ファククターX
さて「第三波」に入ってしまったようですが、今後被害は拡大するのでしょうか、ある程度で抑えられるのでしょうか、それは
神のみぞ知る
と申しても私は怒られますまい、私は専門家でも大臣でもないですからね。
ところで、これまで日本がコロナの蔓延を何とか抑制してきた理由について、世間では様々に議論されています。所謂「ファククターX」の件ですが、その中に、
日本人は清潔だから
というのがありました。そうかもしれません。
が、私は少しだけ違う捉え方をしておりまして、
日本人は病原体と共存してきたから
と思っています。
例えば、日本人は生魚に居る「腸炎ビブリオ」や、生卵に居る「サルモネラ菌」と共存してきましたよね。魚には寄生虫だって居ますが生で食べてきました。
ヨーロッパ人のように魚や卵を加熱してしまえば、「腸炎ビブリオ」も「サルモネラ菌」も死ぬわけで、実はその方が清潔な食べ物です。
が、日本人は殺菌することをせず、菌が居るかもしれない食材=清潔と言い切れない食材を喜々として生食しています。もちろんリスクを減らす努力はしていますが、努力してもゼロにはならないリスクを受け入れています。
その意味で昨今のコロナ患者差別は、最も日本人らしくない行為と言えましょう。身近にいるウイルスに感染したくらいで人を差別するなんて外道ですよね。
手洗いなんかでコロナを抑えらえるか!!
と怒る人もいるようですが、意外とそれが有効かもよ、ということを日本の食文化史は教えてくれていると思います。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.935本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。
今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)
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