時事ネタ

宴会の乾杯の前に「笑顔」についての長高説をうかがうことが増えました。
もちろん、シブ子さんのせい、いや、シブ子さんのおかげです。
人生における笑顔の大切さについては、私も異論はございません。
彼女の笑顔が素敵であることにも、異論はございません。
が、
笑顔だけで全英を制覇できたわけではないですよねえ。
ゴルフそのものについての解説が、どうも少なすぎますよ、ね。
テレビで繰り返しやっているのは、パターの練習方法。
練習するパターの長さを、1メートルから10メートルまで、1メートルきざみで設定し、全部続けて成功するまで、その練習を止められない、というアレです。
良い練習法方法とは思いますが、全英を勝てたという説明には不十分だよね、と思っていると、すぐに話題は変わって、シブ子さんが愛食しているという、変な商標の駄菓子の件。
ここでややシリアスなことを申しそえますと、「愛食している駄菓子」のことばかり報道することは、私は大反対です。SDGsの観点で。真剣に。
過剰発注→過剰生産→見込み違い→廃棄、食品ロス
という流れが見えるからです。
結局、普通に地上波の情報番組を視ているだけでは、ゴルフのことは良く分からないようです。取材している方々が、本当にシブ子さんのゴルフについて分かっておいでなのか、疑問が湧いてきてしまいます。
で、話しは戻って「笑顔の大切さ」の話しになって行くわけです。
私も挨拶などさせていただく機会がありますが、一知半解で時事ネタを語るのは避けようと心に決めています。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。
私自身は月曜と金曜に1点ずつ参加しておりまして、既にハンバーグ、ロールビーフ、サイコロステーキ、赤身すき焼きを食しました。

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飛騨牛

先日岐阜市の日本料理屋「ひら井」さんに伺い、岐阜県の業界の方とご一緒した時のこと、こんな↓話しを聞きました・・・
お客様が「岐阜の名物は、なんと言っても飛騨牛だ」と思っていて困るんですよね、他にも美味しいものはたくさんあるのに、飛騨牛がコースに入っていない場合は、事前にそれを伝えておかないとクレームになってしまうんですよ。
私は岐阜の名物は鮎だと思っていましたので、飛騨牛が入っていなくても、クレームをつけようとは全然思いませんが、実際は飛騨牛こそが必須アイテムだと言うのです。へええ。
そう言えば、飛騨牛は何故有名なのか? 私はずっと不思議に思ってきました。
近江、松阪、神戸なら戦前から有名です。それも、元々世間での高い評判がありましたから、無理やり有名にしなくても有名だったわけです。
しかし飛騨は違います。後発で、それを県が主導して有名にしたのです。ブランド化に県が積極的に関与し、予算も投入されてきました。
1981年に優秀な種牛が導入され、その後の飛騨牛は、その血統が主流になりますが、購入費は県が出し、牛さんの名前も当時の上松陽助岐阜県知事が「安福号」とつけました。1986年に牛を皇室に献上した時も知事が行いました。
こうした飛騨牛のブランド化が上手く行ったので、その後各県がマネをしました。今日本には数えきれない位牛のブランドがありますが、飛騨牛は、その先行事例と言えると思います。
で、肝心の何故有名なのか、ですが、私は結局よく分かりません。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。
私自身は月曜と金曜に1点ずつ参加しておりまして、既にハンバーグ、ロールビーフ、サイコロステーキ、赤身すき焼きを食しました。

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酒の銘

高校生が料理する店として有名な「まごの店」が、期間限定で東京日本橋の県産品ショップ「三重テラス」でイベントをするというので行ってきました。
「三重テラス」に少し早く着いたので、県産品の売場を物色しておりますと、酒の棚に
特別純米酒「松阪牛」
というお酒を見つけました。
ま、松阪、牛?
酒の銘が牛なんです、ね・・・
ラベルには牛の図案と、英語で
Matsusaka beef of the world
と印刷されています。zではなくでsであるのはミスプリではなく、現地の方々は「まつさかうし」と発音しています。
早速飲みます。
「超辛口」と表記されていて、その日本酒度はなんと『+25』なのだそうですが、お米の味わいが感じられて、香りも穏やか。体感では「超」ではなく、美味しいと思えました。
銘の件も、蔵のすぐ近くには松阪牛の牧場があり、蔵で使われている水と同じ水が松阪牛にも与えられているとかですので、事実関係として問題はなさそうです。
まあ、商標の世界では、コンピューターに「アップル」という名を付ける人がいる位ですから、異常なことではないです。
が、最初の違和感はすぐには抜けないですねえ。

追伸
本日13日は火曜日ですが、夏休み中ですので、「ちんや」は臨時営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。

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春鼎寮美食会

近江八幡のすき焼き店「毛利志満」の森嶋さんが、2017年から会社のPR誌を発刊されています。
名付けて「ネノネ」。
歴史的な「ルーツ=根」から聴こえる音。もうひとつが、周辺のさまざまな生産業者さんとの「繋がり=根」から発する音。「ネノネ」とはこの二つの音色を意味しているのだそうです。ユニークですね。
タイトルがユニークなら中身も、かなり掘り下げたものでユニークです。私の知る限り、すき焼き屋のPR誌の中で、こういうのを見たことがないです。
今回のテーマは、
「春鼎寮美食会」。
この美食会を知っている人は、相当な通人だと思います。
「春鼎寮美食会」は「毛利志満」さんのご先祖が東京で運営していた会員制料亭で、魯山人の「星岡茶寮」のライバルと目されていたものですが、資料も少なく、あまり知られていません。今回その少ない資料を森嶋さんが研究して書いておられます。
ご先祖が美食会を始めるにあたって組んだのは加藤春鼎(初代)という陶芸家でした。初代春鼎は陶芸だけでなく、絵や書もできる器用で、しかも見識が広い人だったらしく、『陶器を見る眼』『陶磁往来』(いずれも昭和14年)という本も出していますが、美食会の件はほとんど忘れられていて、当代(三代)春鼎さんも、
「はっきりしたことは分からないのですが、昭和初期に東京の飯倉辺りで春袋楼美食会という、食と器の会のようなことをやっていたようです。 私もまったく知らなくて研究者の方が「寛閑觀」という本を持ってきてくださったのです。 それによると、会自体は竹中平蔵という方が企画していて、2000人くらいの会員がフランス料理や日本料理、中華料理などを楽しんでいたようです。 そこで使っていた器をはじめ、会場の襖から掛け軸まですべて祖父が作っていたようです。 それが残っていたらいいのですが残念ながら何も残っていません。 この本も研究の方が神田の古本屋で見つけてきてくれたものなので・・・」と書いています。
「星岡」だけが有名なのはバランスが悪いとすぐに分かりますが、有名・無名って、そういうものなのかなあとも思ってしまいます。
勉強になりました。

追伸
明日13日は火曜日ですが、夏休み中ですので、「ちんや」は臨時営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。

Filed under: 飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

未完の螺旋

映像インスタレーション展「大洲大作 未完の螺旋」を拝見しました。
この企画は、今年の「台東区芸術文化支援制度」の支援企画で、私も台東区アートアドバイザーとしてお手伝いしています。
さて、この展示の場所は京成電鉄の旧「博物館動物園」駅舎です。
上野公園の地下に駅があり、1933年から1997年まで使われていましたが、老朽化や乗降客数減少のため廃止されました。
営業休止から20年経ちますので、若い方は、そういう駅があったことをご存じないかもしれません。公園を散歩したことがある方は、芸大の手前で急に国会議事堂の天辺に似た建物に遭遇し、それが使われていないことに違和感を覚えたことと思いますが、あれが博物館動物園駅の入り口です
その旧駅舎を使えるように、この地域のアート拠点をイベントでつなぐ仕事をしている、有志の団体「art-Link 上野―谷中」さんが、京成さんに交渉して、今回の展示に漕ぎつけました。
で、その展示内容ですが、太平洋戦争中の1945年に、この駅が軍事目的で接収された時の記憶を反映したものです。駅が地下にあったために空襲から逃れられるだろうと、使われたそうです。
映像作家の大洲(おおず)さんは、これまでも、土地の忘れられた記憶を再現する作品を創作してきた方ですがが、京成線の軍事利用の件は、私も知らず、勉強になりました。
また、最初押上始発で開業していた京成電鉄が上野へ乗り入れるまでの紆余曲折の歴史は、今回の展示には直接関係ないですが、調べてみるとやたらと面白いものでした。いったんは浅草へ入ろうしてなかなか許可を獲れず、有力者を買収しようとして露見、失敗。上野から筑波方面へ進む予定だった他社線を会社ごと買収、自社の上野駅にしたということのようです。
話しは戻りますが、展示は18日まで。ただし広くはない空間なので、入場制限があります。詳しくは「art-Link 上野―谷中」さんにお問い合わせください。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。
私自身は月曜と金曜に1点ずつ参加しておりまして、既にハンバーグ、ロールビーフ、サイコロステーキを食しました。3冠を達成(笑)したので、「ちょい食べマグネット」を貰いました。

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牛車

え、ええー?!
「天皇は牛車に乗ることはなかった」んですか!
ずっと乗っていたと信じていたのに。それを天皇陛下に否定されるなんて、信じられないです。
「天皇は牛車に乗ることはなかった」と言った天皇とは、今上(令和の)陛下です。
7月31日の報道によりますと、陛下は即位前の2018年7月15日に東京大学で開催された、財団法人「陽明文庫」設立八十周年記念特別研究集会で牛車について講演し、牛車は安全な乗り物ではなかったので天皇は乗らなかったと指摘されたそうな。
その証拠も陛下は見つけていて、車を曳く牛が暴走する光景が描かれている中世の絵巻物を紹介されたとか。
識者によりますと、「陛下の牛車絵図研究は数十点にも及ぶ写本調査の上に築かれたもので、そのなかには研究によって史料的価値が明らかとなり、国の重要文化財(重文)指定に結びついた史料がある。史料研究は地味ながら、さまざまな研究の基盤となるものであり、陛下の研究もまた、今後、長く評価、参照され続けることになるのではないか」
「天皇は牛車に乗ることはなかった」は確かな研究の結果らしいです。うーん。
ところで、牛車って何?
という方の為に念のため説明しますと、牛車とは、牛に牽引させる車のことです。荷物を運ぶ場合もありますが、今話しているのは人を乗せて運ぶ車の話しです。
権門家が財力を誇示するために、牛車に過剰に装飾を施すことが多かったようで、平安時代に禁令すら出たことがあります。雛祭の雛壇に模型が、そんなに豪華ではないですけど、載っていたりしますよね。

あ、読み方は「ぎっしゃ」と読んで下さいね。
私は関西圏の人達と牛との結びつきが関東圏より濃かったことの証拠として、
天皇陛下は牛車に乗っていたでしょ!天皇陛下が馬に乗ったのは明治維新で東京にいらしてから=明治、大正、昭和戦前のことで、本来は牛に曳かれて移動していたんです!
としばしば説明してきたんですが、これからは「天皇陛下は牛車に・・・」と言えなくなってしまいました。
もちろん、平安時代の摂関家、室町将軍家などは牛車を使っていましたから、京都の人達と牛が身近だったことは事実です。
これからは
雛祭の雛壇には牛車が載ってますよね!
という言い方が良いかもしれませんね。少し残念。

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私自身は月曜と金曜に1点ずつ参加しておりまして、既にハンバーグ、ロールビーフ、サイコロステーキを食しました。3冠を達成(笑)したので、「ちょい食べマグネット」を貰いました。

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九条葱

今月から変わりザクは「九条葱」をお出ししています。
そう、これは禁断の反則行為・・・
「関西風」
です。
すき焼きの関東風と関西風には、それぞれに変化形が在って、厳密に区別しがたいものなので、ザックリ言ってしまうのは本当は避けたいのですが、違う点の主なものを二つだけ挙げますと、
・割り下~関東は割り下を使う。関西は割り下を使わず、醤油と砂糖を使う。
・葱~関東は白葱。関西は青葱。
その関東の白葱の代表が深谷・千住で、
関西の青葱の代表が九条だということですので、「ちんや」で関西風を売るのは反則ですね。
でも、東京の人が関西にわざわざすき焼きを食べに行くことは少ないでしょうし、行ったとしても青葱しか出てきませんから、「食べくらべ」はできないです。
今回は、その「食べくらべ」を出来るようにしてしまおうという企画です。
地下の「ちんや亭」は肉料理を少しずつ食べくらべしていただく店で、おかげ様で好評ですが、お座敷の九条葱と、在来品の千住葱を比べていただくのも、悪くはなかろうと思っています。
弊社は「食べくらべ」がマイ・ブームなのです。
どうぞ、お召し上がりくださいませ。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。

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美濃料理

岐阜市の日本料理店「ひら井」さんで、国際観光日本レストラン協会の研修会が開催されましたので、参加しました。
岐阜を訪ねるのは子供の頃に長良川の鵜飼を見て以来で久しぶりです。正直、岐阜にはこれまであまり用事がなかったのです。私が岐阜で思いつくのは、鵜飼の他は信長の岐阜城。それから新幹線の駅が街から遠いことくらいでしょうか。
そこで今回「岐阜の名物」をネットで検索してみましたが、
・岐阜提灯
・岐阜和傘
・岐阜うちわ
ああ、「美濃和紙」はたしかに有名でしたね。
・柿羊羹
ん? 柿羊羹は大垣の方が有名だったような気がします。
・鮎菓子 – 長良川の鵜飼にちなんで鮎を形どった銘菓。カステラ生地で求肥を包んだものやせんべいなどがある。
・鮎 – 塩焼き、刺身、一夜干し、昆布巻きなど様々な調理方法がある。
と、あまり新しい知識も仕込めないまま現地に向かいました。季節は夏ですし、やはり、ここは鮎料理でしょう!
さて、現地に着きますと、「ひら井」さんは明治六年のご創業の、岐阜を代表する料理屋さん。立派です。
野菜などの素材は地元産で、いちいち滋味溢れるもの。しかし下手にブランド化しようとしないところに好感がもてます。
鮎の食べ方としては、やはり塩焼きが最高でした。
御馳走様でした。

追伸
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私自身は月曜と金曜に1点ずつ参加しておりまして、既にハンバーグ、ロールビーフを食しました。13冠達成するのは9月16日の予定です。

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めざせ13冠

肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」
が始まっています。
ちんやビル地下の直営レストラン「ちんや亭」のメニューを改訂して「肉の食べくらべレストラン」ということに致しましたのが昨年8月。それから1周年を記念して、本日から再び開催させていただいています。
詳しくは8月1日の弊ブログに書きましたので、そちらをご覧いただきたいんですが、これはいったい何かと申しますと、
「ちんや亭」の肉メニューを召し上がった方にスタンプカードをお渡しし、1種類食べるたびにスタンプを1個押して行くキャンペーンです。13種類でコンプリートです。
で、私自身も参戦しています。
食べに行くのは月曜日・金曜日と決め、
まず2日金曜日にハンバーグの「ちょい食べサイズ」を
5日月曜日にロールビーフの「ちょい食べサイズ」を
それぞれ「ちょいご飯」を付けて食べました。
この調子で食べ進め、9月16日に13種制覇する計画です。
胃腸に自信がおありの方は、一回に2種類行けると思いますから、もっと早く達成可能と思います。
是非皆様、ご参加を。

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浅草おどり・グルメセット

「浅草おどり・グルメセット」の打ち合わせがありました。
「浅草おどり」とは浅草花柳界の芸者衆の踊りを、浅草公会堂の舞台で披露するイベントのことで、今秋10月26日~27日の二日間開催されます。
で、「グルメセット」ですが、これは「浅草おどり」のチケットに、浅草の料理屋の食事が付いたチケットのことです。それも、普段芸者衆が出演している花柳界の店ではなくて、「ちんや」や「川松」さん、「小柳」さん、「どぜう飯田屋」さんなどの、浅草の「表」の店の食事が付いています。
踊り終わった芸者衆も挨拶に来てくれて、記念撮影などには応じてくれます。
これは、昨年から浅草花柳界の組合長になられた「一直」(いちなお)の若旦那の企画第一弾でして、今までつながりが深いとは言えなかった、浅草花柳界と「表」浅草との地域連帯を試みようということのようです。
是非是非お申込み下さいませ。

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