元号

所謂「老舗」の皆さんは、自店の創業年を元号で書くことが多いかと思います。弊店も
「創業明治十三年」
と称しています。
が、さて、
令和の時代がやって来ました。
もう西暦併記にした方が良いと思います。
理由はモチロン、元号では、いつのことか分からない人が増えたからです。
昭和生まれの方にとっては、明治は2つ前の元号ですから近く感じますし、西暦換算もスラスラお出来になるかもしれませんね。でも、時代はもう令和。平成に生まれた方々も社会に出て来ています。
もう西暦併記にした方が良いと思いますよ。
元号の方が本格的な感じがするとは思いますが、大正と明治と慶應の順番が分からない人が増えています。
西暦併記にした方が良いと思いますよ。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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事前チェック

この時期、浅草はもちろん三社祭ですが、私には別に宿題があります。
それは「台東区芸術文化支援制度」の申請書類の、「事前チェックシート」作成です。
この「台東区芸術文化支援制度」は、区内でおこなわれる芸術文化活動を区役所が支援する制度で、制度発足から12年目を迎えます。私は「台東区アートアドバイザー」として制度発足前からお手伝いしています。
企画者が区内在住者でなくても、区内の場所で開催される企画であれば、広く募集しておりまして、資金面の支援とともに、区と台東区アートアドバイザーが内容面でも企画者をサポートしていきます。
制度10周年のおりにはアーカイブブックも配布することが出来て、嬉しく思っているところです。
さて今年のプラン募集に際しても、魅力的なプランが集まってきました。
全部支援したいところですが、予算の制約でそうも行きません。
で、点を付けるのが「事前チェックシート」です。
送られてきた申請書類の、予算表の1円単位まで検討して、点を付けて行きます。この作業は一苦労ではありますが、楽しい時間でもあります。
「事前チェック」はアドバイザー全員が行い、月末にはそれをタタキ台に全員会同して議論し、面接に来てもらうプランを決めます。
んで、企画者ご本人と面接、また議論して最終決定という流れです。
今年も魅力的なプランを区民の皆さんにご紹介できると思いますので、お楽しみに。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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御朱印

最近、浅草神社(「三社さま」)で残念なことがありました。
神社が5月1日に令和改元記念の御朱印を配布したところ、
マナーの悪い客や転バイヤーが大勢押し寄せ、混乱した事態になったそうです。客の中には巫女さんに暴言を吐いたり、暴行に近い行為をはたらく者がいたとか。
これを受けて神社は三社祭期間限定で配布する、特別御朱印の配布を中止することに決めたそうです。「期間限定」「令和初」が重なった結果、「レアもの御朱印」として扱われるのを避けたということです。
改元記念の時、神社側は皇室の代替わりを参拝者と共に祝いたい、という気持ちでした。神社側がレアもので人を「釣ろうとしている」とか言う輩もいるようでで、中にはそういう神社もあるかもしれませんが、今回そういうことではなかったと思います。
が、そんな気持ちは転バイヤーには関係なく、上記の事態となりました。
転バイヤーは、原価格安で儲けることが出来るわけで、コストと言えば順番待ちする時間くらいなものですから、大人しく並べば良いわけですが、儲けしか考えていない転バイヤーには、一分でも待たされるのがイヤなのでしょうか、暴言・混乱という事態になったそうで、残念なことでした。
この混乱の中で配布された御朱印は後日「メ♡カリ」に出品されたとか。いやな時代になったものです。

追伸
本日は浅草神社例大祭(=「三社祭」)の最終日です。
例年、祭礼期間3日間(5/17〜5/19)の内、1日は必ず雨が降りますが、今年はどうでしょう。
主な行事は、
19日午前6時 本社神輿「宮出し」(浅草神社境内)→午後8時頃まで各町渡御

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超二流

二位じゃダメなんですか?!二位じゃ?
というレンホウ議員の発言は、今や民主党政権の残念さを象徴する発言のように言われています。
が、皆さん、本当に二位や二流はダメなんでしょうか?
一位、一流、最高を目指したばかりに、無理のある仕事になってしまっていることって、世間に多くないですか?
と内心思っておりましたら、もう一人が一流を目指さない方がおいででした。高松に。
高松市の料亭「二蝶」さんをお訪ねした件は昨日の弊ブログに書きましたが、御主人のお話しを伺う内、御主人のモットーが
「超二流」
であることを知りました。
御主人は勉強家で、一流のお店のことをちゃんと知っておられるのですが、地方の料理屋という前提の中では、一流や超一流を狙った時に生まれる違和感を嫌い、そうした違和感を避けて仕事をなさっていると言います。良いお考えと感心しました。
この話しを東京に置き換えます。
東京はたしかに日本の首都で、経済力もここに集中しています。
では、その東京では必ず「日本で最高」の食材を食べるべきでしょうか?
その「日本で最高」の食材の産地が遠い遠隔地であって、東京とは全く風土の違う土地の産物であったとしても、それを遠路取り寄せ、高い値をつけて売るべきでしょうか?
これは真剣に考えないといけないテーマだと思います。
地方の生産者の人は、どうしても東京を目指しがちです。
香川の牛の生産者さんもそうでした。優秀な牛を、地元に出さず東京ばかりに出荷するので、「二蝶」の御主人は県庁の農政部に苦情を言いに行ったことがあるそうです。
が、地元で親しまれることより先に、まず東京で高い値がつくようにしたいと考える県は聞く耳を持たなかったと聞きます。いったん安値で安定してしまうと値段を上げて行くのが難しいと考えたようです。
ブランド志向の罪
一流志向の罪
だと思います。
評判が良くて皆が買いにくれば自然に値段は上がると私は思うんですけど、公務員としては知事さんの任期中に高値がつかないと困るらしいのです。とほほ。
私の店は、東京は東京ですが、下町です。
「超二流」
参考にしたいと思います。

追伸
本日は浅草神社例大祭(=「三社祭」)の中日です。
例年、祭礼期間3日間(5/17〜5/19)の内、1日は必ず雨が降りますが、今年はどうでしょう。
主な行事は、
18日正午 町内神輿連合渡御(浅草寺境内)
19日午前6時 本社神輿「宮出し」(浅草神社境内)→午後8時頃まで各町渡御

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うどん県

国際観光日本レストラン協会の会合で高松市の料亭「二蝶」さんを訪ねました。
最近香川県は「うどん県」だと自称していて、それが結構当たっていたりしますが、そのような恐るべき単純化が良いわけはないと私は思います。一度「二蝶」さんを訪ね、地元の食材を使った献立「美味讃岐の旅」を食せば、ここが食の都とも申すべき土地であることが分かります。
まず当然ながら瀬戸内の恵み、そして南の山塊が近いことから山の幸もあるのに、訪問者が三食うどんを食べているのは、いかがなことかと思います。
「二蝶」さんは店の建物も素晴らしいです。数寄屋風の建物は、国(文化庁)の登録有形文化財に指定されているとか。
もう一つの高松の魅力は花街があることです。
四国と本州を結ぶルートが宇高連絡船だけだった頃が高松花街の全盛時代で、二百人以上の芸者衆がいて、「讃岐は芸どころ」と言われていたとか。店の屋号「二蝶(にちょう)」も当時の芸者さんの芸名を受け継いだものです。今は往時の賑わいとは行きませんが、芸事が伝承されていて結構と思いました。
あ、そうそう、お酒もあります、もちろん。
こちらのご主人はお酒のことも勉強されていて、色々なタイプの酒を、それに合った料理と食べさせようとなさっています。今どきは「なまげん」とか「あらばしり」とか「女性杜氏」とか話題性で酒を売ろうとする方が多く、どういう酒質なのか良く知らぬまま飲んでしまうことがありますが、ご主人は違っていて結構だと思いました。
が、今回の会合、昼間の会合だったんですよね。
したたか飲んだ後に、まだ明るいから庭園を見学しろとおっしゃいます。
いやあ、こちらのお庭、素晴らしいけど、上がったり下がったり、右に曲がったり左に曲がったり、歩きにくいですなあ。そういう趣向なんですか、ね。いや、自分のせいか、な? うーい、ひっく。

追伸
本日は浅草神社例大祭(=「三社祭」)の初日です。
例年、祭礼期間3日間(5/17〜5/19)の内、1日は必ず雨が降りますが、今年はどうでしょう。
主な行事は、
17日昼1時 大行列(浅草見番発)
18日正午 町内神輿連合渡御(浅草寺境内)
19日午前6時 本社神輿「宮出し」(浅草神社境内)→午後8時頃まで各町渡御

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すき焼きサンドイッチ

すき焼きサンドイッチなるものを食べてみました。場所は日比谷ミッドタウンの中の「ザ・スピンドル」というカフェでした。
このお店、レクサス・ショップだそうです。
レクサスって車だよね、って?
はい、ご明算。
レクサスの世界観を“食”によって表現するという目的で作ったそうで、その場所がミッドタウンとは豪気な話しです。
んで、その店で何故すき焼きサンドイッチなのかは私としては謎としか申し上げようがございませんが、最近すきやき風が流行ってるからですかねえ、本体のすき焼きは流行ってませんけど。
さて店に着きみますと車を展示している場所は空いていて、カフェばかりが混んでいます。注文するカウンターに並ぶことしばし、すき焼きサンドイッチ、正確には洋風すきやきサンドイッチをゲットしました。早速解体です。
肉の味つけは結構甘いですね。味付けは洋風ではないようです。
他に入っているものは卵の目玉焼きと、生トマト、生レタス。生トマト、生レタスが入っているのが、洋風という意味だったようです。
が、気づいた時にはバラバラに食べ終わってしまいました。
サンドイッチにした意味ないじゃん!
でも、まあ、甘い肉にトマトの酸味と生レタスの苦味を合わせるのは、理にかなっていることは確認でき、勉強になりました。
御馳走様でした。

追伸
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松阪釜飯

浅草エキミセの中に「るるぶキッチン」が出来たので行って来ました。
「るるぶキッチン」さんは、その名の通り、JTBさんの関連会社が運営している飲食店です。雑誌『るるぶ』の編集者が全国各地を旅して見つけた産物をメニューにしています。
2年ほど前に「赤坂バル横丁」の中に1号店が出来て、浅草は5番目ですが、赤坂とは随分傾向が違いますねえ。赤坂は「バル横丁」の中だけに呑みスペースという感覚が強いのに対して、浅草は釜飯がメインです。
しかも松阪づくしの釜飯というメニューがあって、松阪の牛はもちろん、豚、鶏も炊き込むと言います。
迷わず、それを注文。満腹でした。
出汁が付いて来て、残った飯を茶漬けにするというのは良い考えだと思いました。
御馳走様でした。

追伸
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ちんや川柳包装紙2019

今年も三社祭にタイミングをあわせて、
「ちんや川柳包装紙2019」を創りました。今週末にはデビューさせます。
ここに印刷されている川柳は、昨年の秋に「すき焼き川柳コンクール」で募集したものです。
その節は多数の応募をありがとうございました。
悩みに悩み、厳選させていただきまして、入選句をこの包装紙に刷り込みました。
そう、このコンクールは、単に川柳のコンクールをするだけでなく、入選すると、店で本当に使う包装紙にその川柳が刷り込まれるのです。それが特徴です。
この出来上がった包装紙は、
「おもいを包む」包装紙として、多くの方々に喜んでいただけると思っています。
だいたいですね、ギフトというものは相手の方に対して、なんらかの
「気づかい」や
「思いやり」を届けるものです。
お世話になった、恩師・上司・先輩がご高齢であれば、肉と贈るというのは我ながら良い考えだと思います。
という想いを包んで贈ってはいかがでしょうか。
また来年の分は、もう募集開始してますので、どうぞご応募下さいませ。

追伸
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時間帯

弊ブログの読者さん、アクセスの傾向を調べますると、
読んでいる時間は午前2時~3時が、とても多いですねえ。
逆に少ないのは午前9時~10時。
前者は後者の3.85倍。
これは連休中のデータなのに。
どういうライフスタイルの方々なのか・・・
不思議だね。

追伸  
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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連続講座

松阪市役所からトークショーに呼んでいただけることになりました。
2020年2月22日と、かなり先の日程ですが、嬉しかったので、とりあえず告知させていただきます。
これは「松阪観光交流センター・オープンスペース連続講座」という講座でして、「連続」と申しますのは、「ちくま味噌」さん、「江戸屋」さん、「いせ辰」さんといった江戸の老舗の当主が続けて登壇するからです。
今年の9月1日が「ちくま味噌」さん
11月16日がブラシ・刷毛の「江戸屋」さん
来年の1月18日が千代紙の「いせ辰」さん、そして
2月22日が私です。
トークのお相手は、全回とも歴史小説作家の河治和香先生。
河治先生とは、小説『どぜう屋助七』(2013年)に狆屋時代の「ちんや」を登場させていただいて以来のおつきあいですが、最近『がいなもん 松浦武四郎一代』という小説を出されました。その武四郎が松阪出身ということで、今回の講座が出来上がったようです。
登壇が楽しみです。
ちなみに2020年2月22日(土曜)は新天皇陛下のお誕生日の前日で、お誕生日が日曜に当たるので振替休日が付いて3連休になりますから、東京の人も聞きに行き易いですよー(笑)

追伸  
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