震災後の東京人

 GW連休後半の浅草は、久しぶりの賑わいを見せています。

 で、今年の特徴が1点。標準語の人=東京人が多いですね、今年は。例年GW連休に東京人は海外や温泉に出かけますから、浅草には方言を話す方が多いです。しかし今年は違いました。

 JTBさんのアンケートなどでも「日帰りできる、近場で過ごす」という回答の方が多かったので、予想はしていましたが、ここまでの人出があるとは予想以上でした。

 有り難い反面、今この瞬間もお客様が少なくて辛い思いをされている、地方の旅館の方・ホテルの方がおいでと思うと心苦しいです。

 ところで、つかぬ事をうかがいますが、

 浅草は東京ですか。浅草は江戸ですか。

⇒はい、正解を申し上げます。

① 浅草は東京です。最初から東京です。明治新政府が江戸という呼び名を廃止して東京と命名した時から、浅草は東京の一部でした。

②では浅草が最初から江戸だったかと言うと、違います。太田道灌が日比谷に城を築き始めた時、その場所と浅草の間には、湿地帯があって市街地が続いていたわけではありません。途中、寂しい辺りを通らないと浅草へは行けませんでした。

 そもそも浅草は江戸城とは成り立ちが違うのです。

 浅草の成り立ちはハッキリしませんが、奈良時代に集落があったのは確実らしく、もちろん太田道灌より遥か昔のことです。太古の昔は浅草辺りが、隅田川が海に注ぐ河口で、浅草は周囲より少し小高かったので、港が出来ていたようです。その港の近くに浅草寺が建立されたわけです。

 そうです、浅草はそもそも港町だったのです。ご存じでしたか?!

 さて徳川家康が江戸にやってきた時も、まだ江戸と浅草は完全には連続していませんでした。

 江戸が浅草を吸収する直接のキッカケは、米蔵の建設です。武士の給料は米でしたから、米蔵が必要です。そこで江戸幕府は1620年(元和6年)に、現在の蔵前や駒形辺りに「浅草米蔵」の建設を始めました。蔵前や駒形というのは、浅草のすぐ南方です。これをキッカケに江戸と浅草の間の往来が激しくなり、街道ぞいが市街地化したと考えられています。

 その後のことですが、浅草の街の性格を決定的にしたのは、吉原と歌舞伎の移転です。

 まず1657年(明暦3年)に日本橋葺屋町(現在の中央区)にあった遊廓・吉原が浅草北方の千束に移されました。しばらくして1842年(天保13年)に、その吉原の手前の浅草7丁目に「中村座」「市村座」「河原崎座」の江戸歌舞伎三座が移転してきました。

 現在皆さんがイメージしている、浅草=江戸の盛り場という状況が完璧に成立したのは、この頃と言って良いと思います。

 当事の奉公人は、泊りがけで奉公先を休むことを、めったに許されませんでしたから、日帰りで行ける楽しい所=浅草へ出かけるのが御約束でした。浅草が賑わったのは、浅草が江戸からすぐ近くで、しかし、いっとき江戸の奉公先のことを忘れられる、そういう土地柄だったからです。

 そして、それから350年。震災後の江戸っ子あらため東京人は、余震や原発が心配だからと泊りがけで奉公先を留守にすることを諦めたようです。だから日帰りで行ける、楽しい所=浅草へ出かけて見えたのでしょう。

 有り難い反面、今、この瞬間もお客様が少なくて辛い思いをされている方がおいでです。その方々が失業すれば、やがて日本経済全体が沈むこと、間違いありません。

 浅草人は、今の景況が自分の実力などと決して思ってはならず、もし儲けが出たのなら、懐に貯めてはいけません。

 5/3にこのブログで紹介した、二本松市の檜物屋酒造店さんからの、メッセージを再度掲載します。

「有り難うございます。皆様方の心からの応援に深く感謝申し上げます。東北福島の素晴らしい自然の恵みから育まれた、おいしいお酒を皆様にお届けします。私達は頑張ります。日本は一つ、東北は一つ、福島は一つ。絶対に負けません。」

 日本は一つ、と浅草からも申し上げたいと思います。

追伸①

 「青森・岩手・宮城・福島・茨城五県蔵元連合試飲会@浅草in三社祭が開催できない、その日に開催!」の、蔵元さんからの出品の申込締切日は5/2でしたが、一部から延長要請がありましたので、5/6までのばしました。よろしくお願いします。

追伸②

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて431連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。震災不景気でヒマなのでTwitterのリストを作りました。リアルに存じ上げている方のみのリストです。

熱いメッセージ③

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆!

 青森・岩手・宮城・福島・茨城 五県蔵元連合試飲会@浅草

 三社祭が開催できない、その日に開催!

という酒の試飲会の実行委員長をしております。

 出品して下さる蔵元さんからどんどん届く、申込書には熱いメッセージが書かれています。当日の参加者だけに見せるのは、もったいないので、弊ブログに転載しています。4/30と昨日もここで紹介しましたが、本日は3回目です。

(喜多方市・夢心酒造さん)いつまでも福島県を応援して下さい。

(猪苗代町・稲川酒造店さん)当社は嘉永元年(1847年)創業以来、品質第一の伝統を頑固に守り続けております。発送いたします商品は、ふくしまの恵が育んだ「福島県ブランド認定産品」です。「純米吟醸無ろ過原酒 七重郎」、爽やかな香りとしっかりした旨味が特徴です。

(結城市・㈱武勇さん)連合試飲会@浅草開催に感謝いたします。ニッポンの食文化Sakeを、元気につなげていただけると幸いです。日本酒で日本を、浅草を元気にしてきましょう。

(潮来市・愛友酒造さん)茨城も少なからず被害を受け、一時は途方にくれましたが、元気を取り戻し、社員一丸となってがんばって居ります。浅草の粋なお取りはからいに感謝です。

(常陸太田市・井坂酒造店さん)飲んでうまい酒をモットーに酒造りをしています。味のある日本酒を少しでも多くの方々に飲んで頂きたいと願っております。

(水戸市・吉久保酒造さん)「一品」は、いばらきの風土にどっしりと根をおろした清酒です。選ばれた米を磨き、良質の水を使い、良き杜氏にめぐまれて、量をおさえ、ていねいに造り、絶妙な風合いの中に豊かな味わいを引き出した酒です。辛口を辛さではなく、美味(うま)さに感じさせる、芳醇な酒です。

(茨城県境町・萩原酒造さん)境町は利根川流域の恵まれた水利を活かして、室町時代から交通の要所として栄えました。当社は創業安政2年(1855年)。初代・藤右衛門から150余年の歴史を刻み、現在で六代目。中国の「興至れば酒を酌み、興さめればそれを補う人生の哀歓とともに酒ありて、それを酒徳という」から「徳正宗」と命名いたしました。

(古河市・青木酒造さん)五県の蔵を応援していただきまして、大変ありがとうございます。震災・風評被害に負けずがんばりたいと思います。

(日立市・森島酒造さん)日立市北部の海岸街で醸す、創業1869年の造り酒屋です。4代目社長と近代日本画の巨匠・横山大観先生は深い交友があり、終生ご愛飲下さいました。ブランド「大観」は先生による命名です。ラベル等のロゴも先生の手による揮毫を印刷したものです。

(笠間市・須藤本家さん)「酒・米・土・水・木」を家訓とし、自然の循環系リサイクルの中で酒造りを行っています。この度の大震災では樹齢800年来の木々に助けられ、瓦は5棟程の葺き等で大変ですが、軽微な方だと思います。これから日本の復興、日本酒の復興に努めていく所存です。何卒、御支援の程、お願い申し上げます。

(石岡市・石岡酒造さん)永年培われた技術を駆使し高品質で安心・安全な製品を皆様にお届けするため、検査合格米だけを全量自家精米し、すべて自社醸造を行い、最高の製品を最良の状態で皆様にお届けすべく心がけております。又、昨年より社員による米造りも行っています。

(石岡市・白菊酒造さん)当社は文化2年(1805年)創業の造り酒屋です。今回の商品は、大吟醸と純米吟醸を出品いたしました。大吟醸は香り高いフルーテイーな吟醸香と軽やかな味わいが楽しめます。純米吟醸は吟醸の香りとスッキリした味の調和がとれた商品です。

 一応5/2が、蔵元さんからの出品申し込みの締め切り日だったのですが、宮城・福島の方から、5/6まで申し込みを伸ばして欲しい、という要請があり、お請けしました。こういう状況ですし、急にお声かけしましたし、GW連休ですし、5/6なら事務的にもギリギリ間に合わせられそうですので、そうした次第です。

 現在44蔵からご出品いただくことが決まりましたが、最終的には50蔵ほどになろうかと思います。永い歴史を刻んできた蔵元さんばかりです。

 この全ての蔵元さんが、今回の災害を乗り越えて下さることを念願します。

  守ろう東北のSake!

  示そうニッポンの絆!

追伸

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて430連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。震災不景気でヒマなのでTwitterのリストを作りました。リアルに存じ上げている方のみのリストです。

 

 

熱いメッセージ②

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆! 

 青森・岩手・宮城・福島・茨城 五県蔵元連合試飲会@浅草

 三社祭が開催できない、その日に開催!

 という酒の試飲会の実行委員長をしております。

  出品して下さる蔵元さんからどんどん届く、申込書には熱いメッセージが書かれています。当日の参加者だけに見せるのは、もったいないので、弊ブログに転載しています。4/30にもここで紹介しましたが、本日は続篇です。

 (二本松市・檜物屋酒造店さん)有り難うございます。皆様方の心からの応援に深く感謝申し上げます。東北福島の素晴らしい自然の恵みから育まれた、おいしいお酒を皆様にお届けします。私達は頑張ります。日本は一つ、東北は一つ、福島は一つ。絶対に負けません。

 (二本松市・奥の松酒造さん)福島は震災・原発・風評被害と厳しい環境が続いておりますが、弊社としては安全で高品質な商品をお届けできるよう日々考えております。日本酒で東北を、日本を盛り立てて行きたいと思います。

 (会津若松市・末廣酒造さん)創業は1850年(嘉永3年)です。風評被害にも負けず頑張っています。皆様のご支援宜しくお願いいたします。

 (会津坂下町・曙酒造さん)皆様の暖かい心にふれて感動しております。曙酒造は福島県会津坂下町にて年間500石を醸す小さな蔵です。原料米など地元にこだわり蔵人とともに心に残る旨い日本酒を目指し進化してまいります。復興へ向けて出来る事から少しずつ暖かい心を届けたいと想います。

 (国見町・国見町ふるさと工房さん)太陽の恵みをいっぱいに受け、手間を惜しまず情熱を注いで育てられた、果物王国・福島県国見町産の完熟桃「あかつき」を使用した、さわやかな甘さと、豊かな香りのフルーツワインです。

 (大崎市・㈱一ノ蔵さん)長く大きな揺れで商品は瞬く間に崩れ落ち、倉庫は酒と破瓶の地獄と化しました。「一日も早く酒を醸したい」全社員が心の拠り所にして復旧に取り掛かりました。途中くじけそうになった時には、皆様の励ましが後押しとなり、頑張ってこられました。

 (黒川郡富谷町・内ヶ崎酒造店さん)当社は寛文元年(1661年)以来350年休むことなく酒造りを続けている、宮城県内で最も古い酒蔵です。南部杜氏が伝統的な寒造りで丁寧に醸す酒は、すっきりした中にも米の味わいのある上質な酒です。

 (鯵ヶ沢町・尾崎酒造さん)キレのあるキリっとした飲み口をサンプル酒とします。当蔵は青森県内の西海岸に位置する小さな蔵ですが、手造りをモットーに、一つ一つの工程を丁寧に酒造りに励んでおります。復興支援に感謝致します。

 (盛岡市・菊の司酒造さん)全国からの応援により社員全員、元気に仕事をさせていただいております。岩手オリジナル酵母「ゆうこの想い」で醸した酒をご賞味下さい。

 (盛岡市・あさ開さん)南部杜氏の郷、岩手の御酒です。現代の名工・黄綬褒章受賞の南部杜氏・藤尾正彦が南部流伝承の寒仕込製法で毎年丁寧な酒造りを行っています。岩手のお米に拘り、仕込み水は環境省認定「平成の名水百選」に選出された「大慈清水」を使用しております。平成以降、全国新酒鑑評会19回連続入賞、内16回金賞受賞蔵。

 (北上市・喜久盛酒造さん)明治27年創業、岩手県北上市唯一の酒蔵・喜久盛酒造です。先の地震で蔵に大規模なダメージを蒙ってしまいましたが、幸いなことに従業員もお酒も無事でしたので、是非弊社の、震災を乗り越えたお酒を味わってみて下さい。

  メッセージ、まだまだありますが、今日はここまで。

  ちなみに、この「一言」欄は「120文字以内で」と指定しておいたにもかかわらず、大勢の方がそれを無視なさっています。

  行間に漲る闘志を感じとって、無事なのに凹んでいる、こちらが恥ずかしくなります。

  守ろう東北のSake!

  示そうニッポンの絆!

  負けられません、絶対に。

追伸

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて429連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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緊急避難

 食べ物は「地産地消」するのが理想形と言われており、私もそうだろう、と思っています。

 一方、今私が実行委員長をしている、

「五県蔵元連合試飲会@浅草」 については、東北・茨城の御酒を、東京の料理屋が仕入れるように仕向けるわけですから、その理想形からは遠のくものと言えます。

 でも、今は非常事態であって、東北方面の消費需要が大きく落ち込む状況ですから、緊急避難的に東京や関西方面の需要に頼るのは、致し方ないと考えます。

 手造り・家族経営の蔵元さんからも、既に多くの出品申し込みをいただいています。出品明細を見ても、パソコンが使われておらず、手書きのものがたくさんあります。普段は、納品先は少数なのだろう、と想像できます。

 致し方ない、と言い切れたのは、今回のことを、日本のスローフードに大変お詳しく、「食の街道を行く」の著者である、向笠千恵子先生が支援して下さることになった時です。 

 地酒に詳しいどころか、地酒に一生を捧げたような人と交流があるので、蔵元さんの数が寂しければ口説きましょう、と。有り難いです。

 その御蔭様もありまして、だんだん申し込みも増えてまいりました。5/2が蔵元さんからの申し込みの締切りですが、締切日を待たずに、寂しくはないところまで、増えています。

 後は、試飲者の数が適当な数で、かつ有力なバイヤーさんが来て下さるか。

 それと、プレス・リリースもして、少しはメデイアに知らせようと思っています。なにせ、三社祭を中止したことで、浅草は「凹む東京」の代表になった観があります。

 凹んでばかりはいないぜ、という辺りを、その三社の日にお示ししたいと存じます。

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆!

追伸

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて428連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。震災不景気でヒマなのでTwitterのリストを作りました。リアルに存じ上げている方のみのリストです。

 

熱いメッセージ

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆!

 青森・岩手・宮城・福島・茨城 五県蔵元連合試飲会@浅草

 三社祭が開催できない、その日に開催!

という酒の試飲会の実行委員長をしております。

 出品して下さる蔵元さんからどんどん届く、申込書には熱いメッセージが書かれています。当日の参加者だけに見せるのは、もったいないので、ここに転載します。

 どうぞご覧下さい!

(黒石市・鳴海醸造店さん)頑張ろう日本。みんなで元気に。

(弘前市・六花酒造さん)青森もがんばります。みなさんがんばって下さい。

(弘前市・丸竹酒造店さん)当社は1686年創業以来、世界遺産・白神山地の玄関口で、地元を中心とした販売を行ってまいりました。小さな造り酒屋で、すべて手作りの酒です。申し込みの酒は、白神産地の伏流水を仕込み水に使用し、長期低温醗酵させた、口当たりの良い、辛口の酒です。

(十和田市・鳩正宗さん)青森県十和田市で鳩正宗・八甲田おろしという地酒を製造販売しています。震災以降、地元消費の落ち込みが激しく、元気のないのが現状です。私どもにできることは、まずは地酒で地元を元気にすること。是非とも、青森・十和田の地酒を応援して頂きたいと思います。

(八戸市・八戸酒造さん)漁師町八戸で「陸奥八仙」というお酒を造っています。新鮮な魚介を始め、様々なお料理と共に楽しんで頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

(八戸市・八戸酒類株式会社八鶴工場さん)「蔵物語」では口当たりの良さと味の幅を、「南部史」では山廃という製法の個性、生貯蔵酒では新酒らしい風味をご賞味頂けます様に、タイプの異なる純米酒を用意致しました。末広がり(八)の縁起物(鶴)を懐に入れる(飲む)という洒落の気持ちでお楽しみ下さい。

(五戸町・八戸酒類株式会社五戸工場さん)「如空蔵」の酒造りは、蔵井戸の湧き水を汲み上げ、清澄な大気の中で醸した地酒です。「五感で醸す手造り」、低温長期型醗酵の南部流儀と十号酵母にこだわり、「ピュアで淡麗」「ふくよかな旨味」「喉越しにいい後味」をさらに磨き、五戸ならではの新しい地酒の旨さに挑戦し続けております。

(青森県おいらせ町・桃川株式会社さん)「桃川純米酒」=米の旨味を充分に活かした、まろやかで、コクと旨さが楽しめる酒。全国酒類コンクール純米酒部門2008年第二位。2004年第一位。「ねぶた淡麗純米酒」=純米酒に淡麗な味わいとスッキリした喉越しを求めた辛口酒。全国酒類コンクール純米酒部門2009年・2008年第一位。

(盛岡市・桜顔酒造さん)はなはだ微力ではございますが、復興の一助になればと思っております。出品酒「特純・南部冨士」どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

(八幡平市・株式会社わしの尾さん)巌鷲山とも呼ばれた岩手山の麓で、その清らかな伏流水で仕込む「鷲の尾」は、ほぼ全量が岩手県内で消費される日本酒です。今の所販売先を増やす予定はありませんが、イベントに協力させて頂きたく、お酒を送り致します。ご感想をお聞かせ頂ければ嬉しく思います。

(一関市・両磐酒造さん)滋賀県産契約減農薬栽培農場で取れた「玉栄」。大粒の米質、醗酵よく、「玉栄」特有の香味深くまろやか。使用酵母は「ゆうこの想い」(岩手県工業技術センター)

(塩釜市・株式会社佐浦さん)震災以来多くの皆様方より暖かいお見舞いやご支援をいただき本当にありがとうございます。今は1日も早く完全復旧を成し遂げ、「日本酒のチカラ」で、より多くの皆様に「安らぎ」や「潤い」をお届けできるよう、社員一丸となって頑張って参ります。

(宮城県大和町・大和蔵酒造さん)超辛口、日本酒度+20でおなじみの清酒「雪の松島」。今回ご提供しますお酒は、その対極にある-18度の超甘口の純米酒です。甘口と言ってもスッキリとした、その味わいは、食中酒としても利用できる一品です。

(茨城県大洗町・月の井酒造店さん)当社は創業慶應元年。日本民謡「磯節」の発祥の地(当事の)磯浜村で「松前屋」の称号にて酒造りを始め、漁舟の出舟・入舟に欠かせない祝酒として愛飲されて来ました。「うま口」が特徴になっており、最高品質の米を研磨し、昔ながらの手造りで醸しました地酒です。

(日立市・椎名酒造店さん)大震災にもめげず湧き出づる、名水の誉れ高い、弱アルカリ性の軟水と極上の酒造好適米を使い、当主自らが造っています。こんな真ごころのお酒の一献で、元気を取り戻して下さい。元気浅草の1日も早い復活を願い上げます。

(常陸大宮市・根本酒造さん)前代未聞の災害でしたが、私達は元気です。地震に屈しない茨城の蔵元の心意気を御覧下さい。

(結城市・結城酒造さん)このたびの大震災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。私たちにできる事は皆様に喜んでいただけるお酒を造ることです。出品酒の銘柄名「結(ゆい)」には、人と人とを結ぶという意味も込められており、地元・地域の活性化につなげていけたら、と思っています。

(笠間市・磯蔵酒造さん)「酒は人ありき・・・人々の喜怒哀楽と共にある、何気なくても大切な日常」をテーマに、たくさんの人々との関わり合いの中で、米の味と香りのする「ライスイ」な酒に仕上げます。

(常総市・山中酒造店さん)「一人娘」の酒蔵は鬼怒川のほとりにあり、八代続く古い蔵である。一人娘を育てるように、誠意と愛情を込めて酒を造る。鬼怒川の軟水を使用した、口当たりのまろやかな淡麗辛口型。

(つくば市・浦里酒造店さん)がんばっと茨城!

(取手市・田中酒造店さん)創業356年。茨城県内で7番目に古い企業・取手市の田中酒造店。地産地消にこだわり、取手の水・取手の米を使った、本物の地酒です。手造りの味わいもどうぞ、お楽しみ下さい。

 メッセージ、今日はここまで。

 ちなみに、この「一言」欄は「120文字以内で」と指定しておいたにもかかわらず、大勢の方がそれを無視なさっています。

 それでもイヤな気がしないのは、こういう時勢だからでしょう。

 守ろう東北のSake!

 示そうニッポンの絆!

追伸

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて426連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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ツイッター検索

 私はたまにしかやりませんが、ツイッター上でキーワード検索をして、その単語をつぶやいた人をフォローして行く、ということをなさっている方が、大勢おいでのようです。今私は、

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆!

 青森・岩手・宮城・福島・茨城 五県蔵元連合試飲会@浅草

 三社祭が開催できない、その日に開催!

という酒の試飲会の実行委員長をしておりまして、出品して下さる、蔵元さんを増やすのが、現時点でのテーマです。

 それで、蔵元さんから参加申込みがあるたびに、以下のようにつぶいています・・・

「青森・岩手・宮城・福島・茨城五県蔵元連合試飲会@浅草in三社祭が開催できない、その日に開催!」実行委員長の住吉史彦です。この試飲会に宮城県大崎市の株式会社一ノ蔵さんが出品して下さることになりました。感謝です。守ろう、東北のSake!示そう、ニッポンの絆!」

同様に・・・

 八戸市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 黒石市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 弘前市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 十和田市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 おいらせ町の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 盛岡市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 八幡平市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 一関市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 大和町の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 国見町の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 日立市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 大洗町の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 笠間市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 結城市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 常総市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 常陸大宮市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 つくば市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

 取手市の○×酒造さんが出品して下さることになりました。感謝です。

まだまだありますが、しつこいので、この辺までにします。

 で、こういうことを私がつぶやきますと、それを、まったく存じ上げない方がリツイートして下さいます。

 どういう方なんだろう、と思って、その方のプロフィールを拝見すると、なるほど!でした。出品して下さる蔵がある、その町のご出身で、今は東京にお住まい方なのです。

 故郷のことを案じ、その地名をキーワードにしてツイッター検索をしていて、つぶやいた人をフォローしていらしたのでしょう。それで、私のつぶやきを発見して、支援したいと思い⇒リツイートして下さったのだと思います。

 改めて申すまでもなく、蔵はその町のシンボルです。その町のご出身の方にとっては、大きな、大きな意味があります。

 だから、その蔵が栄えなくては、本当に困るのです。是非にも、成功させたいです、この催しを。

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆!

追伸

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて425連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。震災不景気でヒマなのでTwitterのリストを作りました。リアルに存じ上げている方のみのリストです。

読んでいるだけで景気がよくなる

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆!

 青森・岩手・宮城・福島・茨城 五県蔵元連合試飲会@浅草

 三社祭が開催できない、その日に開催!

の実行委員長になった関係で、今私は多忙を極めています。

 花見シーズンが終わってから、この企画を唐突に立ち上げましたので、なにしろ、時間がありません。

 この件以外の用件で、私のアポを取ろうと考えておいでの方には、お待ちいただいていて、申し訳ありません。またメールを送ったのに、返信が遅いぞ、とお思いの方にも申し訳ありません。5/21までこの状態が続くと思いますので、悪しからずご了承願います。

 そう書いている今も、続々と蔵元さんから、申し込み書が送信されてきて、本当に嬉しいです。1本1.000円しかお支払いしないと申し上げているのに、皆さん、それ以上の単価の御酒を送って下さいます。感謝の一言です。

 申し込み書には、「参加者へ一言PRを」という欄を作ったのですが、そこには地震に負けないぞ!と元気そのものの、蔵元さんたちの強い気持ちが書き込まれています。

 一日もはやく完全復旧を遂げ、日本酒のチカラで皆様に、恩がえし・・とか

 名水の誉れ高い仕込み水が、震災にもかかわらす、湧き続けています・・・とか

 その全文を5/21当日の参加者にも、読んでいただきたいと思い、一生懸命パソコンに入力しています。そのせいでまた忙しくなりますが、勿論、イヤな気はしません。

 そんな中、嬉しいことがもう一つ。

 私が経営コンサルでお世話になっている、二条彪先生には全国に門下生がいて、東北の蔵元さんにも教え子がいたように記憶していたので、出品要請の書類を転送していただこうと思ったら、快くお引き受けくださり、それだけでなく、全国1万人のメルマガ読者に、この件を知らせて下さいました。

 もちろん、この企画は業務用のプロ向け試飲会ですが、飲食やホテル旅館にも教え子がいるので、きっと参加して下さるでしょう。

 そのメルマガの紹介文には以下のように書かれていました・・・

 さすが!浅草!
 三社祭りがなくても,さらに元気で威勢いい!
 なんだか読んでいるだけで,景気がよくなる感じです!

 「読んでいるだけで景気がよくなる」とは、商売人にとっては、最高の褒め言葉です。嬉しくて涙が出ます。
 当日まで突進あるのみ、と決意している所です。

追伸

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて424連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。震災不景気でヒマなのでTwitterのリストを作りました。リアルに存じ上げている方のみのリストです。

  

観光庁

 日本政府観光庁を訪問しました。

 三社祭が開催できない、その日に開催する予定の、

 青森・岩手・宮城・福島・茨城 五県蔵元連合試飲会@浅草

に対して、観光庁の後援を申請するためです。国際観光日本レストラン協会のH専務理事も同行して下さいました。

 今回の試飲会の主催者は浅草料理飲食業組合で、不肖・私が実行委員長です。そのような頼りない組織が開催する催しに、観光庁の後援を出すには、時間の制約もあり難しいようですが、話しを聞いていただけるだけでも、勿論意味はあります。

 そういう次第で、霞ヶ関の政府合同庁舎3号館に向かいました。観光庁は国土交通省から独立したわけですが、場所的には今も同居しています。

 さて、庁舎内は節電で、うす暗〜い雰囲気。

 でも応対して下さった、観光産業課の専門官さんは、レストラン協会のH専務が仲介して下さったこともあり、私の話しを丁寧に聞いて下さいました。観光庁記者クラブに今回の件を、プレスリリースするのは問題無し、ということでした。

 三社祭を中止したことで、「凹む東京」のシンボルになっている観のある、浅草から、何か前向きなメッセージを日本中に発信したい、その思いだけで、何の成算も無く、動き始めた今回の話しを、既に多くの方が支援して下っています。

 国際観光日本レストラン協会のH専務理事も勿論そうですが、東京都料理業組合のM理事長も賛同して下さって、都内の加盟店全店にチラシを送付して下さることが決まっています。

 思えば、30歳でサラリーマンをやめて、「ちんや」に入り、自分の店の外でも、地元と業界で働いて、その間に築いてきた、私のネットワークを、今フル活用しています。この15年間の中間決算と言っても良いかもしれません。

 単なるおつきあいとか、単なる仲良しとかでなく、何かの仕事に着手した時に、お互いに共感して助けあえる、本当の仲間が、今の私にどれほどいるか、今回それが試されます。

 既に支援を表明して下さった皆さんには、心より御礼申し上げます。

 それはこれから、という方にも、フライングで、御礼申し上げておきますね。ひとつ、ヨロシク!

追伸

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて422連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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大それた話し

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆!

 青森・岩手・宮城・福島・茨城 五県蔵元 連合試飲会@浅草

 三社祭が開催できない、その日に開催! 

 浅草料理飲食業組合が、今、被災蔵元と一緒に立ち上がります。

 というタイトルの、この企画は、実に大それた話しです。 

 青森から茨城まで、全ての蔵元さんにお声かけして、御酒を浅草へ送ってもらいます。それを東京の料理屋の皆さんに試飲してもらい、今後の仕入れを検討していただく、そういう次第です。

 主催者は浅草料理飲食業組合で、不肖・私が実行委員長です。

 極端に短い準備期間の中、突貫工事で準備しています。皆様のご支援を切にお願い申し上げます。まずは、主催者メッセージをお読み下さい。

飲食店で働く皆様へ

 浅草料理飲食業組合・組合長

 飯田龍生(「どぜう飯田屋」四代目店主)からの緊急メッセージです。

 このたびの大震災で被災された皆様へ、まず以って心よりお見舞い申し上げます。

  さて、あの日から一ヶ月がたちましたが、報道を見ておりますと、復興にはまだまだ時間がかかるものと思われます。そして、この状態を座視いたしますと、日本経済全体が沈滞化し、それによってさらに復興が遅れるものと、深く心配いたしております。

 だから今、声を大にして、「チャリテイー消費」を喚起しないといけません。そして御酒のチャリテイー消費拡大のためには、飲食店がこれまで以上に真剣に、東北・茨城の御酒について、学習する必要があると思います。そこで今回被災県の全ての蔵元さんにお声かけして、連合試飲会を開催したいと存じます。

  同時にまた、この試飲会は浅草再浮上の機会でもあります。三社祭を中止したことにより、「浅草に元気が無い」というイメージが世間に流布されつつあります。なんとしても、このイメージは払拭しなければなりません。「東北・茨城の御酒を、浅草で飲もう!」ということで、復興に弾みをつけ、同時に浅草にお客様を呼び込みたいと存じます。

 この会を、三社祭が開催できない、その日に開催いたします。浅草も被災地と一緒に前へ進みたいと思っています。

  各県酒造組合さんの御協力をいただき、この会を実現したいと考えています。ここで美味しい御酒を見つけ、是非とも仕入れていただきたいと思います。

 この会には各店舗から複数人数でご参加いただくこともできます。ご主人様・女将さん・飲料担当者様・調理担当者様、お誘いあわせの上、ご来場下さい。

 また皆さんの試飲風景を撮影して、後日蔵元さんに送ろうと思います。是非笑顔でご協力いただき、被災地へ届けたいと存じます。

 ご高配・ご参加を賜りたく、心より、お願い申し上げます。

 御酒売るぞ、ニッポン! 

 復興するぞ、ニッポン!

 (メッセージ終わり)

追伸

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 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて421連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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雇い入れ

 昨日も福島で余震がありました。

 で、その地震で食事に行けなくなった、という人がおりました。東京は大したことないにもかかわらず「予約をキャンセルしたい」って。

 台東区在住だって事は存じてますよ。本当に被災した方だっておいでなのに、嘘は良くないですね。恥ずかしくないんですかね。さて、

 先日ツイッターのタイムラインを見ていて、人材派遣会社を経営されている、旧知のC花女史のツイートを発見しました。

 「仙台TKPカンファレンスセンターにて面接会なう。震災で被災した方ばかりです。能力が高く良い方ばかりです。この面接会を行って本当によかった。皆さんのお役にたてて本当によかった。当社にご応募頂きましてありがとうございました。<(_ _)> 」

 読んだ瞬間、超速リプライしたことは申すまでもありません。

 貴女は偉い!

 実は、同様に浅草でも、被災地の方を雇い入れよう、と活動しておいでの方もいます。大変素晴らしいと思います。尊敬です。

 しかし、その浅草観光産業も、原発・停電で冷え込んでいて、深刻な事態です。しかもその状況が長期化しそうです。

 そうした中で雇用を拡大する、ということは、会社経営上、重大な負担となる可能性があります。被災地支援は当然ですが、自らリスクを負ってまで支援するのは、なかなか困難と思います。

 だから、それよりもまず需要を発生させることを考えないといけません。需要の発生⇒雇用の発生、という経済の道理を踏んだ上で、被災地への支援をする方法が順当と思います。

 そのためには、今、被災地の産品を仕入れて売り、そのことを宣伝することが、やはり良いと思います。河野俊嗣 ・宮崎県知事も、県民にツイッターで「震災支援消費活動(チャリティ消費)」を提案されています。

 例えば、被災地産の酒を買った方に、浅草らしい希少性の高いノベルテイーを差し上げます。そうすれば、被災地産の酒が他県産より売れて行きます。

 さらに、そうしたサービスをしていることを、ネットやマスコミを通じて、PRすることにより、それに共感して下さった方を、お客様として浅草へ呼び込みます。

 このように、被災地の産品を仕入れをすれば、先方企業の仕事が増え、現地で人を雇い入れることができます。

 お客様として浅草へ呼び込む=需要の発生⇒(現地での)雇用の発生、という流れをなんとか造り出したいものです。

 まだ発表できませんが、勿論、私たちは策を練っています。

 今回、三社祭を中止したことで、浅草もすっかり評判を落としています。三社に使うハズだった経費を義捐金として寄付する予定なのですが、そちらの方はあまり報道されず、中止したことだけが有名になりました。

 それに「三社に使うハズだった経費」といっても、大企業やセレブの皆さんの巨額寄付の前では霞みますよね、実際問題。

 でも、このままの状態を座視しているわけではありません。我々らしいやり方で、世間を驚かせる日が来ると思います。請う、ご期待。

追伸①

 雑誌「ノジュール」2011年4月号に載せていただきました。「50代からの自分ライフを格好よく!」というコンセプトの雑誌です。

 その「ザ・東京めし これぞ江戸の味!」というコーナーに載せていただきました。

 JTBパブリッシング社より発行。定価750円だとか。

追伸②

 仙台牛メニューの提供を開始しました。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号は03686-13232。

 美味しく食べて被災地支援を!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて408連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

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Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)