従弟会

学校の同期生がすき焼きを食べに来てくれて、部屋を覗きに行きますと、メンバーを紹介され、

この人は僕の従弟、

この人も僕の従弟、

この人も僕の従弟、

つまり今日は「従弟会」なんだよ

と言われることがあります。そういうケースが最近続きました。

そうなる理由はハッキリしています。

1965年生まれの私たちの親世代の人=つまり1930年代に生まれた方に最近不幸があって、親戚が集まる機会があったので、そこで従弟にしばらくぶりに再開し、

最近どうしてたの?

→メシでも食おうか→従弟会

と展開しているのです。

親と同居しているので、コロナに気をつけないといけないんだよ・・・

と言う知人が多いのも同じ、世代的な事情からです。

従弟会、これを機会に続いてくれるといいなと思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.936本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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ファククターX

さて「第三波」に入ってしまったようですが、今後被害は拡大するのでしょうか、ある程度で抑えられるのでしょうか、それは

神のみぞ知る

と申しても私は怒られますまい、私は専門家でも大臣でもないですからね。

ところで、これまで日本がコロナの蔓延を何とか抑制してきた理由について、世間では様々に議論されています。所謂「ファククターX」の件ですが、その中に、

日本人は清潔だから

というのがありました。そうかもしれません。

が、私は少しだけ違う捉え方をしておりまして、

日本人は病原体と共存してきたから

と思っています。

例えば、日本人は生魚に居る「腸炎ビブリオ」や、生卵に居る「サルモネラ菌」と共存してきましたよね。魚には寄生虫だって居ますが生で食べてきました。

ヨーロッパ人のように魚や卵を加熱してしまえば、「腸炎ビブリオ」も「サルモネラ菌」も死ぬわけで、実はその方が清潔な食べ物です。

が、日本人は殺菌することをせず、菌が居るかもしれない食材=清潔と言い切れない食材を喜々として生食しています。もちろんリスクを減らす努力はしていますが、努力してもゼロにはならないリスクを受け入れています。

その意味で昨今のコロナ患者差別は、最も日本人らしくない行為と言えましょう。身近にいるウイルスに感染したくらいで人を差別するなんて外道ですよね。

手洗いなんかでコロナを抑えらえるか!!

と怒る人もいるようですが、意外とそれが有効かもよ、ということを日本の食文化史は教えてくれていると思います。

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天外者

俳優・三浦春馬さんが出演していて大変話題になっている「天外者(てんがらもん)」の完成披露試写会があったそうです。

で、その中に明治の元勲たちがすき焼きを食べるシーンがあるそうです。

この映画は、幕末から明治にかけて財界の大物だった五代友厚を描いた映画ですが、その五代(三浦春馬さん)、坂本龍馬(三浦翔平さん)、岩崎弥太郎(西川貴教さん)、伊藤博文(森永悠希さん)が鍋を囲むとか。

現実にはどうだったでしょうか。

このブログの2013年9月11日号に書きました通り、

伊藤博文は牛肉に縁が深いです。

「神戸ビーフ」が神戸居留地の外国人キルビーとハンターによって始められた頃、伊藤は兵庫県知事だったのです。神戸肉流通推進協議会のサイトにも、

「神戸港開港と同じ年に、かの伊藤博文が兵庫県初代知事に就任。英国留学帰りの国際派として鳴らした伊藤は、神戸の外国人居留地の整備に力を注いだ人物としても知られています。そんな彼が、神戸ビーフを好んで食べていたという逸話が残っています」と書かれています。

その他の人については、残念ながら確認できませんでした。

「五代友厚」「すき焼き」と検索すると、今回の映画のことばかりが出てきます(笑)

ならば、無理やりフェイクニュースを造ってしまいましょうか!

・五代友厚はすき焼きが好きだったらしい。

→五代の故郷・鹿児島は終焉の地・大阪で、五代ゆかりのすき焼きメニューを出す

→商店街や商工会も便乗する

→行政も便乗する

こういう展開は、これまでも多かったと思いますよ(笑)

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今日は何の日

12月3日は私の誕生日でした。

オメデトウして下さった皆様、誠にありがとうございました。

自分の誕生日なので、この日が何の日なのかは当然気になります。まず、

「国際障害者デー」。

1982年のこの日に「障害者に関する世界行動計画」が国連総会で採択されたそうな。それから、

マルタ会談の日。

ベルリンの壁崩壊を受けて、アメリカのブッシュ(父)大統領とソ連のゴルバチョフ書記長が、地中海のマルタ島で首脳会談した日だそうです。米ソ冷戦の終結が、1989年のこの日に宣言されました。スバラシイ。そして、

「奇術の日」。

これは公益社団法人「日本奇術協会」が制定したそうですが、

手品を披露する時の掛け声「ワン、ツー、スリー!」に因むそうな。

超スバラシイ。

12月3日は「奇術の日」と致しましょう。私の誕生日は忘れて下さい(笑)

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サラダ用春菊

ネットのレシピをチェックしていたら、

春菊をサラダで楽しもう!

というのが出ていました。それも、

「子どものころは“春菊といえばすき焼き”というイメージで鍋の中でクタクタに煮込まれた春菊が、ちょっと苦手でした。でも、生のままの春菊を食べてからは、その考えが一変!」

うーむ。

春菊をサラダで楽しめるようになったのは品種改良の結果です。

苦味が少なくなるよう改良された「サラダ用春菊」が売られていて生食可能なのです。硬さも改良されて柔らかくなっています。最近は苦くて硬い春菊を探す方が難しいほど。

春菊が柔らかくなったが故に、それを鍋に入れた場合、すぐクタクタになってしまうのです。

大人のクセに春菊の苦味が楽しめないのか!と言いたいところですが、時代の趨勢には勝てません。

どうぞ、ご自由に、春菊をサラダで楽しみ下さいませ。

ただし、生ということは火を通さないわけですから、食中毒にはくれぐれもお気をつけを。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
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群馬名物

テレビの散歩番組に群馬県下仁田町の旅館「常盤館」さんが出ていました。

「常盤館」さんは昭和初期に竹久夢二が泊まったことがあるという老舗旅館でして、宿泊客は下仁田ネギやコンニャクを使った、すき焼きを食べることができます。

2014年11月に第19回「すきや連」例会を、こちらで開催させていただいたことがあり、名物ですから、今回のテレビでもすき焼きかと思いきや、

カツ丼でした(泣き)

「常盤館」さんには正面の旅館の入口とは別に、もう一つランチ用の入口があり、そこから入ってランチだけ食べることが出来るのですが、その料理がカツ丼でした。どうやら、

下仁田と言えばネギとコンニャク

という発想は最早古い発想らしく、今はカツ丼が一番有名なようです。泣く子とB級には勝てない。

ところで、こうして群馬の名物に成りあがったカツ丼ですが、東京のカツ丼とは別物です。

群馬県でカツ丼といえばソースカツ丼。揚げたカツをソース(タレ?)にくぐらせ、それをご飯の上に載せるのが主流だとか。卵でとじないのです。

群馬のほかに長野や福井でも、こういう食べ方をするようで、地元では、これをB級グルメとして推し出している模様です。

すき焼きも、どうぞ推して下さいませ。

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ヌーボーの時季

世の中にはワイン好きの方が多いらしく、そういう方々から、

すき焼きにワインを合わせる方法を教えて下さい!と言われます。はい、お答えしましょう。

・ワインをやめて日本酒にする(笑)日本酒は糖が多くて酸が少ないですから、何も努力しなくても普通に合うと思います。

・卵に漬けるのをやめる。ワインは卵に合いませんからねえ。ただし、この場合熱くて食べづらいという問題が起こります。

・割り下にワインを混ぜる。これは有効です。ただし一緒に鍋を囲む人が、その味を好まない場合にトラブルになると思います(笑)

・卵にヨーグルトを混ぜる。これは私の推奨している方法です。食材の温度を下げることが出来て、その味の好まない人とトラブルになることはないです。味の変化も、皆さんが想像しているほど酸っぱくはないですよ。「味の対比効果」により、すき焼きの甘辛旨がヨーグルトの酸味を相殺するからです。

ヨーグルトに入っている乳酸を好まない人は世間に一定数おいでですが、ワインにも乳酸は入っていますから、この際問題になりません。ワイン好きが乳酸を嫌いなはずがないからです。お勧めしておきます。

ただしマロラクティック発酵していないワインには、この効果はないですので、ご注意下さい。マロラクティック発酵でワインの中にできた乳酸とヨーグルトの乳酸がつながるから合うというのが、この話しの理屈です。

赤ワインの多くはマロラクティック発酵させてありますが、ボジョレーヌーボーはさせてないので合いません。また白ワインの多くはさせていないので合いません。(フレッシュな白、酸味がシャープな白はマロラクティックしてないことが多いです)

ただ今はヌーボーの時季ですが、ヌーボーは他の料理とお楽しみください。

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北関東清酒業の変遷について

近江牛の取引がある関係で、滋賀県人会の会報が届くのですが、最近の酒蔵に関する記事は興味深いものでした。

「滋賀の地酒めぐり」といコーナーなのですが、読んで行くと中身は「近世・近代の北関東清酒業の変遷について」書かれたものでした。

なぜ「北関東」なのか?

18世紀~19世紀に近江の酒蔵つまり近江商人が北関東に多数進出して開業したからです。

元々酒の本場は伊丹、池田といった関西で、そちらが先進地でした。関東の酒は「地廻り酒」と入われて格下扱いでした。その、酒の後進地帯に進出したのが近江の酒蔵でした。

北関東には天領や寺社領が混在して、あまり強力な藩がなく、参入障壁が低かったので、近江商人は入り込み易く、明治までに地元業者を駆逐してしまったのです。

昭和戦後の時点でも、栃木県の酒蔵の内、近江系が21社、越後系が20社、地元系は14社でした。

近江商人恐るべし。

これからは栃木の酒、埼玉の酒を飲む時、そのルーツが気になるでしょうね。

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オンライン研究会

100年経営研究機構さんの第9回オンライン研究会に出演させていただきました。私のような浅学非才の者が恐縮なことでした。

100年機構さんは、日本の老舗研究の第一人者である後藤俊夫先生によって設立され、以前から経営セミナーを開催してきました。私も3年前に「100年経営アカデミー」に登壇したことがありました。

それがコロナウイルス以降はオンライン研究会に切り替わりました。危機の中で老舗企業に興味を持つ方も少なくないらしく、盛況のようです。

で、今回が私という次第です。コロナのことはもちろんBSE問題の時の体験談もして欲しいというご注文でした。

今回は機構顧問の静岡県立大学教授・落合康裕先生に加わっていただき、私のやってきたことを解説していただきながら、話して行きました。オンラインの共有画面に手書きで解説が付け加えられて行くのは、理解し易く、私の拙い話しが授業のようになって不思議な気分でした。

視聴様の皆様におかれましては、お忙しい中ご参加誠にありがとうございました。また後藤先生はじめ100年経営研究機構の関係者の皆様には、このような、素晴らし過ぎる機会を設けていただき、あつく御礼申し上げます。

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三の酉

出遅れて「三の酉」になってしまいしたが、今年も鷲神社の「酉の市」に行き、熊手を購入してきました。

今年はコロナ対策で、事前の参拝申し込みが必要でしたが、例年熊手をいただいている「まつした」さんが入場証を送って下さったので、その点はスムーズでした。例年同じ熊手屋さんから買っていない方は神社に往復葉書で申し込む形式だったとかで、そのパターンだとやや面倒ですね。

さて神社に付きますと、

・入口で入場証の点検と検温

・熊手の売り子はマスク+フェイスシールド着用

・スタンプライリー、オークションなどのイベントは無し

・購入した際の「手締め」は無言で

・ふるまい酒禁止

うーん。

来年は元に戻ることを祈念します。

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