イチオシNIPPON

BS12の番組「サヘル・ローズのイチオシNIPPON」の収録場所として「ちんや」を使っていただきました。

この番組は、イラン生まれ日本育ちのサヘル・ローズさんがご当地在住の外国人と一緒に「地方の宝を発掘する」番組です。

これまでは採り上げて来た「宝」は、信楽焼や土佐和紙など。

それぞれの美しさに魅せられた外国人とサヘルさんが一緒に、造りの現場を訪問します。

不勉強で存じませんでしたが、良い番組ですね。

だいたいサヘルさんが美人さんです、はい。

さて、今回は江戸木版画に魅せられて職人に成ったカナダ人のデビッドさんの回で、二人の対談の場所が「ちんや」です。

弊店が所有する明治開化絵を眺めていだだきながら、勿論すき焼きも召し上がっていただきました。

この収録の放送日が確定しましたら、告知させていただきます。どうぞご覧ください。

なお弊店が所有する明治開化絵は、ネットでもこちらからご覧いただけます。

追伸

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.966日連続更新を達成しました。

 

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高校同期のグルメ会

「すき焼き思い出ストーリー」のサイトに新着投稿がありました。

高度成長の日本をしょって来た同期の皆さんの、とても賑やかな会食の話しです。

題して、

『高校同期のグルメ会』

来年80才を迎える高校の同期会。幹事が5月のグルメ会の会場に選んだのが、「ちんや」であった。毎年5~6回行われるグルメ会では、浅草は、うなぎ、天ぷらと会食済である。

前置きはともかく、この年代となると、椅子席での食事が和室でも出来るのも高評価であった。

仲居さんのメス牛だけを使っている説明の後、生玉子は大丈夫ですか?と我々には何の問題もない話でも中国勤務が長かった友が、中国では生玉子を食す習慣がないからと早速仲居さんをフォロー。

ねぎの香りが肉にのり甘くうまかった事。色々な部位の食感も楽しめ十分満足できるものであった。

高度成長期を共に過ごした金融・商社・鉄道マン・個人経営者・画家・医者など様々な業種の者が一同に会すると、学生時代から世界各地の駐在地の話まで話題がつきず、あっという間の150分だった。

昔と違い、色々な国の人々が集う浅草での素晴らしい一時だった。

<終わり>

その他にも40話以上のストーリーがありまして、こちらでご覧いただけます。

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.914日連続更新を達成しました。

 

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夏場所

今年の大相撲夏場所は5/10が初日で5/24が千秋楽。照ノ富士関の優勝で終わりました。

この場所の初日は「5月の第1または第2曜日」と決まっているのですが、第1から始まることは少なくて、たいていは第2からです。

GW連休が終わってから始まるか、連休の後半に始まるのが通例で、連休にぶつけて4月末からやった方が来場者が増えること間違いないと思うのですが、不思議なことです。

この件を毎年不思議に思っていたので、今年はネットで調べてみましたら、

在りました、YAHOO知恵袋にジャストな質問が。

「何で大相撲は、ゴールデンウィークに本場所を開催しないんですか?

(ちなみに、私は地方に住んでいる上、 普段は仕事でクソ忙しいので大相撲を観戦しに行く余裕なんてありませんが、もしGWに夏場所があれば、是非とも見に行きたいのですが)」

うん、うん、そうですよねえ。

しかし残念ながら回答は1件しかありませんでした。平成25年4月のアンサーですが、

「結局回避されましたが当初はGW中の5月5日初日となっていました。

これについては平成23年度の理事会で承認されており、

昨年(平成24年)の夏場所もGW最終日曜日の5月6日が初日でした。

ただ今回は決定していた筈の1週目の日曜初日が諸事情で暗転、

そのため番付発表も当初の4月22日から二転しています。

夏場所は東京場所の中でも華やいだ趣が感じられる場所です。

是非一度、足を運んでみてください。」

うーん、関係者らしい方のアンサーですが、「足をお運び下さい」って、まとまった休みでないと行けないって主張している人には気の毒な感じがします。

「諸事情で暗転」では良く分かりません。何か都合があるんでしょうか。

で、結局、今日のところはこれ以上の詮索を諦めました・・・

「ちんや」へは、今年も初日の前日(=5/9)に「触れ太鼓」の皆さんが回ってみえまして、「太鼓連」の美声を至近距離で鑑賞できる貴重な機会でしたので、居合わせたお客様にも見物していただきました。

これが連休中だったら、もっと大勢の方に見ていただけたのに、と思ってしまいます。

ともあれ、照ノ富士関、優勝誠におめでとうございました。

 

追伸

日本橋三越本店の催事「お江戸日本橋 EDO style展」で精肉の販売を致します。

どうぞ、お出かけ下さい。

会期:5月20日(水)~25日(月)

会場:本館7階催物会場

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.912日連続更新を達成しました。

独立記念日

「独立記念日」を自分の「記念日」として登録した方がおいででした。

???

この方は、そんなにアメリカに思い入れがあるのかなあ。

弊店の会員さんは、入会する時にご自分の「記念日」~例えばお子さんの誕生日とか結婚記念日とかを1日選んで「ちんや」へ登録することが出来まして、その日は割引率が普段の倍になるのですが、その「記念日」として「独立記念日」を、その方は登録されました。

留学経験がおありなのかな。

まあ、どの日を選ぶかは自由だし、それに武士道の日本とピューリタンのアメリカには似通った価値観があるしな。

と思いましたが、良く読むとそういう話しでは全くありませんでした。

その方は弁護士さんで、自分の事務所を開いた日が、その日だったのです。

それって、正確には「事務所開設の日」ですよね。でも、本人の想いの中では、それは「独立」だったのですね。

成人して、卒業して、司法試験に合格して、

でも未だ食えるわけではなくて、先輩の事務所に入れてもらって、やっと独立出来て、そういう日に食べたいものが、すき焼きだったいうことが、私はとても嬉しいです。

他の料理をやっている方には申し訳ないですが、すき焼きこそがそういう場合に食べる料理です。

独立誠におめでとうございます。

是非事務所に皆さんとお越し下さい。

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.900日連続更新を達成しました。

 

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聖徳太子

4月のある日レジ〆をしていたら、

聖徳太子の壱万円札が出てきました。しかもピン札。

これは珍しい!

と思い、デジカメで撮影してFBにUPしますと・・・

なんとなく威厳がありますよね。

なんか重みのある一万円札ですよね。。。。

なんだか懐かしいです

懐かしい!

今時の財布に入らへん。

使った人の男気(女性なら申し訳ないけど…)に惚れた!

・・・そんな中で学校の同期生からは、

大学1年の時に変わったんでしたっけ。(*^_^*)

そうです、そうです、福沢先生のお札は1984年醗酵開始、いや、発行開始ですから、私達が大学1年在学中のこと。

あの時代を懐かしく思い出すのと同時に、もう30年以上たったのだなあとも思います。

1965年生まれの私達は、聖徳太子で生きていた期間より福沢先生の方が、もう長く成ってしまったのです。ひととき感傷に浸ってしまいました。

それにしても、なんでお使いになったんだろう?

「ちんや」なら大事にしてくれそうと思って下さったからでしょうか。いや、

ヤフオクで売っても高く売れないことに気づいたからかな。

あ、それは私も今回調べて初めて知ったんですけど・・・

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.894日連続更新を達成しました。

 

 

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40年ぶり

ある日のこと、その当日を「記念日」として登録なさったお客様がおいででした。

弊店の会員さんは、入会する時にご自分の「記念日」~例えばお子さんの誕生日とか結婚記念日とかを1日選んで「ちんや」へ登録することが出来まして、その日は割引率が普段の倍になるのですが、その「記念日」として、当日を登録した方がおいででした。

何の記念日かと思ったら、

「ちんや」来店日(40年ぶり)

と申し込み用紙に記入されていました。

これは実に在り難いことです。

銀座のクラブは、1カ月行かないとボトルを没収されますが、ここは浅草です。

ご縁は、途切れません。

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.892日連続更新を達成しました。

 

 

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初任給

4/18の、このブログで、

『初めての外すき焼き』という題の「すき焼き思い出ストーリー」をご紹介しました。

このストーリーは私が運営する、思い出ストーリー投稿サイトへの新着投稿です。

社会人に成った我が子の成長を喜び、すき焼きをご馳走する、素敵なお父さんの話しでした。是非お読みいただきたいと思います。

一方リアルな「ちんや」の店では、最近その逆パターンの御席がありました。

・就職した息子さんが、初任給で御両親にすき焼きをご馳走する!という御席。

もう一つは、似た展開で、

・お嬢さんが御両親のために結婚記念日の食事会を催した御席。

大きなくなったお子さんが、御両親にご馳走するって、素晴らしいことですよね。

親とは別の稼ぎを得るってことが本当の意味での成人だと思いますが、世間ではあまり話題にしませんね。

それに比べて20歳の「成人」って、晴れ着だ記念写真だと大騒ぎしますが、酒と選挙権以外にあまり実質がありません。選挙権が18歳になるのであれば20歳は酒だけの話しになってしまいます。

なんだかなあですね。

初任給で両親にご馳走=本当の成人式~もう少し盛んになったら良いのに!と思います。

・・・てなことを思いながら、ネットを見ていたら、YAHOOのトップに、

社会人になって初めてのお給料。使い道はいろいろあるけれど、頑張った自分にプレゼントをあげたり、自己投資してみるのもいいですね。

というオススメが。

しかし

ビジネスマンが自己投資で靴を買うのはまだ良いにしても、

自分へのご褒美にティファニーを!

だって。うーん。

ティファニーって、要るの?

 

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.883日連続更新を達成しました。

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宴会

宴会って、いったい何人以上のことを言うのか、突き詰めて考えたことのある人は多くないだろうと思います。

私も、もちろん無頓着にこの言葉を使ってきましたが、最近考えさせられることがあります。

(電話)宴会の予約をしたいんですが!

はい、何名様でしょう?

4人です。

よ、4名様で・す・か?

ウイキをコピペーしますと、

「宴会(えんかい)とは、飲食を共にすることによりお互いのコミュニケーションを深める行為をいう。通常2〜3人程度で行うものは宴会とはいわず、ある程度まとまった人数で行う場合に宴会という」

っていうことは、4人は「宴会」で良いんでしょうか?

うーん。

すき焼きの場合、鍋を囲む感じが少人数でも「宴会」っぽい感じがするのかもしれません。

コピペーを続行しますが、

「宴会」と「パーティー」について、違いを厳密に定義づけることは不可能である。しかし、座敷で座っておこなう和風の場合、「宴会」とよぶことが一般的であろう。また、宴会は無礼講も許されるざっくばらんな場であり、パーティーは礼儀や節度を守って行われるものであるという傾向がある」

なるほどねえ。鍋というより部屋が和風な感じ=「宴会」なのかもしれません。

「コンパニオンを呼ぶこともある。特にコンパニオンと遊ぶ事を目的とした宴会は「艶会」(えんかい)と呼ばれる事がある」

え、艶会ねえ。オヤジギャグとしてのラベルは低いですな。

結局薬局何人から宴会と言うかは分かりませんでした。悪しからず。

追伸①

臨時営業のご案内です。明日3月24日は火曜日ですが、隅田公園の桜が咲きましたのですので休まず営業致します。来週31日も営業致します。どうぞご利用下さいませ。

追伸②

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.850日連続更新を達成しました。

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訃報と抱負

訃報というものは大抵FAXで送られてくるものです。

当会会員の○○様、かねて療養中のところ薬石効なく、×月×日逝去されました。享年△歳でした。通夜・告別式は・・・というアレです。

形式が整っている分だけ、くわしい経緯は良く分からないことがほとんどです。

一方、数は少ないですが、私の場合店でお客様と接していて、口頭でご遺族から直接訃報を聞くことがあります。

今年ももう1件・・・

ある日曜に、いつもご夫婦で見える方~お医者様だったのですが~の奥様とご子息が見えました。見えるのは決まって病院が休診の日曜・祝日でしたが、その日は日曜なのに御主人がお見えでないので、おや?と思っていると、なんと、

ご主人は昨年の暮れに亡くなったと言います。

ええ?!

12月にもたしか一度見えましたよね。

ああ、その4~5日くらい後でしたかね。死ぬ前日まで診察してたんですよ。それが次の朝気づいたら、亡くなってましてね。まあ、最後まで仕事が出来て、好きなものが食べられて良かったと思ってますよ、と息子さん。

そうでしたか。お悔み申し上げます。永いこと在り難うございました・・・

このブログを続けて読んでいる方は、

お客様が亡くなった、という記事がたまに出て来ることにお気づきになったと思います。

それは、私が実は疫病神だから、では勿論なく、ハッキリとした理由があります。

お年寄りが食べ易い肉を提供しているからです。

人間胃腸が衰えるとタンパク質を消化しにくくなりますが、熟成させることでタンパクが減ってアミノ酸が多く成っている肉なら消化し易いです。また肝臓・胆嚢が衰えると脂肪を消化しにくくなりますが、元々融点の低い(=融け易い)脂なら消化しやすいです。

アミノ酸が多く+脂の融点が低い肉=消化し易い肉=それこそが「ちんや」の肉です。

・消化力が落ちても肉はやはり食べたい

・しかし世の中に高齢者が食べ易い肉は少なく、食べると気持ち悪くなってしまうのが辛い

・この先長くないのだから、貴重な食事の機会には美味しいものを食べたい

だから、

ウチのお爺ちゃんは「ちんや」さんの肉しか食べないのよ!

ということになります。その状態で長生きして下さり、「ちんや」に通い続けて下されば良いのですが、絶対に死なないという人は存在しないので、やがて悲しい報せに接することになります。

それで、お客様が亡くなったという記事がこのブログにたまに出て来るのです。

ここで突然に、私の今年の抱負ですが、

今年はますます、お年寄りが食べやすい肉を提供して参りたいと思います!

うーん、それってビジネスとしては将来性がないよね。気持ちは分かるけど、商売人なら冷徹に、将来有望な若い人をメイン客層にした方が良いのでは?と思った方に申し上げます、

Non, Non, Non! (時節柄、急にフランス語)

それは正しいようで正しくありません。

何故って、「客」というものは一代限りではありませんから。

ある方の個体が亡くなっても、お子さんに継承されるのです。

別のお客様のことですが、去年のある日、私は一組の若いカップルを玄関から個室へ案内しようとしました。そのエレベーターの中で、カレシがカノジョに話しかけていたことは・・・

この店はねえ、死んだ爺さんに連れて来られた店なんだ!

嬉しい話しですね。

「死んだ爺さんと来た」店に連れてくる女性なのだから、おそらく本命のカノジョなのでしょう。

上手く行けば「ゴールイン」して、お子さんが出来、いつかそのお子さんと一緒に来て下さるかも。

上手く行って欲しい。是非。

その子が来れば、「ちんや」の客としては「死んだ爺さん」から数えて四代目になります。このように「客」という立場は継承されるのです。

少し話しは反れますが、私は自分がこの店の六代目だということを、さして自慢に思っていません。何の努力もせずにそう成ったからです。

しかし、この店で「客の四代目」「五代目」「六代目」が誕生するなら、それは誇るべきことです。

いや、この世でこれ以上に誇らしいことは無いと思います。

「主の六代目より客の六代目」です。

だからますます今年は、お年寄りが食べやすい肉を提供して参りたいと思います。

今日1月26日は、1872年に明治天皇が初めて牛肉を召し上がった日ですので、だいぶ遅れた、今年の抱負を申し上げました。

お後がよろしいようで。

追伸

一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。

タイトルは『日本のごちそう すき焼き』、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.790日連続更新を達成しました。

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本気の仕事講座

「ちんや」のお客様で、学校の先輩でもある柴田明彦さんが、毎週火曜日に「フジサンケイビジネスアイ」に連載しておられるコラム『本気の仕事講座』で私を採り上げたい、とおっしゃいます。

「フジサンケイビジネスアイ」は発行部数153.000部。柴田さんの『本気の』は2013年10月から続いていて、好評のようです。

私も拝読しましたが、登場人物はたしかに素晴らしい方ばかり。

私は、伝統産業の後継経営者としての経験しか持ちませんし、適当な登場人物か多少迷いましたが、光栄な機会ですので、お引き請けしましたら、

早速宿題が送られて来ました。

質問項目は・・・

・あなたの仕事内容。

・あなたは自分の仕事が好きですか。それはなぜでしょうか。

・仕事に対する姿勢。

・信条、哲学、座右の銘

・ロールモデル(尊敬する人物、成りたい自分モデル)

・現代社会で本気を感じること

・あなたにとって本気の定義とは何でしょうか。

・自分自身が本気度を炸裂させた事例、体験。

・失敗体験⇒そこから学んだこと

・次世代へのメッセージをお願いします。

き、きびしい質問が多いですな。

なんとか、お答えしまして、それを素にビジネスコラムが出来るわけです。

今日発売の号に載るそうですので、皆様、よろしかったら御購読下さいませ。

サイトもあります。

追伸

一冊丸ごと「すき焼き大全」とも申すべき本が出ました。

タイトルは『日本のごちそう すき焼き』、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.784日連続更新を達成しました。

 

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