金賞の倅

 6月17日 「父の日」に、銘酒「オヤジナカセ」を!ということで、去年に引き続き、おススメしています。

 御酒の名前が、「オヤジナカセ」なのです。

 この御酒は「子から親に贈る、親子で呑む、そんな親子をつなぐきっかけになる酒」をテーマにした、大吟醸酒です。

 ありがちな「コンセプト優先&中身はお留守」の酒と思っていただくと困りますよ。

 実在の、ある酒米農家の倅(せがれ)さんが、実家から東京へ出て働く内、

「実家のために何かできないか」と考え、酒蔵の倅さんとの出会いを機に「親父の米100%で日本酒を造ろう」と奮起し、造ったお酒です。

 御本業はWeb関係ですが、酒販の資格もお取りになった、というから本格的です。

 その倅さん~名古屋さんという若者ですが~はそれだけでなく「セガレ」という、グループを作って、実家の作物を出すマーケットを開催したりしています。

 そうしましたら、その御酒が金賞を獲りました。

 本年度の「全国日本酒鑑評会」で金賞を受賞したのです。これには、私も少し驚き、とても嬉しく思いました。

 その報せを聞いた、実家の親父さんは、どんなに嬉しかったことでしょう。

 目出度いので、当然、今年もおススメしてまいります。

<酒 質>大吟醸酒(冷酒用)

<原料米>山田錦100%

<契約農家>兵庫県加西市、名古屋義数さん

<醸造元>茨城県石岡市、白菊酒造株式会社  

 ウチは、そこまでのドラマは無いなあ、というご家庭の方も、是非是非お求めください。

追伸①

 『料理通信』6月号に「ちんや」が紹介されています。

 この雑誌に服部幸應先生が連載なさっている、「世界に伝えたい日本の老舗」というコーナーの第37回に、お採り上げいただきました。

 有り難いことです。ご購読はこちらです。

追伸②

 「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は178人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて839日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

 

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メンチカツの会

 台東区根岸の老舗洋食店「レストラン香味屋」さんの、「メンチカツの会」にお誘いをいただきましたので、出席しました。タイトルの通り、メンチカツを存分に食酢いや食す会です。

 マダムのK恵さんは旧知ですし、私は「日本の洋食」特に「下町の洋食」の応援団を自称しておりますので、こうした会を欠席するわけには参りません。

 メンチカツについては「明治時代に浅草の洋食店が「ミンスミートカツレツ」として販売したのが起源とされている」という説もある位ですので、もはや下町の食遺産と言えましょう。

 あいにく、この日は「アートアドバイザー」の審査会の日でしたが、区役所を猛ダッシュで出て、なんとか間にあわせました。

 着きますと、つくば市「ホテルグランド東雲」のIC川さん、浅草の「雷おこし」常盤堂のH刈さん、もんじゃ「おすぎ」のU子さん、浅草演芸ホールのMT倉さんなど、旧知の面々が集まって、和やかなムード。

 マダムのお知り合いの出版関係の方などもいらしていて、大宴会です。

 のっけからシャンパンや「隠し玉」のマグナムボトルも開けられて、大盤振る舞いですね。

 オードヴル、ヴシソワーズに続いてメンチカツが登場しました。「香味屋」さんは肉のチョイスが上手く、肉に旨みがあります。

 そして「香味屋」さんは何と言っても、ソースが最高。下町人向きの、やや甘みのある感じが良いですね。御飯に合う味と言っても良いと思います。

 日本人だから食べられる御味ですね。

 口福。

 この日はマダムの誕生日でもあったので、サプライズでケーキ消灯もあって楽しい会でした。

 そして盛り上がった面々は、根岸が誇る天下の「迷店」=「ようかんちゃん」での二次会へ・・・

 いやあ、あいかわらず「ようかんちゃん」の歌と踊りはおもしろかった!

 流石は、入口に掲示されている通り、「宮内庁御用無」の店。

 うーい、ひっく。

追伸①

 『浅草 老舗旦那のランチ』という単行本に出していただきました。

 私が、「浅草演芸ホール」席亭さんや、「音のヨーロー堂」の御主人とランチしながら、浅草について対談する、という趣向です。
 私なんぞ、「旦那」というよりは、「お兄ちゃん」ですけどね、浅草では。

 ご購入はこちらです。
 

追伸②

 「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は142人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて821日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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感謝する会

 国際観光日本レストラン協会「津田暁夫・前会長に感謝する会」が開催されました。私は個人的にも大変御世話になりましたので、出席しました。

 前会長は平成18年に会長に就任され、今年の3月まで6年間在任、協会創立50周年記念事業を成功させた他、リーマン・ショックや大震災後の対応にリーダーシップを発揮されました。

 在任中、全国の支部の会合に頻繁に出向かれ、さぞお忙しかっただろう、と思います。「すきや連」にもお誘いすると出席して下さり、乾杯の音頭をお執りいただいたのが思い出です。お忙しい中恐縮なことでした。

 お人柄の素晴らしさも知られていました。若手まで名前を憶えて下さって、いつも、

 やあやあ、住吉君!

と声をかけて下さいました。

 人の顔を覚えるのが得意でない私は、会長はいったい何千人の顔を覚えているのだろう!

と気が遠くなる思いがしたものです。

 この日は、前会長の御縁の方ばかりで、和やかに宴は進み、会場の「八芳園」さんの御料理も気合いが入っていて流石!と思いました。

 で、そのメイン料理はと申しますと、Sukiyaki。

と言っても、すき焼き風の味付けのローストビーフです、実際は。目の前で煮るわけではないです。

 面白いことに、割り下が液状でなく、泡立ててありました。その泡泡が肉の上を覆っているのです。煮ないかわりに、それを肉に載せて食べます。

 へええ!でしょう。

 すき焼きの前の、刺身の醤油も液状でなくてムース状でした。それを箸で崩して、自分で魚に載せて食べるのです。

 最近はフレンチで、こうした手法が使われることがありますが、それをすき焼きに使うのは初めて見ました。香辛料として、新潟県の「かんずり」が付けてあったのも「!」でした。

 心温まる宴だったと思います。出席させていただき有り難いことでした。

 

追伸

 「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は138人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて815日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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ニコニコBOX

  「ニコニコBOX」を作りました。嬉しいことがあった場合には、このBOXの中へ100円を貯金しています。

 さて、今月のニコニコは、

(2012年4月6日)4/3の「爆弾低気圧」で、弊店屋上の部材が一部剥がされ⇒近所の建物の上に落下しました。今日気付いたので、回収とお詫びにうかがいまました所、オーナーさんは、「通行人の頭上でなくて、ウチの上で良かったね」と笑って許して下さり、助かりました。近所づきあいはしておくもんです。

(2012年4月6日)「東都のれん会」懇親会の福引で、「さるや」さんの楊枝が当たりました。

(2012年4月6日)料飲三田会の先輩が、外人さん接待で来店してくれました。

(2012年4月7日)中学校の同期が御家族連れで来店してくれました。ご両親とは30年ぶりの再会です。

(2012年4月8日)3.11に開催した「日本国復興元年・1千人の笑顔計画」の模擬宴会に参加された方がクーポンを持って、お仲間と一緒に来店して下さいました。喜んで御酒をサービスしました。

(2012年4月9日)私が出演した、NHKワールドの番組が放送されました。英語のセリフで収録が大変でした。

(2012年4月10日)料飲三田会の決算の仕事がはかどりました。

(2012年4月11日)「日本国復興元年・1千人の笑顔計画」の模擬宴会~清水祐子バージョンを開催しました。夜遅くまで盛り上がりました。

(2012年4月13日)中学校の同期が接待で来店してくれました。 

(2012年4月14日)すき焼き業界の先輩が、楽しい呑み屋に誘ってくれました。

(2012年4月14日)『早慶レガッタ』に出場する早稲田ボート部OBの方が来店して下さいました。

(2012年4月15日)「東都のれん会」の先輩が御仲間と来店して下さいました。そのお仲間の中に偶然にも、私のサラリーマン時代の先輩がいました。

(2012年4月15日)「すき焼き思い出ストーリー」に投稿された方が、来店して下さいました。

(2012年4月15日)ブログ更新連続777日を達成しました。

(2012年4月16日)近江牛の生産者の方が、浅草を訪ねて来て下さいました。

(2012年4月16日)「ニッポン全国彪友会―台東万博!」の最終実行委員会を開催しました。30人以上の幹事さんが出席してくれました。

(2012年4月17日)私が運営に参画している「台東区芸術文化支援制度」の説明会に多数の方が出席してくれました。

(2012年4月18日)小学校の同期が接待で来店してくれました。 

(2012年4月19日)4/20の私の出番のために、The Shoe Work Shopの末光さんが、私の靴を磨いてくれました。くたびれていた靴が新品の様に!ご自分も工房見学の受け入れ準備で忙しい中、有り難いことでした。

(2012年4月19日)台東三田会の先輩が来店して下さいました。

(2012年4月20日)「ニッポン全国彪友会―台東万博!」を主催しました。全国から多数の方が御来場くださりました。

(2012年4月21日)「ニッポン全国彪友会―台東万博!」の翌日ツアー・すき焼きコース@「ちんや」に大勢の皆さんが参加してくださいました。

~注意していれば、一日一回位、嬉しいことはあるもんです。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて784日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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1千人の笑顔計画②

 はあ? なんだよ! またやったのかって?

 そうなんですよ。「日本国復興元年 1千人の笑顔計画」の宴会を、またやりました。でも3.11「模擬宴会」とは、チトと違います。

 まずメンツが違います。今度は「U子バージョン」​です。

 3.11「模擬宴会」の時、私の知人から申込みが怒涛​のように殺到し、困った私は、早々に申し込んでいたU子​さんに、出席を「遠慮して欲しい」と頼みました。

 申し訳ないことでした。

 勿論OKしてはくれましたが、その表情がひどく残念そ​うだったので、再度セットせねば!と決意した次第です。​で、今回のお誘いしたメンツは、私と彼女の共通のFB友​達の方々、という次第です。

 私はすき焼き屋で、U子さんはもんじゃ焼き屋さんなので、自然とメンバーは、料理・飲食関係、浅草関係が多くなりました。

 同業のすき焼き屋さん

 ふぐ屋さんが2軒

 養殖屋いや洋食屋さん

 和食屋さん

 結婚式場をやってる方

 酒蔵さんが2軒

 おこし屋さん

 最中の種屋さん

 「入り豚」が旨い食堂の若旦那も。

 それから落語の席亭さんも。

 まずは東北・北関東産の牛を使った、すき焼きを食べていただき、笑顔画像を撮影させていただきました。

 3.11の時のように動画はありませんが、この日の画像も近々ネットにUPしてまいります。

 そんなことをしている内、夜も更け「ちんや」での宴会は終わる時間となりましたが、困りましたのは御酒が余ったことです。

 東北・北関東の御酒をご持参下さい!

と呼びかけてありましたので、皆さん、素晴らしい御酒を持ってきて下さいました。中には津波から逃れた酵母で造った、という御酒も。

 飲み切るまで帰るわけには参りません。

というわけで、酒をもんじゃ「おすぎ」に運んで延長戦。

 いや、皆さん、チト飲み過ぎでしたよ、

 うーい、ひっく。

 

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 お申し込みは、本日18時までにお願い申し上げます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 PR動画も撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

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アンコウ鍋

 茨城県の方から、冬のアンコウ鍋にお誘いいただきました。

 行かぬ手はありません。浅草の料理屋仲間と一緒に乗り込むことにしました。

 さて、つくばエクスプレス線の「研究学園駅」に着くと、「白菊酒造」さんのハイエースバンが待っていてくれました。これに乗車して、まずは、つくば市の「浦里酒造」さんを見学。

 さらに石岡市へ移動して「白菊酒造」さんを見学。

 この見学も勿論、大変勉強になり、「皆さん、大震災を乗り越えて頑張っておられるなあ」、と感心したのですが、書くと長いので、後日の号に譲って⇒いよいよ、アンコウへ。

 宴会場は水戸市の「魚誠」さんです。

 宴会には「浦里」の御主人、「白菊」の若旦那も参加して下さいま​した。

 このブログの読者には、西の方も結構おいでなので、念のため解説しますと、アンコウは「西のフグ、東のアンコウ」と並び称されている魚です。

 茨城県を境に「北のアンコウ」「南のアンコウ」と分けられ、北の海で獲れるアンコウの方が高値で取引されるそうです。特に親潮と黒潮が交わる鹿島灘は、餌のプランクトンが豊富だとかで、この辺りのアンコウは珍重されます。

 そう、アンコウ鍋は茨城県の冬を代表する料理なのです。

 アンコウ鍋には、

・味噌味、

・醤油味、

・どぶ汁

と3タイプがありますが、「魚誠」さんは「どぶ汁」です。

 その味に、地元の御酒「霧筑波」「白菊」が合うの、合わないのって!

 どの種類も合いますが、「どぶ汁」は濃いめの味なので純米酒がより合うように思いました。

 鍋の前に出てきた、蒸したてのアン肝も、スゴい迫力で、びっくりしました。

 いや、いや、最高でした、茨城の冬は。

 うーい、ひっく。

(浦里さん、白菊さん有り難うございました。特に白菊さんは、丸一日運転手にしてしまい、恐縮でした。)

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 PR動画を撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて735日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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バレンタインすきや連

 2/14バレンタイン・デーに、松阪市の「和田金」さんで第11回『すきや連』を開催いたします。

「鰻業界がクリスマス・イブに鰻を!」と言っていることを知り、以前このブログで「ならばバレンタインには、すき焼きを!」と宣言させていただきました。

 で、今回はそのバレンタイン・デーに開催です。2/6に申込みを締切りましたが、仙台から鹿児島まで60人以上のすき焼き屋さん・関係者の方にご参加いただくことになりました。『すきや連』は毎回大盛況で嬉しい限りです。

 例会=宴会の前には「和田金」M専務のご厚意で、直営牧場の見学もさせていただけることになりました。見学会は防疫の必要上バスから降りるわけにいかず、サファリパークのように、バスの中から牧場を見学します。そこはチト寂しいですが、まあ、口蹄疫の問題があるので、仕方ないことです。

と、いうわけで、見学をした後は、松阪牛で「バレンタインすきや連」です。

 募集を始めてから当日までに、バレンタインにすき焼きを食べなくてはいけない理由を構築=デッチ上げようと思いましたが、残念ながら果たせず、結局、参加者の間でプレゼント交換をすることにしました。

 参加して下さる、女性の皆様には、次のようにお願いしました・・・ 

 「この日はバレンタインデーですね。参加なさる男性諸氏は、御自分の職場にいればチョコを貰えるのに、松阪へお越しになるので、「おあずけ」の格好です。そこでお願いなのですが、

チョコまたは地元の甘味を1点、ご持参いただけないでしょうか。和菓子でも結構です。」

「女性参加者に一つずつ甘味をご持参いただき、それでは数が足りないので抽選をして、ラッキーな男性に差し上げたいと存じます。これを例会の余興として、楽しく盛り上げながら、差し上げてみたいと思います。」

「お値段は、ごく安価で手土産程度の品(1.500円程度)で結構です。

男性陣からは当日参加費をいただき、「お返し」を用意いたします。」

 え? 参加費? タダじゃないのって?

 あったり前です。こんな、良い話しがタダのわけないでしょう。

 昔から「タダほど高いものはない」って言いますからね。

 よろしくお願いします、男性も女性も。

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200m人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて709日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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 「すき焼き思い出ストーリー」のサイトは、こちらです。

老舗

 「東都のれん会」に入れていただきました。

 加盟の条件は『三代100年、同業で継続し、現在も盛業』ということでして、いわゆる老舗さんのグループです。

と申しましても、ここに加盟している皆さんは、「老舗」という言葉に厳しく、自分で「老舗」と名乗っているわけではありません。曰く・・・

「老舗という言葉は店みずから言うことではなく、長年にわたる店の精進から得たお客様の信用の積み重ねによって得られることになります。」

「温故知新。のれんに頼ることなく、一業一品にこだわりつつ、それぞれの伝統を見詰め常に新しいことをめざす・・・」

という皆さんであります。東京では最も権威があるグループ、と言って良いでしょう。

 弊店も、三代100年、同業で継続、は該当していたのですが、これまで御縁がありませんでした。実は、この条件は最低条件でして、300年オーバー、200年オーバーという御店さんが多いのです。132年の弊店は後発組です。

 そんな会に入っておられる「駒形どぜう」の御主人と、去年の暮に立ち話しをしていたら、

 そうだ、「ちんや」さんも「東都のれん会」に入ってよ!

ということで入れていただくことになりました。

 で、早速総会に出席させていただくことに。

 新入りですから、当然挨拶がmustです。

 ええ、住吉史彦と申します。すき焼き屋でございます。

 このたび「駒形どぜう」の御主人様のお勧めで、入会させていただくことになりました。総会で皆様から御承認を賜り、光栄に存じます。

 で、入れていただいたら、どういう風に活動したら良いんですか?と駒形の御主人に尋ねましたら、

 そうねえ、旅行があって楽しいから、それには来てよ、とりあえず。

というご返事でした。

 なる臍。私は、そういう系の要員なのね。はい、そういうことは望む所です。

 酒ですか? はい、嗜む程度に。

 ウソつけ!って? はい、楽しくいただきますよ。

 大した御役には立たないと存じますが、何とぞ、よろしくお願い申し上げ奉りますう〜

 東西、東〜西〜

(「東都のれん会」のサイトはこちらです。)

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200m人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

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お燗機

 久しぶりに「酒の穴」を訪ねました。

 「酒の穴」とは、もろみを搾る工程で、上から下へ強い圧力をかけた時に出来る穴のことで、蔵人の信仰の対象に成っている穴、では勿論なく、銀座の酒の御店です。そう、店の名前です。名店ですから、ご存じの方もおいでかと思います。

 でも、私にとって、入りにくい御店です。

 この御店は「銀座らん月」ビルの地下にあって、「らん月」さんのご経営です。つまり私にとっては、同業の、しかも学校の先輩の御経営なので、うっかり入って、ヘロヘロになるわけにはいかないのです。

 でも、いったん入ったら、素晴らしい御酒がたくさん置いておりますから、飲まずにはおれません。それで、ますます入りにくいわけですが、知人の送別会があって、久しぶりに訪ねました。

 さて、そういうわけで訪ねますと、厳しい冷え込みの日でしたが、盛況。熱気ムンムンという感じで、熱いくらいです。日本酒に特化した店って、客の体温が上がるせいか、熱気ムンムンのことが多いですね。

 この御店が、ムンムンな理由は、もう一つあります。

 それはお燗機。お燗機が各机に造り付けてあるのです。しかも湯煎です。各机にヒーターが付いていて、湯煎のお湯を温められるようになっていて、そのお湯で燗をつけるわけです。

 この機械は素晴らしいです。特に、自分の好きな温度で飲めるところが私の好みですね。

 この、酒を温かくして飲む、という方法は、世界に誇るべき食文化だと思います。ワインは酸味が多いので、ホットワインはあまり美味しくないですね。日本酒ならでは、です。

 大七、大山、加賀鳶、立山、天神囃子、澤乃井・・・

 幸せに温まりました。うーい、ひっく。

追伸

  毎日新聞社発行の毎日ムック『100年の味 店100選』に載せていただきました。有難いですね。2012年1月12日発行。是非お求め下さい。

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家畜商免許

 先日、このブログのアクセス解析をしていたら、その日見に来られた方の数が通常の​146%でした。

 「!」ですよね。しかし、原因が全くわかりません。

 ツイッターで「すき焼き」と​言った人も、その日は普段より多い感じでしたが、その理由もわかりません。そこで、

 なんでだろう? 分かる方、​ご連絡下さい!

とフェイスブックに投稿したら、中学の同期生と、蔵元「あさ開」のネットショップ店長Sさんから同じ内容の返信がありました。

 その原因とは・・・

「ダチョウ倶楽部の寺門ジモン(49)が牛などを取引するための「家畜商」の免許を取得し、昨年11月に牛肉では日本最高峰のブランド・松阪牛のセリに参加して牛1頭を競り落としていたことが13日、分かった。」

「お笑いで活動する一方“食”への造詣が深く、グルメリポーターとしても活躍。特に牛肉へのこだわりが強く、「最高級を知れば、すべてがわかる」と、10年前から松阪牛のセリ市に顔を出して勉強を続けていた。」

 ああ、そう言えば、テレビでやってましたねえ。このニュース。「ニュース」というほどの報道価値があるかは「・・・」ですが。

 この日このニュース以外に、牛やすき焼きに関心が集まる要素は無かったものと思われます。

 ですので、弊ブログにアクセスが急増した理由が、これだと言えなくもないと思います。

 自問氏イヤ寺門氏は、

「牛肉好きが高じて、とはいえ、寺門が本物の牛1頭、しかも最高峰の松阪牛を手に入れた。昨年11月27日に三重県松阪市で開催された松阪牛のNo.1を決める最高峰のセリ市「第62回 松阪牛共進会」に参加。」

「出品された50頭の中から「ちはる6の3」という704キロのメス牛を195万円で見事に落札。11年越しの夢の実現だった。」

 それにしても松阪の市場は、よくまあ、免許を出したものですねえ。

 免許というからには、今後牛の取引をするんでしょうか、ジモンさん。「・・・」ですよね。

 そして、もう一つ、「・・・」なことが。

 それは落札価格。

 松阪の、年に一度の共進会に入った牛が、195万円とは。

 今回「優秀一席」の牛だけは高かったものの、後はショボい相場で、平均価格はBSE問題のあった年さえ下回ってしまいました。

 ジモン氏の牛は、その平均価格をさらに少し下回った位の値段ですね。安い買い物で御満悦でしょうね。

 いやあ、デフレが身に沁みますねえ。

追伸

  毎日新聞社発行の毎日ムック『100年の味 店100選』に載せていただきました。有難いですね。2012年1月12日発行。是非お求め下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて688日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「すき焼き思い出ストーリー」のサイトは、こちらです。

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