まごの店

三重県の方のご高配により「まごの店」に行ってきました。
「まごの店」は有名なので、ご存知の方が多いと思いますが、三重県立相可高等学校の調理クラブの高校生が運営しているレストランです。テレビドラマ『高校生レストラン』のモデルとして有名ですね。
大盛況であるだけでなく、各方面から高い評価を得ていて、
第37回日本農業賞特別部門「食の架け橋賞」大賞(NHK)
平成22年度地域づくり総務大臣表彰 優秀賞(総務省)
フード・アクション・ニッポンアワード2010 最優秀賞(農林水産省)
などの賞を獲っています。
その「まごの店」が、期間限定で東京日本橋の県産品ショップ「三重テラス」でイベントをするというので、三重県にあまり貢献していない私としては恐縮でしたが、参加させていただいた次第です。
お料理は安定感抜群な上に新味もあって、料理に年は、あんまり関係ないのだなあと思ってしまいました。
御馳走様でした。

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鰻は大事に

鰻をめぐって世論の変わりように驚かされました。
地震の翌年ですから、2012年、とある会食で、ある方が言いました、
鰻販売は許可制にした方がいいですよ!
許可制にして、コンビ二とかスーパーとかⅯ屋なんかには許可を出さないことにした方が良いですよ!
鰻は専門店で食べれば良いんです!
私もその考えに内心おおいに賛同したのですが、同席した別の方が反論しました・・・
いやあ、それはねえ、一般消費者の反感を買うと思いますよ。金銭的ゆとりがなくて鰻専門店に行けない人がいて、そういう人は土用のコンビニ鰻を楽しみにしていますから、そういう人が騒いで炎上しちゃうような気がします。
このご意見に、私は深く失望しましたが、その方は手広くしかし堅実に事業を営んでいる社長さんだったので、世間のそういう気分を汲み取らないと上手な経営は出来ないものなのかなあ・・・と考え込んでしまいました。
それから7年。
今年の丑の日を前に、鰻をめぐって、逆方向の炎上事件がありました。環境省の公式ツイッターが、
「食品ロスにならないように大事にいただきましょう。鰻を食べる方はできるだけ予約して、季節の行事を楽しみましょう!」と言いました。食品ロスを出さないように、という点が主眼のツイートでしたが、「いただきましょう」「楽しみましょう」という表現が、
環境省が鰻消費を推奨している→環境省が絶滅危惧種の消費を勧めるとはケシカラン→炎上させてやれ!
ということになってしまったようです。
環境省は、ことさらにたくさん食べるよう勧めたわけではないので、これは言いがかりに近い「炎上」ですね。鰻を食べるのは控えましょうと言うと鰻業界から反発を食うので、予約というロスが出ない方法で「いただきましょう」「楽しみましょう」と言っただけです。
しかしそれで炎上でした。それも7年前と炎上の方向が真逆です。世論の変わりように驚かされます。
あるいは、そもそも、こういう所に世論はないのか。
振り回される鰻関係の方々はお気の毒と思います。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。

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芸人学校

吉本の芸人学校に入りたいので、「ちんや」は辞めます!
本当の夢は芸人だったんです。
と言って去っていった若者がいました。
最近連日テレビで採り上げられている「NSC」のことですね。
そうか、デビューしたら、チケット持ってきてくれよ!
と言ったら、はい!と言っていましたが、数年経つが音沙汰無し。
今朝のテレビによれば、「NSC」は1校ではなくて全国に7校あり、入試がないので誰でも入れて、同期の人数は東京校だけで800人。その800人の内有名になるのは、1~2人なんだとか。
「所属芸人6.000人」が多すぎると言われているものの、「NSC」に入って来た総人数と比較すると、6.000人は上層部なんだそうな。
連絡無し=ダメだったんだろうねえ。
当時この確率を知っていたら、全力で止めたのに。

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東京吉本

連日テレビは吉本さんのことばかりですねえ。
しかし私は報道を視ていて、1点抜けている点があるなあと思いました。
東京吉本は、大崎会長・岡本社長・ダウンタウンの4人が始めたものではなく、戦前から大きな勢力がありました。特に浅草で。
高見順の小説『如何なる星の下に』(1940年)では、主人公である小説家が浅草に住みついて、レビュー劇場「K劇場」に通い、その踊子や歌手などと交際を持つようになりますが、その「K劇場」のモデルは東京吉本経営の「浅草花月」だったと言われています。小説のラストでは、京都の「S興行」が「K劇場」のタレントを一斉に引き抜く事件が起きますが、これは、1939年に起こった、松竹による吉本芸人引き抜き事件がモデルだと言われています。
実際の吉本は大正時代から東京に拠点を作っていました。そして1935年には、その総仕上げとして、「浅草花月」をオープンさせます。
「浅草花月」は大阪の吉本と違い「モダン・ハイカラ路線」でした。目玉は専属のバンドと歌手、30人以上のダンサー・チームを抱えるレビュー「吉本ショウ」。一番の人気者は、川田義雄・坊屋三郎・益田喜頓・芝利英による「あきれたぼういず」でした。
戦前の「モダン浅草」「ハイカラ浅草」の中核に、吉本はあったのです。
戦後東京吉本が勢力を失っていったのは、浅草を中心にしていたからでした。
1960年代後半から70年代にかけて、浅草公園六区の興行街は急速に斜陽化の時代を迎えますが、これにより東京吉本の業績は急激に悪化、最終的には会社更生法の適用を受けるに至ったそうです。
ここでいったん東京吉本が断絶してしまうので、「東京吉本は大崎会長・岡本社長・ダウンタウンの4人が始めた」ように見えるという次第です。お報せまで。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。

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今日から「ちょい食べ」

昨年ご好評いただきました、
肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」
が帰ってきます。
ちんやビル地下の直営レストラン「ちんや亭」のメニューを改訂して「肉の食べくらべレストラン」ということに致しましたのが昨年8月。それから1周年を記念して、本日から再び開催させていただきます。
これはいったい何かと申しますと、
「ちんや亭」の肉メニューを召し上がった方にスタンプカードをお渡しし、1種類食べるたびにスタンプを1個押して行くキャンペーンです。
5種類、7種類、13種類を召し上がった時点で、それぞれ称号と特典がもらえます。
《3冠(3種完食)》特典=「ちょい食べマグネット」進呈
《5冠(5種完食)》称号=牛五段、特典=ちんやお食事券1,000円進呈
《7冠(7種完食)》称号=牛聖、特典=ちんやお食事券2,000円進呈
《13冠(13種完全完食)》称号=永世牛王、特典=ちんやお食事券5,000円または肉1㎏進呈
今回昨年よりハードルを少し下げました。昨秋の「ちょい食べGO!」では7種完食しないと何も出ませんでしたが、今回は3種から、何かの「お得」があるように致しました。
肉メニューの「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)なら2種類同時に食べられますから、とりあえず2回ご来店いただけばマグネットを獲得できます。スタンプカードをお宅の冷蔵庫とかオフィスのホワイトボードとかにマグネットで貼り付けて日々モチベーションを高めていただければと存じます(笑い)
是非ご参加を! 実施期間は2019年8年1日~2019年11月30日までです。
*ちょい食べサイズはもちろん、 レギュラーサイズを召し上がった場合でもOKです。
*「食べくらべ」が主眼ですので、同一料理を再度召し上がった場合は、スタンプの追加はありません。悪しからず。
<このキャンペーンを通じて、住吉史彦が皆様にお伝えしたいことは>
肉は「ガッツリ」ばかりが良いのではなく、「ちょい食べ」も楽しく、そして世の中の為(フードロス削減)にもなる、ということです。ご賛同いただける皆様のご来店をお待ちしております。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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ミレニアルブレンド

磯蔵酒造さんの浅草売店が開店2周年ということで記念酒を頂戴しました。
このお酒は「ザ平成ミレニアルブレンド」だとかで、磯蔵さんが平成の30年間に取り組んだ様々のタイプのお酒をブレンドしてものだということでした。
大変美味しく頂戴しました。ありがとうございました。
お酒には、取り組んだ事柄のリストと蔵主さんの挨拶文が付けられていたのですが、リストをみて、随分色々取り組んでおられたのだなあと思うと同時に、挨拶の方に書かれていた、「酒創りのモットー」についての一文にも感心しました。
そのモットーとは、
「大切なのはこだわりではなく味」
「こだわりを作り、こだわりを売る酒」ではなく、
こだわるのであれば、それは味のみ
ということです。
逆に申しますと、磯蔵さんはそうは書いておられませんが、世間には、まずこだわるポイントが定めてから造って行く、多少味のバランスに問題があっても、話題性が提供できれば売れて行く、という風潮が見られるということです。
売るため、話題性を提供するために、世間が「?!!」というようなポイントにこだわってみせる手法は、色んな業界に蔓延していますね。
牛の業界にもあります。例えば、面白いエサ。エサが面白くても、肥育期間が短すぎては×だと私は思うのですが、エサばかりが前面に出ている場合があります。
テレビの人は「こだわり」が大好きですからね。最近では「こだわり」を通り超して、「変態」もお好きなようです。
「こだわり」にこだわらない。
私も、それで行きたいと思っています。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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総会

株式会社ちんやは決算日が7月末日なものですから、毎年7月末か8月初に社員総会を開催しています。
それで火曜日の定休日に、この件で皆出社することになっています。
まず衛生の専門家の先生の講習会を聞いた後、
私が経営のことを話し、
その後は店の大掃除をします。
もちろん、お楽しみもないわけではなく掃除の後は、お取引先である、浅草の「ラルース」さんで食事会を開催する予定です。
「ラルース」さんは、ロシア家庭料理のお店。
お取引であると知ってはいても、なかなか食事には行きづらいものですから、皆で行くのが良いだろうという話しになった次第です。
長い一日になりますが、終わればひと段落です。

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今夏も『夏純米』

今年もやっています、『夏純米』。
好評につき、今夏も帰ってきました。
大洗町の「月の井酒造店」さんの、季節限定の御酒です。
酒のスペックを一応御説明いたしますと、純米の「生貯蔵酒」です。
「生貯蔵酒」とは、搾ったお酒を生のままタンク貯蔵をして、出荷直前に火入れをし、瓶詰して出荷することです。生のまま厳重な品質管理のもと貯蔵することで、生独特のフレッシュさを残すことができます。
使用米は美山錦、精米歩合は60%。
味わいの傾向は「淡れい」。
香りが爽やか、サラリとした飲み口が「ついつい癖になる」という宣伝文句でして、たしかにクイクイ飲んでしまいそうな御酒です。
それにつけても、『夏純米』というネーミングが上手いですねえ。
通常夏場は日本酒が売れにくい季節ですが、『夏純米!!』と言われると、なんか、飲まないといけない気がしちゃいますよね。
スペックを四の五の言われるより飲みたくなります。
お召し上がりを!

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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間違い予約

福岡中洲のすき焼き屋「ちんや」さんが昨日で閉店したと聞きます。理由は存じません。
弊店とは資本的にも人的にも全く関係ないお店さんでしたが、地元では有名だったらしく、福岡から見えたお客様から、
中洲のお店は、こちらの支店ですか?
と、しばしば聞かれました。
その昔、料理屋の商標に関する認識がユルい時代がありました。屋号が同じでも、商圏が離れていれば実際問題として迷惑になるということが、あまりなかったからです。
中洲さんの屋号も、弊社の商標権をバッチリ侵害していたのですが、ごく最近まで問題になることは、あまりありませんでした。
ところが、スマホの時代になってしまいました。
スマホで検索し、画面の電話番号をクリックすれば、すぐ予約できるようになりましたから、間違い予約電話が急増しました。予約のお客様が見えないので電話をかけてみると、
え? 何言ってるの?!もう店に入っているよ!予約したのに受付の人が分かってなかったよ(怒!)
と言うのです。その方は中洲さんに行きたくてウチに電話してしまい、それで予約が獲れたと思って中洲の店に行ったのです。
間違い予約をされても、その方の電話番号が、固定の092-であれば、こちらも怪しんで、
東京浅草の「ちんや」に御用ですよね?
と確認しますが、今は日本中携帯の090-や080-ですから、怪しむことができません。
そういう事件が頻発しましたので、数年前、中洲さんとは人を介して商標の話しをさせていただきました。
その方々のおかげ様にて、中洲さんとは最後まで紛争を起こすことなく過ごせて感謝しております。
今日から間違いがなくなるのは助かりますが、すき焼き界全体のことを想えば、業界が小さくなるのは寂しいことです。

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偽名

明らかに話し方はアジア風なのに、
予約することになって、では御名前を、と尋ねると、
タナカ・ハナ子
などと名乗る人が。
怪しい。
外国人の名前で予約すると、店から冷遇されるかもと恐れて、日本風の偽名を言うのか。
想像だけグルグルめぐらせて、席は普通に手配しておくと、結局ノーショー。
電話をかけてみると、
トモダチノ代ワリデ電話シタダケヨ!
「トモダチノ代ワリ」というのは在日非合法ガイドの決まり文句だ。タナカはやはり偽名だったか。
インバウンド活況は結構ではあれど、日本にこういう人々が入り込んで来ているのは、本当に不快なことです。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

Filed under: ぼやき部屋,浅草インバウンドあるある — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)