色彩感覚

私が住んでいるマンションの、通りを挟んで真向かいに、中国資本と思しきドラッグストアができました。
働いている人も、たぶん彼の国の人。終日働きながら、呼び込みなのか、何事かを絶叫していますが、良く聞き取れません。
それは、まあ、いいです。
が、私が快く思えないのは色彩です。色彩感覚が、こんなに影響あるなんて、この年で初めて感じました。
中国資本ですから、当然中国人に入ってもらいたいわけで、店舗の彩色は中国風です。街の景観の中で異彩を放っています。
実は台東区には、建物の色彩を規制する条例があります。だから浅草らしからぬ色を止めさせられると思いきや、それは一定以上大きい物件の場合に限られます。
ウチの通りの商店街のアーケードは規制対象になって、審査にかけられましたが、くだんのドラッグストアは、さして大きくないビルのワンフロアを借りているだけですから、対象外となります。とほほ。
・・・と思っている頃、皇居で一般参賀がありました。
めだっていたのは、勿論雅子さま。
のドレス。
あのドレスの色は「ひわ色」と言うのだそうな。
「ひわ」という鳥の羽の色とかで、鎌倉時代には既に武士の正装の色として使われていたそうですが、理屈抜きに敬意を覚えさせます。色彩感覚が、こんなに影響あるなんて、この年で初めて感じました。
ついでに申せば、浅草を闊歩している外国人の、キモノ・コスプレの色は、本当に「ガイジン感覚」で、ゲンナリさせられます。コスプレ・ショップの経営は外国資本が多いと聞きますから、当然と言えば当然ですが。
本物の着物を着た人が通ると、お!と思いますが、そっちの方が稀ですね。
色彩感覚だけはグローバル化して欲しくないものです。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)