100年経営研究機構さん、ハリウッド大学院大学さんが主催する、

「100年経営アカデミー」で、ゲスト講師として講演をさせていただきました。

「100年経営アカデミー」は“100年経営を科学する”をテーマに、長寿企業から長く続く経営の秘訣を体系的に学び、経営の中で実践していくことを目的とした、日本で初の講座です。

以下↓に講演全文を公開してまいります。長いので16回に分けて少しずつUPしますね。

<「100年経営アカデミー」住吉史彦講演(2017.6.10)>

ええ、私が住吉史彦です。受講生の皆さん、本日はお忙しい中、また遠方からお越しいただき本当にありがとうございます。是非一緒に有意義な時間を過ごしたいと存じます。また、ハリウッド大学院大学さま、100年経営研究機構さまには、私のような者にこのような機会をお与えいただきまして、大変光栄に存じます。

実は、こういう講座があったらなあ!と思ってきましたので、大変嬉しいです。100年機構さんの活動に心からの敬意を表明させていただきたいと思います。

さて、挨拶はこの位に致しまして、本題に入ってまいりたいと思いますが、あ、その前に忘れない内に、ごめんなさい、フェイスブック用の画像を撮らせていただいて良いですか?カメラの方、私がキュー出したら、シャッター押して下さい。

はい、スキヤキ!はい、シラタキ!

え?チーズ!じゃないのかって?あ、ダメですよ、チーズはダメです、絶対にダメです。今日の話しは最初から脱線してますけど、ここは重要な所なので、ついでに話してしまいますが、「ちんや」の店内でのチーズ!を禁止させていただいております。真剣に禁止しています。チーズ!では口がすぼんでしまって笑顔に見えないからです。

想像していただきたいのですが、「ちんや」の店にお客様が食事に見えて、食事を済ませたら、たいていは記念写真をお撮りになります。で、手前どものスタッフに「デジカメ撮って下さい」と声をかけてこられますが、そう頼まれましたら、「手前どもではチーズ!は禁止させていただいております。掛け声はスキヤキ!でお願いします」と必ず、申します。もうルールにしています。

その方が笑顔の画像が撮れるからです。接客研修の「ウヰスキー!」と同じですね。い行で終わるから、口が左右に伸びて笑顔に見えるんです。

そして、重要なことは、笑顔画像を得ることがお客様の最終目標だということです。SNSの世の中ですから、お客様はフェイスブックの自分のウオールを笑顔で埋め尽くして、それを自慢なさりたいんです。その為に「ちんや」に見えているんです。美味しくて、一緒に鍋をつついて→それで笑顔画像という流れなんです。

だから、笑顔画像が撮ることが、スタッフの、あらゆる業務の中で最も優先順位が高い業務だと考えないといけません。顧客志向で、お客様の頭の中を忖度すれば、当然そうなります。ですよね?

忖度って、最近は財務省や文科省でやっている、なんだか、後ろめたい心の動きを表す言葉に成ってますけど、違いますからね。お客様の頭の中を忖度すれば、笑顔画像が必要だということが分かります。ここが滅茶滅茶重要だと認識しないといけないんです。で、い行なんです。スキヤキ!シラタキ!ネギ!でもOKです。蒲焼き!でもOKです。焼き鳥!でもOKです。寿司でもOKです。

アメリカ人の記念写真ならチーズ!で良いかもしれません。彼らはチー!にアクセントを置きますから、チーズ!で笑顔になれます。

じゃあ、フランス人はどうするか、私は気になってですね、知り合いのフランス人にメールしてみたんですけど、どういう返事が来たと思いますか、皆さん?返事はですね、

「フランス人は、そんなことをしなくても笑顔に成れる」いやあ、お見逸れしやした、というのが、この話しのオチでして、だいぶ遅くなりましたが、これから自己紹介をしようかと思います(笑い)

さてさて、簡単に略歴を申しますと、私は1965123日生までございます。

繰り返しますが、123日が誕生日です。メモリましたか?あ、男はメモらなくて良いです、女性だけで良いです(笑い)早く先に行けですって(笑い)そうですか、では先に行きますが、

<今日の分は終わり。続きは明日の弊ブログにて>

追伸1

6/1発売の「婦人画報」7月号(創刊記念号)に載せていただきました。ありがとうございます。

今回の特集は、なんでも婦人画報社さんが「総力をあげた特集」だそうですが、題して、

「世界が恋するWASHOKU」。

旨味とか醗酵とかを採り上げた後、しんがりがWAGYUです。

 

追伸2

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.661日連続更新を達成しました。

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100年経営アカデミー

本日、100年経営研究機構さん、ハリウッド大学院大学さんが主催する「100年経営アカデミー」で、ゲスト講師として講演をさせていただくことになりました。

100年経営アカデミー」は100年経営を科学する”をテーマに、長寿企業から長く続く経営の秘訣を体系的に学び、経営の中で実践していくことを目的とした、日本で初の講座です。

内容は、こんな↓感じです。受講生の皆さん、よろしくお願い申し上げます。

 

<「100年経営アカデミー」住吉史彦講演(2017.6.10)>

・自己紹介。2001910日、社長就任翌月に、

・商品としてのすき焼きを考えてみたら、

・心に残る思い出を!

・お爺さんは亡くなっても、

・『すき焼き思い出ストーリーの本』(2015年刊行)

・ブランド化=サシを入れること?

・「適サシ肉宣言」!(2017115日)

・ある日有名に成った僕(201728日)

・革新って、店主が主体的に出来ること?

・『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』(2016年刊行)

70年代の浅草六区で、

・闇市の時代に江戸趣味小玩具を売る

・木の発想 浅草広小路の語源

・新説(珍説?)披露致します(老舗と脳内ホルモンの関係)

・社訓は何故マヌケに見える?

・地震も津波も火山も台風も戦争も壊せないもの

(*講演全文を明日から弊ブログで公開致します。)

 

追伸1

6/1発売の「婦人画報」7月号(創刊記念号)に載せていただきました。ありがとうございます。

今回の特集は、なんでも婦人画報社さんが「総力をあげた特集」だそうですが、題して、

「世界が恋するWASHOKU」。

旨味とか醗酵とかを採り上げた後、しんがりがWAGYUです。

 

追伸2

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.660日連続更新を達成しました。

長寿企業の概要

100年経営アカデミー』の第一講「長寿企業の概要」を拝聴してまいりました。

講師は「100年経営研究機構」理事長の後藤俊夫先生。日本における長寿企業研究、ファミリービジネス研究の第一人者です。

私も、このアカデミーの後半でゲスト講師を務めますので、どういう雰囲気かをまず確認させていただこうと思った次第です。それに会場に一度は行っておかないと、登壇当日迷子になったら、大変ですからね。

さてさて、後藤先生に戻りますが、先生は約17年間に渡って世界の老舗企業のデータベース化に取り組んでこられました。日本には100年以上続く企業は26千社を超え、世界の100年企業の実に4割が日本に集中している、という事実に光を当て、それをベースに「100年経営研究機構」を設立されました。

先生の掲げる、

「日本的経営を世界標準に」

というビジョンに、私も強く賛同するものです。

これは最近流行りの浅い日本礼賛論ではありません。汗で積み上げたデータに基づいた話しです。

私が知人の老舗社長の名を挙げると、

ああ、○○社長ね!!

と先生は、実際に会っておられるのです。

是非皆さんにもご注目いただきたいと存じます。

アカデミーは、もう開講してしまって、新規には申し込めませんので、ご興味のある方は、テキストが市販されていますから、ご購読下さい。

 

『長寿企業のリスクマネジメント―生き残るためのDNA―』

出版社: 第一法規株式会社

ISBN-10: 4474057783

ISBN-13: 978-4474057784

発売日: 2017/3/17

 

追伸1

6/1発売の「婦人画報」7月号(創刊記念号)に載せて頂きます。ありがとうございます。

今回の特集は、なんでも婦人画報社さんが「総力をあげた特集」だそうですが、題して、

「世界が恋するWASHOKU」。

旨味とか醗酵とかを採り上げた後、しんがりがWAGYUです。

追伸2

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

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谷崎とすき焼きと浅草

FBに、有馬温泉の知人が「春のすき焼き」をやっている様子がUPされていました。

「なんとなくすき焼きが食べたくなった。その時ふと思い出した。谷崎は三嶋亭のすき焼きが好きだった・・・いや別の店だったかな?ともかく好きな理由に、季節の山菜や野菜が入っているという事。そこでスーパーで売っている山菜をいろいろ買った。フキノトウを入れたので、春らしく苦みのあるすき焼きに仕上がった。名も知らなかった秋田の山菜の歯ごたえも良かった。秋にマツタケを入れるように、春のすき焼きも良いんじゃないかと思った。」

いいですねえ、春のすき焼き。

で、「谷崎は三嶋亭のすき焼きが好きだった」かどうかですが、コメデイアンの古川緑波(ロッパ)の「牛鍋からすき焼へ」の中に、こんな↓記載があります。

「大阪は南、本みやけでは、ヘット焼と称して、ビフテキの小さい位の肉を、ジュージュー焼いて食わせるのを始めた。これを、初めて食ったのは、谷崎潤一郎先生に連れて行っていただいた時だった。「フーム、こいつは食えます」 と、やたらに食って先生を呆れさせた。」

「終戦後間もなくの頃、と言ったら、まだ食いものの乏しい頃のことである。京都へ興行に行った時、谷崎潤一郎先生に連れて行っていただいた十二段家の鍋だ。終戦直後のことで、まだ自動車も乏しく、南座からそこ迄、人力車で行ったことを思い出す。」

結局、谷崎が三嶋亭が好きだったかどうかは確認できませんでした。

なお「牛鍋からすき焼へ」の中に、こんな↓記載もあります。

「本郷へ行けば、大学生相手の、豊国、江知勝。浅草まで飛べば、ちんや、松喜まつき、今半いまはん。僕は昭和八年から、足かけ三年間を、浅草で暮したので、随分、この辺の牛鍋も突ついている。」

浅草まで「飛べば」という表現が、当時の浅草をイメージさせて嬉しいですね。

流石は、ロッパ。

 

追伸①

413日の放送の、

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」

をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

 

見逃した!という方には再放送があります。

420日午前340分(419日の深夜)

http://www4.nhk.or.jp/taihentokoro/

 

「霜降り牛肉に異変!?おいしい牛肉の謎」

高級牛肉といえば「霜降りの和牛」。このイメージが覆る事態が!老舗すき焼き店が「霜降りが多いA5の牛肉を使わない」と宣言したのだ。そもそも霜降りの量で格付けを行う動きがでてきたのはアメリカ産牛肉の輸入自由化交渉がきっかけ。肉牛農家では霜降りが入るよう心血を注いできた。それが消費者の健康志向が高まるにつれて「行き過ぎた霜降り」に対する見直しの動きが出始めているという。おいしい牛肉の基準を巡って何が?

【司会】所ジョージ,片山千恵子,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【リポーター】徳永圭一,【語り】吉田鋼太郎

 

なお番組内で、脂融けの良い肉を目指している産地として宮崎県があげられていましたが、あれは私の見解ではなく、番組独自の見解です。

と、申しますか、私はそもそも一県全体をまとめて評価する、ということを致しません。個別の農家さんごとに考えるべきだと思っております。

また白い脂は全て融点が高いと誤解されかねない発言が放送されていましたが、その横のテロップに書かれていた通り、色だけで融点を推測するのは乱暴と思います。

よろしくお願い申し上げます。

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.604日連続更新を達成しました。

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中野学校

祖父が旧軍時代に書いた日記を読んでおりましたら、1939(昭和14)年25日の記述に「三時より所長と浅草に向かふ。『ちんや』にてすき焼きを食し」との記述を見つけました。

という方が来店して下さいました。在り難いですね。

で、そのお爺様というのがスゴい。

かの有名な「陸軍中野学校」の生徒だったのです。

「中野学校」は諜報や防諜、宣伝など秘密戦に関する教育や訓練を目的とした軍の学校です。小説『ジョーカー・ゲーム』(2008年)でご存知の通り、チョー優秀な人材を集めて、スパイに育てていました。もっとも当時「スパイ」という言葉は使わなかったそうですが。

その生徒さんが、訓練の合間の休日に弊店を訪れていたのですが、それはお遊びではなかったと言います。

なんでも、生徒に酒をたらふく飲ませて、それでも酔わないようにする訓練だったとか。

スパイは辛いね。

 

追伸①

「適サシ肉」関連のメデイア掲載は以下です=

文春オンライン28日より掲載中

 

日本テレビ「スッキリ!!」29日放送済み

TBSテレビ「白熱ライブビビット」210日放送済み

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2101650分放送済み

東京新聞212日掲載予定 

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」21210時放送済み

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2151544分放送済み

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」216735分頃放送済み

産経新聞(生活面)221日掲載済み

 

日刊ゲンダイ224日掲載予定

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

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価格:本体1600円+税

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2016年2月25日発売

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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.554日連続更新を達成しました。

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侵略者の絵

APAホテルさんが中国で「炎上」した件は、国際観光について考えさせられる件でした。

私も、明治天皇が描かれた開化絵を客室にかけていますが、

日本人には「大帝」と尊敬される、この方も、

琉球を併合した方であり、

清国と戦った方であり、

韓国を併合した方でありますから、

アジアには「侵略者」と言う人もいます。

連日、そのアジアから見えた方が、この絵を見ながら食事なさっていますが、

はたして、分かっているのか、いないのか。

 

なお、その開化絵は、こちらからご覧になれます。

 

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.552日連続更新を達成しました。

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老舗率

東北新聞社が東北6県の「老舗率」を伝えていて、面白く読みました。100年以上の会社が、

福島 779

山形 746

宮城 557

秋田 450

岩手 385

青森 282

青森県の軒数は全国41位で、老舗率(企業全体に占める老舗企業の割合)でも37位。

青森の殿様は古いのに不思議ですね。

ご存知の通り、青森県の東側は南部家、西側は津軽家が、ずーっと治めて来ました。記録がはっきりしない位昔から治めていて、遅くとも16世紀から廃藩置県まで続きました。

他の地方では徳川幕府によって、たびたび「国替え」が行われましたが、ここにはその力が及ばなかったのです。同じような状況として、島津家が鎌倉時代からずーっと治めて来た薩摩がありますが、九州の老舗率も低いです。

殿様が安定していたかどうかと老舗率は別問題だということが分かります。

興味深いですね、誰かくわしく研究して下さい。

 

追伸①

「適サシ肉」関連のメデイア掲載です

文春オンライン28日より掲載中

日本テレビ「スッキリ!!」29日放送済み

TBSテレビ「白熱ライブビビット」210日放送済み

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2101650分放送済み

 

東京新聞212日掲載予定 

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」21210時放送予定

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2151544分放送予定

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.541日連続更新を達成しました。

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ベールに覆われた料亭

「東都のれん会」の新年会が老舗料亭「新喜楽」さんで開催されました。

「新喜楽」さんは新橋花柳界の出先の一つですが、場所は飛び地のようで築地に在ります。

1875年に創業された時は現在地ではなく、名前も「喜楽」と言っていたそうですが、その後、築地の大隈重信邸跡地に移転して

「新喜楽」となったそうです。明治初期に、当時まだ政府内にいた大隈を中心に開化推進派が集まって気勢をあげ、「築地梁山泊」と言われた場所です。

その関係で、当時から政界の客が多い料亭さんです。佐藤栄作総理が1975年に脳溢血で倒れたのもこの店であったとか。

今でも「新喜楽」さんの営業方法は昔風で、雑誌広告もインターネット広告もお出しになりません。HPが無い(!)んです。「最もベールに覆われた料亭」と言う人もいるとかですが、「東都のれん会」では新年会に使わせていただくことが多く、いったん暖簾をくぐらせていただけば、もちろん怖い所ではないですよ。

楽しい一夜でした。ご馳走様でした&幹事の皆さん、お疲れ様でした。

 

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸②

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題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

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2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

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記念誌

日本料理業「全国芽生会」の大会が2015年に東京で開催され、その時の記念誌が、ようやく完成しました。

完成まで1年以上かかるという手の込んだものでして、大変読み応えあります。

「開化の料理」の項目については、私に400字以内で書くように、というご下命がありましたので、以下のような一文を草しました。ご笑覧下さい。

<開化の料理>

アメリカの初代駐日総領事ハリスが駐在を始めたのは1856年のこと。領事館が置かれた伊豆下田・玉泉寺には、牛を屠殺した場所つまり日本初の屠殺場に供養塔が設置されている。

そのハリスの努力で函館・新潟・神奈川・兵庫・長崎が開港、外国人居留地が設置され、その周囲の日本人に欧米の食文化が伝えられた。居留地近辺に開業した西洋料理屋の中には今日まで営業を続けている店もある。また各国使節や要人を饗応するために西洋人の料理人が来日するようにもなった。

一方、外国人が肉を食べる様子を見て、従来隠れて肉食してきた日本人も次第に肉を大胆に食するようになる。江戸時代日本人が食べられた肉は、彦根藩の味噌漬や「ももんじや」の猪鍋などに限られていたが、幕末には牛鍋屋が次々と開業し始めた。

明治維新後は政府は文明開化政策を採り、福澤諭吉が『肉食之説』を唱えたように知識人が肉食を啓蒙した。また軍隊が西洋料理を採用して兵に食べさせたことで、西洋料理・肉食が国民の隅々にまで拡がって行った。

<終わり>

 

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

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2016年2月25日発売

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華英通語

塾生注目!!

日本にカレーを紹介した人は、誰だー?!

福沢諭吉先生、で、あーる。

 

嘘だとお思いなら、義塾の公式サイトをご覧ください。

先生最初の単行本である『増訂華英通語』(1860年、万延元年)に「Curry コルリ」という表記があるそうです。アメリカに渡って買ってきた単語短文集に簡単な意味や片仮名の発音を付記した本だとか。

先生がアメリカ滞在中にカレーを召し上がった証拠は無く、色々な料理名を紹介しただけかもしれませんが、少なくともこの本でカレーという語が紹介されていることは事実です。

 

以来157、「ちんや」では、そのカレーとすき焼きを合体させ、カレーオイル入りの溶きタマゴで、すき焼きを食べていただく方法を考案しました。

これがですね、我ながら、うまいんです。

違和感どころか、懐かしい味がするのは、日本人がすき焼きとカレーをほぼ同時期に知ったからでしょう。

特に、残ったカレーたまごをご飯にかけて食べるとサイコーです。

 

先日は、インド系スパイス研究家のメタ・バラッツさんにも食べていただき、感慨深く思いました。

皆さんも、是非お試しあれ。

 

なお本日2月3日は先生の祥月命日である「雪池忌」です。

 

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸②

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題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

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