2018年12月1日
紫峰牛
「紫峰牛」を試食してみました。
「ちんや」では私と弊社員、それから肉の問屋さんも加わって、定期的に肉の試食会をしていますが、そこに問屋の原田畜産さんが出してきたのが「紫峰牛」でした。
「紫峰牛」って、だいたいまず、読めない方が多いと思いますが、「しほう」と読みます。
茨城県の、名山「筑波山」が日光の加減によって紫色に映ることがあることから、「紫峰」と別名がついていて、その麓で育てられていることから「紫峰牛」と名付けられたとか。
つまり茨城県西北部の牛さんで、民間企業の商標です。
「明治33年創業現在の茨城県下妻市にて創業」
とありますが、最初は豚の肥育が多く、最近和牛にも力を入れているようです。
知名度がさほどでもないのは、最近牛に入ってきたことと、一介の企業のブランドだからでしょう。商標登録したのは、平成18年のことのようです。
独自のサイトもあって、以下の特徴が挙げられています。
・A4からA5の発生が高い(約70%平均)
・キメの細かい肉質
・しっとりとしたアブラ質
・コザシで肩から股までぬけるサシの力
・制限給仕による歩留りのよさ
・プロが見れば一目でわかる最高級の肉質
「キメの細かい」「しっとりとしたアブラ」「コザシ」は、弊社の好みですね。
大柄な牛さんはキメが粗くなりがちなので、キメの細かさを求めるのであれば、牛さんを「小ぶり」に仕上げないといけません。そこを目指しているのは結構と思います。
最後の、「プロが見れば一目でわかる」とは具体的に、どういうところを言っているのか不明ですが、今の傾向を続けていただけたら結構と思います。
Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM Comments (0)