淡島堂

新年あけましておめでとうございます。

さて、正月ですので、浅草寺にお参りする方もおいでと思いますが、その境内の、本堂のすぐ西側に「淡島堂」という御堂が在るのをご存知でしょうか。

「淡島堂」は毎年2月8日に「針供養」が開催され、裁縫を職業になさっている皆さんが集う場所として知られています。

また太平洋戦争の空襲で本堂が焼けてしまった後、再建される迄しばらくの間「仮本堂」として使われていたことでも知られています。

でも、そもそも「淡島様」って、何?

ということにあまり注意が払われていないように思います。少なくとも私はそうでした。

「淡島様」は、和歌山市の淡島神社のことで、その神様を元禄年間に勧請して御堂を建立したのが、そもそもだそうです。

その祭神が何かは諸説あるらしいのですが、神功皇后も入っていて、女性ですから安産や女性の病気平癒の御利益があるそうです。

また少彦名神とする伝承もあるそうです。少彦名神は、日本の国に薬や酒、裁縫の術をひろめた神様とされています。

・・・・っていうことを私が受け売りしているネタ元をここで明かしちゃいますが、それは「豊島屋本店」さんの社史です。

「淡島様」について不勉強だった私は、この社史で初めて、酒の神様であられたことを知りました。

「金婚」のブランド名で知られる、神田猿楽町の「豊島屋本店」さんは、去年の秋に大変立派な社史を刊行されましたが、その御店の起源に淡島様が関係あるのだそうです。

ある夜、創業者・豊島屋十右衛門の夢枕に、淡島様が立って、白酒のつくりかたを伝授し、その通りに醸ってみますと美味しい白酒が出来た、というのです。

十右衛門がそれを売り出したところ、大いに江戸中の評判になり、

「山なれば富士、白酒なれば豊島屋」と詠われるまでになったとか。

その御酒「金婚」を弊店でも販売しております。新年の、「淡島堂」御参詣のおりに、お召し上がり下さい。

「ちんや」は元日だけお休みをいただき、明日2日より通常営業いたします。

本年も、よろしくお願い申し上げます。

 

 

「すき焼き川柳コンクール」~優秀句発表!

ぱんぱかぱーん!

今日は「すき焼き川柳コンクール」の優秀句を発表する日です。

たくさんの御投稿を有り難うございました。

面白い句ばかりで選考にとても悩みましたが、何とか選びました。以下に発表させていただきます。

入選しました句は、記念に「ちんや」の包装紙に刷り込もうと思い、ただ今デザインを検討中です。出来上がりを、どうぞ、お楽しみに!

さてさて、

<超ウケ賞>「はは米寿白寿も「すき焼き」リクエスト」(墨田区ちょびさん)

*肉を食べる=長命する、という御認識を、私も支持します。

<大ウケ賞>「スキだから妬いて絡めたぎゅっと黄身」(枚方市なおっちさん)

*すき焼きを食べる男=モテて、妬かれる、という所が実に良いです。

<大ウケ賞いや大しみじみ賞>「鍋の香を天国の父に届けたい」(墨田区の食いしん坊母さん)

*ご家族の生前の情景が目に浮かびますね。ご冥福をお祈りします。

<大ウケ賞>「肉が去り鍋で踊るかネギの意地」(松江市の浦良(うらら)さん)

*ネギの存在感を「踊る」と表現したのには感心しました。

<ややウケ賞>「すき焼きは肉から先に消えるもの」(新宿区の春菊さん)

*分かりやすいですねえ。

<ややウケ賞>「肉食べて憎い貴男にスキヤと言ふ」(台東区の割り下牛脂さん)

*鍋はいつも「仲直り」のツールですね。

<ややウケ賞>「貴方よりすき焼きが好き今日の昼」(台東区の岡村瑞江さん)

*本当は、すき焼きを食べる男に惚れていただいたい所ですが、これもまた日本の情景でしょう。

<ややウケ賞>「すき鍋を囲む家族の迷い箸」(台東区の舞舞さん)

*箸が迷うのは、親御さんがお子さんに遠慮するからでしょうか。ほほえましいです。

<ややウケ賞>「大掃除すき焼きえさに人集め」(板橋区のKLMさん)

*歳末の正しい情景です。毎年やるべきことは、毎年やらねばなりません。

~以上9句が「すき焼き川柳コンクール」の優秀句です。この句を包装紙に刷り込もうと思います。どうぞ、お楽しみに!

と、いう次第で、川柳でなんとなく和風な感じになった所で、本年の弊ブログはおひらきとさせていただきます。

本年中は、誠にありがとうございました。良い年をお迎えください。

新年は「ちんや」は元日だけお休みし、2日より通常営業いたします。

新年も何卒よろしくお願い申し上げます、何卒。

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住吉史彦の十大ニュース2013

お待たせしました!

今年も「住吉史彦の十大ニュース」の時間がやってまいりました。

え? 誰も待っていないって?

そういう声は無視して、どんどん行きましょう。

今日はポイントだけを書きますので、詳しい内容を知りたい方は、アンダーラインのある所をクリックして下さいね。さて、

 1月 母校・慶應義塾中等部(=慶應大学の付属中学校)の「キャリア講座」に出講しました。演題は「会社を継ぐ、という人生」でした。

2月 第14回「すきや連」を「ニューオータニ岡半」さんで開催しました。今回も募集開始後すぐ満員の盛況でした。

 5月 全国料理業組合「芽生会」関東甲信ブロック研修会で講演しました。演題は「すき焼きの歴史と現在」でした。

 5月 国際観光日本レストラン協会関東支部・副支部長に就任いたしました。

 5月 料飲三田会・総会を「ちんや」で開催しました。会員の佐渡の蔵元「尾畑酒造」さんの御酒を土鍋で湯煎して飲んでいただきました。

 6月 「すき焼きを食べて、九ちゃんのCDが当たる週間」を開催しました。歌曲「上を向いて歩こう」(=スキヤキソング)が1963年に全米チャートで第1位を獲得してから50周年を記念したイベントでした。

7月 「浅草法人会」の研修会に出講しました。演題は「すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に」でした。

7月 ハート型牛脂の名前『牛ゅっとハート』が、商標として正式に特許庁に登録されました♡登録第5599742号♡商品区分♡第29類♡牛脂♡商標権者♡株式会社ちんや♡登録日♡平成25年7月19日⇒記念日のお食事に是非ご注文下さい。

 7月 第15回すきや連を彦根市の「せんなり亭・伽羅」さんで開催、近江牛を堪能しました。中川畜産さんの畜舎を見学させていただきました。

 11月 第16回「すきや連」をみなと横濱牛鍋処「荒井屋」さんで開催しました。横浜の肉食の歴史について、小林照夫先生のご講演いただきました。

いよいよ2013年の弊ブログも残りわずかとなりました。まずは御礼だけを申し上げます。読者の皆様、ご愛読いただき誠にありがとうございました。

2014年もご愛顧を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

東西、東〜西〜

 

 明日は「すき焼き川柳」の結果発表です。

 

<年末の、精肉の販売に関するお知らせです>

年内渡しの予約受注は12/28で終了いたしまして、12/29-12/31はフリー販売です。

12/29-12/31は大変混み合いますので、時間の余裕と防寒具をもってお越し下さい。

営業時間は10時~20時ですが遅い時間は品切れの心配がありますので、なるべく早めにお出かけ下さい。

 

 

クリスマス・ケーキ

ネットで面白いリポートを見つけました。

「クリスマスイブは12月の他の日より「13倍」ケーキが売れる日」という、「食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏」のリポートです。

「ケーキの売上はクリスマス・イブに集中する。12月の一世帯あたりのケーキに対する支出平均額は1375円。その約三分の一に相当する414.97円が24日に支出されている。」

「この日を除外した同月の1日平均の支出額は32円。つまり12月でもイブは特別で、他の日の約13倍、ケーキが売れる日ということになる。」

「ちなみに前日の23日は139.71円、翌日の25日は96.42円と、1か月のケーキに対する支出のうち、約半分がクリスマス時期に集中しているのも、12月のケーキの売れ方の特徴といえよう。」

へえ、なるほど。分かってはいましたけどね。スゴイですね。

さて、そのケーキと比較されているのが、牛肉です。

「12月の肉への支出は、クリスマスよりもむしろ “年越し”に集中する。」

「牛肉に至ってはこの月の平均支出が約81円なので、29日174.35円(約2.1倍)、30日300.62円(約3.7倍)、31日390.8円(約4.8倍)となっている。」

「ふだん買わないケーキをクリスマス・イブには買い、鶏肉は30日に買って雑煮などの用意をする。そして正月用のすき焼きやローストビーフ用の牛肉は大晦日に購入。これが12月における日本人としての消費行動の “正解”のようだ。」

このリポートの通り、12/29~12/31が肉の販売のピークでして、2.1++3.7+4.8=10.6ですから、この三日間で普段の10倍以上を売るわけです。

弊店の場合は、この数字より年末に集中しているような気がします。昨年の数字では、12/29~12/31で普段の12.9倍を売っています。

この日のためにわざわざ「ちんや」に肉を買い求めにいらしている方が多いわけで、有り難いことです。

でも、クリスマス・ケーキの「1日で13倍」に比べると、実は大したことはなかったのですね。

今まで「大変だ!大変だ!」と思って来たので、少しがっかりです。ケーキ屋さんって、さぞ大変なんだろうと思います。

それでも、年末に肉屋が忙しいのは事実で、弊店も行列必死です。

皆様、是非ご予約の上お出かけを。

申込み方法は下記(↓)の通りです。

追伸①

≪精肉売店 正月用肉の御予約承りを始めています≫

例年12/29-12/31は売店の店先が大変混み合い、行列に成ります。なるべく商品の予約をした上でお出かけ下さい。

<予約なさった方の特典>

・当たり前ですが、並ばずに受け取れます。

・「ちんや」お座敷で正月に使っている祝箸を、予約した方に全員にお付けします。

・さらに抽選で10名様に、金粉を差し上げます!

⇒これを肉に振りかけて、お目出度い雰囲気にて食べていただくわけです。容器も実におめでたい「迎春用ボトル」に入っています。食卓が盛り上がりますよ。

<申込み用紙の入手方法>

・精肉売店店頭で配布しています。

・下記の(↓)FAX番号に書面にて、ご自分のお名前・FAX番号・電話番号を明記した上、申込み用紙をFAXするよう、お申しつけ下さい。使う紙はどんなものでも結構です。

FAX:03-3845-0022

<〆切りは>12月28日

・12/29~12/31日は新規の予約はうかがわず、フリー販売のみ致します。(=「売り切れ御免」です。)

*是非ご予約下さい!

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.394日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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すき焼き川柳コンクール②

「すき焼き川柳コンクール」は、10月に記入用紙を店頭で御客様に配布し、11月いっぱい郵送での投稿を受け付けておりましたが、締切り直前になって、30通ほどが送られて来ました。

有り難いですね。その追加分を以下に掲載しますので、ご覧下さい。

<以下、川柳>

すき焼きを食べてえがおの顔二つ

すきなべに笑顔懐かしき亡き友の

風邪ひいて体力つけはちんや肉

すき焼きや糸コン白葱ばかりかな

あと一枚スキヤキパーテイーにらみ合い

枯野みて吉原夢見ちんや鍋

すき鍋を囲む家族の迷い箸

大家族すき焼ならば皆そろう

新年にちんやの肉で人まねく

新年にちんやのこまでおもてなし

いまでしょちんやすきやき寒い冬

すき焼きで牛牛牛とたまる愛と脂肪

お隣は今宵すき焼き肉らしい

すき焼きを食べて笑顔の顔二つ

すき焼きを腹一杯食べたや大家族

すき焼きで家族の絆深くなり

すき焼きの葱が俺さと管を巻き

牛すきや豚しゃぶよりも万馬犬

すき焼きのつゆかけ飯やうまいっ子

命への感謝忘れずすきやきを

腹一杯たまごをかけてあと一杯

すき焼きを夫婦で食べるごきげんさ

クルーズですき焼き食べに浅草へ

大掃除すき焼きえさに人集め

何時迄も歩けるように肉料理

浅草は観音様とちんやなべ

すき焼きも箸を放さず肉守る

観音の行きに帰りにちんやかな

食の町浅くさ一之ちんやすき

団らんを修羅場に変える肉力

浅草に味のちんやのある誉れ

湯気たちてほほ桜いろ初見合い

いつ来てもモーたまらないちんや御殿

<以上>

これ以前に届いた川柳は、このブログの11/13号をご覧ください。

「すき焼き川柳」を実施したくなった理由については、このブログの11/17号をご覧ください。

届いた川柳の中から、超ウケ賞1句、大ウケ賞3句、ややウケ賞5句を選び、「ちんや」の包装紙に刷り込みたいと思います。

発表は大晦日の、このブログにて。お楽しみに。

追伸①

≪精肉売店 正月用肉の御予約承りを始めています≫

例年12/29-12/31は売店の店先が大変混み合い、行列に成ります。なるべく商品の予約をした上でお出かけ下さい。

<予約なさった方の特典>

・当たり前ですが、並ばずに受け取れます。

・「ちんや」お座敷で正月に使っている祝箸を、予約した方に全員にお付けします。

・さらに抽選で10名様に、金粉を差し上げます!

⇒これを肉に振りかけて、お目出度い雰囲気にて食べていただくわけです。容器も実におめでたい「迎春用ボトル」に入っています。食卓が盛り上がりますよ。

<申込み用紙の入手方法>

・精肉売店店頭で配布しています。

・下記の(↓)FAX番号に書面にて、ご自分のお名前・FAX番号・電話番号を明記した上、申込み用紙をFAXするよう、お申しつけ下さい。使う紙はどんなものでも結構です。

FAX:03-3845-0022

<〆切りは>12月28日

・12/29~12/31日は新規の予約はうかがわず、フリー販売のみ致します。(=「売り切れ御免」です。)

*是非ご予約下さい!

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.393日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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蕎麦のすすり方

すき焼きって食べやすい料理ではありません。

原因は肉の一切れが大きいからです。小さくカットすることも勿論出来るのですが、それでは食べごたえがありません。それで、たいていは一切れが大きいです。

だから、それを手早く口の中に納める為に肉を啜(すす)りたくなります。そう、蕎麦を食べるように。

モタモタ食べていると、肉にガブりと噛みついている状態が続いてしまいますから、格好が良くありません。

イラついて、箸で口の中へ押し込めている人もいますが、あれは流石にノー・グッドですね。むしろ啜った方がマシです。

で、肉を啜っている方をたまに見かけます。

でも蕎麦と違って、

啜ることがマナー

啜れない者は粋じゃない

ということにはなっていませんから、皆さん、遠慮がちに啜っています。

この際、すき焼きを啜ることをOKにしちゃおうか!

と思案しておりました折も折、NHK・Eテレの『土井善晴のホッとするごはん』で、すき焼きをやっていました。

土井先生が関西風にすき焼きを作っていき、それを司会の、後藤繁榮さんという男性アナウンサーの方が食べます。

土井先生のやり方については、このブログの12/21号をお読みいただきたいのですが、とにかく全部の具を鍋に入れ、その上に肉を被せて味を付け、それが煮えたら初めて食べるのです。

さてアナウンサーさん、作っている途中の段階から既にテンションが上がっていて、料理番組なのに実況中継する口調が上ずっています。

ついに土井先生から「どうぞ!」と言われるや、直箸で肉を取り上げ、玉丼に移し、そして、あろうことか、啜りましたあっ。

ず、ずず、ずずずー!!!

すき焼きは、

啜ることがマナー

啜れない者は粋じゃない

と今後は申し上げたいと思います。

食事のテンションが上がりますよ。

それに、なにしろNHK公認ですしね。

遠慮なさらず、さあ、ず、ずず、ずずずー!!!

追伸①

≪精肉売店 正月用肉の御予約承りを始めています≫

例年12/29-12/31は売店の店先が大変混み合い、行列に成ります。なるべく商品の予約をした上でお出かけ下さい。

<予約なさった方の特典>

・当たり前ですが、並ばずに受け取れます。

・「ちんや」お座敷で正月に使っている祝箸を、予約した方に全員にお付けします。

・さらに抽選で10名様に、金粉を差し上げます!

⇒これを肉に振りかけて、お目出度い雰囲気にて食べていただくわけです。容器も実におめでたい「迎春用ボトル」に入っています。食卓が盛り上がりますよ。

<申込み用紙の入手方法>

・精肉売店店頭で配布しています。

・下記の(↓)FAX番号に書面にて、ご自分のお名前・FAX番号・電話番号を明記した上、申込み用紙をFAXするよう、お申しつけ下さい。使う紙はどんなものでも結構です。

FAX:03-3845-0022

<〆切りは>12月28日

・12/29~12/31日は新規の予約はうかがわず、フリー販売のみ致します。(=「売り切れ御免」です。)

*是非ご予約下さい!

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.392日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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寿奇焼き

 「年末年始はすき焼きだ!」

ということで、今年も精肉売店で正月用肉の予約承りを既に開始しています。

例年、年末の12/29-12/31は売店の店先が大変混み合い、行列に成ってしまいます。その様子を見て、買うのを諦めて帰ってしまう方も多いので、なるべく注文は事前に済ませていただきたく、毎年予約を呼びかけているのですが、どうも予約件数はさほど伸びて来ませんでした。

そこで「なんとか予約を増やそう!」ということで、去年から特典を付けました。

座敷で正月に使っている祝箸を、予約した方に全員にお付けしています。少しでも正月らしく食べていただきたいからです。

今年は、さらにもう1つ特典を。

金粉を差し上げます!

これを肉に振りかけて、お目出度い雰囲気にて食べていただくわけです。勿論、食品添加物として認定されている食用金粉ですから、食べても何の問題もないです。

金沢の「箔一」さんで入手したのですが、容器も実におめでたい金彩の「迎春用ボトル」に入っています。

使い勝手も良いです。「七味入れ」のような形のボトルになっていて、トントンすれば、別に盛り付けが上手い人でなくて、綺麗に振りかけていただけます。その肉ですき焼きをしていただきます。

欲しくなってきたでしょう?!

名付けて?「寿奇焼き」?。

これで新年の金運を上昇させていただきます。

勿論、全員にというわけにはいかないので、抽選で10名様に進呈します。

是非是非、肉を予約して金粉をゲットして下さい。

<申込み用紙の入手方法>

・精肉売店店頭で配布しています。

・下記の(↓)FAX番号に書面にて、ご自分のお名前・FAX番号・電話番号を明記した上、申込み用紙をFAXするよう、お申しつけ下さい。使う紙はどんなものでも結構です。

FAX:03-3845-0022

<〆切りは>12月28日

・12/29~12/31日は新規の予約はうかがわず、フリー販売のみ致します。(=「売り切れ御免」です。)

*是非ご予約下さい!

追伸①

クリスマス・イベントを開催します。

「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

とうことで、12/24に「ちんや」お座敷(=個室・大広間)で、すき焼きを頼んだ方に、指宿市の芋焼酎グラス一杯をサービスに致します!

堂々オヤジ・ギャグです。

サービス品だからと言って、質が悪いわけじゃあございません。

白露酒造さんの『岩いずみ』という品ですが、

指宿市山川地区の「黄金千貫」を主に使用。

また国土交通省「水の郷百撰」に認定された、開聞岳の麓より湧き出す天然水(軟水)を使用しています。

白麹仕込と黒麹仕込という製造方法の異なる焼酎を絶妙にブレンドしてありまして、実にマイルドです。

さらに1年熟成させることにより、味わいと甘い余韻を醸し出しています。このメーカーさんは熟成に重きを置いておいでなので、「ちんや」の味に合うと私は思っています。

と、いう次第で「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

お後がよろしいようで・・・

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.390日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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ホッとするごはん

NHK・Eテレの『土井善晴のホッとするごはん』で、すき焼きをやっていました。

「ホッとするごはん ごちそう肉おかず」という回でした。

土井先生の故郷は関西ですから、当然すき焼きも関西風。

牛肉・たまねぎ・青ねぎ・しらたき・麩・しいたけを準備し、割り下を使わずに砂糖・しょうゆ・酒をかけながら食卓で味をつくっていきます。

まず、鍋に牛脂を敷いて⇒肉を入れ⇒その上から砂糖をかけます。かなり大量にかけます。

へえ!と思いましたのは、ここですぐに食べないことです。

大量の砂糖が融けてカラメル状になり、それが牛の脂と混じりあうようにするのです。それまでは食べません。

この方法は、実は合理的です。

糖と脂を同時に加熱した時に起きる「アミノカルボニル反応」を起こさせているのです。

この反応が起きると素晴らしく良い香りがしますが、その香りをかいて、司会の男性アナウンサーさん(=ハッキリ申しますと、オジ様)のテンションが上がります。料理番組なのに中継する口調が上ずっています。

香りが出るだけでなく、この、牛脂と砂糖が融けあったものが鍋のベースに成るわけです。

さて、このような反応が起きたところで、土井先生はザクを入れて行きます。

まず水気のあるもの=たまねぎ・しらたき・(水で戻した)麩

さらに水気のあまりないもの=青ねぎ・しいたけ

そして、さらに、その上に、おおっ!肉を載せてしまいます。結構、どかどかと載せます。

最後に肉を載せる方法は、私は新発田の「八木」さんで見ましたが、土井先生も「最後に肉」なのですねえ。

その肉の上に醤油・砂糖。で、しばらく待って出来上がりです。

どうぞ!と言われ、司会のオジ様、噛みつくように肉を召し上がりました。いやあ、旨そうで実に結構でした。

役得ですねえ。

追伸①

クリスマス・イベントを開催します。

「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

とうことで、12/24に「ちんや」お座敷(=個室・大広間)で、すき焼きを頼んだ方に、指宿市の芋焼酎グラス一杯をサービスに致します!

堂々オヤジ・ギャグです。

サービス品だからと言って、質が悪いわけじゃあございません。

白露酒造さんの『岩いずみ』という品ですが、

指宿市山川地区の「黄金千貫」を主に使用。

また国土交通省「水の郷百撰」に認定された、開聞岳の麓より湧き出す天然水(軟水)を使用しています。

白麹仕込と黒麹仕込という製造方法の異なる焼酎を絶妙にブレンドしてありまして、実にマイルドです。

さらに1年熟成させることにより、味わいと甘い余韻を醸し出しています。このメーカーさんは熟成に重きを置いておいでなので、「ちんや」の味に合うと私は思っています。

と、いう次第で「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

お後がよろしいようで・・・

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.388日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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いい夫婦の日②

いやあ、見逃しました。

エバラさんの、いい夫婦の日のすき焼きのCMを。

11/22を過ぎてから、ツイッターで発見し、まだYouTubeに残っていたので、一応視てみました。

メインは、つるの剛士さん。

奥さん役の竹谷佳織さんと一緒に買い物をしています。この夫婦は「いい夫婦の日」はすき焼きって決めているそうです

優しいつるのさんは、大きい荷物を二つ両手で抱えて歩きますが、

「一つ持つ!」と奥さん。

「なんでよ?」

「だって手がつなげないじゃない」と手をつないで帰る2人の後ろ姿に、

11月22日は、すき焼きの日 エバラ すき焼きのたれ

と文字が被って終わります。

7.666回しか再生されていないので、あまり評判にはならなかったようですね。

この動画は雰囲気は良いのですけど、刺激や話題性には乏しいかもしれませんね。

それ以前に、そもそも割り下のことを「たれ」というのが私は気に入らないのですが、まあ、その話しはさておくとして、この件ではエバラさんに、もう少し頑張っていただきたいですね。

いい夫婦の日に食べるのは、すき焼きに決まっているのです。

一方気になるのは、私がこれを発見した、最初のきっかけのツイートです。まず、

ほんとにすき焼き食べる習慣があるのかググってみたら、夫婦の時間を大切にする日って書いてあって、すき焼きのすの字も無かったから別に私が今日すき焼き食べても良いんですよね?ね

次にこのツイ主さんは、エバラさんのCMを発見して、

「だからすき焼きなのか把握」

と書いています。

うーん、ググった時に、このブログは発見されなかったんですねえ。

エバラさんに引き続き来年も頑張っていただくことにしましょう。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.384日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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キウイですき焼き興し

最近キウイに注目しています。

キウイにアクチニジンというタンパク質分解酵素の一種が含まれているからです。

キウイを食べるとアレルギーに成る、という人がたまにおいでですが、この物質がアレルゲンなのです。

「アレルゲン」というと聞こえが悪いですが、それほど強力な物質なので、便利な使い道もあります。肉のタンパク質を分解して、柔らかくすることが出来るのです。

このブログに何回も書いております通り、私は、肉の仕入れや管理に際して、消化が良い肉=モタレない肉であること、を最重要に考えています。

昨今、見栄え重視の発想や畜産経営上の都合で、世間に消化の悪い肉が実に多く、消費者の肉離れを招いていますが、是非その傾向をストップしたいと私は思っています。

また、特に「ちんや」が在る浅草という土地柄、ご家族連れで、お爺様・お婆様も交えて、大切な食事をしていただくのが、弊店の役割ですので、モタレないことが、とても大事です。

肉料理は色々ありますが、年配の方が一番召し上がるのは、すき焼きでしょう。だから、モタレてはいけないのです。

それで、肉自身がモタレないことが勿論一番重要ですが、さらに加えて消化酵素で消化を促進することも重要となってくる次第です。

その消化酵素が、キウイのアクチニジンなのです。

味の面でも、酸味のあるキウイは、すき焼きのサイドデイッシュとして一緒に食べますと、甘辛い味に飽きた舌をリフレッシュすることができますので、塩梅が良いです。今後注目して使って行こうと思っています。

さて、こう方法に最初に気づいた人は岐阜県にいました。岐阜県関市の洞戸(ほらど)の人達です。

洞戸は日本有数のキウイの生産地ですが、この町で、キウイを活かした町興しを展開しておいでの「NPO法人洞戸村ふるさと塾」の理事長さんと、最近私は知り合うことが出来まして、収穫したばかりのキウイを送って貰うことができました。

たまたま近江肉牛協会の人達の宴会が「ちんや」でありましたので、洞戸のアクチニジンをお試しいただきました。結果、

あれだけ食べたのに、まだ食べられる!というのが何よりの評価で、嬉しいことでした。

今回「すき焼きとキウイ」と最初に考えた方々と知り合うことが出来ましたのは実に有り難い御縁でした。

洞戸の方々は、今後も「すき焼き・肉料理にはキウイが御約束!」とPRして行くお考えのようですので、私もちゃっかり便乗させていただく考えです。

だいたい、すき焼きはアクチニジンと共に摂取すべきだ、という考え方は立派な知的財産なのであって、それを思いついた洞戸の人は先行利益を得るべきだと思います。

キウイとすき焼きで町興し!

キウイですき焼き興し! ドンドン行きましょう。

  追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.382日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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