浅草ロースト

「浅草ロースト」を「ちんや」精肉売店で発売致しました。どうぞ、お買い上げ下さいませ。

「浅草ロースト」は、すき焼き風味のローストビーフです。普通のローストビーフの味付けは塩・胡椒くらいのことが多いですが、このローストビーフは甘辛く味付けてございます。まずは日本のクリスマスにお召しあがりいただければと思います。

製法は、まず塊肉を程よい大きさに切り、「ちんや」伝統の割下から作ったタレに漬け込みます。

次に火入れですが、オーブンで強く加熱するのではなく、「低温調理」でじっくり優しく火を通すことで、肉本来の良さも残してあります。

ソースもお付けして販売しますが、それも「割下ソース」です。ご自分で卵を用意して、、それをソースと混ぜて付けていただけば最高と思います。

今はコロナで人と人が鍋を囲みづらい時世です。外食を控えている方もおいでと思います。そんな時期に、すき焼きの代わりになる、このローストビーフを食べて、忘れずにいていただきたいと思い、開発しました。是非ご家庭でお召し上がりくださいませ。

サーロインとモモ肉の2種。600g単位で販売します。お渡しはご注文の5日後になりますが、なにとぞご容赦下さいませ。

追伸、テレビ放送の告知です。

21日放送のNHK「うまいッ!」に出演させていただきます。ご覧くださいませ。

NHK総合12月21日 午後0:20 ~ 午後0:44 「太く短い!でも、とろ~り甘い! 下仁田ねぎ~群馬・下仁田町~」

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.946本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

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大寒卵2021

好評につき、「大寒卵」が戻って来ました。既に14日より予約の受付を開始しております。今年もよろしくお願いいたします。

来年のことなど話すと、まさに鬼に笑われますが、2021年の「大寒」は1月20日です。風水は、大寒の日に産まれた卵を食べることを勧めているとかで、それを「大寒卵」と言うそうです。
これを、あながち迷信と片づけない方が良いと思います。 寒い時期に産まれた卵は栄養価が高いからです。 大寒は一年で最も寒さが厳しくなる頃です。鶏はその寒さで本能的に産卵数が少なくなりますので、その中でも産まれた卵は、必然的に栄養価が高まります。
風水が面白いのは、それを金運と結びつけたところです。 「大寒の日に産まれた卵を食べると金運が上昇する」と言うのだそうです。 ただ「健康に良い」と言うより、そちらの方がそそられますね。上手いことを考えたもんです。会社の社員さんに一個ずつ配るとかしたら面白いと思います。
で、今年も「ちんや」精肉売店で、この大寒卵を販売します。
寒い所の卵が良いわけですから、特に寒い所=日本海の風雪を浴びるような所で鶏を育てている養鶏場から卵を取り寄せることにしました。 その養鶏場は、新潟県村上市の「オークリッチ」さん。
ご予約は、既に受け付けを始めていますので、「2020年はさんざんだったから、2021年こそは・・・」と心に決めておいでの方は、どうぞ「ちんや」売店へお急ぎ下さい。

追伸、テレビ放送の告知です。

21日放送のNHK「うまいッ!」に出演させていただきます。ご覧くださいませ。

NHK総合12月21日 午後0:20 ~ 午後0:44 「太く短い!でも、とろ~り甘い! 下仁田ねぎ~群馬・下仁田町~」

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.945本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

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社員旅行

弊店の取引先の旅行業者さんの中に、某食品企業さんの社員旅行を受注している会社がありますが、

今年はコロナですから、団体旅行ということがしづらいです。

で、その会社さんが、どうしたか。

独自の旅行券を作って、社員さんが別個に旅行するようにしました。券には宿泊地の美味しい料理屋の食事券もセットになっています。

社員さんが別個に旅してしまえば、社員さん同士のコミュニケーションを深めることはできなくなりますが、福利厚生にはなりますし、社員さんに美味しいものを食べさせるということで、食品企業さんですから、研修にもなります。

例年の目的を100%出来なくても、スパって止めてしまうのではなく、状況に合わせてできることはやるという方向が良いことだと思います。

追伸、テレビ放送の告知です。

21日放送のNHK「うまいッ!」に出演させていただきます。ご覧くださいませ。

NHK総合12月21日 午後0:20 ~ 午後0:44 「太く短い!でも、とろ~り甘い! 下仁田ねぎ~群馬・下仁田町~」

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.944本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

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春菊本番

毎日ネットに「すき焼き」と入れて検索していますが、それを視ていると、春菊についてのツイートが多いことに気づきます。

「わかるー!春菊昔すき焼きにいれる意味わかんないとか本気で嫌だったけど、今めっちゃ好き🤤 今日私も春菊買ってこよう😍」

「最近すき焼きにしよかって、なるとお肉よりも春菊食べるのが本番みたいになってきた」

すき焼きの準主役はネギです。歴史的にも、私個人の体感でも肉に次ぐ食材はネギです。

春菊は、緑色の「見た目」と苦味をすき焼きに加えるもので貴重ではあるものの、「春菊食べるのが本番みたい」とは驚いたことです。

ネギやシイタケがツイートされることは少なく、春菊が断然多いです。最近春菊に何か起きているんでしょうか。

「柔らかく」「苦くない」ように品種改良されてばかりで、最近の春菊は面白くないと私は思ってきたのですが、どうも逆に、最近春菊の美味しさに気づいた人はおいでのようなのです。

うーん。

追伸、テレビ放送の告知です。

21日放送のNHK「うまいッ!」に出演させていただきます。ご覧くださいませ。

NHK総合12月21日 午後0:20 ~ 午後0:44 「太く短い!でも、とろ~り甘い! 下仁田ねぎ~群馬・下仁田町~」

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.943本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

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すき焼きハンバーグ

某有名持ち帰り弁当チェーンが、

「すき焼きハンバーグ御膳」

という衝撃的な名前の新商品を発売したので、買って食べてみました。

が、

すき焼き味のハンバーグなのではなく、

ハンバーグの上に、すき焼きが、物理的に載せてあるという商品でした。なるほど。

ハンバーグはすき焼き味ではありませんでしたが、うどんがすき焼き味になっていて、そちらは美味と思いました。

うどんにさらに白メシも付いていて、さらに何故かエビフライも付いているので炭水化物過剰はありますが、うどん目当てに買うのは悪くないと思いました。

御馳走様でした。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.942本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

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Bad news

ある日ネットのリアルタイム検索で、しゅんぎくが上位に入っていたので、良い傾向だなあと思いつつ詳しく見てみますと、

「福岡市食品衛生検査所が福岡市青果市場でしゅんぎくの残留農薬検査を実施したところ、スクリーニング検査で基準値を大幅に超えた農薬(イソキサチオン)が検出されました。」

「対象品は絶対に食べないようお願いします。また、販売店にて自主的に回収を行っていますので、お手元に対象品をお持ちの方は販売店に連絡してください。食べて体調に異変がある場合は医療機関を受診してください。」

対象品:しゅんぎく 「筑紫次郎の贈りもの」「春菊」「福岡県産」と記載 ※JAくるめが出荷したもの

販売日:令和2年12月7日又は8日

販売店(判明分):(有)イトシマヤ(東区貝塚団地)、あかね(城南区東油山2丁目)、(株)ヒラノ(博多区諸岡1丁目)、松永青果(南区井尻3丁目)

ということでした。とほほ。

そして例によって、風評被害を促すかのような投稿も見られました。

「福岡産とかJAくるめへの風評被害もしばらく続くでしょ。」

「※全ての春菊ではありません」→と書くと、全ての春菊が気になってしまう。

この構図が何回繰り返されたでしょうか。

Bad news travels fast.

と古来より申しますが、人は進歩しないものです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.941本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

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牛肉と大根だけで

食に関するエッセイをたくさん書いておられる寿木けいさんが最近ウェブメディアで、岐阜県出身の友達に教わった、大根すき焼きのことを書いておられました。

そのお友達に、地元ではどんな風にして食べているのか聞いてみたら、実家では、うんと薄く切った大根を入れて、すき焼きにするという返事だったとか。

で、寿木けいさんは、

「すき焼きに大根なんてアイディア、私には考えてみたこともなかった。次の日さっそく試してみたら、知らなかった大根の顔が現れ、何度か作るうちにほかの具は姿を消し、牛肉と大根だけで食べるのが私の大好きな食べ方になった」そうな。

私も、岐阜県ですき焼きに大根を入れるという話しは初耳です。

岡山・香川など瀬戸内ではすき焼きに大根を入れるという話しを聞きますが、岐阜は存じませんでした。生産量もベストテンに入ってないですね。(瀬戸内も生産量のベストテンには入ってないです。岐阜19位、岡山30位、香川33位とさらに少ないです)

食べ方も瀬戸内が乱切りないし、そのまんま入れるのに対して、岐阜は薄切りと違います。

ネット民の声では、岐阜だけど入れないという声が多数。地方性とまでは言えないようです。

私は大根は、味としては悪くないですし、薄くするのも「あり」だと思いますよ。

すき焼きは面白い。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.940本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

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3.939日

読者の皆様、本日もご愛読賜り、誠に在り難うございます。

弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.939本目の投稿です。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

3.939本目ですから、本日の御題は「感謝」です。

「ちんや」をご利用下さる皆様には勿論感謝しかございませんが、特に毎年決まった時期に使って下さる方には、特に想いを深く感じます。

毎年結婚記念日にお越し下さるご夫婦。

毎年大晦日にお越し下さるご家族。

毎年忘年会をして下さる会社さん。

今年も来て下さるということは、今年の弊店の仕事ぶりを及第と認めていただけたわけですから、本当に在り難いことです。

そういう方々を優待するために「ちんやメンバーズカード」には「記念日割引」という制度がありまして、お客様が自分で選んだ「記念日」には割引率が普段の倍になります。年末年始は、その「記念日」が特に多い時期です。

が、今年に関しては、

「今年は止めておきます」

の声を聞くことがあります。コロナのせいです。

夏場にコロナを制圧できなかったことが、本当に悔やまれます。

あれ、「感謝」のはずがボヤキになってしまったので、元に戻します。

「今年は止め」の皆様にも、これまでの御礼を申し上げます。引き続きよろしくお願いいたします。

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第28回

薩摩琵琶奏者で、私の浅草小学校の同期生・友吉鶴心さんの、年に一回のコンサート『花一期』が28回目となり、今年も聞いてきました。

友吉鶴心さんは1965 年浅草生まれ。「すみよし」「ともよし」で50音順の出席番号が近かった人です。

薩摩琵琶を鶴田錦史に師事。文部大臣奨励賞・NHK 会長賞などを受賞。NHK 大河ドラマの、芸能場面の考案・指導もしています。

同期一の有名人と言えましょう。

2015年に、「ちんや」創業百三十五年を記念して、『読み継ぎたい すき焼き思い出ストーリーの本』を刊行した際には、特別対談「浅草小学校同級生が語る、愛すべき浅草とすき焼き」に出ていただきました。

今回も会場は国立能楽堂で、演目は、

友吉さんの師匠・鶴田錦史の「羽衣」

狂言の野村万之丞の「那須余市物語」

コロナ下ですが、盛況で素晴らしいと思いました。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.938本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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ジャップ食堂

さてパールハーバーの日です。

今年の始めに『海を渡ったスキヤキ  アメリカを虜にした和食』(グレン・サリバン著)を、弊ブログに書いたのを思い出しました。書いたのは1月10日。まだコロナの気配は感じられませんでした。

1月10日に書いた時は、太平洋戦争中のマンハッタンの和食レストランについて、

「そうした店も移民排斥法、そして太平洋戦争で壊滅的ダメージを受けます」とだけ書きましたが、実はパールハーバーの後一年くらい続いていた店があったことも、この本には書かれていました。

それをレポートしたのは、マンハッタンの新聞記者で戦前から和食店に通っていたチャールズ・ドリスコールです。

「君、知らないのか、マンハッタンのジャップ食堂、まるで何もなかったのようなツラがまえで営業しているんだよ」

「嘘に決まっているさ。パールハーバーの夜に警察が全部閉店させたって新聞に書いてあったぜ」

「お前さんは、相変わらず世間知らずだね。証拠を見せてやろう。すき焼きを食べに行こう。僕のおごりだ」

→われわれは六番街のジャップ食堂「ダルマ」の階段をがたがた登り入店した。

「ダルマ」ですき焼きを食べながら僕は思索にふけった。この猿面のペテン師たちは僕たちアメリカ人についてどう思っているのだろうか。日本人の心は全く読み取れないものだ。(1942年5月7日)

この戦争は勿論アメリカの勝利に終わり、戦後日本に駐留したアメリカ人の間ですき焼きブームが起こりますが、そのベースには、こうした戦前からの「ジャップ食堂」があったのですね。

忘れたくない歴史です。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.937本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

Filed under: すき焼きフル・トーク,憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)