おおみやこ会

 第五回【おおみやこ会】のご案内をいただき、出席しました。

 この会は、高田馬場の鉄板焼きステーキの名店「大都会本館」の社長さんが、個人的な知り合いを誘って開いている会ですが、社長さんは女性で、御名前が「みやこ」とおっしゃるので、それで【おおみやこ会】なのです。

 5年前に「みやこ」さんが社長に成られた時に、「国際観光日本レストラン協会」で一緒の、「神田仏蘭西料理聖橋亭」の大旦那さんが、新社長を応援しようと呼びかけて開催したのが、そもそもだそうです。以来年一回続いていて、今回が5回目です。

 参りますと、この夜のマダムである「みやこ」社長の交友の広さから、多士済々のメンバーで刺激的でした。

 お料理も、鉄板焼きの可能性を拡げる意欲的な趣向で、頑張っておられるなあ、と感じました。

 一方、私が開いている個人の宴会も、実はありまして一応頑張っているのですが、名前がイマイチです。

 「住吉史彦の会!」という名前なのですが、どうも「すみよし・ふみひこ」と4文字+4文字で、語呂があまり良くないのが悩みです。日本語で発音しやすいのは、やはり3文字か5文字あるいは7文字ですからね。

 私の知人が「ちんや」を会場にして開いて下さっている、個人宴会には「ヒロシの会」というのと「トオルの会」というのがあるのですが、こちらも「みやこ」同様3文字で語呂が良く、その点が羨ましいです。

 対抗して名前を変えるかなあ。

 ふみちゃんの会!

 馬鹿だなあ、と思っておいでの方のために解説しますが、「ふみちゃんの会」というのは、浅草的には全く違和感がない、普通の名称です。浅草の面々は、子供の頃から一緒に育っていて、また兄弟姉妹も知っているので、そちらと区別する意味でも、下の名前にちゃん付けで呼び合うのが普通です。

 「たっちゃん」とか「せいちゃん」とか「しゅうちゃん」とか呼び合っていますが、大のオトナでして、3人とも浅草料飲組合の幹部です。

 ですから「ふみちゃんの会」という名前は、普通の名称です。目立つためには、もう一捻りする必要があります。

 ふみぴょんの会!

 ふみぷーの会!

 どうもなあ。

追伸

 誠に勝手ながら、8/29(月)から9/1(木)まで夏休みをいただき、ご不便をおかけしました。

 本日より営業しておりますので、よろしくお願い申し上げます。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて549連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

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夜空の華

 昨日は、隅田川花火大会の日でした。

 震災の影響で、例年より一ヶ月遅れ、8月末の開催になりましたが、関係の皆様のご尽力により、無事開催され、感謝の言葉もありません。

 前日から雨が降り、天候が心配されましたが、午後から晴れて無事実施され、有り難いことでした。

 この日、弊店には国際観光日本レストラン協会の大勢様が見えました。

と言っても、すき焼きは、むしろオマケで、協会監査役で公認会計士のS先生の講演を聞くためです。

 そのS先生の講演の御題は「夜空の華」。つまり花火の話しです。

 ?と思った方に説明しますと、S先生は無類の花火フリークでいらして、各地の花火大会を訪ね歩くのがご趣味です。花火にメチャメチャお詳しいのです。

 今回の話しのために、40ページ以上もあるレジュメを作って下さり、ビックリでした。

 私は、当然子供の頃から隅田川花火大会を観続けてきましたが、恥ずかしながら、花火についてのレクチャーをまともに聞いたことがありませんでしたので、実に勉強になりました。

 例えば・・・

①世界最大の花火の直径は?

②花火の燃焼温度は何度くらい?

③花火の「消え口が揃っている」って、どういう意味?

 分かりますか?

 では、正解を。

①750メートルです。日本の新潟県の「片貝祭り」で、1985年に打ち上げられたそうです。

②現在では2.500度から3.000度です。多様な金属を燃焼させて多様な色を出すため、どんどん高くなっているとか。ちなみに江戸時代の日本の花火(「和火」)は、1.700度しか出なかったため、色の数が橙色などに限られていたそうです。

③円形に拡がった花火の輝きが同時に消えることを「消え口が揃っている」と言って、良い花火の必須要件だそうです。

 どうです? へー、でしょう。

 このウンチクを頭にインプットして、カノジョを花火に誘ってみてはどうでしょう?

 花火はもともと、鎮魂のためのものです。今年こそ、花火を観るべき年と思います。

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

 「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)

 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。本日8月28日(日)までです!

追伸③ 

 今月の昼時より「四分の三すき焼き」を始めました。

 ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。

追伸④ 

 地下1階カウンターレストラン「ちんや亭」でも、「ちんや」座敷と同等の、霜降り肉すき焼きを召し上がれるようにしました。

 「旨い肉を食べたいが、記念日でもないし、座敷に上がるのは億劫だ」というお客様、あるいは御一人様のお客様、是非ご利用を。

追伸⑤

 8/29(月)から9/1(木)まで、夏休みをいただきます。悪しからず、ご諒承願います。

店は休みますが、弊ブログは「予約投稿」によりUPを続けます。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて544連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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キャッチコピー・コンテスト②

 昨日の続きです。

 東京商工会議所台東支部青年部が「観光のまち台東」キャッチコピー・コンテストを開催しました。主任は私・住吉史彦でした。

 そもそも、この企画の趣旨ですが・・・

 震災の影響で、祭や各種イベントが中止となり、ツアー自粛ムードが蔓延し、また放射能に不安を感じた外国人旅行客のインバウンドが激減したことで、観光上野・観光浅草は大きなダメージを受けています。この状況を突破しない限り、台東区も東京も元気になれません。

 是非この際、青年部員らしい、元気が出そうなキャッチコピーを造って観光台東を盛り上げていきたい、そういうことで、この企画をいたしました。

 青年部の諸君が作った、キャッチコピーをここで公開します。

・観て、遊んで、食べられます。

・日出ずる街、台東区。花の咲く街、食の咲く街、歴史・文化の咲く街、伝えたい、台東区流三咲く(散策)

・桜からパンダまで「特別」に会える街

・来るたびに新しいもの発見! 昔ながらの下町だもの

・おじいちゃんは粋な江戸子だったんだ!!

・なでしこ台東! 女性車夫(婦)の人力車に乗って。

・世界人なら必須でしょ! 日本凝縮 台東区。

・美味(びみ)&美見(びみ) 魅力たっぷり したまち台東

・雷門・神輿 下町情緒あふれる台東区!!

・下町の魅力あふれる 台東区

・浅草ほおずき美人

・○○○だけじゃない。あなただけの台東 見つけに来ませんか。

・小さな日本がそこに在る、魅惑のまち 

・日本文化発信地、台東区!

・どこからでもスカイツリーがバッチグー!!ようこそ下町浅草へ。

・下駄履きでおいでよ 台東区。下町情報発信地、台東区!

・江戸情緒を知るには台東区散歩から!!

・おじいちゃんの味好みは私と一緒でした

・笑顔と元気が溢れるまち 台東

・東京のふるさと、台東区!

・一段階ウエノ 文化都市 上野  観光都市 浅草

・伝統も未来もここにある。 NEXT JPANへ 台東区。

・見たい!(名所/スカイツリー) 食べたい!(浅草名店) 廻りたい!(観光スポット)1日では語りつくせない 魅力たっぷり浅草へ

・ザ・にっぽん 歴史と伝統・人情のまち したまち台東

・江戸っ子の味を楽しむには是非 台東区!!

・WELCOME 台東 はじめました

・おばあちゃんの女心に会いました!!

・今までも これからも 観光のまち たいとう

・一日いても商い街 台東区

・下町風情を楽しむには台東区!!

・入谷あさがお娘

・触れ合おう!浅草の温かさを  感じ合おう!上野のやさしさを

・昔のものから今のものまで文化の結晶、台東区!

・忘れかけていた大切なものが きっと甦る。 いらっしゃいまし 台東。

・㋟くさん ㋑ろんな ㋣くべつ ㋒きうき 気分が ㋗せになる

・江戸の華 君は 上野か 浅草か

・行ってみタイ 東京一の観光、文化スポット タイトー

・もれなく元気のお土産つき!下町人情おもてなし。

 さて! この中から、優勝したコピーは・・・

・伝統も未来もここにある。 NEXT JPANへ 台東区。

 このコピーを作ったのは、金属関係のSさん。しかも得票2位のコピーも、同じSさんが作った、もう1本でした。快挙です。

 2位になった、もう1本のコピーは・・・

・世界人なら必須でしょ! 日本凝縮 台東区。

 Sさん、おめでとうございました。

 今後ツイッターの私のアカウントでも、このコピーをつぶやく予定です。

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

 「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)

 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントを、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

追伸③

 川柳で日本の食卓に笑顔を!

 「すき焼き川柳onツイッター」コンクールを始めました。略して「すきせん」!

 応募要領は、こちらです。

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キャッチコピー・コンテスト①

  東京商工会議所台東支部青年部が「観光のまち台東」キャッチコピー・コンテストを開催しました。主任は私・住吉史彦でした。

  と申しますか、このコンテストは、私がこの10年間担当している、「主任ナビゲーター・住吉史彦と行く、下町の食文化を担う老舗・名店」という、食べ歩きのシリーズ企画の一部として開催しました。

 この「住吉史彦と行く、老舗・名店」は、青年部の月例会の内の1回なのですが、「住吉史彦と行く」と題していますので、当然、毎回私が万事を手配して、青年部の諸君を、私推薦の食事どころへお連れしています。

 今回も、その食事どころ=「川松」さんの鰻がメインの企画ではあるのですが、今回は記念の第10回ですので、今までとは少し趣向を変えてみました。

 青年部の部員の諸君は、キャッチコピーを作って、コンテストに提出してから、その後で鰻を食べていただくのです。ちょっとだけハードル高いですかね。でも部員諸君は、全員が若手経営者または後継者ですから、そのぐらいは、クリアしてくれないと困ります。

 と、いうわけで、キャッチコピー・コンテストを開催しました。

   まず青年部員の皆さんには、ステップ①として、キャッチコピーを事前提出してもらいました。

・コピーの内容は、一般観光客に向け、上野・浅草へ行きたくなるようなもの。

・お一人3本まで提出OK。

 コピーを作った方全員に、特典として、漏れなく寄席文字の大家・橘右之吉師匠の「がんばろう日本」千社札シールを差し上げました。

  その上で、ステップ②として、キャッチコピー・コンテストを実施しました。会場の鰻「川松」さんに集合していただき、全員分を読んでいただいた上で⇒互選です。

   支部観光・サービス部会の岩崎部会長にも、当日ご出席いただき、作っていただいたコピーは即、部会長に提出しました。

  そして、優秀作の賞は、

(支部会長賞)得票が1位の方。副賞:東北のモノ凄く美味い酒付き。

(観光・サービス分科会長賞)得票が2位の方。副賞:東北の凄く美味い酒付き。

(青年部幹事長賞)得票が3位の方。副賞:東北の美味い酒付き。

(住吉史彦賞)得票が4位の方。副賞:ちんや食事券付き。

という流れでした。

 そもそも、この企画の趣旨ですが・・・

・・・・この話しはまだ続きますので、残りは明日に。勿論、コピー全句を明日公開いたします。

 追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

 「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)

 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントを、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて517連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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我慢我慢

 牛の汚染エサの件では、大変ご心配をおかけしております。

 すき焼き屋もダメージを蒙っていることを察知して、はげましのメールなど頂戴しまして、ありがとうございます。

 弊店より、はるかに大きいダメージを受けた御店もあるのですが、そうした御店の方が、むしろ私より意気軒昂だったりします。反省して、気合を入れ直して行かないといけません。

 そんな中、7/25から7/28まで4日ほど夏休みをいただきましたが、その3日間私は、和牛を食べ歩いておりました。

「太昌園」さん(焼肉、上野)

「銀座吉澤」さん(すき焼き)

「大都会本館」さん(高田馬場、鉄板焼ステーキ)

 さすがに盛況とは行かないようでしたが、閑古鳥が鳴く、ということでもないようでした。冷静なお客様もおいでのようです。弊店でも夏休みの前後に、静岡県や群馬県から、大勢様がお越し下さいました。
 東北・北関東などの12県ではさらに「安心」を確保するため、どうやら、「全頭検査」を導入するようです。その方向で出揃って来つつある模様です。これで皆様には、より安心して召し上がっていただける形になります。

 現時点でも、弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、問題なく和牛を召し上がっていただくことができますが、より「安心感」が増すのは、結構なことです。

 正常に戻るまで、もう少しの我慢です。

 ここで焦って、下手にOGビーフに切り替えたりすると、「やっぱり和牛は食べられないの!」と無闇な不安を煽ります。

 良心的な経営者は、そういう対処方法が×なことを知っています。10年前のBSE問題の時は、おかしな業者が「当店はOGビーフのみ使用しています!」と宣伝していましたが、今回はそういうことが無いように願います。

 その為にも、行政には対応を急いでいただきたいところです。

 我々は、我慢我慢です。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて516連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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第九回「すきや連」ー大揺れの最中に②

 7/25から7/28まで夏休みをいただきました。本日より営業を再開しております。何卒、よろしくお願い申し上げます。

 さて昨日から公開しております、第九回「すきや連」@「銀座吉澤」さんの寄せ書きの続きです。日本のすき焼きを護って行こう!という情熱を感じさせます。是非ご覧下さい。

 ・震災は「三嶋亭」さんの会三日後のことでした。その席に御出席だった仙台・加藤さん、大洗・竹内さん、坂本さんの名が、今回の出席者名簿にあって安心致しました。被災地の復興はイコール日本の復興。心機一転、一日も早く逞しい日本に蘇ることを願っております。(川井秀晃)

・みちのくの牛肉が100年後も食べられていますように!(近田康ニ)

・無悲鳴のしぐさ、これでがんばりましょう(町田成一)

・絆。すきや連の皆様、希望を持って頑張りましょう。(原田光祥)

・仙台牛喜んで楽しむ今宵かな(桐山勝)

・とう!!(パワーを爆発)

 ホッ・・(やさいなごみ)

 喰!(うまいうまい)

 東北は日本人のエネルギー 一人一人が自覚をもって起き上がれ!!応援しまくります。(高岡哲郎)

・向笠さんとすき焼きを軸に、日本の食べ物を考えていく集まりにしたいですね。(土居秀夫)

・むしってもむしっても生えてくる草のように、しぶとく生きてやりましょう(小金沢章文)

・おしかったです。(南都隆道)

・常に美味な発見に感謝。(湯浅康毅)

・別腹を世界に(高村善雄)

・東北のみなさまには衷心よりお見舞い申し上げます。ただ、かつても栁田國男、今和次郎はじめ苦境から新しく学問を始めました。「再生」こそが東北のダイナミズムです。(松井純)

<寄せ書き終わり>

 今までも、「すきや連」を続けてきて良かったと思っておりましたが、今回ほど、この仲間の素晴らしさを感じたことはありません。

 苦境の中ですが、感謝と高揚を感じた一夜でした。

追伸

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて515連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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第九回「すきや連」ー大揺れの最中に

 第九回「すきや連」を「銀座吉澤」さんで開催し、50人を超える多数の、すき焼き屋さんと、すき焼き関係者にご参加いただきました。

 3.11の震災で被災された、宮城県や茨城県のメンバーも元気な御姿を見せて下さり、復興気運を盛り上げる!ハズでしたが、そこに水をさしたのは・・・

 汚染エサの問題。

 畜産業界が大揺れの最中の開催と成りました。

 畜産業界は大揺れですが、それでも、「すきや連」は挫けていません。御店のY社長が「こんな大勢さんの宴会は初めて!」という位の、大人数の集結ぶりでした。

 中には不運なことに、汚染エサ問題のまさに渦中にいる方もおいでなのですが、その最悪の状況の中でも御出席下さりました。感動です。

 そして、東北の牛=「仙台牛」を食べました!

 牛には個体識別番号が付けられていて、流通履歴をたどれば、汚染エサが与えられていないことが確認できます。だから安心して国産牛を食べられます。風評払拭のため、全員がかつてないテンションで食べていたように思います。

 そして、この状況を必ず乗り越えよう、と口々に闘志あふれる御発言が続きました。

 今までも、「すきや連」を続けてきて良かったと思っておりましたが、今回ほど、この仲間の素晴らしさを感じたことはありません。感謝と高揚を感じた一夜でした。

 恒例の寄せ書きも、日本のすき焼きを護って行こう!という情熱を感じさせます。是非ご覧下さい。

 ・みちのくの牛に萬のものがたりあり このものがたりをいつまでも伝えましょう。(向笠千恵子)

・美味しい牛肉文化を次世代につなげよう!(吉澤直樹)

・日本の牛肉、日本の食の安心・安全を!(吉澤裕介)

・ガンバレ日本 がんばるスキヤ連(松田武朗)

・和牛を沢山食べて元気を出して日本中に発信しよう。(高岡修一)

・東北の牛肉、日本の牛肉 がんばろう!(相沢二郎)

・すきや連羨ましき仲間たち 今ここから・・・(小田豊)

・今年は牛にとって受難続き・・・「こんなことに負けてたまるか・・・」明るく笑顔で乗り越えていきましょう。東北応援しております。(荒井順子)

・家族揃ってすき焼をいただくのは、いつでも特別な嬉しさ楽しさでいっぱいになります。美味しい牛肉を応援しています。(森脇政子)

・日本人の元気はすき焼から。がんばろう!!(高岡慎一郎)

・美味しいお肉を野菜をありがとうございました!!これからも「食べて応援」します!!(岩東香織)

・すき焼きに大感謝です。

・日本の牛肉文化は日本の食文化!!(尾崎仁)

・人のご縁に感謝しています。いつもありがとうございます。(梅田雄一)

・復興の願いをこめて鶴を折り 仙台牛がんばります!(加藤英子)

・仙台牛おいしくいただきました!ありがとう!(蜂須賀祥介)

・仙台牛はおいしい。みそも醤油も東北産にチャレンジ!(加藤政義)

・いつもおいしいスキヤキありがとうございます。(北橋出雲)

  まだまだありますので、続きは明日のこのブログにて。

追伸①

誠に勝手ながら、7/25から7/28まで夏休みさせていただきます。悪しからずご諒承願います。

追伸②

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて514連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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上毛かるた

 「上毛かるた」なるものをいただきました。

 先日、群馬県の前橋市に行き、「上州牛」のすき焼きを食べて来ましたが、その時に土産として、現地の方からいただきました。

 実は「すきや連」の常連出席者の中に、前橋の「牛や清」(ぎゅうやきよし)という、すき焼き屋さんの女将さんがいます。

 その方の御店で11月に「第10回すきや連」を開催する予定なので、その打ち合せのために、前橋へ向かったのですが、そのことは、このブログの7/15号に書きましたので、そちらを読んでいただくとして、今日は、その「上毛かるた」の話しです。

 このかるたは、昭和22年に発行された、伝統ある郷土かるただそうで、群馬県の土地・人・出来事を、「い」から「ず」までの、全44枚に読み込んでいます。

 なんでも、子供時代を群馬県で過ごした人は、このかるたの読み札を、ほぼ暗記しているのだそうです。競技会も大々的で、毎年1月の予選大会の後、2月に行われる県競技大会に向けて、群馬県内の子供たちは、冬休みを利用するなどして練習に励むそうです。

 へー、初めて知りました。

 競技の時は、必ず最初に「つる舞う形の群馬県」という札を2回読み、それから本競技に入るそうで、この「つる舞う形の群馬県」という札が、最も重要なようです。

 さらに札をパラパラと見ていきますと、まず名所もの・・・

「利根は 坂東一の川」

「裾野は長し 赤城山」

「縁起だるまの少林山」

「伊香保温泉日本の名湯」

「日本で最初の富岡製糸」

 郷土の偉人もあります・・・

「歴史に名高い 新田義貞」

「平和の使い 新島襄」

 私も最近まで新島が群馬とは知らず、京都に学校を造った人なのだから、どこか関西の出だろう、と思っていました。しかし実は群馬の安中の出で、しかも「すきや連」メンバーで、地元の醤油メーカー「有田屋」のY社長のご先祖様が、新島の「同志社」設立運動を支援していた、というからさらに、ほー、です。

 続いて、名産もの・・・

「繭と生糸は 日本一」

「桐生は日本の 機どころ」

 そして、止めは・・・

「ねぎとこんにゃく 下仁田名産」!!

 成功させましょう、群馬すきや連。

追伸①

 福島県の、5軒の牛の生産者が農水省の通達を守らず、屋外にあった、汚染されたエサを牛に与えてしまった模様ですが、その生産者の牛を、弊店は仕入れておりません。

 牛はBSE問題以来、個体識別番号で調査することができます。弊店では肉を召し上がっていただく前に、個体識別番号と生産県をお示ししますので、安心して召し上がっていただくことができます。

追伸②

 7/18に「第三回すき焼き通検定」を実施します。合格すると特典満載ですよ!

検定の詳細はこちらです。 

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真夏の群馬へ

 お盆ですね。

 お盆中は、年配の方が御一人で見えて高額のコースを注文されることが良くあります。今は亡きお連れあいの、墓参を済ませた後のお食事でしょうか。心やすらかにお召し上がりいただければ、と存じます。さて、

 群馬県の前橋市に行き、「上州牛」のすき焼きを食べて来ました。

 なんで、そんな日本一暑い所へ行ったのか、と申しますと・・・

 実は「すきや連」の常連出席者の中に、前橋の「牛や清」(ぎゅうやきよし)という、すき焼き屋さんの女将さんがいます。その方の御店で11月に「第10回すきや連」を開催する予定なので、その打ち合せのために、前橋へ向かった次第です。

 「第10回」の特徴は、宴会の前に産地見学会が付いているところです。

 実は群馬県は、すき焼きの具材の生産者が多いところです。ネギ・こんにゃくは有名ですし、椎茸も獲れます。すき焼きの具材以外でも、野菜全般の生産量が多いですね。

 そうした生産者の方の中に、「すきや連」の常連出席者がいらして、是非、見学に来て欲しい、というわけです。その準備作業が、まだ「第9回」も終わっていないのに、既に盛り上がってきていて、予定は11月なんですけど、今月にも実現できそうな勢いです。

 だいたい、この打ち合せのことを知らせてきた、メールのタイトルがスゴいです。

 「すきや連群馬大会打合せ日程の件」

 た、大会だったんですか?!!

 今までの「すきや連」は、東京・横浜・京都と都会で開催しましたが、「第10回」は新しい展開になりそうです。

 それにしても暑かったです。

 でも、いただいた「上州牛」は大変結構でした。御店の窓からは利根川が見渡せて眺めも最高です。

 11月も期待できそうです。

追伸①

 「仙台牛」の販売を始めました。震災の当日にも「仙台牛」を仕入れましたが、それ以来の仙台牛です。データ=宮城県大崎市・遠山明牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号:12041-78434。

 「食して繋がる、食して支える、浅草から東北へ。」

追伸②

 7/18に「第三回すき焼き通検定」を実施します。合格すると特典満載ですよ!

検定の詳細はこちらです。 

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて502連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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東北の、三田の酒

 7/11のTV番組「SMAP×SMAP」の中で、レデイ―・ガガ様がすき焼きを召し上がりました。その動画はこちら(youtube)です。

 すき焼き鍋なのですが、何故か、鶏の「つくね」が入っていて、それについてガガ様は、「私はミート・ボールは好きよ!イタリア人だから」

とおっしゃっています。

へー、イタリア人が「つくね」を好きとは!さて・・・

 その、すき焼きシーンが放送されていた頃、「ちんや」では「料飲三田会」の例会がありました。

 料飲三田会というのは、慶応大学を出て料理屋を経営している人たちのグループで、60人ほどの、こじんまりとした会ですが、会員の顔ぶれはこじんまりとしておらず、東京でも良く知られた店をやっておられる先輩方がズラリと並んでおいでです。

 さて、その宴会の前には短い時間ですが、レクチャーがあります。今回は松本栄文先生。こちらの先生は・・

・・日本料理「花冠」総料理長。東京農業大学研究員。同大千穎会会長。財団法人清櫻堂書院理事長。財団法人小原流家元教授・・

・・「フードコンセプター」として全国各地の地場農産物加工の開発活動に指導。2006年6月に「日本料理BAR花冠」料理長に。2008年4月に(株)MATSUMOTOを設立し、「日本料理花冠」総料理長として独立・・

・・日本各地の調理師・栄養士養成施設で「食品学」を通じた食の専門家育成に尽力する他、食の教養アカデミーFood Maestro主宰・・

と若い方ですが、大したもので、お話しの内容も、米と日本人の歴史とか、世界一の日本人の味覚、とか有益な話しだった・・・の・・・ですが、私は自分の店の段取りと、会の会計の用事で忙しく、あまり集中して聞けませんでした、スミマセン。

 どうも両方はやはりハードでした。先生のお話しは、いつか機会を見つけて、またうかがおうと思っています。

 で、その後は宴会。

 今回は、「東北の肉と東北の酒」というテーマでしたので、肉は青森県産、御酒は東北の、しかも慶応大学の卒業生が蔵元をされている所のものにしました。

 福島県「末廣」

 宮城県「浦霞」

 山形県「大山」

どれも素晴らしい御酒でした。

 またニッカ・ウイスキーの「宮城峡」も結構でした。

 なんだ、店の段取りと会の会計の両方はハードだったって言うわりには、ちゃんと飲んでたんじゃないかって?

 いや、そんなことないですよ。うーい、ひっく。

追伸①

 「仙台牛」の販売をしています。震災の当日にも「仙台牛」を仕入れましたが、それ以来の仙台牛です。データ=宮城県大崎市・遠山明牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号:12041-78434。

 「食して繋がる、食して支える、浅草から東北へ。」

追伸②

 7/18に「第三回すき焼き通検定」を実施します。合格すると特典満載ですよ!

検定の詳細はこちらです。 

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて501日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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