上毛かるた

 「上毛かるた」なるものをいただきました。

 先日、群馬県の前橋市に行き、「上州牛」のすき焼きを食べて来ましたが、その時に土産として、現地の方からいただきました。

 実は「すきや連」の常連出席者の中に、前橋の「牛や清」(ぎゅうやきよし)という、すき焼き屋さんの女将さんがいます。

 その方の御店で11月に「第10回すきや連」を開催する予定なので、その打ち合せのために、前橋へ向かったのですが、そのことは、このブログの7/15号に書きましたので、そちらを読んでいただくとして、今日は、その「上毛かるた」の話しです。

 このかるたは、昭和22年に発行された、伝統ある郷土かるただそうで、群馬県の土地・人・出来事を、「い」から「ず」までの、全44枚に読み込んでいます。

 なんでも、子供時代を群馬県で過ごした人は、このかるたの読み札を、ほぼ暗記しているのだそうです。競技会も大々的で、毎年1月の予選大会の後、2月に行われる県競技大会に向けて、群馬県内の子供たちは、冬休みを利用するなどして練習に励むそうです。

 へー、初めて知りました。

 競技の時は、必ず最初に「つる舞う形の群馬県」という札を2回読み、それから本競技に入るそうで、この「つる舞う形の群馬県」という札が、最も重要なようです。

 さらに札をパラパラと見ていきますと、まず名所もの・・・

「利根は 坂東一の川」

「裾野は長し 赤城山」

「縁起だるまの少林山」

「伊香保温泉日本の名湯」

「日本で最初の富岡製糸」

 郷土の偉人もあります・・・

「歴史に名高い 新田義貞」

「平和の使い 新島襄」

 私も最近まで新島が群馬とは知らず、京都に学校を造った人なのだから、どこか関西の出だろう、と思っていました。しかし実は群馬の安中の出で、しかも「すきや連」メンバーで、地元の醤油メーカー「有田屋」のY社長のご先祖様が、新島の「同志社」設立運動を支援していた、というからさらに、ほー、です。

 続いて、名産もの・・・

「繭と生糸は 日本一」

「桐生は日本の 機どころ」

 そして、止めは・・・

「ねぎとこんにゃく 下仁田名産」!!

 成功させましょう、群馬すきや連。

追伸①

 福島県の、5軒の牛の生産者が農水省の通達を守らず、屋外にあった、汚染されたエサを牛に与えてしまった模様ですが、その生産者の牛を、弊店は仕入れておりません。

 牛はBSE問題以来、個体識別番号で調査することができます。弊店では肉を召し上がっていただく前に、個体識別番号と生産県をお示ししますので、安心して召し上がっていただくことができます。

追伸②

 7/18に「第三回すき焼き通検定」を実施します。合格すると特典満載ですよ!

検定の詳細はこちらです。 

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて504連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

Filed under: すきや連,すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:01 AM
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