ちんや川柳包装紙2019

今年も三社祭にタイミングをあわせて、
「ちんや川柳包装紙2019」を創りました。今週末にはデビューさせます。
ここに印刷されている川柳は、昨年の秋に「すき焼き川柳コンクール」で募集したものです。
その節は多数の応募をありがとうございました。
悩みに悩み、厳選させていただきまして、入選句をこの包装紙に刷り込みました。
そう、このコンクールは、単に川柳のコンクールをするだけでなく、入選すると、店で本当に使う包装紙にその川柳が刷り込まれるのです。それが特徴です。
この出来上がった包装紙は、
「おもいを包む」包装紙として、多くの方々に喜んでいただけると思っています。
だいたいですね、ギフトというものは相手の方に対して、なんらかの
「気づかい」や
「思いやり」を届けるものです。
お世話になった、恩師・上司・先輩がご高齢であれば、肉と贈るというのは我ながら良い考えだと思います。
という想いを包んで贈ってはいかがでしょうか。
また来年の分は、もう募集開始してますので、どうぞご応募下さいませ。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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連続講座

松阪市役所からトークショーに呼んでいただけることになりました。
2020年2月22日と、かなり先の日程ですが、嬉しかったので、とりあえず告知させていただきます。
これは「松阪観光交流センター・オープンスペース連続講座」という講座でして、「連続」と申しますのは、「ちくま味噌」さん、「江戸屋」さん、「いせ辰」さんといった江戸の老舗の当主が続けて登壇するからです。
今年の9月1日が「ちくま味噌」さん
11月16日がブラシ・刷毛の「江戸屋」さん
来年の1月18日が千代紙の「いせ辰」さん、そして
2月22日が私です。
トークのお相手は、全回とも歴史小説作家の河治和香先生。
河治先生とは、小説『どぜう屋助七』(2013年)に狆屋時代の「ちんや」を登場させていただいて以来のおつきあいですが、最近『がいなもん 松浦武四郎一代』という小説を出されました。その武四郎が松阪出身ということで、今回の講座が出来上がったようです。
登壇が楽しみです。
ちなみに2020年2月22日(土曜)は新天皇陛下のお誕生日の前日で、お誕生日が日曜に当たるので振替休日が付いて3連休になりますから、東京の人も聞きに行き易いですよー(笑)

追伸  
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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サカキノホトンブ

食全般に対するプロデュース・アドバイスをされていて、1.000社にものぼる地域一番飲食店を育成なさったという榊真一郎さんが「ちんや亭」で「ちょい食べ」して下さったようです。
それは「サカキノホトンブ」というサイトに投稿されている文で、投稿日が分からないので、旧い投稿かもしれませんが、在り難かったので、ご本人に無断ですが引用しますと、
まず「適サシ肉宣言」について、
「サシが強いか弱いかが肉の上下を決めるんだ的、最近の風潮に対する挑戦するような内容がずっと気になっていた。」
ということで認知して下さっていたようです。
で、「ちょい食べ」ですが、
「サーロインとモモをそれぞれちょい食べサイズでお願いしました。するとそれぞれ2個づつ、ラップにくるまれた肉が運ばれやってくる。お好きな方を選んでくださいというコトで、グラムを選べるだけじゃなく、肉の状態を選んで注文できるところがとてもうれしい。オモシロイ。」
「で切った肉の断面のまさにそういう感じにウットリ。味はといえば、なんと言えばいいんだろう。ザクッと歯切れてサクサク崩れる。まさに「適サシ」ならではの歯切れの良さと口にあふれる肉汁、旨味。肉の繊維がゆっくりほどけておいしい余韻を残して消える。ステーキだなぁ…、おいしいステーキ。サーロインは脂がとろける感じがおいしく、モモは肉そのものの旨味、食感が圧倒的。ただただ無言で味わって、満腹感より満足感を感じる一品。好きな店です、また来よう。」
はい、勿論、お待ちしております。ありがとうございました。

追伸  令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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アクセス好調

このところ、弊ブログへのアクセスが好調です。
1月14日に普段の1.5倍になり、その後ずっと好調を維持しておりますが、内容的に心当たりはありません。
その日にシェアしたとか、お心当たりのある方は、御礼を申したいので、お教え下さいまし。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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浸透

4月30日の弊ブログに書きました通り、「適サシ肉宣言」(平成29年)は、昭和末から平成時代の、肉の業界の傾向に対して、対案として出したものでした。
ですので、時代がかわって、できればさらに知られて行って欲しいと思っておりました。
そうしましたら、平成末のある日、知人から、
「先日地方のホテルレストランの方が適サシ宣言を話題に出されたので盛り上がりました。浸透してますね。」
地方のホテルレストランとは、どこかなと思いましたら、「赤倉観光ホテル」のレストランだと言います。
「赤倉観光」、懐かしいです。父が好きで、子供の頃よく行ってました。
「赤倉観光」は大倉財閥の2代目・大倉喜七郎男爵が1937年に開業した、近代的スキーリゾートホテルで、ウチの家族が行っていた頃は戦前の雰囲気をまだ漂わせていました。
ちなみに10歳の時私が赤倉でスキーで骨折して、それ以来行ってないんですけどね(笑)
両親がホテル・オークラで披露宴をしたので、赤倉とか川奈とか大倉財閥系のリゾートによく行っていたんですね。
行かなくなったのは、骨の件もありますが、赤倉・川奈ともオークラ・グループを離れたこともあります。歴史は東京のホテル・オークラより旧いんですけどね。今は別資本だとか。
その赤倉で、どんな「適サシ肉」が出ているんでしょうか。
久しぶりに行ってみたくなりました。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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適サシ技塾

さて平成時代もまもなく終わりです。
この間肉の業界には色々な変化があり、その多くは私が好ましいと思う変化ではありませんでした。
そこで平成時代も後半、平成29年(2017年)1月に私は「適サシ肉宣言」をして、「ちんや」が仕入れる肉の基準を明らかにしました。その件は多くのメデイアやネットで大反響を巻き起こしましたので、ご記憶の方もあろうかと思います。
また「駆け込み」になりましたが、今年の3月31日に「適サシ肉宣言」を補完する「肉のフォーティエイト宣言」をして、「適サシ」をさらに進化させました。
現状では、「適サシ」+「フォーティエイト」で、おおよそ上手く肉を仕入れられるだろうと考えています。
しかし世間では相変わらず、肉を私とは違った観点で売り出そうとしている方も多いようです。
「ふるさと納税」で「〇〇牛」「△△牛」という産地ブランドを押し出そうという自治体は多いですが、その土地の牛さんは皆同じような血統で、同じように育てられているのですか?バラバラですよね。
「ミスジ」「ザブトン」など、肉の「小割り」をして、そこがやたらと貴重だと言っている人もおいでのようですが、その牛さん全体はどうなのでしょう?私は部位が美味いのではなく、牛が美味いのだと思うんですけど。
綺麗なピンク色の肉の画像をネットに載せて、クリックさせようとしている方も多いようですが、ピンク色=短期肥育=脂がかたくて融けない=モタレる、ですよ。
ここで一つ問題があります。
私が掲げていることが、やや分かりづらいことです。
〇〇牛!
ミスジ!
と言った方がカンタンですからね。
しかし、です、分かりづらいかたと言って、説明しないわけには行きません。
で、新しい時代になる明日から、新サービスを始めます。
「適サシ肉」とはなんなのか?!どこが、どうして、どのように美味いのか?
私が、ご希望の方に90分ほどかけてご説明申し上げます。
「ちんや」で食事するついでに、はダメです。説明を主な目的にして時間を取り決めた後、ご来店下さい。
名づけて「適サシ技塾」!
気合を入れてお教えて申します。ご応募お待ちしております。
(エントリー方法)
ご希望の方は、このブログのコメント欄に連絡先をご記入下さいませ。
メデイアに上げる予定のある方は、その旨付記願います。
中学校卒業程度の化学の知識が必要です(笑)

<「ちんや」臨時営業のお知らせ>
本日は火曜日ですが、連休中ですので臨時営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。

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鈴木敏夫とジブリ展

神田明神境内で開催されている、「鈴木敏夫とジブリ展」を拝見しました。
さて鈴木敏夫さんとは、ジブリ映画のプロデューサーで㈱スタジオジブリ代表取締役です。今回の展覧会の副題に「宮さんは絵を描き、僕は字を書く。」とあるように、「編集者型のプロデューサー」としてジブリ映画に関わり、宮崎駿さんと共に『魔女の宅急便』『おもひでぽろぽろ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』などを大成功させます。
その仕事の最中に書かれた多数の言葉が今回展示されていて、書の展覧会のように見える部屋もありますし、おなじみのジブリのキャラクターの巨大なフィギュアなどに接することもできます。
また「鈴木敏夫の原点」のコーナーでは1948年の、鈴木さんが経験した戦後の子供社会は大衆文化、つまり「昭和レトロ」の世界を表現した展示もあり、私などはそちらの方に見入ってしまいました。
平日の午後に行きましたが盛況でした。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

<「ちんや」臨時営業のお知らせ>
改元連休中の、以下の日は火曜日ですが臨時営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。
4月30日(火曜)(祝日)

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旗手長

三田の「慶應仲通り」 の、ワインとスキヤキ、お肉料理の店「フラッグ」に行ってきました。
ここは以前慶應の学生が通っていた喫茶店だったのですが、オーナーが体調を崩されて続けられなくなり、その物権を利用して、2017年に卒業生が始めた店だそうです。
「すきや連」でお世話になっている向笠千恵子先生が、たまたまこの店に行って、メニューにすき焼きがあることに気づき、
住吉さんも行ってみて!
と指令が来ました。
メニューにすき焼きがある理由は、現オーナーがすき焼き屋さんでバイトをした経験があるから、ということでした。
また「フラッグ」の店名は、現オーナーが学生時代、應援団の旗手長だったことに由来するとか。
塾員の皆様、三田には意外と卒業生がオーナーの店というのは少ないですよね。ここは数少ない、そういうお店ですので、どうぞ、ご利用を。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

<「ちんや」臨時営業のお知らせ>
改元連休中の、以下の日は火曜日ですが臨時営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。
4月30日(火曜)(祝日)

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ピーア軒

新潟の老舗洋食店で、ト、トマトすき焼きをやっている って?!
そういう記事をたまたま見つけて、私は大変驚きました。
産経新聞の【甲信越うまいもん巡り】によりますれば、そのお店は新潟市役所近くの老舗洋食店「ピーア軒」。ご創業は大正12年だとか。
「名物の一つは「タンシチュー」(2300円)。3~5日間ほど煮込んだ肉はホロッとする柔らかさ。崩れないようにナイフでゆっくりと切って口に入れると、とろけるような食感に思わずため息が出そうになる。付け合わせの野菜はみずみずしく、肉の味を引き立てる。」
で、そのお店が「にいがた牛鍋」や「トマトすき焼き」もやっていて「人気が高い」そうなんですが、「にいがた牛鍋」「トマトすき焼き」について詳しい説明は無し。残念。
この「ピーア軒」という店名に、私は記憶がありました。
旧知の青木ゆり子さんが、昨年出された本『日本の洋食:洋食から紐解く日本の歴史と文化』(ISBN-10: 4623082911)に載っていたからです。
新潟には、明治初期にサーカス団の料理人として来日したイタリア人ピエトロ・ミリオーレが開店した「イタリア軒」というお店が、今でもあります。ミリオーレは滞日中に大ケガをしてしまい、サーカス団の巡業に同行できなくなって新潟に残り、やがてそこで料理店を出したのでした。
「ピーア軒」の初代は、その「イタリア軒」で修行したと『日本の洋食』には書かれていました。
結局「トマトすき焼き」については不明です。イタリア由来だけに材料としてトマトがたくさんあったから始めたんでしょうか、ね?
新潟の、弊ブログの読者の皆様、リサーチ願います。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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霜降り

在り得ない表現で広告をする時代になったようです。
例えば、最近テレビで頻繁に見かけるものとして、
コンタクトレンズについて「生レンズ」
ひらたけについて「霜降りひらたけ」
「最高級」だの「ウルトラ上等」だのと表現すると、どこが「高級」なのか、何をもって「上等」と言っているのか、ウルトラマンでもないのに何故「ウルトラ」なのか、丁寧に説明しなければなりません。上手く説明しないと誇大広告と言われてしまいます。
しかし「生」や「霜降り」に定義はありませんから、説明する必要が無くて楽ですね。
宣伝する対象が酒であれば、「生酒」と言える範囲は勿論決められていて、それに該当しないものを「生」と言えば不当と言われてしまいます。しかし工業製品であるコンタクトレンズについて「生」の定義はないので、「生レンズ」は言いたい放題です。
では「霜降り」はどうでしょう?
肉の業界で、実は「霜降り」の定義はないです。なんとなく、5等級と4等級であれば「霜降り」と言ってよい感覚がありますが、厳密ではありません。
また5等級の中の最もサシの多い肉と4等級の最もサシの最も少ない肉を、一括りに「霜降り」と言ってしまうのは体感的に無理があるように私は思います。
そこで私は2017年1月に「適サシ肉宣言」をした時に、メニューから「霜降り」という言葉を外してしまい、4等級だけを「適サシ肉」と言うことにしました。あれからもう2年、覚えていただけたら嬉しいです。
さてさて、ひらたけの「霜降り」ですが、どんなものなんでしょう。サイトを開けてみました。
そこには、「傘は肉厚で、その表面にはきれいな〝霜降り状の模様〟があるのが名前の由来となっています。」
〝霜降り状の模様〟が根拠ですか・・・
私はサイトの画像を見ただけですが、こういう模様のあるキノコは少なくないような・・・
でも、「霜降り」というのは、今のところ自由です。
商売とは、本当に、あの手この手ですなあ。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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