昼酒

今日が「仕事納め」という方が多いかと思います。
そういう日は夜の食事時間が早まりますから、「ちんや」は通常平日は休憩を入れさせていただきますが、「仕事納め」の日に限っては休憩を入れません。この日は例年そのようにさせていただきます。
さらに近年、「仕事納め」の打ち上げ食事会を勤務時間内の行う、という会社さんが登場しています。
勤務時間外に社員さんを拘束すると、若い社員さんなどから、
それって残業代つくんすかあ?!
と聞かれてしまうので、「働き方改革」して、
夜5時に打ち上げ開始ではなく、
夜5時に打ち上げ終了できるよう、逆算して3時とか2時半とかから開始するのです。
うーん。
昼酒は効きますよお。

Filed under: 今日のお客様 — F.Sumiyoshi 3:27 PM  Comments (0)

あと5日

さて、あと5日です。
今年は11月に間抜けなアクシデントで入院し、復帰してすぐが繁忙期。様子を見ながら務めてまいりましたが、ここまでなんとか来れてありがたいことだと思っています。
そして、この後は年末の肉の売り出し。さらに年始のご参拝のお客様。がんばりどころです。
今年は平成最後、また明治150年の節目の年でしたが、そういう次第で、しっかり回顧できていないのが、残念です。
落ち着けるのは、成人の日の連休が終わってからですね。
逆に皆様は年末年始のお休みですね。平成最後の年の瀬を満喫なさってください。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 7:20 PM  Comments (0)

すき焼きの乱

すき焼きの2018年を回顧しようと思い、ネットではどうなっているのかと
「すき焼き 2018」
と検索してみました、ら、
【2018すき焼きの乱】吉野家と松屋、特徴が分かれた年になった
す、すき焼きの「乱」だって?!
という記事に行き当たりました。
記事は「Photo力」というサイトに出ていました。「写真で伝える情報サイト」だとか。読んでいきますと、
「結論としては、「各店、みんな特色を出してきた…!」という感じ。ちょっと前まで吉野家一強かと思ってたんですが、そんなこともなくなってきました。」
吉野家さんは
・大きい肉もあるが、細かな肉片も多い。
・肉の厚みはそこそこだけど、噛み切れない筋が残ってる。
・食器が良くて、チープな感じがしない。
・割り下は、甘め。すこし人工的というか、後味が若干変に残った(気にならない人は気にならないと思います)
・野菜のクオリティがなぜかかなり良かった。
松屋さんは、
・肉と豆腐メイン。野菜ほぼなし
・肉は薄め
・すき焼きの割り下はかなりのこだわりよう
・お値段は590円
・お味噌汁がついてくるのが松屋らしい
うーん、世間では、2018年はそういう年だったのでねえ。って、言いますか、世間は「乱」とか対決がお好きですねえ。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 8:05 PM  Comments (0)

残すところ1週間

さて平成最後の師走も、残すところ1週間。
この間肉の業界には色々な変化があり、その多くは私が好ましいと思う変化ではありませんでした。
そこで平成時代も後半、平成29年(2017年)1月に私は「適サシ肉宣言」をして、「ちんや」が仕入れる肉の基準を明らかにしました。その件は多くのメデイアやネットで大反響を巻き起こしましたので、ご記憶の方もあろうかと思います。
現状では、おおよそ上手く肉を仕入れられるようになったと考えています。
しかし世間では相変わらず、肉を私とは違った観点で売り出そうとしている方もかなり多いようです。
「ふるさと納税」で「〇〇牛」「△△牛」という産地ブランドを押し出そうという自治体は多いですが、その土地の牛さんは皆同じような血統で、同じように育てられているのですか?バラバラですよね。
「ミスジ」「ザブトン」など、肉の「小割り」をして、そこがやたらと貴重だと言っている人もおいでのようですが、その牛さん全体はどうなのでしょう?私は部位が美味いのではなく、牛が美味いのだと思うんですけど。
綺麗なピンク色の肉の画像をネットに載せて、クリックさせようとしている方も多いようですが、ピンク色=短期肥育=脂がかたくて融けない=モタレる、ですよ。
そうした流れとは違う方向性として私は「適サシ」を提示させていただきました。新しい時代には、そちらの方角へ進んで欲しいものですが、その為には「もうひと押し」が要るのかもしれません。
そんなことを考える年末です。
メリー・クリスマス。

Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:09 PM  Comments (0)

平成最後のクリスマス

今日もクリスマス・イブとか言う日は決ました、か。
忘年会が出来ませんねえ、今日は。
その代わりにクリスマスの御二人さんが、すき焼き屋を、どんどん利用されるかというと、もちろん、そういうケースもそれなりにありますが、大忙しというわけにはいきません。  
クリスマスにデートする人が、皆本気でキリスト様を信じているわけではないでしょうが、なんと言っても、浅草は観音様の土地ですから、クリスマスとはイメージがあいませんよね。
浅草の飲食店で今日休んでしまうところもある位です。
むしろ、時間が経過した御二人さんが多いですかね、「ちんや」では。
この日にフレンチとかイタリアンのレストランに行くと、若いラブラブなカップルばかりで、そうでない方は、居心地が良くないですから、すき焼き屋の方が快適なのでしょう、たぶん。
そう言えば、知人のイタリアンが大好きな社長も、「クリスマスには行かない」と言っていました。「第一部:5時30分〜、第二部:8時〜」とか、入れ替え制が敷かれているのも、その人は気に入らないようでした。
5時半じゃあ仕事終わらないし、8時じゃあ、腹減っちゃうし。
ごもっともです。
そういう、日頃イタリアンを愛好されている方も、たまには、すき焼きをお召し上がり下さい。
お願いします、こちらは静かですから。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:58 PM  Comments (0)

今日が最後

12月23日が祝日なのは、今日が最後のようです。
報道によりますれば、
「政府は国民の祝日である天皇誕生日の12月23日について、天皇陛下が2019年4月30日に退位された後、当面は新たな祝日とせずに平日とする検討に入った」そうです。
へえ、私は残すとばかり思っていました。
これについてネット民は、
「その日はクリスマス前ということもあって、皆浮足立ってると思うんだよね。。。何かの休日のままであって欲しい。」
「クリスマスの直前だしこれこそまさに祝日のほうが、プレミアムフライデーなんかよりもよっぽど経済効果大きいと思うんだよね」
「時期的に休日にした方が経済効果は期待できそうだが。」
・・・と現状維持派が多い模様ですが、12月24日の前日の23日が祝日であることって、経済効果が大きいんでしょうか?皆さん、そう思いますか?
弊店では、実は12月23日が祝日でない方が在り難いんですよね。
12月23日-24日のせいで、忘年会シーズンが22日で終わってしまうんですよね。23日が平日なら、この日も忘年会出来ますよねえ。
あーあ、言っちゃった・・・

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 8:01 PM  Comments (0)

師走蠅ふたたび

今年もまた、この件を書かずにおられません。師走に入り、「ふるさと納税」サイトの広告が、テレビやネットで五月蠅いですねえ。
師走蠅と書いて、フルサトノウゼイと読ませたら良いと思います。
来年から、この制度に規制がかかるとかで、今年は「駆け込み」の様相です。
さて弊ブログの読者さんは、私が「ふるさと納税」を嫌いなことを、既にご存知と思います。
何の所縁も無い土地の産物を買うためだけに自治体に寄付をする行為を「ふるさとの納税」とか称するらしいですが、これは納税の仕組みを利用した安売りに過ぎず、それに「ふるさと」という言葉を充てるのは、素晴らしいこの言葉の尊厳を傷つけていると私は感じています。
それで「ふるさと納税」という言葉に私はいちいち「 」を付けています。自称イスラム国を「イスラム国」と書くようなものです。
「ふるさと納税」の人気アイテムの上位は肉ですが、その肉の味の面でも、「ふるさと納税」は期待できないと私は思っています。
一般論ですが、肉の味にこだわっている流通業者さん(問屋さん)が地方には少ないからです。勿論、一般論ですけどね。
私が創った「肉の熟成クイズ」を解いてみた方は、そこに書かれている仕事の相当部分が、肉の問屋さんの倉庫で行われていることに気づかれたと思います。
牛さんを屠殺すれば、即、肉に成るわけではありません。少なくとも美味しい肉には成りません。
美味しい肉に成らせたければ、そのように取り扱わねばならないのですが、その仕事は面倒です。肉をスピーデイーに流通させたいのに、それを停滞させてしまう形になりましょう。
よって、肉の美味しさにこだわれば作業場からは嫌われます。そんな中で強い意志を持って、流通の現場をコントロールしなかれば行けないのですが、それがお出来になる方が地方には少ないと私は観ています、しつこいですが、もちろん一般論です。
その点、東京や京都であれば、味に五月蠅い料理屋や肉屋がおりますから、その連中が始終、問屋さんにもろもろのリクエストを出します。それが味の向上につながるのです。
例えば、私自身は、問屋さん達と必ず月に一回会食しています。
「会食」と申しましても、すきやきを一緒に食べて感想を言い合うだけですが、そういうことをしている理由は勿論、同じ肉を食べた時に、違う感想を持つようでは困るからです。
そういうことが地方の問屋さんとではやりづらいですよね、残念ながら。毎月上京して、私に会いに来るファイトがおありの方なら、お目にかかってみたいところですが、現実的ではないでしょう。
ここまでお読みになって、分かっていただいたと思いますが、「ふるさと納税」つまり産直システムで買うということは、そういう信頼関係がない先から闇雲に買うということになるわけです。
貴女が、有名ブランド肉を買ったのに美味しくない!という経験をなさったなら、その理由はおそらく、こういうことだったろうと想像します。ご愁傷様でした。
もちろん例外も在ります。米沢市では「米沢牛のれん会」の会員店さんが、市の委託を請けて、「ふるさと納税」の返礼肉を担当しておられますから、現在は美味しいのですが、独占を続けていると、他から妬まれる心配があります。妬みの声に市役所が耳を傾ければ、現在は美味しい米沢牛も安泰とは言えなくなってくると私は観ています。
このように味の面でも、私は「ふるさと納税」というものを高く評価しておりません。
まったく今日も広告が師走蠅いなあ。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

アルハラ

〇〇ハラ
という言葉は平成になって登場した言葉だと思います。
私が20歳代を過ごした1980年代から1990年代にかけては、大学生などの「イッキ飲み」が全盛時代でしたが、アルハラという言葉は未だありませんでした。アルハラという言葉があれば、ほとんど全ての学生コンパがアルハラと言われたことでしょう。
その後「イッキ飲み」による、急性アルコール中毒死がたびたび起こって問題となり、死亡した学生の遺族などが反イッキの社会運動を始め、やがてアルコール強要のことを示す言葉として「アルハラ」が定着していきました。
今では大学生も成人するまで飲まないそうですし、会社の忘年会も大人しくなりました。
酒は手酌で楽しく飲めば悪くないもので、地位を背景に強要するからダメなわけです。
上司や先輩の側が酒を飲めと要求した場合に、勧められた側が断ることを良しとしない・恥をかかされたと感じるなどの風潮が問題なのです。「アルコールハラスメント」と言っていますが、そもそも問題なのはパワーハラスメントの土壌です。
が、実際問題としては今は土壌も酒も同時になくして行く、という形になるのでしょう。
店としては宴会が大人しいと、なんか、不安になりますけど、致し方ないとは思います。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 1:27 PM  Comments (0)

換算

もろもろ押し詰まってまいりまして、
「平成最後」「平成最高」
といった言葉がしきりと使われるようになりました。
で、思い出したのですが、私達にも「〇〇最後」がありました。
私達は「昭和最後の卒業生」でした。
昭和天皇があと三か月長生きなされば、私達の1級後輩が「昭和最後」になるところでしたが、昭和天皇は昭和64年1月7日に亡くなり、そこで昭和は終わりましたから、前年の3月に卒業していた私達の学年が「昭和最後の卒業生」になったのです。
が、最近の若い方には「昭和最後」すらあまり通じません。
ん?それって、何年ですか?
と聞かれてしまいます。
はい、1988年です。
ついでに申しますと、「明治13年創業」も通じなくなってきています。
ん?それって、何年ですか?
と聞かれてしまいます。
はい、1880年です。
平成が西暦に換算しづらくなるまで、私達は生きるでしょうか。
そんなことを考えている内に平成最後の師走も更けていきますね。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 2:13 PM  Comments (0)

スプレー缶爆発事件

アパマンショップの、スプレー缶爆発事件、ひどい事件ですねえ。
今年を代表する経済事件はゴーン氏逮捕かと思いきや、この事件の方がひどいと私は思いつつあります。
大きい会社の店長になるような人がスプレー缶の危険性をご存じなかった、ということが、当初はひどいことだと思われました。
しかし、本当にひどいのは、そのスプレー缶が大量に余った経緯でした。
顧客が希望しないのにも関わらず、消臭剤としてスプレー缶を見積もりに入れ、それだけでも悪質なのに、実際に消臭しないなんて、詐欺でしかありません。
そして消臭しない理由が、人手不足で忙しいから・・・
もうすぐ今年も終わりですが、今年はこういう悪質な事件が起きた年として記憶されるべきだと思います。
こういう会社がこれまで急成長を遂げてきたなんて、
なんか、経済の在り方がおかしいと思わざるを得ませんね。南観世音菩薩。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 10:22 PM  Comments (0)