2021年8月22日
一体型
毎日店の備品の整理をしています。
そうしますと、短期間だけ使って、後は使わなくなってしまった器が出てきて、反省させられます。
要するに、マイブームで買った器ですね。例えば、
徳利と湯煎筒が一体になった器があります。
それは「ぬるかん」がマイブームだった時に買ったものでした。
酒をお燗機で加熱するのではなく、湯銭筒に自分の好みの温度の湯を入れ、そこに徳利を嵌め込んで、良い感じになるのを待って飲むのです。徳利と筒の寸法はキチンと合わせてあって、筒の中で徳利が動かないようになっています。優れもの、です。
が、あまり使われませんでした。
「ちんや」のお客様には、適温まで待っているという考えがなく、酒が運ばれてきたら、すぐ飲みたい!
いやいや、ご自分で燗つけしていただくのです、しばらくしてからお飲み下さいと説明しても、
そんなのメンド臭い、そんなのより普通の燗酒を飲むよ。
と言われてしまったのです。
酒の専門店なら自分で燗つけする人もいますが、ウチではダメでした。
来年開業予定の新店でも使わないような気がします。湯煎筒一体型の徳利は自宅の備品にするしかなさそうですね。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.194本目の投稿でした。
Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM Comments (0)