我慢我慢

 牛の汚染エサの件では、大変ご心配をおかけしております。

 すき焼き屋もダメージを蒙っていることを察知して、はげましのメールなど頂戴しまして、ありがとうございます。

 弊店より、はるかに大きいダメージを受けた御店もあるのですが、そうした御店の方が、むしろ私より意気軒昂だったりします。反省して、気合を入れ直して行かないといけません。

 そんな中、7/25から7/28まで4日ほど夏休みをいただきましたが、その3日間私は、和牛を食べ歩いておりました。

「太昌園」さん(焼肉、上野)

「銀座吉澤」さん(すき焼き)

「大都会本館」さん(高田馬場、鉄板焼ステーキ)

 さすがに盛況とは行かないようでしたが、閑古鳥が鳴く、ということでもないようでした。冷静なお客様もおいでのようです。弊店でも夏休みの前後に、静岡県や群馬県から、大勢様がお越し下さいました。
 東北・北関東などの12県ではさらに「安心」を確保するため、どうやら、「全頭検査」を導入するようです。その方向で出揃って来つつある模様です。これで皆様には、より安心して召し上がっていただける形になります。

 現時点でも、弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、問題なく和牛を召し上がっていただくことができますが、より「安心感」が増すのは、結構なことです。

 正常に戻るまで、もう少しの我慢です。

 ここで焦って、下手にOGビーフに切り替えたりすると、「やっぱり和牛は食べられないの!」と無闇な不安を煽ります。

 良心的な経営者は、そういう対処方法が×なことを知っています。10年前のBSE問題の時は、おかしな業者が「当店はOGビーフのみ使用しています!」と宣伝していましたが、今回はそういうことが無いように願います。

 その為にも、行政には対応を急いでいただきたいところです。

 我々は、我慢我慢です。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて516連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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